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せっかく【Pick Up Blog.】になりましたので、本日は僕のブログの方針とやらを書きます。大した内容じゃないので・・多忙なあなたは読まなくても結構です。
まず、内容は非常に軽いです。でも、自分では重い想いが込められています。こんな風にオヤジダジャレを混ぜたり、オヤジエロネタが時折混ざりますが、ただの白昼夢です。
内容は、家族のことも患者さんのことも少々改変しておりますが事実が93%混ざっています。患者情報特定は改変のため無駄ですが、肝心の部分は「そのまんま西」ました。
趣味の事が多くなります。しかも古い話が多くなります。ダラダラ書きます。これは初老期痴呆の初期症状だと専門医の皆様にご指摘頂きました。どうもありがとう。
本当は旅行の話を書きたいのですが身動き取れませんので、「古い旅の話」をもったいぶって書いてます。ですから時代がずれて現代の旅行の参考にすると後悔します。
一応、なんとか匿名を保ててそうです。まだ、若干一名以外にバレテはいません。妻も子供も無縁の世界ですが、そのうち子供が秘密を守れる年齢になったら教えたいと思います。
読者のターゲットは20年後の子供と孫達ですから、内容は低レベルですので、もしも「シックリくる」読者の方は病院で専門医に診察を受けてください。危ないかもしれません。
m3やマスコミや政府や患者さんなどに不快な思いを抱かせる記事は、Pick Up 期間が終了するまで自粛いたしますが、基本的にマスコミ批判と政府批判は大好きです。
更新は毎日ですが、日曜日は電波の届かないところ(天国)にいますので更新しないこともあります。3日間更新しなければ、刺客に殺められたかも?と少し心配をお願いします。
推薦数は気にしてますが、アクセス数は気にしてません。カテゴリー分類は単一主義ですので左のカテゴリーには全然ダブりがありませんので、昔の記事も読んでみてください。
数名の大好きなブロガーさんがいますが、推薦数の多いブロガーさんには嫉妬してます。医療ネタが多いと推薦が増えるのは知ってますが、ちょっと外して脇をコソコソ攻めてます。
写真は殆ど無断借用です。気に入った写真しか採用してませんので盗用された方は自慢してください。ただし、m3内や医師ブログからの盗用は自粛しています。
トラックバックはキモイブログが送られてきたので止めました。でも僕のは時折サッと送りつけています。多分吐き気は催さないとの自信はありますが、イチャモンではありません。
コメント欄は、業者排除のため事前チェック制です。まだ抗議や苦情を頂いたことが無いのが自慢です。出来れば沢山のコメントを頂きたいのが本音ですが、女性からのを希望です。
まあそんなところです。真面目な意義ある品格あるブログを目指しています。今のところ達成率48%程度でしょうか?自分で毎月末にB4でカラープリントアウトして楽しんでます。
いつ削除されるか検閲に堪えうるか自信がありませんので、読まれる方はお早めにお願いします。購読料は無料です。交際希望の美女・淑女の方はコメント欄にメール下さい。
一つだけ僕からのお願いです。
もしも【murajun先生】をある日貴方が特定しても、決して他にはバラサナイデ下さい。まだ、新聞や週刊誌や政治家に攻撃されたくありません。顔が醜いのです・・・
では、皆様よろしくお願いします・・・・・
読んでくれてどうもありがとう。
先日から新聞社に叩かれてるm3ブログ、その影響からかある日アクセス解析が停止したようですが、その後に少し変わりましたね。
まず、推薦数ランキングが20位までから30位までに増えました。お蔭様でやっとランキングに顔出ししましたが、医師ブロガーが500人近く集合しているとか。何となく楽しみが増えそうです。マスターベーション記事が多い当ブログですが、これからもよろしくお願いします。
カテゴリー別ニューエントリーも掲載数が増えました。これもカテゴリーによっては半日以内で圏外に移行してチェックし忘れが起きやすかったですので良い傾向です。ただ、カテゴリー分けを3~4種類される方がほとんどですので、類似したカテゴリーに集中しすぎてすっ飛んでしまう場合もありますね。僕自身は、全記事「単一カテゴリー」投稿にしてますが、後で自分の記事を見直すときに重複が無くて楽ですよ。スッキリ見直しを考慮して、皆さんもどうでしょう?
ファイルのアップロードのメモリー数10MBは何とかならないものでしょうか?写真とかもっと載せられたら楽しく有意義なブログにもっと出来そうな気がします。倍の20~30MBは欲しいですね。m3さん、よろしくご検討下さい。
m3ブログの良い点は、ブロガーが粒ぞろいで信頼性が高いという事ですね。数あるブログサイトの中で傑出した価値だと思います。他のサイトの方が一般の眼に触れやすいことは現時点では確かのようですが、今後ますます注目されていくでしょう。書くほうは一層の注意を必要とするでしょうが。
m3ブログで最も気に入っているのは、広告バナーなどが皆無である事。どのブログサイトへ行っても広告ばかりで記事の内容はスカスカ、なんてことがよくあります。今後も広告なしブログサイトを堅持して欲しいと思います。ついでに、β版というのは何でしょうか?前から気になっていますが、この広告が無いということと関連があるのでしょうか?
