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日曜劇場 「仁:Jin」 、面白いというか実に感動しますね。昨日の梅毒退治の第三話、生で泣いて録画で泣いて・・・視聴率が20%になったらしいですが、なんとも素晴らしいですね。
タイトルとした『十八番、薬効あり・・』というのは、南方仁先生が1862年に青カビからペニシリンを精製した瞬間の蘭方医たちの感嘆の言葉ですが、なにやら多くの医学研究の真髄を思わせるようで、僕も彼ら劇中の医師たちと一緒に飛び跳ねました。
梅毒に侵され終末期を迎えていた吉原の遊女「夕霧」の化膿巣からブドウ球菌を採取し寒天培地に生やして抽出したペニシリン溶液のパッチにより薬効評価するという1920年代の技術を目の当たりにした文久時代の医師たちの驚きと感動は決して遠い出来ごとではなく、我々医師たちの身近に存在する「研究の喜び」と実に近しい感覚だと思えた。
確かに時代は変わり、今では遺伝子工学を駆使した研究が主流とはなったが、例えば遺伝子組み換えが期待通り出来て目的のベクターが出来たり、病気の原因となる遺伝子の配列を検出し道程出来た時の喜びとすごく近い感覚と思う。
そして最近では有名な山中教授の「iPS」細胞の例のように、数種の遺伝子を組み込んで誰もが待ち望んだ特殊機能を持つ細胞を生みだしていく・・・これも仁先生が行った「仮説から試行錯誤して新たな役立つものを生み出す・・」という地味な作業と何ら変わるものではない。ただ、南方仁先生が2009年から1862年にタイムトラベルして「仮説」を知っていたという(大きな)違いが存在はするのだが・・・
僕の様な平凡な研究者、そして多くの研究する医師たちのほとんどがそうだろうが、その「仮説」が大したことなかったり間違っていたりして画期的な業績が残せないのでもあるが・・・
この番組を観ていて感じるのは、若い医師の皆さんには多忙な診療に忙殺されて日々を過ごし歳取ってしまう前に是非とも些細でもいいから「医学の進歩」に寄与しそうな研究に携わって欲しい…ということだ。
最近では奴隷のようにこき使われボロボロになっている勤務医の話ばかりがクローズアップされているが、残念ながら開業医にはもう出来そうもない研究生活が勤務医の皆さんには出来る自由があるのだし、先輩方も「研究の面白さ、素晴らしさ」を是非とも後輩たちに教えてほしいと思う。
新研修制度で破壊された医局制度は医師の研究生活へのチャンスも大幅にせまくしてしまったと感じるが、基礎研究の成果が臨床を大きく進ませる時の喜びほど大きな喜びはないのではなかろうか? 残念ながら平凡な僕には近づくことも出来なかった喜びだったのだが・・・
あと、ペニシリンの効果も末期の梅毒までもは救い得ず美しい遊女は死んで行くのだが、力及ばず『おさらばへ』と言い残しこの世を去る患者の姿を見守る南方仁先生もちょっと感動モノでした。もちろん、綾瀬はるかチャンも可愛い・・・
読んでくれてどうもありがとう
コメント
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>この世を去る患者の姿を見守る南方仁先生
原作以上にじーんときちゃいました。
ところで、「十八番、薬効あり」のお皿みたいなのは、実際にあんなに綺麗に円ができるものなんでしょうか?
@@便乗コメント失礼します by murajun@@
見たことないですか? 一番上の写真の様にきれいに円が出来ますよ。ちなみに、円の大きさで薬効の強さもみます。
お医者さんて、素晴らしい職だとあらためて思いました。真摯に働いている姿は絶対女性が惚れます。実際は患者にならないと見れないですけど、白衣の前では大人しく子供のように「はい」と言っています。聴診器がまたいいんです。一回くらい音をきいてみたいですね。次回の話も楽しみです。
@@便乗コメント失礼します by murajun@@
確かに僕も医師の仕事を改めて良いなっ・・・って思いました(笑)。
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