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日頃忙しい忙しいとお嘆きのM医師は、田舎のチンケな開業医。時間貧乏、借金大王、でも顔では ダイジョウブ・だいじょうぶ・・・
ということで、本日28日がアカデミー賞授賞式とも知らぬ存ぜぬのまま、土曜・日曜と 愛する家族も放り出して映画三昧の週末を満喫した。
で、最初の味は、本日めでたく アカデミー作品賞・主演男優賞・脚本賞など主要部門の受賞に輝いた【英国王のスピーチ】から・・・
これは当地では26日土曜日が封切り日だったが、なぜかいつもの大きなシネコンでやって無くて、人口百万の政令指定都市に上映館が一か所しかないというお粗末さ・・・僕が観た時は中位のホールが初日だと言うのにガラガラだった。といっても、仕事が終わったのが夜8時半過ぎで、急いで9時過ぎのレイトショーに駆けつけたのだが・・・ 想像以上の、期待以上の作品で、最後はボロボロと泣いてしまった。主人公のジョージ6世はスクリーンの中で嬉しさを表現していたのだが。
期待など全然してなかったが、某英国在住の会ったことも無いインテリ女性(多分・・・)に先日お勧めのメールを頂く機会があって、土曜の仕事が遅くなりついでに気になっていたので晩御飯も食べずに出かけたが、いまは受賞前に観賞出来て感謝感激雨霰・・・です、サンキュベリマッチョ
まあ、ツマラヌ感想はよすけど、「頑張ろう、頑張るぞ、行くぞ、やるぞ、もうひと頑張りするぞ・・・」といった気持が久々に湧きあがった。
で、翌朝は・・・ワンコ二匹をお連れしての公園お散歩。あんまり小さい(トイプー7カ月で800g)ので、沢山の若くて美しい女性とか 若くなく美しくもないけど人生の味が顔に輝く人々に「まあ、カワイすぎる・・、なにアレ?」と何度も声をかけられるのが恥ずかしくて下ばかり向いて黙々と歩いてしまった。お陰で100円拾って儲かった・・・
その後は、妻から「亭主元気で留守が良い・・」と再び追い出されたのを良いことに映画を2本続けて観てしまった。受賞作の【ソーシャルネットワーク】に関しては匿名ブログ以外のネットには興味無しなので、評判良くても観ないことにした。もちろん、受賞が決まったけど観ない・・・
で、観たのは【恋とニュースの作り方】という高尚な味の映画。一説ではNYを舞台にしたエロティックコメディーという噂もあるが、僕にはやはり「そうだガンバレ、俺もがんばるぞ・・」という感じの作品で、あんな女性と一緒に仕事が出来て、ついでに恋も(不倫も)出来たら人生も楽しかろう・・・もう一度アメリカで暮らしたい、と涙を流させた期待以上の映画だった。
それにしてもダイアン・キートンは可愛くて素敵な女性だ。僕の理想のオバサン・・・ それだけでも1500円は高くない。
そして最後に・・・そして最後に・・・スーパーダイナマイト映画監督、クリント・イーストウッドの【ヒア アフター】・・・
これも良かった、良かったと思う、いやヨカッタハズだけど・・・途中で何度も電話で中断されて少々意味不明というか、肝心のシーンを観そこなったようだ。三人の患者さんから映画中にお電話をいただいた・・・感謝感激雨霰、のハズは無い、少々悔しいが、これも医者冥利に尽きると言うもの。
僕は死語の世界を信じることは保留にしているが、監督も保留とか。ついでに原作者は信じてない・・・のにこの作品を作ったそうで、逆に映画を素直に観れた。サイキックらしくないのが印象的で素敵な作品と感じた。決して後味は悪くない・・・
そして、夜は(まだ生きてる)患者さんに呼ばれたので・・・ 僕は映画終了後に家族を放り出して、愛車で夜のハイウエイをすっ飛ばした・・・
