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< 不平等・格差・排除 | メイン | 男女混合病棟?! >

1980年のThatcher政権下で医療の民間企業解放が始まったのは以前のブログでも述べましたが、ここで僕が最近気になっているのはIndependent Treatment Centres(ITCsと呼ばれる)という、緊急でない手術(例えば膝関節・股関節の待機的にできる手術、白内障手術など)と検査を担当するセンターです。こういった手術は頻度もある程度一定で、待機的であるから、沢山の病院で実施するのは非効率でコストもかかることより、選択と集中によってリソースと技術を集中させ、コストが低く技術の高い医療を提供しようとするものです。
というのは理にかなってますよね。人口10万人の都市で、3つの500床レベルの総合病院があって、各々が脳外科・心臓外科を持っていたら、各病院の手術件数はぼちぼちで、でもつぶれないからいろんな意味で効率が悪いのはあきらかですよね…。

初めはこのITCs、NHSで運営されていたんですけど、もちろん民間企業の参加を奨励されていて、ぞくぞく参戦してきました。なにせ£2billionの市場ですから…。
想像できますよね…、なにが起こるのか…。

日本でも起こりうるような、白内障の過剰手術。
幾ら何でも術件数が多いと、支払いをするNHSが疑うと、政府の横やりが入ったらしい…。(詳しく確認してませんが…)
手術しすぎちゃって、患者いなくなって、つぶれる病院も現れたという話。まあ、これは笑い話。

今のところは、過剰に保護された民間企業ITCsが、当初の予定(施設の建設や手術件数)を達成せずに、予算を多くもらってぬくぬくしていることに批判が集中している。The health secretaryのPatricia Hewittは「5年契約だからこれから挽回するのよ」とプロ野球だったらぶっとばされそうなコメントをしていて、驚愕驚愕。

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