それと、個人的な希望というか質問ですが、m3ブログは製本サービスサイトとの連携はあるんでしょうか?何種類かのブログサイトでは、自分の記事を一冊単位で製本可能と新聞記事で読んだ事があります。僕は、過去記事全部をカラーコピーで紙面化して将来子供にでも読ませようかな、と思っていますが、製本サービスと連携可能であるなら嬉しいですね。まだなら、是非サービス開始を検討してみてください。
そんなこんなで、m3ブログの発展を期待します。新聞やTVからの中傷には負けないで頂きたい。
読んでくれてどうもありがとう。
医師会に入会していると学校検診の担当が回ってくる。僕は、これが非常に嫌いだ。検診に行くたびに医師会をやめたくなるが、一応そのまんま時は過ぎていく。
最初の頃は、診療所のある校区の小学校の担当だった。その次は、自分が卒業した小学校の担当を短期間した。それなりに懐かしくやる気もあった。現在は、近くの中学校の担当だ。僕はそこの出身ではないので感傷は無い。
一応、校医扱いらしく、入学式や卒業式の案内まで頂くが、平日の昼間に行けるはずも無い。年間なにがしかの報酬も頂くらしいが、どうせ半分は納税しますので明細書も見たことはなく、報酬不要だから検診当番を外して欲しいとマジで願っている。
なぜ嫌かというと、検診時間に1:15 ~ 2:30 を取られてしまうからだ。我が家でいうなら、その時間は透析患者の回収時間に該当する。看護師は必死に緊張しながら奮闘している時間であり、血圧低下などの急変が起こりやすい時間なのである。つい先日も、回収後の昼食終了時に急な血圧低下が生じた患者が数十秒間呼命反応が無くなり冷や汗が出てしまった。医師がいないと危険である。そのため、原則往診拒否の姿勢で運営しておりまして、批判は受けても院内にいること自体が重要だと肝に銘じているのである。
それを打ち破るのが、学校検診と乳幼児予防接種で、年間たったの7~8回だけではあるが、ヒヤヒヤしながら検診に出かけているのが現状である。僕が開業するまで当医師会には透析開業医がゼロだったので、その辺りの危機意識の違いをなかなか理解して頂けないようだ。
おまけに、中学検診は3名の開業医が1校を担当するが、他の2医療機関は親子の医師2名体制なので、単独医の僕の危機感は理解不能のようである。もし検診中に急変したらどうするかいな?と何時も不安に思っているが、その時は僕が TV News に登場しているかもしれない。TVカメラに向かって突然泣き出すのか、逆切れしてしまうのか・・・
さて、今年も検診シーズン到来で、一昨日に行ってきて3年男子を診てきた。女子は高齢の先生の若返りのために辞退申し上げている。当然ながら、検診にて新たな病気や異常が見つかる偶然はそう無いから、今年はテーマを決めてやってみた。
テーマは、『メタボ厳重注意』と『正しい姿勢の指導』としてみた。中学3年ともなると、下手な事いうと後ほど襲撃を喰らうかもしれないので、指導の言葉使いは難しいと思う。特に、デブの中には危ない稼業の子孫もよく混入しているので、大胆で細心の心意気が大切である。
次々に、『もっと胸をハレ・・』とか、『もっと痩せろ・・』とか、『シャキッと真っ直ぐ背筋を伸ばせ・・。でなきゃ、左右非対称の変な身体になるぞ・・・』とか、チョイ悪オヤジ風にプチ説教を繰り返していった。子供らは素直に返事をしないが、ツッパリ生徒も親以外の助言に「グヤジ~」と思ったことであろう。
女子生徒はブラも外したがらず、一々ガードが固く時間ばかりが過ぎていく・・・ので、ご遠慮したい。
この季節になって思い出すのは、勤務医時代にピンチヒッターで担当した女子大の検診だ。学校側の指導がいいのか、女性ばかりで気を使わないのか、1年から4年までの女子大生が上半身スッポンポンで僕に次々に向かってくる様は、鼻血が出そうで声は裏返りそうだった。恥ずかしながら、身体の一部が自然に緊張反応を示して固くなってしまっていたのを未だに懐かしく思い出す。
この辺は田舎なので女子大も無く、こころ穏やかに過ごしています・・・
読んでくれてどうもありがとう。
私は、夜が遅いし朝も遅い。平日は、夜寝るのは普通25時半~26時半。朝起きるのは冬場は8時なので、充分に睡眠時間は充足している。
このパターンが破られない限り辛いとは感じない。時に患者さんは朝6時半~7時になると、「当然皆起きているだろうから先生に電話しよう・・」と暖かいモーニングコールを頂くが、熟睡のタイミングを破られると一日中調子が悪い。当然、機嫌も悪いことが多い。
朝起きると、耳元に置いた携帯電話内臓のラジオでNHKのAM第一放送をまず聴く。緊急患者対応用の携帯電話は365日24時間、常に身体から2m以内に存在して常時ONなのだが、例の「お取り込み中」等にかかって来ると少々息が上がってて困る。しかし最近は不幸にもそのような幸せな時をあまり過ごせないで、患者コールのみでさらに不幸であるが・・・
冗談とばかりは言い切れない事はさておき、天気予報と8時のニュース、そして「きょうの時の話題」を聴く。その後は起きてNHK TVで朝の連続ドラマ小説・・と爺さんみたいにNHK三昧である。内容がツマンナイと民放のコメンテーターの話に切り替えるが、民放はアナウンサーが独善的で話が軽すぎて脱線ばかりして大衆を変てこに導いている気がしてならない。特に医学系の話題は質が良くない。
