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政権交代して早一ヶ月、民主党の動きは休まず続き、小気味よい感じさえします。ついでに弱小政党の社民党と国民新党も休まず自己主張を繰り返していて、亀さんなどは ちょっと危なげな気がします。来年の参議院選挙まで仲良くやるんでしょうか?
でも、高額の子供手当・高速無料化などなど民意を反映しない政策は「マニフェストに書いたから・・」と意地を通さずに休んで考えてほどほどにやってください。
しかし、自民党も日本医師会も何にも変わりませんね。残念ながら どっちも終わり・・・のようですね。先日も来年の参議院に出る医師会推薦の議員の「励ます会」の参加要請が来ましたが・・・ノーコメントです。自民党も医師会も少し休んで、ゆっくり将来の日本や今後の方向性を考えた方が良いでしょうね。
さて、今日の話は「休み」の話です。
新型インフルエンザ感染者の家族から 「私も仕事を休んで自宅待機しろと言われてますが・・」という連絡を受けることがあります。主に公務員の方です。感染者が本人じゃないので「濃厚接触者ですが、症状さえ出なければ今は休まなくって良いんじゃないですか?」と答えるのですが、今でも「休め」と指示してる職場があると聞いて少々驚いています。しかし羨ましい職場環境ですね・・・
確かに五月の神戸や八尾で新型患者を診察した開業医が保険所などから「自主的に休診しなさい・・」と圧力をかけられたことがありました。今は「感染を恐れず診察を続けなさい・・・」と逆の圧力を感じていますが、まだまだ半年も経過してないんですよね。時間が過ぎ去るのが速いですね、歳ですね・・・
まあ、大病院の勤務医なら数日休んでも倒産はしないでしょうが、僕の様な貧相な診療所では感染者と接触したくらいで休んでいたら倒産は確実です。感染しても働き続けないと倒産しそうですが、本当に感染したら休むべきかどうか・・・凄く悩んでます。
さてさて、「休み」の話でどうしても書きたいのは・・・・ 「休まない職員ほど院長にとって助かることは無い」ということです。
この11年余、当院の職員はほとんど辞めませんが、実はほとんど病欠をしません。有給休暇は消化して調整しあって休んでいるようですが、少なくとも常勤の看護師の皆さんは病気で突然休むということが記憶にありません。本人の病気だけでなく(全員主婦ですが)家族の病気で休んだ職員も記憶にありません。家族の不幸での忌引きは何度かありましたが、みなさん丈夫で助かっています・・・
何と言っても年中無休の透析医療ですから一人でも突然病気で(長くても短くても)休んでもらうと無茶苦茶困ります。僕自身も全く休みませんが、どうしてみんな病気しないのかなあ~と少々不思議な気持ちです。
人員規定があって休むと困る介護の方もほとんどの職員は休みません。でも、子供が小さいと介護の方は休みがちで、給与が少ないから仕方ないか・・と納得しています。
しかし、介護や透析などでは地震・台風・停電・祝日などなど何があっても休まず働いてくれるスタッフ・・・これが宝物ですね。
こんだけ新型インフルエンザが流行しますと、誰も休まないという奇跡がいつまで続くか予断を許しませんが・・・・『気合だ 気合だ 気合だ 気合だ ・・・』と、気合で新型インフルエンザを寄せ付けないように職員に訓示をしようかと思っております。
新型対策には・・・・気合です、ホントですよ
読んでくれてどうもありがとう
この夏、山の本ばかり読んでいたが、新田次郎さんの【八甲田山 死の彷徨】のことも今思えば色々感じることがある。これは過去に凄く多くの人々が述べられてきた感想とあまり違わないと思うが、この4月以降の「新型インフルエンザ騒動」のことを考えると「いったい今の指揮官は誰だ?」ということが問題となる。
迫りくる日露戦争での厳冬期強行軍を想定しての青森第5連隊と弘前第31連隊の競う様な八甲田山雪中踏破訓練・・・まさに人体事件のごとき計画だったようだ。
そして、両計画の命運を分け、199人の貴重な人命が山中に失われた大きな理由の一つが「指揮系統の乱れ」だった。
暖かな霞が関の軍服を着た官僚たちが遠く青森の連隊に日露戦争を想定して人体実験的強行軍を持ちかけ、連隊のトップは装備不足を認識しつつ現場の限界を見定めようと沈黙し、現場指揮官の現地での指揮系統を、物見遊山のごとき気持ちの功名心だけの中途半端な上官が未曾有の危機においてしゃしゃり出て混迷を深め、全ての現場兵卒の死を招いて自らは無様に生き残る・・・ なんか、今の厚労省に似てますね。
幾重にも守られた永田町や霞が関の閣僚や官僚たちが津々浦々の医療機関の医師どもに強毒性鳥インフルの襲来を想定し過労死寸前の人体事件的重労働を強制し、医師会や大学、基幹病院のトップは装備不足・人員不足を認識しつつ現場医師の限界を見定めようと沈黙し、現場医療チームの現地での診療方針を、物見遊山のごとき気持ちのパフォーマンスだけの中途半端な大臣が未曾有の危機においてしゃしゃり出て混迷を深め、全ての医療機関の混乱を招いて自らは総選挙に敗れ無様に生き残る・・・ なんか、過去の政権党を思い出しますね。
厚労省から毎日毎日数えきれない・読み切れないくらいの通知・通達が全国の自治体や医療機関に流されているようですが、正直なところ国会解散以降は全く何にも厚労省からも医師会からも自治体からも我々一般診療所には情報・通知・通達が流れてきません。
一般の方が知るのと同じマスコミ情報と、ネット情報、ブログ情報、掲示板情報などなど、非公式な情報しか医療機関には届きません・・・届いてません・・・届いてますか?
