真っ当な自己評価の大変さは知っているが、自分以外の評価は些か自信があり。
特に初めて入ったお店でも、小一時間もいれば行く末を見ることが出来るような気がする。
とは言ってもその正解率はおよそ60%と、自分を甘く評価している。
本日は奥様と買い物がてら町中散歩しつつ、新しいお店2軒チェック。
1軒目は長い歴史を閉じたデパートを引き継いで、新装開店して1週間目。
土曜の昼前という時間条件と、山口というクライアントの背景を加味してチェック。
閉店前のこのデパートからは想像できない、店員の配置と声を出す頻度と姿勢。
まだ物珍しさがあるから以前より賑わっているが、飽きやすい地方性は3ヶ月後は?
確かに商品構成は以前より高級品が多くなり、贈答品を買うには選びやすくなった。
確かに都会のデパートに近くなったとは言え、購買力を思うと判断が鈍る。
全部が高級品ではバブルがはじけて景気も悪いし、郊外店舗へ人が流れ。
ここ山口は公務員の街だから、あらぬ疑いをかけられないように盆暮れの挨拶は減った。
人間相手の業界を生き抜いて発展するにはどうしたら良いか、お手並み拝見だ。
そこがバックアップしているらしいカフェと言うか、軽食喫茶が新装開店すれば。
一度はチェックしなきゃ納まらない性格で、夫婦でチェック。
ランチがあってビールがないのは如何なものか?と先ずはぶちかまし。
品揃えはまだ吟味していないのか、想定したクライアント層に入っていないのか。
出てきたものは極フツーで、プレートも小じゃれた居酒屋同様のもの。
味はデミグラスソースもコーンスープも、京風と言うか薄味で「何やこれ!」。
私の「持って半年かねー」に「タブンねー」が返ってきた評価。
それよりお隣の会話が気になって、聞き耳を立てれば。
「ねえスパゲッティじゃろ?パスタって。そんで、ペペロンチーノはカロリーはどう?」
「どうと申しますと?」
「こっちのナンタラ言うヤツより、多いかね?」
「はアー・・・」
「まっ、エエわ。カロリーがワカランなら、ペペロンチーノで」
セーターの上から直ぐ分かる、体に下着が食い込んだボンレスハム仕上げ体型。
初老はとっくに過ぎた女性とお見受けした。
<そんなにカロリーが気になるんだったら、水飲んで帰ったらエエんちゃうの?
大丈夫。あんたが思うほど見られてないから、何でも食べちゃってエエんよ>と評価し。
ハンバーグに薄味デミソースをなすりつけ、言いたい事と同時に飲み込んでふと思った。
以前、お年寄りの施設を立ち上げる時にあちこち見学に回ったが。
2,3カ所の評価ポイントを決めて、比較すると自然にダメと良いが分かってくる。
複数の意見を集約して作ったが、出来て数年経ってみると不十分なところはあるモノで。
新しいモノを立ち上げることは、どれだけ大変か痛感した。
お年寄りの施設はクライアント層ははっきりしているが、家族の多様性は想像を絶する。
我が業界人では想像の付かないことが、家族の側からは極フツーの事だったりして愕然。
それにつけても、相手が人間という業界で仕事をして30年が過ぎたが。
人間を見定める事は奥が深く、自分はまだまだ未熟者だなと思う。
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