| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | ||||
| 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
| 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
| 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
| 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
英国は初の鳥インフルエンザの大量発生で大騒ぎです。
その農場が東部サフォーク州にある七面鳥業界最大手のBernard Matthewsのものであることから余計に注目されています。そのBernard Matthewの立身出世物語(七面鳥1匹から商売を始めた…など)やその豪勢な生活(自家用ジェットや豪邸…)、爵位をもらったこと関連などなど。鳥の発症は今のところ感染経路が分かっておらず(ハンガリーで確認されたウィルスと同型で、この会社がハンガリーにも大規模な工場をもっていることから調査も進んでいる)、それまでの対策も今回の報告も迅速であったので、事故的な発症の可能性が高く、個人に関する記事は単なるゴシップですが。これに対して、即刻退陣されて、メディアに出てこない不二家創業ご家族はどのような生活をなさっているのでしょうか?…興味があります。ゴシップですが…。
ところで、最近世の中で”ビジネス”が注目された影響か、日本でも欧米でのようにダブルディグリーとして医師がビジネスを学ぶことが多くなっているようです。多くの方が米国や日本のMBA(Master of Business Administration)の取得を目指します。
その中でも私の中の(個人的に尊敬している)代表的なMD/MBAは
日本では河北博文さん(シカゴMBA)
海外ではErnest Darkohさん(オックスフォードMBA)
そして、英国代表としてはRichard Smith(スタンフォードMBA)さんである。
Richard Smithさんは、2004年まで13年間British Medical Journal(BMJ)のエディター兼チーフエグゼクティプを務めた方。BMJを退職後、米国大手の医療関連会社のヨーロッパCEOに就任して物議をかもしました。
BMJには医師がマネジメントを学ぶ意義について述べている文章もよく掲載していました。
BMJ 2003;326:610-611 ( 22 March )
Editorials
What doctors and managers can learn from each other
A lot
Doctors and managers have different cultures, which opens up possibilities not only of fruitless fighting but also of rich learning. I've belonged to both cultures. In 1989 I went to the Stanford Business School in California with a typical doctor's view of management: boring, uncreative, and best left to those incapable of doing anything better. I came back thinking the opposite. To be able to mix together ideas, people, and resources to makes things happen is creative, difficult, and a privilege. Generally, there is even more uncertainty in management than medicine. Having now inhabited both cultures it's clear that they have much to learn from each otherand where better to do that than within healthcare systems, where they work alongside each other?
どうですか、これを読んでビジネスを学びたくなりませんか?特に管理職的仕事に就き始めた指導医の方や、病院・医療のマネジメントに興味・不満を感じている方、または自分のビジネスを起こしたい医師の方…。
私も正直言って MBAや自分でビジネスを起こすことに本当に興味がありました。でも「医療」というのは、そのよるべき立場によって、本当に見方が異なるので、今後自分がどう日本の医療に関わっていきたいかをきっちり決める為に、ビジネスに軸足は置かない方がよいかと考え、今にいたります。最近、ビジネス倫理(エンロン事件などが代表的なきっかけとして挙げられる)が強く問われることから、MBAでも倫理教育や学校による「よりよい社会にすることに貢献する」という姿勢を、教師が体現そして繰り返し言及することで教育していますが、結果はいかに。
私はその卒業生の今後の活動に注目・期待しています。
固定リンク | コメント (13) | トラックバック (0)
コメント
コメント一覧
あ、申し遅れました。私は山口で勤務医をしておりまして、某田舎の国立大学経済学部経営学科中退で。しかも今年の3月から「児童文学」を専門として、ケンブリッジかちょいランクが下の大学院へ留学する娘のオヤジです。治安が気になる英国ですが、先生は如何でした?弟は英国に肝臓移植で留学していましたが、4,5年前ですので参考にならないかもと書き込みました。何か良いアドバスなりご意見があればよろしくお願いします。
私がいるロンドンは場所によって治安がまちまちです。”マルチカルチャリズム(多数の民族が自分の言語習慣宗教カルチャーなどを維持しながらの共存、とでもいうのでしょうか)”と”格差”が顕著で地域によって出身地が同じ人が固まっていたり、経済状況が似たような人が集まったりしています。その地域によって犯罪件数などが違います。ストリートでは窃盗などがよくありますが、注意しながら安心して暮らせる程度、と考えてよいかと思います。他の都市では都市間の”格差”があって、治安についても異なるようですが…。
経営学部出身者からみた医療へのお考えなどまた聞かせて頂けたらと思います!
Charles River先生
お名前からすると、いわゆるトップティアーのビジネススクールの方のお話を聞いていらっしゃるのですね。学費も高いですし、保険やら生活費やらで相当かかりますよね…。その後にその資金を回収しようとして、より給与の高い職業を目指してしまう(より収益利益重視)になってしまうのでは…と邪推してしまいますよね。
よろしかったら、そちらで聞いたお話や、興味・関心のあったところを教えて頂けたらと思います!