2月は劇場で五本も観たが、人生は長くないし、もっと楽しんで行こう・・・
3月は怒涛の@@@が僕を呼んでいる・・・
読んでくれてどうもありがとう
50歳を過ぎても美しく気品漂う女性を見るとドキドキ興奮するのであるが、昨今の北アフリカ諸国での政変をTVで観てもあまり興奮しないのは何故であろうか? 日本の民主党政権のドタバタ喜劇というか、悲劇よりはマシではあるが・・・
エジプトのムバラク大統領が退陣したが、1981年のサダト大統領暗殺の時の興奮は全く感じない。あの時の副大統領がムバラクだったとは、当時は気にも留めなかったのに、長く続いたものである。暗殺事件の際に出した非常事態宣言がまだ続いていたとは驚きだったが・・・
しかし、ここしばらく、エジプトはよく名前が変わった・・・
その時々に政変が有ったと言うことだ。1952年までは王政だったのが、革命によってエジプト共和国になった。この時はまだ僕は生れてないが、今回の政変より革命として興奮したことだろう。
第2代エジプト共和国大統領になったナセルは、シリアを巻き込んでアラブ連合共和国を1958年に建国?した。反イスラエル、親ソ連・中国で反米ながらダイナミックな社会主義的政策を推進した。彼が52歳で病死したのが1970年9月28日、僕が小学校5年生で大阪万博の年だった。
小学校の運動場を「ナセルが死んだバイ、ナセルが死んだバイ」と、あんまり興味がなさそうだった同級生や先生たちに大声で走りながら触れまわっていた小学生の自分自身をハッキリ思い出せる。共産主義とは一線を画してきたマセた小学生であったが、アスワンハイダムの建設者として中学受験に欠かせぬ著名人の急死は小学生ながら一大事・・・だったのであろう。
サダトが大統領に就任した時は小物に見えて仕方なかった。 しかも、一年もしないうちに、中学受験の直前に国名をアラブ連合共和国からエジプト・アラブ共和国に変えやがって、しかもいつの間にか親ソ連から親米、反イスラエルから親イスラエルへ政策変更しやがって・・・、今以上に政変が連続的にリアルタイムで観れて子供心に「トンデモナイやつだ・・」と感じていた。そして、10年目にテレビカメラの前でハデに暗殺されちまった・・・
今回のムバラクのトンズラは・・・全然興奮しない。30年も続いた割に感動も興奮も感じない。感じるのは、将来不安だけ・・・
何故だろう・・・?
恐らくは、1989年の東欧ソ連革命時にも有った様な、イデオロギー的な革命ではなく、宗派間対立とか、親米か反米かなどといった観点で物事が動いているからではなかろうか? もっと言えば、テレビを観ていて、僕自身は倒される側に暮らす人間だとの自覚さえある。僕はどちらかといえば親イスラムとか親アラブとかよりも、精神的には親米だから・・・
とても革命とは感じない・・・
政治的混迷とか、宗教的混迷といった感じさえする北アフリカから中東にかけての政変である。
本来ならば、中国とか北朝鮮とかミャンマーの様なイデオロギー的軍事独裁や政党独裁の国家体制こそが変革期を迎えるべきで有ろうに・・・と思いながら、ときどきヒマな時にTVを冷静に横目で眺めている。
読んでくれてどうもありがとう
ニュージーランドへ夢を抱いて留学された若者達。TV映像からは悲惨な光景が連日飛び込んでくるが、一人でも多くの生存者がおられることを祈りたい。海外留学中という人生で最も幸福な時期に突然降って湧いた大災害に本人も関係者の人々も悔しくて悔しくてたまらないことだろう。
さて、このような大地震が起こると、近い将来起こるであろう日本の大地震を思わずにいられない。特に・・・首都東京を襲う直下型大地震を。