今朝の「時の話題」は、元NHK解説委員の行天良雄さんの『御医者様と患者様』がタイトルだった。
今では「御医者様」は死語になったが、「患者様」が不自然な敬語の使用法をされている・・と金田一春彦博士が述べていたことを披露された。「医師はモ~レツに働いている」とか「セクハラまがいの行動を影で医療者に行う患者が増えている」とか「国保不払いや踏み倒しが増えてても世界に冠たる安価な皆保険を守るべき」とか、なかなかスカッとする意見を述べられていた。アナウンサーも鋭く適切な合いの手を入れて、NHKは健全だ、視聴料の踏み倒しはいけないぞ・・と思わず応援したくなりました。
この行天さん、以前から医師の声を代弁するようなコメントが多かったので今朝少し調べてみたら、なんと医学博士だった。??医学評論家で医学博士になれるのか?と思ったら、千葉大医学部卒業のれっきとした医師だった。全く知らずにこの30年ほど彼の番組や放送を軽く聞き流していたが、確かにさもありなん・・の内容だった。少し人物紹介文を紹介すると・・・
千葉大学医学部卒業後、NHKに入社。一貫して保険、医療、福祉に関する放送の企画制作に従事し、ラジオ番 組の「私たちの健康」をてがけて以来、テレビ番組の「きょうの健康」「シルバーライフ」に至まで、数千本の放送を制作したそうだ。その他、「いま生命を問う」、「問われる死生観」など、最先端技術を平易に紹介する一方、「あなたのあすを誰が看る」など求められる人間生、更に生命の価値を考える数々の番組を制作し、その多くにキャスターとして出演された。1981年からNHK解説員として、1996年からは医事評論家として、転換期を迎えた医療について、一般の関心を高め、新しい構造、特に高齢加速を続ける日本での介護の位置づけを強く訴え続けている。現在は、厚生省医療審議専門委員会をはじめ、医道審議会専門委員、日本病院会参与、国立医療センター顧問、国立精神神経センター倫理委員、日本消化器学会倫理委員などをつとめているそうだ。
素晴らしい生き方ではなかろうか?臨床医の生き方の他に、マスコミで大衆を啓蒙していく大きな仕事への道が我々医師にはあるのだということを再認識させられた。
先週、当ブログ内の『2008年7月某日 逃散の行方(1)』で、医学部卒業生が全員マスコミへの就職活動をしたら世の中は変わろう・・との意見を述べさせていただいたが、やはり多くの優秀な医師がマスコミの舞台で活躍すべき時代になったのではなかろうか?一年中私が毎日どれだけ頑張って働いても、TV番組一本には全然敵わない。マスコミを医師が中から変える・・これは政治や司法を医師が中から変えるのと同じことではあるが、政治家になるより医師がマスコミに入る方が遥かに簡単で効率的であろう。
かと、思えば慶応医学部まで卒業して、厚労省の技官になって地方周りをさせられて、挙句の果てに汚職で逮捕される馬鹿タレのツルツル天がいた。医師の名を辱める厚労省出身の美容整形開業医もいた。医系技官をボロボロに変えていく厚労省は腐ってませんか、柳沢さん? あんなの沢山養ってるから、厚労省の医師たたきが続くんでしょう・・
ちなみに、うちは「患者様」とは呼ばずに「患者さん」とか「**さん」だ。方言もベラベラ多用する。でも、患者さんが挨拶や返事をしないことが増えてきて少々困っている。変てこな時代になったものだ。
読んでくれてどうもありがとう。
『家族へのムンテラ』、最近の個人情報の問題で中々難しくなっていますね。今日は、チョッと??という事があり、「あれで良かったのか?」と今になって心配しています。
患者さんは70代前半の男性、3年近く外来で慢性C型肝炎と肝硬変を管理、定期的にエコーをやっています。これが国保でよく最近は削られてしまって、「エコー検査頻度」が訴訟との関係から悩みの種です。しかし、幸か不幸か径15mmのSOL発見し、肝癌疑いで直ぐに基幹病院に紹介しましたが、診断が中々難しかったのか、結局紹介後2ヶ月目に生検でやっと肝細胞癌の確診を得ています。しかし、ラジオ波治療を奨めても「今すぐは入院できない」との患者側の理由で退院して自宅にいたようです。診断後、私はまだお会いしていませんでした。
その患者さんが、転倒打撲内出血して別の初めて行く救急外科病院に搬入されました。病歴や肝癌の存在を知らない救急病院では、血小板減少と内出血とを過度に心配したようで、症状は皆無なのに なかなか退院許可が出ないようです。
それを聞いた遠方在住の娘二人が「話を聞きたい」と午前中の多忙な時刻に(今しか時間が取れないからと)来院されました。どうやら全く初めて肝硬変と肝臓癌の事を父親ではなく母親から聞いて心配になったようです。当然ながら、基幹病院の担当医に連絡したのですが、既に退院していたためか、当院からまず聞きなさい・・と言われたそうです。でも、自分で説明してくれた方が詳しいでしょうし、なぜ、当院に聞きにいけ・・と言ったのでしょうか?
