< 多田富雄先生の記事から | メイン | どっちがどうなの? >
 訪問診療患者さんが増えたのにこじつけて、サボっちゃおうと思っていたのだが。
なかなか作戦は成功しないものらしく、「センセしかいないんですウ、ヒマな・・・」。
結局は今年の秋から2年目に突入する医学概論の講義を、2人体制でやることになった。

 さらに1年分の国家試験問題を紐解き、練習問題を追加する羽目になってしまった。
PT・OT・STの試験問題から、医学概論に関係がありそうなものなんてあるはずがないのに。
基礎関係で「哲学的」な言葉があれば、それもあれもと取り出した50問に創作問題5問。

 4,5年の問題を見ていると、ホントに覚えて置いた方が良いことは繰り返して出題され。
出題者が変わっても、試験に「出るものは出る」と言うことらしい。

 無試験で全員合格させて進級でフルイにかけた方が、教える方は楽で良いかも。
そう思っていたら、彼らの入学試験はその手で行っているらしいのを聞いて胸をなで下ろし。
1年坊主を医学概論が「第一のフルイ」にしようと思ったものの、医学の哲学で留年なんて!

 「勉強しない学生にも、専門で1年間の猶予を与えよう」、そう思い直し(気が楽だし)。
オマケに自分の学生時代を振り返れば、昼食後の刺激のない授業ほど眠いものはなく。
目を開けているのさえ苦痛だった想い出は数知れず、我が身を振り返りじっと手を見る。

 格差社会是正と言われるが、走りっこと同様に一列に並んでゴールしたら成立しない。
だから本気で頑張ったら、1秒でも先にゴールしって順位(差)がつくのだが。
ズルして順位を上げるのは下品なのに、そのズルが堂々とまかり通るからイケナイ昨今。

 目覚めの言いヤツもいれば、起きるときはぐずぐずするヤツもいる。
なかなかエンジンがかからないけど、一度かかれば結構な速度になるヤツもいる。
一発勝負に強いヤツ、敗者復活戦で燃えるヤツ、モタモタしていて突然閃くヤツ等々。

 世の中には色んなヤツが居て、そろそろフルイの仕方を考え直す必要があるかも知れない。
医者を増やすのに学生の定員数を増やす安直な手は止めて、社会人枠を設けては如何か。
色んな世界・違った経歴等を持つ人に門戸を開いて、医者を増やす方が良いかも知れない。

 一度医者になっても、運転免許の更新と同様に数年おきに講習を受ける義務づけも良い。
現場が長いと自信が全くないが、専門外の試験成績は学生レベル以下になってしまう。
1週間缶詰で朝から晩まで講義を聴いて、ブレインストームも良いだろう。
聴診器より株式市況放送が耳に馴染む医者よりは、少なくとも良い仕事が出来そうだ。

 「講習休暇」を総ての医者に義務づけるのは、ムダではない。
もちろんご褒美として講習後の4,5日は、本当のリフレッシュ休暇を許して欲しい。
それでも出来ない医者は、さっさとリタイアしていただく必要がある。

固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

トラックバック

この記事のトラックバック URL

http://blog.m3.com/DocMIHINani/20080901/1/trackback

コメント

コメントはまだありません。

コメントを書く

ニックネーム*
メールアドレス*
URL
内容*
※「利用規約」をお読みのうえ、適切な投稿をお願いします。
毒とるMIHI
More プロフィール

Search

Calendar

<< 2010/03 >>
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

新着コメント

新着トラックバック