金銭的には…ということですよね。医師→MBA留学→外資系コンサルは結構いると思いますが、医師→外資系コンサル→MBA留学はいままでいるのでしょうか?その後はどのような活躍をされてるのでしょうかねえ。
私自身としては、金銭的なことだけを考えると、職場を選んで医師をつづけることが、一番リスクのすくなく金銭的に恵まれると考えています。技術を生かしたプロフェッショナルですし、需要も安定してありますし。スモールビジネス(開業)のリスクも(本当に大変ですが)他業種よりも小さいと直感的に感じますし。どうでしょう?
様々なことに興味を持って、自分の現状に不安・不満をもつ…。ちょうど私の世代(団塊ジュニア)で(医師・医師以外も含めてですが)話をすると、よく「知的に刺激的で、バリバリ仕事をして報酬もいい自分のやりたい仕事」をしていきたいねという話になります。大抵はお互い社会人歴5〜10年でキャリアも充実してきてるが、隣の芝生が青く見え始める…。そんな時で友人の言っていた「計画された偶然」キャリア論ですが、(うろ覚えでしたので以下HPの引用です)
「ところで、ビジョンが思い付かない人もいるかと思うのですが、そういう人に福音になる考え方があります。従来は自分の天職を探すのがキャリアの理論の主流で、どこに錨を降ろすかを探す「キャリア・アンカー理論」が一般的な考え方でした。ところが、最近はプランドハプンスタンス(計画された偶然性理論)という考え方が出てきました。これはどういうことかというと、「キャリアは偶然の積み重ねで予期せぬ出来事でできる。だから、予期せぬ出来事をいかにチャンスに結び付けるかが大事。ゴールは生涯に渡って学習する、あるいは毎日をエンジョイすることで、キャリアの意志決定をすることではない。そして必要ならチャンスを作り出す行動をする」ということで、スタンフォード大学のジョン・クランボルツ教授が提唱しています。
その行動は5つあって、1つは自分の好奇心をとどめずとことん突き詰める、あるいは自分が身に付けたいスキルが伸ばせる仕事をやること。次に持続する、つまり諦めずにやり続け、学び取ること。さらに楽観すること。そして、リスクテイクし、積極的にミスを冒せということ。最後に柔軟であり、キャリアを決めつけず、それはあくまで偶発的事象の結果と考えるということです。つまり、ビジョンが思い浮かばない人は、何かのビジョンに向けて意志決定するのではなく、取りあえず行動を変えてチャンスを作り出せ、ということなのです。」(引用おわり)
これを聞いて、今の仕事に集中して楽しみ、スキになる、学び続けて行動し成長すること”自体”にキャリアの成功がある、という考えを知ってほっとした(今の自分を肯定された)気がしました。
どう思いますか?
引用元 http://www.careerinq.com/press/careervision/body_1_1.html
スマートなイメージやブランド的憧れでは、働いていくのは厳しいですね。
一方で医師の思考過程・行動様式(徹底的な患者の問題解決)はコンサルとの親和性は高いのかとも考えます。医師は命がかかっていますが。
仰る考え方は非常に賛同できます。私事ですが、これまで出戻り人生を歩んでいます。大学は再受験したし、ある科に入局後、研修先で全身管理に目覚めて、Prof.に怒られながら医局離脱、ローテート後、ある科に入局しました。結婚生活は今のところ大丈夫ですが(笑)。どの選択も後悔はなく、間違いなくその場にとどまらなくて良かったと思います。そしてその経験も大切だったと思っています。しかしながら、最近、またこのままでいいのかしらん?という感じなわけです。また進路変更を模索しないといけないのかもしれません。結局、消極的には、“器用貧乏”であり、積極的には、“広く浅く、ピンポイントで深く”が私のモチーフなのでしょう。
ゴールは生涯にわたり学習し、毎日を楽しむこと、というのは非常に心強く、理解できます。あとはリスクテイク、と閾値を越えるほどの動機を持てる目標に出会うかどうか、ということになるのでしょうか。
そういう意味では、医師免許もなかなかどうして使い勝手の良いありがたい免許ですね。一定の精神安定剤になりえます。帰る港にもなり得ます。
今まで医師として”リスクテイク”し、充実していらっしゃるのがうかがえますねー。またプライベートが満たされているのがいいですねえ。いまはさながら階段を上って踊り場にいるような感じでしょうか。海に例えると、漂うもよし、潜るも良し、岸に向かって泳ぎ返すか、はたまた沖に向かって泳ぐか…。
追伸:娘さんの進学先決まりましたか?
コメントを書く