私には特にヤマシイ事もなく、基幹病院側にも問題点は無かったと判断していましたので、包み隠さず全部お話いたしました。しかし、患者である父親と母親は、娘達には慢性肝炎・肝硬変・肝臓癌の事はほとんど話していなかったようです。というより、母親にも詳しくは話をしてなかったようです。それで、自分勝手に「ラジオ波治療をせずに退院」して家族には隠して?家でブラブラしていて転倒の後に初めての病院に入院になったようです。
現在入院中の救急病院と、先に入院した期間病院間の連絡が上手く取れておらず、どの医師をセンターに持ってくるかなど「難しい状況」になっていて、娘達が混乱しているようでした。最初は当方の「癌発見の遅さ」を疑うかのような雰囲気もありましたが、最終的には当方の「発見の早さ」を驚いていたようです。その時点で当方に対する疑念は晴れて、全面的に当方に今後の方針の指導を求めてきました。
しかし、??なんです。
なぜ、患者は、妻にも娘達にも本当の病名や病状を伝えていないのか?なぜ、入院して肝臓癌の治療に専念しないのか?なぜ、娘達は両親に黙って基幹病院や入院中の救急病院ではなく私の診療所に話を聞きに来たのか?なぜ、基幹病院は、紹介から診断までに2ヶ月以上かかっているのか?なぜ、現在入院中の病院は肝臓癌を指摘できず?に、血小板輸血を繰り返そうとしているのか?
まさかとは思いますが・・・
娘達は本当に娘達か? 娘と父親の間には利害関係は存在しないのか? 患者は、将来的にも「自分が肝臓癌であること」を家族達にも隠そうとしているのではないか? そうとすれば、理由は何なのか?経済的理由なのか?
そして、一番の??は・・・
そんな疑心暗鬼の娘達に、私が洗いざらい父親の事を(父親の許可無く)説明しても良かったのか? という事です。今になって悩んでます。『僕が話をしたと聞いてお父さんに怒られちゃいますよね・・僕に詳しく聞いたとは言わないでくださいよ』と念を押して帰って貰いました。
今では銀行や郵便局での送金などの際に、免許証や保険証を提示を求められる時代です。医療だけどうして身分確認をしないんでしょうね。個人的には確認の必要性は無さそうとおもいますがね・・・
読んでくれてどうもありがとう。
もし貴方の病院やクリニックに、鳥インフルエンザや新型インフルエンザの患者さんがやって来たら、あなたは素早く診断して院内やコミュニティーでの蔓延を防ぐ事が出来るだろうか?また、そのために何をどのように努力するだろうか?
私は数年前に季節ハズレのインフルエンザ大流行を経験して、流行の最初の「グラウンドゼロ」になった場合の対応の難しさを痛感した。当地は飛行場も港もない平凡な日本の片田舎であり、穏やかな気候の平野に適度な人口密度の人が暮らす普通の地方の市である。平安時代からの歴史をみても、ある疫病がこの地から周辺に拡がって行ったという記載は全く見当たらない。住民も医師も、変な疫病はまず遠くで流行してから近くにゆっくり波及してくると思っていた、その年までは。何時の年も、インフルエンザは遠くの地方で始まり、県内の離れた大都市で学級閉鎖があってから1月に入ってジワット流行しだすという予想が外れた事は、まず無い。ところが、2002年だけは、全国で真っ先に当地で当院でインフルエンザが流行しだした。最初の患者をインフルエンザと診断したのは試供品のキットがあって全くの偶然だったが、結局のところ、周辺の大流行と混乱を食い止めることは、私にはあまり出来なかったようだ。
ところで、鳥インフルエンザや新型インフルエンザの迅速判定キットは既にあるのだろうか?東京や大阪がまず「グラウンドゼロ」になるだろうが、福岡などの地方都市もアジアからの旅人が多いばあいには、その可能性は必ずしも低くはない。
さて、話を2002年11月23日夕方6時に戻そう。
@@保健所長さんが自宅から休日にも関わらず電話をくれるまでに、私は患者家族たちから再度詳しく話を聞いて感染経路の解明をしようとしていた。そこから浮かび上がった疑いは以下の様なものであった。
(再度書きますが、とりあえず フィクション・・・です。)
こんな片田舎にも確実に国際交流の輪が拡がっている。小さいながらも熱心な国際交流組織が古くからあって、アジアやアフリカなどの留学生や交換学生を中心に、少人数グループや学校単位での交流が盛んである。時に市をあげての大規模な国際交流も行われ、ちょうどその年の11月19日にアジアのK国から小学生の一団がやって来ていた。一行はまず、県内の高原にある研修施設で集団合宿をやり、翌20日から市内の各小学校に交流目的で入り、市内の小学生の沢山の家庭で2泊ホームステイを行った。
その年は寒い11月だったためか、高原の研修施設が異様に寒く、K国からの小学生達の多くが初日から体調を壊したそうだ。21日に数名が高熱で市内の病院を受診したが、インフルエンザの診断は当然ながらついておらず、小学校での交流行事は予定通り行われた。22日には日本の子供達にも高熱を呈するものがポツポツと現れだし、市内の小児科で数名がインフルエンザを疑われたが、その時点では学校側はまだ把握していない。また、その日のうちに予定通りK国へ子供達は帰っていった。
