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現場なう・・・
今シーズンのインフルエンザが当院で最初に確認されたのは1月3日。それから約3週間、流行は加速度を増している。小児は全く来院されないが、今年は特徴的だ・・・【恐らくワクチンが効いていない】
本日来院のA型陽性患者10名のうち、ワクチン接種者は5名・・・今日に限った話ではない。特に痛いのは、当院の介護部門のスタッフおよびその家族が次々に罹患していること。夫々接点はなく、外部で感染して家に持ち込んでいる様子。幸い家族内感染や職場への感染持ち込みは回避されているが、全員がワクチン接種後だっただけに悲しい想いで勤務体制のやり繰りに追われている。感染も避けなきゃいけないが、人員配置が不足してもいけない。他から応援部隊を持ってくるのも容易ではない。今夜も夜勤予定者がインフルエンザ罹患し、休みの人に急遽夜勤をお願いした。
もう昔話の様だが、「強毒性インフルエンザがパンデミックになったらどうするの?」なんていう恐怖の行動計画なるものが叫ばれていた・・・覚えてる? あれ、今の厚労省はなんにも言いませんがどうなっちゃったんでしょうか? 巨額のワクチンを無駄にして反省し過ぎでワクチン行政の根幹をポッキリ折り曲げちゃったのでしょうか? 何か言いなさいよ、流行ってるんだから・・・
一昨年に流行した新型株が変異して今年の現場では恐らく無効になっているというのに、近い将来の強毒性パンデミックの際には変異を続ける新型株にどうワクチン対策を取るのであろうか?
ユニバーサルワクチンの開発? ワクチン製造スピードアップ? 抗ウイルス剤の多様化? これでOK牧場? それなら医者はいらないね・・・
まあ、しかし、僕の診断能力の向上には我ながら驚いている。当院は貧相なので各種検査は必要時に限り抑制的にしかしないのだが、インフルエンザ簡易キットもホドホドに使用している。主な目的は80%怪しいと思われる患者を100%確実に診断すること。つまりは、陽性反応が出そうだと相当程度疑った時のみに一応は(少しの例外はあるが)限っている。毎日、5~10例程度のペースが続いている。
とうとう今日は陽性率が10割になってしまった・・・検査を行った10例中10例がA型陽性。今年に入っての大まかな陽性率は85%程度かと思われる。これは・・・素晴らしい数字だと思う。なにしろ、38度未満の発熱患者が3割以上混ざっているから。今日も10例中3例は37.5度未満だった。今シーズンは貧相なオツムの勘が冴えている・・・
まあ、強毒性インフルエンザ流行時の現場の悲痛な悩みは昨年まで繰り返し繰り返しブログに書いてきた(ので興味があれば左のカテゴリーで探して読んでほしい)が厚労省からは全然問い合わせが来ない・・・匿名だからしょうがないか?
しかし、全国津々浦々の小さな貧相な医療現場・介護現場は仕事に穴をあけられないので戦いぬくのは大変なのである。国がもう少しまともな政策を打ち出さないと無理なのである。安心して感染症と戦えないのである・・・
子供手当とかいう糞予算をなんとかして欲しい・・・
公務員制度改革はどうなったん?
生活保護の無茶苦茶ブリはそろそろナントカしなきゃ・・・
現場を大切に・・・ 現場なう・・・でした。

滝川クリステルさん、お大事に・・・
読んでくれてどうもありがとう
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