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< 赤字なので・・・ | メイン | 死者に学ぶ >

久々に海堂尊さんの新刊の紹介をします。当ブログにも沢山の記事を書いてきましたが、どうやら【 イノセントゲリラの祝祭 】以来、2年半もの時が流れてしまったようです。

その頃から海堂尊さんはテレビや映画で作品が映像化されていくことが多くなり、原作と脚色された映像作品のギャップに実は戸惑うことがしばしばとなり、少々海堂尊さんから離れていました。途中3冊ほど読んでも感想を書いてませんし、3冊ほどは積読状態で部屋の片隅にゴロんとしています。海堂さんがAi推進にまい進されればされる程、作品の帰結が見えてしまうので、ワクワク感が減ってしまったことも一因でしょう。

兎にも角にも、今回は新型インフルエンザ騒動、厚労省村木局長逮捕事件、大阪地検特捜部問題、道州制や地域主権問題などが出てきますから材料としては面白いです。

海堂さんがモデルの医師彦根はイノセントゲリラで大活躍でしたが益々海堂先生の代弁者になったようです。

 

ただ・・・・材料が良い割に面白くない、というか残念な仕上がりだ。

 

橋下大阪府知事が浪速モンスターなんでしょうが、実物の方が良いんじゃないかと感じる。

カジノの泡銭を医療と介護に・・という知事の主張はアホかと思う。カジノ抜きの改革を目指しなはれ。

道州制が愚策であることは僕が繰り返し主張してきたことだが、考えたつもりの「日本三分割論」はミニ官僚組織を作るだけで情けない中途半端な策だ。やはり日本の癌、首都東京を弱体化すべしという海堂・橋下両氏の主張を実現するには3分割論ではなく首都移転を組み合わせないと絶対に駄目である。手っ取り早く3か所で回しても反対が少なくていいかも・・・

また、最後の橋下と大阪地検特捜副部長のやり取りはいただけませんな。次作への展開上しかたないのかもしれないが、前振りの割には情けない決断・選択でした。まあ、次作でのどんでん返しに期待しましょう。

 

しかし、新型インフルエンザ騒動の厚労省のドタバタ無策ぶりへの皮肉は弱すぎです。海堂さん、もしかして有名になって霞が関が恐くなったんじゃありませんか? あの時の「現場」ではもっと激しい厚労省への怒りが渦巻いてたのに忘れたんですか? それとも気づかなかったのですか? もっと無茶苦茶に皮肉を連発して下さい、現場の僕らのために・・・

 

まあ、材料はいいんですが・・・

海堂さん、しょうしょう書き急いでいませんか? 最近、作品の質が落ちてませんか?

 

読んでくれてどうもありがとう

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