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< 決算前には、帳尻合わせ!? | メイン | ”地域”のこと、ホントに知ってますか? >

お久しぶりです。
昨日ノルウェーから帰国しました。今日は北ヨーロッパで嵐が猛威を振るっており、死者や住居倒壊・車両転倒被害が続出。航空便も英国から他のヨーロッパ諸国への便が欠航しており、危うく帰国できないところでした。 北極圏でツンドラや氷河を昇らない太陽の光で見ながら、日本の気候と風土が日本の発展や健康に大きな貢献をしていることを実感してきました。

ところで、新聞では英国家庭医(GP)の給料が絶対額と上昇率ともに高いことが批判の的になっています。なにせ、一般財源からの給与ですからですから、国民の税金がどう使われ、その上昇が国民に貢献しているかが議論の的になるのは当然のことでしょう。
The Independent 19 January 2007 05:24
Sick pay: Massive rise in GPs' salaries worsens NHS cash crisis
The average GP now earns £118,000 a year. This is a staggering rise of 63% in three years. And it gets better: instead of having to care for patients all day, every day, they are now just responsible during office hours (weekdays only). Is it any wonder the NHS is unwell?
もちろん批判の対象は、世間の常識・非常識・自分の給料額との比較からの僻み・妬み・専門職の給与比較(時給に換算してみたり)からではなくて、税金を使った予算の適切な配分により国民に効果的なサービス(の改善)を提供できなかった政府な訳です。 でも…

ここにあるように平均の収入が £118,000というと、円換算で¥28,200,000程度(£1=238円前後で)。可処分所得としては過去3年間で63%の上昇。「財務相よりも給料が多い」と揶揄されています。

  この背景には増大する待機リストを減らし、十分なプライマリケアを供給するには不足するGPを確保する為に2004年に導入された" new GP contract"といわれる、GP優遇契約が大きく影響しているようです。この契約以前に増大する仕事の量と時間的拘束(多くは24時間365日対応)に耐えきれず、多くのGPが退職・早期退職者したことに危機感を示した政府は、GPとの新たな契約内容・方法を示しました。診療内容の制限や時間外対応の選択(するかしないかは医師の選択に任せるが、オプションの給与はもらえない)を導入し、幅広いワークスタイルのGPを集めると同時に、GP志望者を増やすことを意図したようです。その結果は患者は医師に対するアクセスが悪くなり(夜間休日対応するGPは激減?)、待機リストの短縮含めた各種指標は未逹、NHSは給与増大の影響で大幅な赤字を計上する…(この辺り、書いていて違和感がありますね。また考えます…)。泥沼です。

  ここまで書いて、日本の医師の給与の話も、(医師の給与に関する学習はまだですが)社会保険から金を得ている(部分的に税金がまかなっている)ことから、意識的にせよ無意識的にせよそれを語る人の思考に、公務員の給与を考える枠組みがあるのだなあと思い当たりました(当たり前だったらすみません…)。それにしても医師ほど給与の高い低いと議論される職業もありませんね…。    

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posted from 産科医療のこれから 2007.04.16 00:00

コメント

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はじめまして。
いつも読ませていただき、勉強しております。
今後ともよろしくお願いいたします。
written by Atsullow-s caffee / 2007.01.19 13:30
コメント頂き、ここへたどり着きました。
概ね医師は儲かっているという認識が浸透していて、それが医療訴訟などでも医師を敵視する傾向を作ってしまう一因となっているようですね。
2chでの書き込みを見ると、勤務医より、訪問する製薬会社MRの方がずっと高給取りであるような話が紹介されています。

医師の給与額には、これから高騰するであろう医賠責保険料を乗せて欲しいと思います。
written by CB / 2007.01.19 22:35
Atsullow-s caffee先生
コメント有り難うございます。こちらこそよろしくお願いいたします。
ブログでの小説の連載、楽しみにしています!

CB先生
医賠責保険料を乗せて欲しいですよねー。すこしずつ医師も人材の流動化が起こって、需要と供給のミスマッチ(供給が少ない)が起こり、給与の増加が起こってもいいものですけど、先生もまわりではそんなことは聞きませんか?医局人事外では起こってそうですが…(僕は確認できてませんが…)。
世間の認識や実際の話はありますが、給与が高いことが優秀な人材を集める職業的魅力のひとつになると思いますので、ある程度「医師の給与が高い」ことはいいことだと思っています。
written by tarogo / 2007.01.20 08:43
拝見させていただきました。
ありがとうございます。
written by とまと / 2007.01.23 02:05
とまと先生

読んで頂き有り難うございました。
またご意見ご感想訂正つけたしなどありましたら、書き込みいただけると嬉しいです!
written by tarogo / 2007.02.04 10:58

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