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ロンドンでもすっかり花粉症にやられています。

この季節になるといつも、私の友人の父がエコロジー耳鼻科医だったのを思い出します。患者が減ってこないように、せっせと裏山に杉を植樹していた…。ホントだったら怖いですが…。 

以前のエントリーでも紹介しましたが、英国では医療情報の国家的IT化を推進しており、それに伴って「誰が医療情報を持つのか」という議論が盛んです。今週のBMJの記事です。

BMJ  2007;334:510 (10 March)
My illness, my record
Tessa Richards, assistant editor, BMJ
 Full access to personal health records should be a right, not a privilege
Few doctors would disagree that continuity of care matters, or that recent changes in medical training and practice have reduced it. Those who have escaped the frustration of dealing with a patient who has run the gauntlet of professional opinion and whose notes are "missing" lead a charmed existence.
 ここで、「医療情報は患者のものである」はよいとして、さてっ、”医療情報のすべてを患者が持つ”としたとき、そこには必要とされる情報とともに、事実としての 

”不愉快な真実 an uncomfortable truth”

が多く含まれています。生命予後に関わる病気の進行はもちろん、ちょっとした検査値の増減やグレーゾーンの検査解釈などに、疫学的医学的知識が不足する患者が右往左往するのは必死。
国が”情報公開”として、医療情報の患者公開を義務化したとして(得意の”丸投げ”で。公開するから責任は皆さんがとりなさいよ、と)、現場ではかなり腹の据わった対応が必要となりますよね…。”後悔”にならないように、一律公開ではなく、ガンの告知作法よろしく、原則公開で患者に選択してもらうのが筋でしょう。
このBMJの記事では「利益が害を上回ると考えるのでよしっ」と一言で片付けていますが…。

 

 これは「不都合な真実」です。

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