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生活保護受給者を患者に仕立てての「貧困ビジネス」の容疑者「山本病院」の事件に僕はこれまで敢えて触れてこなかった。理事長の事は当然悪いと思うが、それと同じくらい生活保護の仕組みが破綻しているのを知りつつ放置して医療に丸投げしている現状にも大いに不満だったからだ。
別に山本理事長の肩を持つ気はサラサラない。しかし、昨日「警察署内で留置中に異常死した塚本医師」には同情を禁じ得ない。警察が死因を「急性心筋梗塞」として始末し、容疑者死亡で不起訴にするとか聞いたが、温情をかけた様な素振りには納得できない。
塚本医師の留置所内での突然死は紛れもない「異常死」であって、「病死」ではなく奈良県警以外の第三者機関が警察組織を調べるべき事案であり、関係者、すなはち桜井署長や県警本部長や取り調べ担当者、留置所職員、嘱託医師などは「業務上過失致死の容疑者」として取り調べ対象であろうと思われる。
もちろん、これは皮肉であって、医療を知らない警察官にはとうてい異常死か否かの判断は無理だと思うのだが、実は医師にも同様の限界があることを警察も市民も知るべきである。でなければ、敷地内での突然死の責任は警察にあると言わざるを得ず、これまで業務上過失致死の容疑で無茶な嫌疑をかけ、医師生命を断たれてきた幾多の人たちと同じ苦しみを味わうべきだ、警察官も・・・
それなのに、どうして自分達は病死と戦う医師達の限界を裁けるとどこまで権威を振りかざすのであろうか?
いや、今度もまた、「診察させた医師が入院の必要が無いと言った。警察には問題はない。あるとすれば診察した医師だ」としている時点で責任逃れをしていることになる。またしても「異常死」の責任は医師に・・・ あぁ、哀れだなぁ
しかし、急性腎不全だったのが本当なら点滴ではなく入院が相応しいし、ホントに心筋梗塞を疑ってるなら呻き声をあげてイビキをかいているのが不思議だし、心肺停止で発見されたのかイビキをかいていたのかは相容れないし、そもそも「急性心筋梗塞を疑って病死としとこう」などと言う事が今回許される訳がない。それこそ警察に殺されたかもしれない塚本容疑者に山本理事長が投げた言葉そのままじゃないか???

2月25日14時7分配信 毎日新聞