22日夜から23日にかけて、ホームステイ先の多くの子供達が高熱を出した。母親達が横の連絡を取り出して、その疑惑が浮かび上がり、休日ながら一部の学校関係者も異常に気づきだした。私の診療所への受診はそんな疑念を抱きながらのものであった。楽しみにしていたK国との国際交流が原因だったのだが、まさかインフルエンザだとは母親達も疑ってはいなかった。当然ながら予防接種をその時点で受けていた子供達はほとんどいなかった。
@@保健所長に私は聞いた。「どうも当地でインフルエンザの流行が始まっているようなんですが、私がネット検索する限り見当たらないのですが、全国のどこかでインフルエンザが流行しだしていますか?」 当然ながら「私が知る限りNOです」という答えだった。私は、「市内の5箇所の小学校で、K国の子供達を介したインフルエンザ感染が急速に拡がろうとしています。当院だけでも今日10人以上が来院し、キットで陽性となりましたが、タミフル在庫も底をついています。明日はもっと拡大しそうと思いますが、明日の当番医や他の市内の医療機関や学校に情報を流して対応を急ぐべきと思います。多分通常のタイプとは思いますが、彼の地では鳥インフルエンザの流行の噂も報道されてましたし、咽頭スワブも冷蔵保存しておきますので、必要があれば言って下さい。」と言った。所長は、「明日の当番医には連絡を入れますが、引き続き情報を上げてください。ありがとうございました。」と言って電話が切れた。連休中に多くを期待した私が悪かった。保健所長が校長や薬品卸など、全てを手配してくれると浅はかながら期待した。
25日の月曜日になって、益々多くの小学生達が診療所にやって来た。多分、市内の多くの医療機関には患者が殺到しだしてるに違いない。保健所に伝えても、「全国の情報を含めて調査中」という返事で特に動く気配はない。26日になると兄弟間や国際交流のなかった学年や、塾などを介して他の小学校にも少し広がりだした。小学校ではクラスによっては既に半数以上が欠席しているらしい。7割近くのところもあるが、学級閉鎖の決断が下せないらしい。
もし外国由来のインフルエンザが特殊なインフルエンザだったら?私は急速に増え続ける患者数を各学校の教諭に聞くにつれ、予防接種を殆ど受けていない時期の感染拡大を防ぐには・・と、当院の患者でもある市の幹部職員にも連絡を入れた。市の教育委員会にも直ぐに話が行ったようだが、K国との国際親善交流が絡む微妙な問題だから、なかなか全国で最初の学級閉鎖には踏み切れない・・という市上層部や学校幹部の苦悩が見え隠れする日が続いた。
この後も、当地を中心に毎日2~3kmずつ円の半径を拡げるように流行が拡大していった。行動制限など無ければ、これが当然なのだ。タミフル販売の中外や薬品卸の人達の話からも、「こんな風に実際に流行というのは拡がって行くのか」との公衆衛生の原理が目の前に展開されていった。12月を前にして、たちまち周辺地域に大規模流行が拡大し、案の定タミフルが地域から完全に品切れになってしまった。急いで全国からかき集めたタミフルも限界で、シンメトレルもリレンザも年内に底をついた。あとは中外の再出荷を期待するだけだった。
それでも、全国最初の学級閉鎖の汚名を免れるためにか、たとえ7割欠席でも授業が続けられていたが、他の地域で学級閉鎖が始まるや、雪崩をうったように当地の小学校も学級閉鎖に踏み切った。いくつかのクラスでは既にピークを過ぎていたし、親からの苦情も国際交流の名の下にあまりあからさまにならなかった。
TVでも当地の早すぎるインフルエンザ流行を報道はしていたが、国際交流の話は最後まで全く出なかった。地域では皆が知っていた話ではあるが、報道自粛が行われていたようだと思う。しかし、国際交流だからといって学級閉鎖を避ける必要がそんなにあったのか?連休明け最初の11月25日に市内各校に保健所からの通達を入れて一斉に学級閉鎖をしていたならば、全国からタミフルが消えるほどの大流行には決してならなかったと思う。また、翌年の予防接種不足も恐らく引き起こさなかったと思う。
当時、私の診療所には市長を始め市の幹部が何人も通院されていた。なぜ、もっと強く学級閉鎖を勧告しなかったのかと反省している。結果的に通常のインフルエンザだったから良かったが、外国からの感染症の季節はずれの落下傘的侵入に対しては、たとえインフルエンザであっても、もしかしたら未知のタイプかもしれないという用心を常にすべきだと思う。
大げさな心配だと笑えるうちはまだ良いが、鳥インフルエンザや新型インフルエンザ、SARS、さらには生物兵器としての組み換えインフルエンザなど、残念ながら現代においてはいかなる可能性も完全には否定できない。咽頭スワブの保存も結局のところ保健所は調べようとしなかった。その年の最初の流行のウイルスタイプ検索は大切なはずなのに、保健所までもが地域住民の健康よりも国際関係を重視したのであろうか?
