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学期が終わり、クリスマスも終わって、新年に向かいながら今年のことを振り返っています。

臨床医としての職務・規範から距離を置いて、ヘルスポリシーの入り口に立つ。 ヘルスポリシーの今日的将来的話題から、それにまつわる学問分野の知識を理解し、その実際的運用を学ぶ…という大きな流れに流されながら、はた、考える。 臨床医として直接、患者さん・家族のために自分の医師としての能力を精一杯ストレッチしてより良い医療を提供することに一段落をつけて、より多くの人の健康に役に立てるようにと考えてここまできたが、さあて、医療政策のなんとなくの権力的な姿勢というのか、健康への関わり方にすこし戸惑っているようだな、と。

対象となる人口が大きくなればなるほど、政策的決定はelitismなtop-downなアプローチをとって、みんなからお金を集めて(税金)、規制やインセンティブで誘導し、ある政策の実現を目指す…とfinancingやhealth economics、policy analysisなど細分化された学習をしていると、ビッグピクチャーとしてはこう感じる。一方で、医療政策、医療政策といっているが、政策・政治が人々に健康をもたらすかは幻想で、政策で病気が治る訳ではないし、亡くなった方が帰ってくる訳でもないー...個々の生物学的病的状態は影響を受けない。とも感じる。(その中でも、予防は政策が権力を持って人々の健康に介入できる点で魅力的なのかもしれない。メタボ対策等) このあたりは、クラスでディスカッションしていて感じる違和感だった。医療政策が人々の健康を害することはあるが、健康に貢献することは少ないのではないか?では、どの辺りに価値を置くかー...特に医学のバックグラウンドを持たないクラスメートに、効率や効果について議論するたびに不安に感じたことだった。どのくらい個々の人々の健康への責任に対して当事者意識をもっているのかなあ、と。(追記:この辺りマクロでのアプローチに対する自分の’感覚的’納得感が不足しているのと、マクロだけの教育を受けている場合の危うさに対する危機感、だと思います)

医療政策で特に重要なのは、個々人の健康被害にまつわるリスク(特に経済的な)・不利益を社会でシェア出来るようにすること、健康被害のどの範囲をどの様にカバーするか決めること、人々がより健康によい生活ができるよう環境を作ること、医療者がよりよい医療を提供できるよう環境をつくること…と考えながら、自分の腑に落ちるところまでには至っていない。

あと今年も残りすこしですが、この辺りの問いを抱えながら過ごしたいと思います。

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