つい先頃、「首都機能移転検討会が消滅する」という報道を読んだ。ひっそりと、恐らくは多くの人々に知られることも無い小さなニュースだった。TV報道はされたのであろうか? 大都会・東京中心主義の現政権の意向に沿った妥当な政策なのであろうが、かねてより首都移転こそ日本にとって最も大切な政策の一つである・・・と連呼して来た僕には実に悲しい知らせであった。
首都・大東京に官も民も巨額のお金を注ぎこみ過ぎて、直下型大地震の際に日本は終わるだろうと僕は恐れている。東京都民が何人死ぬかという問題ではない。人口が多過ぎる中国がこれ幸いに瓦礫となった東京の土地を安値で買い漁るかドサクサ紛れに軍事侵攻してくるか・・・はたまた、ロシアが北から対抗して入り込んでくるか・・・
いずれにせよ、首都機能の移転や分散化は今後も日本が日本で有り続けるためには欠くべからざる政策の一つだと思うのである。
今の日本は想定される大規模地震の際にも耐えうるように・・・と、耐震やインフラ整備などに国力を無視した巨額のお金を使い過ぎている。人権派が生命生命と連呼すればしかたないかもしれない。張りぼての公共事業である。これこそが、日本の最大の無駄遣いであって、もっと低コスト体質の分権国家に変貌しなければならない。一部が耐えても都市が耐えれなければ首都機能は不全に陥る。
昔と違って、通信や移動や上空からの情報収集が容易になったために、地方分権というか地方の活用が本当ならば活きてくるはずなのであるが、液状化最適地の湿地や海を埋め立てた大江戸にかくもコダワル理由が有るのであろうか?
東京直下型大地震からの復興など、世界の現実スピードから夢物語だと考えない人が政治や経済の中枢にいるのだから始末が悪い・・・
予算案がもめている・・・
アホ・バカ・マヌケが内閣で戯れている・・・
歴史に責任を・・と馬鹿の一つ覚えを唱えるアホには太古からの歴史を思い出していただきたい、もし知ってれば・・だが。
悠久の歴史の中で都市を滅ぼし国を滅ぼす最大の原因は天変地異の大災害であろう。
移動の自由を確保することこそが、人類というか共同体にとっては最も大切なことである。往々にして隣国の共同体に阻まれ滅びて行くのだが・・・
読んでくれてどうもありがとう
69・・・とかなんとか、下品な記事を書いていたら御叱りのコメントをいただいた。情けなくて掲載できない・・・
しかも、この「世界的な政治変化の潮流」を(ワザと、わざとですよ・・)書かなかったので、「下品なブログを控えて高邁な政治的記事を読みたい・・」とのリクエストと勝手に解釈し、久々に政治の記事を書いてみたい。
過去に書いた記事を読んで頂けるとよいが、僕は基本的には「人類が生き残るための地球規模の政治改革が必要」との立場を取り続けており、狭い日本の与党だ野党だ毛党だ悪党だ・・・との区別はしていない。
世界は実に危なくなってきている、と思う。
まず、世界的には冷戦の時代が終わり、共産主義の失敗がベルリンの壁を崩しても、昨今の北アフリカにおける「革命もどき」は別の対立軸を強固にしつつあるにすぎない気がしている。その対立軸とは、十字軍に始まった「キリスト教 vs.イスラム教」の決して相容れない対立軸である。これは誰がどう考えても融和や協調は無理な宗教戦争なのであって、多神教の宗教で育った日本人が扱い切れない「ドロドロの終わりなき戦争状態」なのだと思う。
そこに第三極の台頭が世界情勢を複雑な「もつれた泥縄状態」にしている。それは、両方の宗教に比較的縁遠い「旧共産圏の列強」の復活である。つまり、中国とロシアという日本が日清・日露と奇跡的な勝利で追いつき追いぬいたと勝手に誤解していた国々による「辺境の小鬼」への差別的抑圧の手法であろう、と思う。