再び問いたい。
鳥インフルエンザや新型インフルエンザが突然あなたの診察室に現れたら、あなたは正しく診断して感染拡大を食い止める事が出来るだろうか?特に相談できる人も限られる祝祭日だったらドウだろうか?
私は全く自信がない。もし最初の新型インフルエンザの患者が私の診察室の扉を開けて入ってきたら、私は真っ先に感染して命を落とし、私の名前が日本中に報道される事になると思う。SARS流行の時が正にそうであり、相当な数の医師や看護師がその命をはかなく落としていった。
読んでくれてどうもありがとう。
『史上最悪のウイルス』は、2002年末から2004年始めにかけて中国で猛威を振るった新型コロナウイルスによるSARS禍の詳細なるドキュメントである。あたかもフィクションの様に生き生きとした描写や内容は、当時の香港でタイムのアジア版編集長だった筆者達の取材力の賜物であろう。
500ページの医療物。もしミステリー小説なら3日で充分だが、今回はノンフィクションで内容が内容だけに慎重に読み進め、約10日を要してしまった。読了して感じる事は、・・日本人はもっとSARSに学ぶべき、という事だ。
我々がSARSを実際より軽く考えるには大きなわけがあった。
ちょうど、アメリカがイラクを攻撃開始した時期と、SARSが中国や香港を攻撃した時期が完全に重なっているのだ。バグダット攻撃の映像を見ない人は居ないが、同じ時期の中国の病院内の映像を見た人はいない。イラクの脅威は過大評価され、SARSの脅威は過小評価されていたようだ。
宮崎や岡山で発生が続く鳥インフルエンザ。人から人への感染拡大も時間の問題なのか、政府の19日の対策ガイドラインは「火葬が間に合わなければ土葬を許可する」という生々しい内容を含んでいたが、たった一人のSARS感染台湾人医師観光客に翻弄された当時の日本のことを忘れてはいけない。
この本はChina Syndromeが原題で、2005年に既に欧米で発売されたようだ。欧米か?・・などと言わずに是非すぐにでも読んで欲しい。SARSで真っ先に死の恐怖に晒されたのは病院関係者だった。新型インフルエンザはSARSどころではなさそうだ。
政治家、行政官、医療関係者、警察官、マスコミ関係者・・・新型インフルエンザのワクチン接種を優先的に受けることになる人々は、敵を良く知り対策を現実に即して考えておくべきだと思う。この本は、そんな関係者に必読の名著だと思う。医師、看護師のみなさん、かりてでもいいから絶対読んで欲しい。
Are You Ready ?
読んでくれてどうもありがとう。
56章 2003年4月10日 北京
「この建物にいる私達は一人残らずSARS患者よ」張という名の看護師が彼に言った。張も感染者だった。患者達は汚れたシーツの上に横たわり、緊張しきり、懸命に生きようと戦っている。看護師は続けた。「ここには少なくとも百人の患者が居る。数百人かもね。境遇はひどいものよ。私達は部屋を出ることは許されない。大小の用足しも、食事もこの部屋でだよ。ここの患者の少なくとも半数は他の病院の医師と看護師」
63章 4月17日 北京
極秘の救急車の車内には、患者からSARSをもらった31人の病院職員たちがいた。せきをし、ぶるぶる震える彼らに同乗している付き添い看護師は、患者が危険な息を吐き出すたびにあとずさった。白いバンの救急車が北京市内をゆっくりと巡っているとき。WHO専門家チームは中日友好医院に入った。SARS禍の規模を正確につかむのが狙いだったが、聞かされたのは作り話の明るいニユースだった。とりわけ、ウイルスに感染した医療従事者が一人も確認されなかったのは勇気付けられる話だった。だが、実は訪問の情報を聞きつけた院長の命令で、その間も救急車は市内をうろついていたのだ。
68章 5月1日 山西省
山西省の事態は中国全土のSARS作戦の縮図だった。総力戦体制へ向けて動員が行われ、疫病は独裁体制下でなければできないような手段で抑えこまれた。「中国は人的資源と人材とを民主国家ではとうてい不可能なレベルで活用出来た。伝染病が発生した時、公衆衛生当局にとって最難関の一つは、強制隔離の実施とか憲法上厳密な意味で市民的自由に抵触しかねない質問をする事だ。中国にはそのような問題がなかった。」WHO感染対策部長が後に語った。
ブログ開設当初からリンク先に載せているが、先方に全然連絡もせず完璧に無許可である事をまず告白する。そして、勝手に論評をする事を是非お許しいただきたい。
世の中に医師のブログは星の数ほど存在し、ここm3でも日々増殖中であるが、少なくとも私が知る限り、最もお勉強を重ねつつブログを更新している方ではないかと思う。失礼ながら、m3ブログの中に「内科開業医のお勉強日記」以上に学問的に有用なブログはなさそうである。
ちなみに、私のブログは「内科開業医のおサボり日記」という感じだと自覚している。
まずは、リンク先を是非一度のぞいて欲しい。ほとんどの内科開業医には驚きの内容だと思う。どんな人が書いているのだろうか?プロフィールもないので良く分からないが、凄い人に違いない。
