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新型インフルエンザへの対応に関して、いま日本の責任者が求められていることは「来るべき強毒性パンデミックに対する柔軟な対応」の練習なんです、実は。
ただ、「柔軟な対応」といっても、「子供手当に所得制限を設けるぞ」とか、「ガソリン暫定税率を維持するぞ」とか、「天皇を柔軟に政治利用する」とか、「財源は増税と国債増発」とか、「天下りじゃありません」とか、「脱税総理じゃありません」とか・・・そんな柔軟さは「いい加減」とか「ウソツキ」とか表現される類ですから誤解なきように。
ワクチン政策に関してももっと素早く柔軟に実情に応じた対応を訓練すべきです。
優先順位の変更も感染のタイプによって柔軟に変更する訓練をすべきです。
ワクチン製造の工場増設や認可手順の迅速化、流通の効率化、情報伝達のルールなども今すぐに改善する訓練をすべきです。
ルール作りには県単位の独自性を持たせ過ぎると、強毒性の際には住民票を移して隣接県に接種しに行く人も出てきます。今回の優先接種の基準は実に曖昧で、検証は容易ではなく、強毒性の際には脅迫・取引・温情・告発などが横行するでしょう。
全ての作業が「強毒性ならこうしよう・・」という検証を伴いながら進行し、更に弱毒性に対応した柔軟な適宜変更が可能なシステムを作り上げる必要があります。
いままでに現場で感じたことは・・・
いまだに情報伝達が「マスコミ経由」であることの不思議さです。これは異様です。どうして保健所や県の担当課や医師会などを経由して直接医療現場に正確な指示・情報が来ないのでしょう? マスコミ情報は意味不明が多く、時折医師会からくる情報は数日遅れというお粗末なもので、仮に戦時下なら全滅でしょう。強毒性なら戦時下だという意識が必要ですから、日本のレベルは実に情けないと思うんです。現場の医療機関の踏ん張りでようやく持ちこたえているだけにすぎません。
日本でもCDC長官みたいな科学者兼指揮官がTV画面に登場して的確な情報を素早く流してほしいですね。厚労省のペーパー医師官僚の会見はインパクトも統一性も哲学も感動も・・・何にも無い無気力会見だし、マスゾエとか長妻大臣の会見は素人の学級委員会の報告会みたいで信頼性のかけらもない。もっとバシッとした本物が登場して筋の通った会見を繰り返さないと強毒性の際にはパニック必至です。
やはり国会議員とか政治家が主導出来る範疇にはない分野だと自覚すべきで、今回のことで「簡単・軽い」と安心感が広がった事は少々問題だと僕は思う。今回のことは現場はただ行政に振り回されて疲弊しただけで、疾病自体に負けたわけではないし、危険度は極めて低かった。ならば、いますぐ行うべきは将来を想定しながらの作戦変更であって、柔軟な指揮官が希求される日本なのである・・・
実にお粗末な行政の公衆衛生対応が5月以来ずっと浮き彫りにされただけだったような気がして悲しくなる今日この頃・・・
読んでくれてどうもありがとう