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「どうかね、医政局長、地域貢献加算の算定具合は? チミ、せいぜい3割くらいしか算定出来ないとほくそ笑んでたね? いま、何%くらいかな?」
『あ、政務官ですか? いま、大分はいかがですか? 議員を離れて少し骨休め出来てますか? えっ、町立病院に御勤務? 流石ですね、僻地医療にまい進とは・・』
「そ、そんなことはどうでもいい。僕も大学病院の助教授の時が懐かしいよ。ここだと、シイタケかな、ふぐも美味いよ。一村一品だし、医政局長も遊びに来てよ。 まぁ、来ないよね、田舎だしね。官僚にとっちゃ外国以下だもんね。 で、どうなの? 地域医療貢献加算の算定率? 30%届いた?」
『そうですね。私の読み以上に多いですね。診療所ベースだと予想どうり30%なんですが、患者ベースだと50%に届く勢いです。』
「そうか、やったね。僕のお陰で日本の時間外診療も凄く充実・・・ 僕の考えは間違って無かった。医療崩壊を食い止めたかもな。あんだけm3の掲示板とかmurajunの糞ブログでボロクソに叩かれたのに。muraun、どうだ? 俺は神になったぞ・・」
『あのォ、元政務官。それが・・・ 更に内訳を精査しますと少々違うんです。救急病院を受診する小児科や循環器科や精神科の患者が以前より大幅に増えています。病院の勤務医達が過労死してしまうと悲鳴を上げています。ますます崩壊速度が増しています・・』
「なこたぁ無いだろう? えっ? もっと良く分析したまえ、チミ。頭悪いんじゃないか? 学校どこ?」
『東京大学です。 申し上げにくいんですが、実は加算を算定したのは元々急患が少なく再診患者数が多い眼科や整形外科や耳鼻科や皮膚科などばかりで、逆に小児科や循環器科や精神科など元々時間外にボランティア対応で頑張ってたところが「たった30円で義務化は嫌だ」と時間外診療をこの機会に完全に止めてしまったようなんです。 それで、救急病院が汲汲言ってます・・』
「ばかもん、冗談言ってる場合か? でも、その理屈は良く判るな。俺でも365日24時間は嫌だしな・・・ でも、30%で予測どうりっ・・てマスコミには流せよ。間違っても小児科の撤退がばれない様にしろよ。落選しても俺は神だからな・・でないと、次の選挙も勝てん・・」
『分かりました。肝に銘じます。私も天下り先に影響しますから・・・ ただ、政務官、内科も算定してるとこも少なくないですよ。』
「そうか、それを早く言えば良いのに・・・」
『それがぁ・・・ 詳細に分析しますと、完全予約制の診療所とか、検診専門クリニックとか、企業内クリニックとか、ヨボヨボの後期高齢開業医の所ばかりなんですよ。これも救急病院の負担軽減には残念ながら全く関係ない様です・・・』
「なにやってんだ? 加算が多くて医療費が増えて医療崩壊を促進しちゃ駄目だろう? 肝心の小児科がやんなくちゃ失敗だ? 誰だ、これ考えたのは? 俺は知らないぞ・・」
地域貢献加算は誰のため?
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