中国とロシアにとっては、アメリカですら「運の良い新参者」にしか過ぎないと思っているハズで、「辺境の小鬼が成金新興国の手先となって庭先でチョロチョロしている」のは気に喰わないハズである。そうして、中国とロシアは「魚釣島とクリル諸島」で手を組み、二度と日清・日露の過ちを繰り返すまいと意気投合しているのである。
そこにマンマと利用されているのが、民主党や社民党のアホ・バカ・マヌケ達であって、自分たちがアホとは認めたくない「自称インテリ風弱者救済型政治家もどき」に騙され踊らされて300議席も民主党に与えてしまった「劣化した日本国民」が親の富を食い散らかして遊んで自堕落な生活を楽しんでるのが今の日本の姿である、と思う。
僕は菅直人は・・・真正の馬鹿なお人よし、だと思う。きっと良い人、だと思う。ただ、総理大臣には不向き・・・
鳩山・菅・仙谷・枝野・岡田・江田あたりは無理筋の政治家だと思う。かつて、ローマで前1世紀のスッラ独裁に対しマリウスが復讐の念でフォロロマーノに1000を越える政敵の曝し首を並べた様な強烈な政治的不安定さが当面見え隠れしそうな気がする位である。
日本人は政治制度そのものを代えるべき時に来ていると思う。衆議院・参議院という制度も、内閣制度も、選挙制度も、官僚制度も、通常国会・臨時国会の会期や委員会や本会議のあり方も法律の改定・制定・運用の在り方も全てが古臭いのである。時代にそぐわないのである。
小手先で政界再編などしたところで、国会制度や内閣制度や政党政治の仕組み自体を代えていかなければ、周辺諸国の全く政治体制と価値観や倫理観を異にする独裁者たちと太刀打ちなど出来るはずもない。「目覚めよニッポン、中国・ロシアに国家を滅ぼされる前に・・」である。
書きたい事は無茶苦茶沢山あるのだが、今日はこの辺で止めておく。
一刻も早く 菅直人も民主党も辞めてくれ・・・ 日本が滅びる前に
読んでくれてどうもありがとう
69・・・、ニヤニヤしてる?そこのあなた。あなたの想像は違いますよ。僕もm3ブログにそこまでは書きません。この69は、なんとなんと昨日のバレンタインデーに僕がもらったチョコレートの数です。どうです、凄いでしょ?
その上なんと、大人の余裕を見せて、某お年頃の女性からのチョコのプレゼントは丁重に受け取りを拒みました・・・ マジ恋に発展してもいけません、美しい妻子ある身ですから・・・
以前は患者さんが(といってもお婆ちゃんですが)毎年チョコをくれてましたが、今では通院不能になってもらわなくなりました。チョコっと淋しいです。
でも、69・・・
自分で書いてて相当に侘しさもあります。
だって、69人からではなく、全部で69切れのチョコですから・・・
実は、たったの二箱でした・・・
そう言う訳で、前も書きましたが、僕はバレンタインデーが嫌いです。
読んでくれてどうもありがとう
久しぶりに映画館に行きました・・・ いつ以来でしょう? 忘れました。
この3連休の間も休みは昨日の日曜日だけでしたが、映画の他にも愛人や愛犬達とユックリとした時間が持てました。
さて、前評判とか粗筋とか先入観も全くもたずに2本の映画を楽しみましたが、まずは【ウォールストリート】・・・
前作は観ていませんし、今回も期待していませんでしたが、投資銀行の内幕も映画より実際の方がドロドロしてるんじゃないの?という位にアッサリ描かれていたようで、映画に無遠慮に登場する太ったオリバーストーン監督の顔が後味悪く残ります。
NYの風景も911以降はシンボリックさが消えうせたようで、かつての想い出もストレートには蘇りませんでした。唯一、マンハッタン島の北北西方向にワシントン橋を越えて拡がる紅葉樹林帯の上をヘリが飛ぶときだけは一気にニューヨーク州の秋が思い出され泣きそうな気分になりました。もう、あの世界には戻れないのか・・・、と。
