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ロンドンは本当に暖冬です。この時期は厚いコートが必要なことが多いはずなのに、その覚悟で外に出ると汗ばむほどです。でも、本当にびっくりするんですけど、半袖!なんかで外出しているが結構いて、「食べ物が違うと、やはり発熱量が違うのか」と考えさせられます。前のマンチェスター出身のルームメートは裸で窓を開けて寝てましたし(例外か)。
さて、ネット購入のバイアグラは偽造が多いことは有名ですが、英国では、なんと処方薬にも偽造薬が含まれていたというレポートがありました。
Rise in fake drugs trade puts NHS patients at risk
By Jeremy Laurance, Health Editor
Published: 02 January 2007 The Independent
Britain is facing a growing threat from fake medicines as counterfeiters have begun targeting the UK's pharmaceutical supply chain, according to the Government's drug safety watchdog.
僕がクリニックで働いていたときは、後発品(以下、ゾロ)の推進真っ盛りで、いかに質の良いゾロを選ぶかということに薬剤部と医師が力を注いでいましたが、それらしい主力品が偽物だと救われません。
この記事をよむと、まあ多いのはバイアグラ、CIALISなどのED治療薬、REDUCTILなどのやせ薬、PROZAC,VALIUMなどの精神に作用する薬と処方薬としてもネットで違法販売しても通用しそうな、ひとの弱みに付け込んだもので、悪質です。世界最大の処方薬、リピトールもターゲットになっているようです。パッケージは全く一緒だが、薬の形態ふくめ内容はもうめちゃくちゃのよう。これがどうやって薬局の処方にいたるまでになったのでしょうか?
拡大するEUとその域内での関税なしの自由な貿易が、その原因の一つとして考えられてます。EUは2007年1月でブルガリア、ルーマニアを加え27カ国になりましたが、その加盟国の税制や各国の貿易を管理するのはどだい無理で、どこかでインドやエジプト、中国から入ったとされている偽造薬が流通し始め、英国の巨大薬剤消費マーケットに入ってくるのは必然。グローバリゼーションの負の側面ととらえてよいでしょうか。ちなみにこの記事に書いてあったのですが、発展途上国で流通("street markets"とありますが)する抗マラリア薬の2パックにⅠパック以上が偽造薬とレポートされていて、その為になくなっている人も多く、大きな問題となっています。「偽造薬マーケット」がこれほど大きな社会問題であることを、恥ずかしながら初めて認識しました。
日本でも薬価と実売価格の差(薬価差)が、医療機関収入の大きな部分を占めていた時代がありましたが、今はどうなのでしょうか?薬局チェーンやスーパーでの処方薬販売を含めた、この利益追求が、この先の時代に英国と同じ事態を招く可能性を孕んでいます。
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