有名な「きっこのブログ」は、複数の人が得意なテーマごとに書き分けている印象が強いが、このブログは医学に特化しているもののその分野が非常に多岐に渡りしかもかなり詳しい。しかも書き方に統一感があり、どうみても一医師の作業なんだと思う。しかし、一体全体 週に何本程の原著論文を読んでるんだろうか?大学の研究者だってこんなには読まないだろうし、いずれの領域も良くまとまっている。内科レビュー誌の編集長並みの論文を読みこなし、タイムリーにブログにアップするのは超人なみだと思う。
勝手にブロガーをプロファイリングすると・・・
48~55歳、男性、医師、初代開業、古い国立大か慶応卒、博士号有り、大都市在住、ナンバー内科所属歴有り、講師以上経験、循環器専門医、内科専門医、無床、趣味勉強、肥満なし、タバコすわない、留学経験有り、奥さん美人、ペットなし、子供成績優秀、持ち家有り、借金少々、患者数中位、無党派、無宗教・・・
つまり、良く分からないが、まじめで優秀な内科専門医でしょう。毎回、爪の垢でも煎じて飲みたいと思うのだが、匿名なので無理だろう。目標とする医師の一人である。
皆さんも このブログを訪問して 私と一緒に生徒になりましょう。
読んでくれてどうもありがとう。
今夜の日本テレビの「怒りの告発」番組を見たが、例の特捜プロジェクトの今井さんが香港の宝くじブローカー田中を追いかける辺りまではマアマアだった。しかし少し詰めが甘く、結局放置に近い扱いとなってしまったが・・
次の32兆円。パチンコ産業かと思ったが、医療費を取り上げていた。関東の菅谷クリニックという医療機関の不正請求について大々的に追及していた。TV画面に大写しになるクリニックと院長の姿に、ここまで映すか?と驚いたが、内容が本当なら大変な詐欺だし、大村議員が本当だと断言していた。
ただ、なんと菅谷院長が元厚労省の医療監査部所属の役人あがりで、摘発すべき神奈川社会保険事務所の所長が同じ部署の一年後輩だったのには驚いた。しかも、院長が厚労省出身とは知らなかったとしらを切った桜井所長は、TVインタビュー直後に別に天下りして雲隠れしたらしい。5年以上も告発を受けながらも見逃ししていたようで、ヒドイ院長ヒドイ所長と思ったし、厚労省の役人体質を珍しく攻めていたのて痛快と眺めていたら、別の整形関係の医院に努めていた元事務員とやらが、沢山誤魔化しやってますとヤラセっぽく言い出したものだから福澤アナがヒステリー調に変身してしまい、とんでもない番組に様変わりしてしまった。
元事務員によると、
院長の指示で色々不正請求をやり、月額が2倍程度に水増しされたり、院長が患者に長期間成りすましで多額の報酬を受け取ったり、胃がチョッと痛いだけの患者に高いお金を貰うため慢性胃炎の病名をつけたり、職員などの親戚や家族の保険証を不正に架空で使用したり、何でもアリですよ・・・みたいな証言を行った。
水増しで20%増しならあるかもしれんけど2倍? 架空の自家診療可能なら医師複数の法人? 胃痛は慢性胃炎でだめなのか? どこでも沢山やってるように聞こえるぞ? などなど、形成や整形の一部を出して医療費が高すぎとわめき出すゲストと焚きつける福澤アナ。医師全部の問題と誤解しますよ。
レセプトをチェックするのが医師で仲間だからダメ・・っていっても、はたして医師以外にレセプトに込められた想いまで分かるか?しかし一部の審査員だけは脅しに屈せず真面目にレセプトをみているらしい?関東では審査員に対する脅しや嫌がらせってそんなにあるのか?
不正請求をきちんと取り締まれば、一割負担でも可能ですよ・・と福澤アナは大きく叫んでおられました。全く、勉強不足で自己中の軽薄司会者じゃありませんか?不正請求の定義さえ混乱してるのに、レセプトチェックが完璧なら3割から1割になるんですかね?結局、いつもの医師たたきになってしまいました。最初は厚労省たたきで「やるじゃん?」と感心していたのに損した気分になりました。
しかし、イジメ問題の時もそうだったが、福澤アナ・・大丈夫ですか? 貴方は冷静に勉強してから司会を引き受けたらどうですか?といつも感じています。ヒステリーは良くないですよ、TVでは? 本当に誰かさんにぶっ殺されちゃいますよ。
でもあの院長のイメージダウンは計り知れないですね。髪型は斬新なイメージでしたが。
読んでくれてどうもありがとう。
新型インフルエンザ対策として先日厚労省が発表した内容は、私には非常に恐怖だった。真剣に真意を尋ねたいものだ。

発表の第一は、流行時の国内死亡者数の予測・・・12万人。
これはパニックを考慮して以前の発表より大幅に減らした数字のようだが、これでも1000人に一人は新型インフルエンザで死ぬ事になる。交通事故死の150倍だ。感染者はその数十倍になろうし、隣近所や職場内で知ってる誰かが必ず新型インフルエンザに感染することになる。しかし、裏がありそうな発表が続いた。
その第二の発表が・・・以下の報道(コピペ)だった。これには、心底驚いた。
これまで、病気流行に備えて、政府が国民に最低2週間もの食料備蓄や外出自粛、自宅待機、常備薬備蓄、仕事の家庭内執行などをガイドライン化などで要請したことは無かったと思う。それ程の事を徹底すれば12万人の死者で収まる・・という事なのであろう。新型インフルエンザに対してのWHOや各国政府機関の警戒感は尋常ではない気がするが、総論賛成でも各論となると極めて曖昧だ。色々あるが、一点に限定して危機感を述べたい。出来れば厚労省に明確な回答を求めたいが・・・責任感は期待できそうもない?・・・失礼。
国内での流行が報道された際、感染者や医療関係者はどうすべきか?