マイケルダグラスは存在感がありますね。主人公の若造の妙な作りものみたいな顔には共感出来ません。僕を損させてくれた株屋なんて・・・勝手に潰れろ、です。
その悪徳経営者(中央)の顔や雰囲気が、現在僕が実生活の中で最も気持ち悪く不愉快に毎日毎日感じてる某社長の雰囲気とよく似てまして、悪行の果てに自滅して・・・「ザマアミロ」と感じたのは救いでした。
この映画を観て唯一心に刻んだのが、「大金より大切なのは、よき人生を生きるための時間の余裕だ」ということでしょうか。実際にそんな風に言葉で表現されはいないでしょうけど、実に僕の胸に響きました。
たとえ年収が一億越えの仕事漬け多忙生活をしていようと、実生活でのプライベートな自由な時間がほとんどないようでは幸せな生活には程遠い・・・二度と戻らない人生なのに。
その勝手に決めたテイク・ホーム・メッセージを肝に銘じ、多くの美しき女性たちと有意義な実生活の充実を図りたい・・・・(またそっち系か? と笑われそうですね。ま、僕の妄想を信じてるひとはいないでしょうけど・・)
次は、【太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男】・・・
こっちも前知識無しでしたが、竹之内豊みたいなカッコいい俳優を観るとメラメラと対抗心、じゃなかった嫉妬心が湧きますね。どうして神は僕をこうもみにくく創りたもうたか?と・・・ あと、唐沢さんの極道一等兵はよくお似合いでした。彼には財前五郎ちゃん役は似合いませんから・・
日本映画なのかアメリカ映画なのか、サイパンなのかタイなのか、フォックスなのか小野田少尉なのか、あるいは横井庄一なのか・・・
この映画では、どうしても収容所の監視体制の甘さばかりが引っ掛かりましたが、まあよいでしょう。いい映画というより、いい話でした。
【お金より時間】です、豊かな人生に必要なものは・・・
その意味では、僕は最低の生活をしている気がします・・・
なにも大金を得たいと思って仕事をしてるわけじゃないんですよね、税金でどうせもってかれて無駄遣いされるんだから・・・
読んでくれてどうもありがとう
これも連続して稀な「事件」の報告になります。ただ、別に計算する必要はありません。
昨日は忙しい外来の途中で事務室をノゾキ見したら、居るハズの可愛い事務嬢達がおらず、外来看護婦も含め外来スタッフ全員が玄関ドアに集合して外の同じ方向を眺めていた。
そして、スタッフの一人が僕に、「センセイ、カッコいいわ・・」じゃなくって、「センセイ、早く来て・・」とマジな顔で呼びかけてくるではないか・・・
『おいおい、まだ昼だぜ。それに俺たちまだそんな深い関係じゃないだろ?』 との想いが一瞬心をよぎったが、まあ当然ながら誤解だったようだ。恥ずかしいな。
正しくは、「センセイ、事故です。人が道路に倒れています。早く診てあげて下さい、センセイ」 でした。
ということで、待合室に15人程の患者を残し、僕は白衣のまま診療所の前の国道に飛び出していった・・・
腰と頭の打撲で意識障害や四肢麻痺はなし。一応、内科医でも重症度の判断がしやすいケースで被害者が単独だったからホッとしたが、大量の血液を見なくて幸いだった。14年間で初めての経験だった、診療所の玄関前で事件が生じたのは・・・
しかし、実は・・・
