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昨日の日曜日、朝から当地は雲一つなく晴れ渡り、夕方まで暖かく爽やかな一日だった。夜になって雨が降り始めたものの山登りにでも行きたい位の青空が広がっていた。前日の土曜日も同じく気持ち良い連休だった・・・世間では。
まあ僕にとっては「連休」はこの10数年縁が無く、とっくの昔に意味さえ忘れた言葉なのだが、要するに、土曜日も日曜日も続けて仕事が休み・・・ということだろう。土日以外の連休もあるのであろうが、日曜日以外に休んだことが無いだけに、「祝日ってなに?」という今日この頃である。
しかしながら、世間ではどうもずっと以前から土曜日も日曜日も続けて休みということは「当然」の様で、何も「連休」と取り立てて言うほどの事ではないのであろう? そうだった・・・そんな事さえ忘れてた。そういえば職員達はみな週休二日制で僕だけが連休を知らない変な奴なのかもしれない。
僕の土曜日は当然ながら仕事で、外来も夕方4時まで、透析は2時まで、介護は・・・日曜日も一応入居者の状況によっては年中無休ということになる。まあ「透析患者」も「介護入居者」も365日24時間ほかに任せられない責任があるという点では同じなので、税金をせっせと納めるために身を粉にして命を削って働いているのである。いまや「必死」に働くでなく、「自然に・当然のように」納税額を必死に増やそうと努力しているわけである。我ながらよく病気もせず身体が丈夫に出ていると感心する。メタボであっても丈夫が何よりである・・・
きっとそのお金は、例えば生活保護家庭で有益に使われているのであろうから気持ちよく納税をしたいと思うことにしている。そうでなくては命を削って家族を犠牲にして開業医なんてやってられないのだ。
しかし、実は生活保護家庭の実情は案外と知らないもので、外来で毎月10名ほどの患者さんを診察しているのだが、家庭生活の実情は良く知らない。テレビを見ても本を読んでもなかなか判らないものである。思えば、一度も生活保護家庭に足を踏み入れたことが無かったような気がする。いや、一・二度あったかもしれないが・・・
そして、この連休のど真ん中?である日曜日の朝早くに、僕の「24時間院長直通携帯電話」がけたたましく鳴り、週に一度の安息日の朝の平安を破ってくれた・・・患者さんからの有り難いお電話、噂していた生活保護の患者さんの携帯電話からだった。冬の暖かな布団の中にもう少し寝ていたかったのに・・・残念。
「父(患者)が苦しがっています。熱が高く、うーうー唸ってます。どうしたらいいでしょう。僕も昨日からインフルエンザで高熱が出てきついです。どうしたらいいでしょう?」
患者と二人で暮らす息子がそう電話で訴えてくる。彼も少し精神障害があり時々精神科に入院をしている。説明能力という点では不十分ながら、苦しそうな父親の姿に不安を感じている様子が手に取る様に感じられる話しぶりだ。とりあえず体温を計らせた。39度を越えていた昨夕から飲み食い出来ていない様子だった。前日に発熱を予測して渡していた解熱剤などの場所さえ判らないという。困った・・・出向くしかなさそうだ。
こうして、連休中の往診が始まった・・・ ②へ続く (少々フィクションが混ざってます)
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