患者は病院に行くのか、行っていいのか?受診に行ったら普通に受付して大勢と一緒に待合室で待つのか?通常インフルエンザと初診時に区別可能な事は(特に診察前には)絶対に不可能であろうから、院内に一人でも新型インフの患者が来院すれば、病弱な人々や医療関係者に容易に感染するのではないか?かといって、来院拒否して自宅で増悪と死を待つのか?
疑われる患者が新型肺炎SAASの時みたいに限定的な人数ではないわけだし、あの時の対応すらママゴトみたいで、隔離問題ですら大変な騒動であった。
かつてSAASが疑わしい患者が来た際、私に保健所から指示された事は、「まず患者を院外に退出待機させ、公衆電話や携帯電話で電話相談してもらい、対応指定の県立病院へ受診依頼の連絡をとってあげて、特定の出入り口を介して受診させる」というものであった。実際、そのたった一人の患者を受診させ「SAASが否定的」との診断を得るまでに半日がかりで多くの関係者が翻弄された。新型インフが通常インフと同時流行した場合には、絶対に全ての医療機関がパニックに陥ると断言できる。デパートや役所やパチンコ屋や工事現場や電車は、大型台風襲来や関東大地震と思って休めばいいかもしれない。しかし、肝心の病院はどうなるの?
事務や看護師、技師、給食係、勤務医などが罹患したり恐れたりして出勤せず、政府の推奨通りに自宅待機したら病院は完全にマヒする。それだけじゃなく、通常の患者の中には管理不足のために急変者が続出するはずだ。産科は自宅出産すればいいし、眼科や皮膚科など緊急性の無い診療科は閉めればいいかもしれないが、例えば透析施設はどうなるの?
透析室では、MRSAやB肝C肝でもノロウイルスでも非常な緊張を強いられるのに、強力な空気感染の新型インフが世間で流行してる最中に患者がインフ症状を呈したら・・・透析拒否で自宅待機したら絶対死亡するし、受け入れて透析室全体に撒き散らしたら、病弱な透析患者は全滅もありえよう。感染力が弱い結核患者ですら受け入れ可能な透析室は極めて少ないのが現状だ。そもそも医師やスタッフが自宅待機すれば、透析不可能で患者は全滅する。技術職で燃え尽き寸前の激務の職場、交代要員が見つかるはずはない。医療職は自分が感染して死ぬかもしれない状況でも自宅待機が許されないのか?どうするのか?医師免許を捨ててでも生き延びる方が良いのではないか?残された家族を誰が守る?
管理者(院長)は職員に、新型インフの危険を押して出勤命令できるのか?それで死んだら補償責任は誰が?患者が罹患したら「拒否して見殺しに」法的にできる?患者の訴えは棄却される?院長が罹患して死んだら莫大な借金は誰が補償してくれる?閉鎖中の職員給与は支払い義務あるの?
定期通院中の重症心不全や重症不整脈などの患者は自宅待機?全患者に持病の定期薬を2週間分備蓄させるとなると、費用は保険で出るのか?保険者の査定減産は無いのか?そもそも2週間の待機中にアウトブレイクは収束するのか?
一月に政府から出されるガイドライン。医療職は自宅待機の対象外とするならば、死んだ時の責任や補償を明確に願いたい。もし、医者や看護師が死んでも政府に責任も手厚い補償もないなら、医師や看護師にも診療を続ける責任は無い・・・と私は思う。
まだまだ聞きたい事は山ほどあるが・・・考えれば考えるほど、死ぬより医師免許を捨てて逃げ出したほうが得策に思えてくる。
読んでくれてどうもありがとう。
以下、コピペ
厚生労働省は、人から人へ感染する新型インフルエンザが国内で流行した際に備え、国民に2週間分の食料を確保することなどを求める方針だ。外出を極力控えることを促し、感染者との接触で患者が増える事態を防ぐ。新型発生時の行政や個人の役割を定めるガイドラインに盛り込み来年1月にもまとめる予定だ。
新型が国内に広まっても自宅で過ごすなどの自衛策を講じれば大流行を防げる可能性がある。厚労省は外出を控えることの重要性を強調。食料などを事前に確保することや、持病がある人には一定量の薬を手元に置いておくことを促す。