医者になって4年目、僕は医局命令で某僻地の病院に飛ばされ若き院長代行職をこなしていた時期があった。その時に病院正面で交通事故があって、血だらけになった女性を応急処置後に救急車に同乗して基幹病院に搬送したが、事故自体が激しくて、集中治療のかいもなく残念ながら数時間後に死亡された。今から20年前の事件だが、今も鮮明に記憶している。そして、そのことが玄関を抜けるまでの瞬時に蘇っていて、不安な気持ちで国道に大の字で横たわる男性に駆け寄っていたのである。
渋滞する国道のど真ん中で白衣を着た美しき中年医師の行動は恐らくカッコ良かったに違いない。自分で言うのだから間違いはなかろう・・・
久々の経験、もう二度とゴメンではあるが・・・
読んでくれてどうもありがとう
僕は自慢じゃないけど数学が苦手、高校一年までは天才的だったのだが。お陰で一流大学には合格できなかった。そこで、数学的に才能溢れる皆さんに問題をお出ししたい? 当然、僕には答えなんて判らない・・・
さて、問題です・・・・
本日の外来で奇跡が起こりました。その奇跡の「確率」を計算して下さい。設問が適切かどうかも良く判りませんが、これは実話です。
「当院に慢性疾患などで毎月定期的に通院する患者は約1000名です。なかには同姓同名の方も数組います。仮に吉永小百合さんとします。二人は同一市内かつ同一町内在住です。年齢55歳も性別も同じです。片やメガネの洋風顔、片やメガネなしの和風顔で、かつて時間外の電話で僕がとり違ってヤバかった二人の吉永さんです。この二人は月に1度、片方は30日処方で、片方は28日処方で定期受診されます。主に午前中に来院されます。」
「当院は来院順でカルテに番号札をはさんで手際よく順番どうり診察をこなしていきます。本日の午前の外来には42名の患者さんが来院されましたが、なんと二人のこの吉永小百合さんが来院番号31番と32番で連続してしまいました。間違っては大変です。看護師と受付は間違わぬようにメモでメガネの有無を示しています。」
こんなことは14年間で初めてで、医者になって25年の外来人生でも初めてです。同じ日に二人の同姓同名患者の来院の経験は一度あったですが、同姓同名が連続して来院したのは前例がありません。
さて、この同姓同名患者が同じ病院の同じ日の外来に同じ時刻に連続受診する確率は計算上どれくらいでしょうか? 数学に強い人、どうか教えてください。
読んでくれてどうもありがとう
僕が週末に愛人ではなく愛妻と過ごす家は都会の超高級住宅地に建つ超豪華一軒家ではあるが、残念ながら時々お隣さんの生活の音が聞こえてくることがあるので、お互い特に夜のプライバシーにはエロエロと、じゃなかった、色々と気をつけている。最近はワンコ達と暮らすようになったので、ワンコ達が近所迷惑になってなければ良いが・・・と少々気になってもいる。
さて、そんな普段の多忙な生活から解放された土曜の夜・・・というか深夜2時過ぎ、僕は勉強している子供達に気遣って、テレビ録画した音楽番組をワイヤレス・ヘッドフォンを使用しながら楽しんでいた。画面には例によって佐野さん・・・
僕は佐野さんがマイクロフォンに向かう際の立ち方や内股の具合、手の仕草、顔の上げ下げ、クラッピングする掌の動き、ギターの持ち方、振り向き方、飛び跳ね方などなどを真似し研究しながら、黙って口パクしながら観ていた。もちろん、気持ちは95%画面の中。残り5%は患者さんから緊急電話が入らないか、携帯電話の着信画面が点灯しないか気を付けていたのだが・・・
その刹那、寝室のドアを開け、ワッと驚きの叫び声をあげる妻と眼が合った・・・
呆れた顔で僕の顔とテレビの画面を見比べて、「あなたもホントに好きね・・」と毎度のことながら感心されてしまった。感心なのか軽蔑なのか驚嘆なのか憐憫なのか、とにかく「いい歳をした開業医が深夜2時過ぎに肥満したみにくい身体をゆすって白髪の頭をブンブン振ってダンスしてるの?」と言う声なき声が彼女の顔に浮かんでいた。

