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「予約制」・・・近頃は何事も予約制ばかりで、僕らみたいに全く予定が立たない人間には予約制は実に厄介なシステムだ。
しかも、飛行機やホテルや映画も何でも 前売りとか早割とか値段まで安いので、僕みたいに当日の状況で新幹線に飛び乗って一泊旅行に年に数回だけ行く人間には割高でもあって不満がつのる。
今日は医療現場の予約制の話を数題・・・
まずは、予約制の話を書く切っ掛けとなった本日の患者さんの話から。
この患者さん、今日は血圧が結構高かった。聞くと『今日はカッカしてるんです。某@@医療センターを予約してたので受診したら担当医が風邪で休診で、隣の診察室の医者も診てくれなくて・・・。せっかく仕事を休んで往復2時間かけて行ったのに、休診なら予約表見て電話連絡してくれたらいいのに。医者が休みなら事務だって連絡ぐらい出来るでしょうに』と痛く御立腹である。なるほど、その通りだと思う。
大病院ほど予約制が多いと思うが最近では小さいところも予約制が増えているとか・・・ 当院はこの11年間、全く予約制をとっておらず、『いつでもどうぞ・・』という体制である。と言うのも、循環器疾患は基本は急患対応だと思っているので、胸痛や不整脈など症状があるときに来院してもらうには予約制は不向きであるから予約制は取り入れていない。更に言えば、医師になって25年、一度も予約制で診療したことはないので今日の患者の様な苦情も聞いたことがなかったが、やはり少々待ち時間が長くなろうとも予約制でない方が良いような気がした。
ところが、季節性インフルエンザのワクチン接種だけは開業以来ずっと予約制をとっている。返品しないで希望者に接種するのに本数が判る方がよく、患者にとっても予約制が安心だと思っていたからだ。しかしながら、今年のようにワクチンが不足し、「キャンセル待ち」予約をとって配慮すればするほど、患者の方からの連絡なしのキャンセルがあったり、いつまでも予約をたてに「そのうち行くから取っててね」という勝手な言い分が増えて職員が困っていたらしい。今は飛行機で言う「リコンファーム」を病院側から患者へ連絡を入れるが、あいまいな返答や連絡が取れないケースも少なくない。このワクチン不足の折にキャンセル待ちの患者に回したいが連絡が取れずにそれも難しい・・・
新型インフルのワクチンは当初から品不足が判っていたので予約制を取らずに当日の希望者のみに接種しているが、これが意外にも職員には好評で、要らぬ気苦労がなくてストレスを感じにくいらしく、「来年からは季節性も予約制はやめませんか、先生?」と言われてしまった。なるほど、予約制は色々と職員の負担を増やしてしまっていたのか?と、診療と同じく来年からは自然体で行こうと考えている・・・
読んでくれてどうもありがとう