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テレビでは繰り返しChannel4でやってる”Celebrity Big Brother"(数人の芸能人を大きな家に住ませて、カメラでそのナマの生活を中継するもの。定期的に視聴者の投票があり、退所者が決められ、最後に残った人が多額の賞金をもらえるという内容)での英国人女性のインド人女優差別発言・いじめ問題が国間・宗教問題にまで発展していることを報道しています。英国教会の元首が国家君主(女王)でもあるイギリス(政教分離はハナからしてない)でマルチカルチャリズムを掲げる政治的姿勢には、根性が据わっていて感心しますが、まあ個人的レベルでは縦横の差別が常態です。今回はそれをネタにして話題を集めた放送局のあり方に問題があったのですが、正直すぎた点が日本の話題(ねつ造)よりましかもしれませんが…。
ところで、僕が家庭医として働いていた時に、”地域医療に貢献する”ことを考え、”地域の健康指標を改善することかな、うーん”と悩んだことを、英国日本国大使館一等書記官の武内和久さんの連載を読んでいて思い出していました。
週刊社会保障 英国社会保障事情
第6回 「健康格差社会」イギリス
NuttingやRhyne、Family medicineの教科書や公衆衛生・地域診断の教科書を参考にしても、「個々の医者ができること」が根拠の乏しいひとりよがりなものにはならないのかなあと 肚の決まらなさを感じながらやってました。
そうか、根拠となる情報が足りなかった…。
武内さんの紹介で、理解したのですが、その”健康”にまつわる指標として、本当に多様な情報を集めていて、引用させて頂くと…(1)コミュニティの状態(貧困率、質の低い住宅の比率、全国統一学力テストの点数、暴力事件の件数、老人の在宅率等)、(2)若年者の健康状態(子供の肥満率、授乳率、子供の肥満率等)、(3)生活状態(喫煙率、飲酒率、食生活、運動習慣)、(4)長寿と死亡(平均寿命、死因別の寿命等)、(5)コミュニティの健康状態(健康意識、精神障害者の治療状況、アルコール関連の入院期間、糖尿病有病率、むし歯の状況等)が一覧表に整理され、一目瞭然である。(引用おわり)
そして、その情報の徹底した公開に驚く。
参考:the Community Health Profiles website
それをみて、「ああ、うちの地域は肥満が比較的多く、糖尿病の有病率が高い。喫煙率が比較的低いが アルコール関連の入院期間が長いのかあ」と分かれば、医師の行動も(住民の行動も)影響をうけるというものだと、思うのです。
おおよそ日本でも保健所や関係省庁が多くの情報を収集し、意思決定を行っている(思う)が、その情報の所在と活用が十分ではないので、いつも決定が”サプラ〜イズ” 。市民を含めそれに影響を受ける医療関係者には考える時間も情報も与えられていないことが多い。もしかして、それが意図だったりして。
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