翌朝、妻が娘たちに「パパったら夜中の2時過ぎに佐野元春をガンガン大音量で聴きながらダンスしてたのよ、信じられる? こうやって・・・頭振って踊ってたんだから・・・」と身ぶり手ぶりで笑いながら説明してくれていた。
しかし、深夜の2時過ぎに開業医がヘッドフォンのボリュームを最大に上げて、近所迷惑にならぬよう、子供の勉強を妨げない様に音を立てずに踊って何が悪いんだ? いいじゃんか? 何も反省すべきことは無し・・・耳が悪くなれば別だけど。
まあ、確かに痴態なのであろう。患者さんには知られたくない開業医の秘められた生態であろう。
読んでくれてどうもありがとう
先の日曜日、僕らはワンコ達を家に残し昼食をいただくため出かけた。日曜日は僕が家族と過ごせる貴重な時間で、平日に一緒に過ごせるほどのヒマも余裕も残念なことに僕にはない。いつもなら 『何にする?』と聞くと、『うどん・ラーメン・カレー・パスタ・・・』などと言うストレートでイージーな答えが返ってくるのだが、先日はなぜか違った・・・
『ホテルのレストランへ行きたい・・』と、想像だにしなかった答えが下の娘から返ってきた。僕の頭の中で電卓が作動し、ポケットの中の財布の中身へ想いが巡った・・・ でもどうして?
口にこそ出さなかったが、数日前に娘が誕生日を迎えたのに僕が仕事で祝えなかったための「おねだり」なのかもしれないと感じ、まあいいか・・・と川沿いの大きな高級ホテルへと向かった。
そこで「サンデーブランチ・バイキング」をいただくことになった。お一人様、2300円 だったかな? 家族連れなどでほぼ満員だった。わっ、ラーメンの4倍じゃん・・・と悲しい顔をする訳にもいかず、他のご家族達のマネをしてニコニコと席へ向かった。お昼に1万円か・・・ まあ、そう度々あることでも無いし、誕生日もすっぽかしたし、プレゼントはもう何年もあげてないし・・・まあタマにはいいか、と思いながらサンデーブランチを楽しむことにした。
でも、なんだか気持良い・・・妙に不思議な感覚だった。ちょうど家族旅行で宿泊している様な気分、プチ贅沢な心地好い日曜日の昼時に妻と娘たちとホテルのレストランで過ごすことがこんなに気持ち良いとは初めて知った。
思えば、開業して14年近く。年に一度有るか無いかの家族での宿泊を伴う旅行、もういつの事か忘れそうだ。
広いレストランの多くの家族連れ、ほとんどがホテルの宿泊客に見える。お金も心も余裕がありそうで、子供と手をつなぎとっても幸せそうだ。お父さんにはお父さんの、お母さんにはお母さんの「子供達を旅行に連れてきている」という自信と誇りみたいな表情が顔に見てとれる気がした。
『なんかいいね』 『なにかいいわね』 『ここ好き、お泊りしてるみたい』 『また旅行に行きたいね』
こんな会話をしてるとは他のテーブルの家族連れは決して想像できないであろうが、僕らの顔は多分ニコニコ明るかったハズだ。2300円にしては美味しい料理と高級ホテルレストランの雰囲気、また来たくなった。黒服のスタッフに丁寧にサーブされ、ホントに宿泊してる様な気分になれた。家から僅か10分の距離、ワンコ達と過ごしてリラックスしていたことでブランチがブランチらしく楽しめたのかもしれない。実際に家族旅行に行けない僕らだけに、近所のホテル・ブランチでこんなに楽しめるとは新たな発見だった。
年々忙しくなり責任も重くなり明らかに自由時間が減っている。厳密に言えば自由時間・完全フリーな時間は皆無であるため、身近な異次元空間のサンデーブランチを妻や娘たちが喜んでくれることにホッとして、最近やや重くなっていた気持ちが随分と軽くなった・・・
読んでくれてどうもありがとう