4月、5月の頃はWHOとか米CDCとか、国立感染症研究所の専門家がTV画面に出ていましたが、最近は「厚労省通知」としかクレジットが出ません。あのパフォーマンス大臣も過去の人ですし、どんどん出てくる通知の出所・責任者・論拠などが完璧に希薄になってきています。
今は日本の新型インフルエンザの診療方針の最高責任者は誰なんでしょうか?
厚労省内に正式な重要ポストを臨時で持ってる公衆衛生・インフルエンザ専門家が居るんでしょうか?
大臣・副大臣・政務官など民主党内閣がトップで情報をコントロールしてるんですか?
厚労省の医系技官が(木村盛世さんに皮肉られながら)最高指揮官として信頼出来る情報を流しながら同時に指揮してるんでしょうか?
なんとなく、どれも当てはまらないような・・・???
もしかして、今の日本には医療問題、特に新型インフルエンザ診療の最高指揮官は不在なんじゃないですか?
危ないですよね・・・
頼りないですよね・・・
信頼感無いですよね・・・
強毒性に対応出来るんでしょうか・・・
医療機関に通知出来ないようじゃ駄目ですよね・・・
前の通知との矛盾は放置でしょうか・・・
指揮系統は実際あるんでしょうか・・・
まさか長妻大臣ですか・・・
大丈夫でしょうか・・・
日露戦争を想定しての 八甲田山・・・
強毒性鳥インフルを想定しての 弱毒性豚インフル・・・
指揮系統が確立していた第31連隊は全員生き残り、指揮系統が混迷した第5連隊は全滅した・・・
間違っても長妻大臣が指揮を執ってはいけません・・・
間違っても厚労省医系技官が指揮を執っても(能力がないなら)いけません・・・
現場の眼、現場の経験、現場の判断を大切にし、現場を邪魔せず、現場の負担を増やさず、現場の環境を整え、現場に資金と装備を投入し、現場の健闘を称える・・・・
今の日本には津々浦々の医療関係者を納得させうる高名な指揮官は恐らくいないのだから、せめて上記の方針で現場主義で行ってほしいと思う。
ただ、出来れば5人程度の専門家チームを編成して、毎日毎週継続した診療方針の指針提示をしてくれればなお良いと思うが・・・
読んでくれてどうもありがとう
ちょっとインフル・ネタにも飽きて来ましたが、現場はますます混乱です・・・そう、新型インフルの現場です。
今日は午前中、随分と悩みました。
忙しかったんです・・・午前中の3時間の診療時間中に46人きっちり診察しました。と言っても無理なので4時間かかりましたが、平均5分10秒でした・・・原の糞ルールの「5分以上」はOKですか・・・?
でも、その中に5人の新型インフルエンザ疑い濃厚の患者が混ざっていました。それで、例の第三出入口経由の秘密の部屋での診療を慢性疾患の高齢者の合間合間に行うのですが、新型インフル患者の診療直後に腎不全や心不全や呼吸不全などの患者を診るので困ります。いちいち、完全防護服に着替えて一回一回廃棄なんて時間も金もありません。
でも、移したくないんですね・・・ウイルスを。
新型の患者さんの多くは一見さん、別にここじゃなくても診れるんですけど、待合室の患者さんは定期受診の方々・・・僕を頼ってきています。そしてヨワヨワしい老人が多いです。
今日初めて、もったいぶって隠していた防護ガウンと顔面防護シールドを使用しました。待合室の患者さんが、奥の方で黄色い防護服に身を包んだ僕が秘密の部屋に入って行くのを目撃して不審な眼差しで見詰めます。でも、僕はスペースシャトルの乗員みたいに笑顔で手は振りません・・・新型患者が直ぐ壁の向こうにいるなんて・・・言えません、いや言ってもいいですけど。
診察後は例によって急いでガウンを脱ぎ棄て、手を洗い、顔を洗い、鼻の穴を洗い、ウガイをして、髪の毛はプラズマクラスターに吹かれ、メガネを拭いて、ボールペンと聴診器をアルコールで拭き、診察室の換気扇とプラズマクラスターを最強にし、首筋を濡れ紙タオルで拭き、診察机に座って深呼吸をして・・・・次の患者をいつもの雰囲気で呼びいれます。
僕の新型インフル診察の作法・・・ちょっと、数名で限界です。やはり、一人の診療所で専任医師や専任看護師が居ないと流行時には無理ですね。
で、本題はこれからです。
例の「電話診察とFAX処方」というのがありますよね。厚労省の推進する「無診察タミフル処方」のことです。
条件としては、1)過去に発熱で診察歴があること 2)患者からの電話で話を聞いて判断すること だけだったでしょうか? いかにも簡単な条件ですね。話を聞いてタミフルの処方箋をFAXで流して、医療機関の待合室での感染機会を減らすこと・・・・が目的の迷案です。
普通なら、こんな糞通知など知るもんか・・・と無視して医療の基本を守って診察後に処方するので当院は一部の「薬だけくれ」患者に嫌われるのですが、今日はとうとう・・・ヤッチャイマシタ。
娘さんが三日前に高熱で他院で検査・・・陰性でタミフル処方せず、いまだ高熱状態。当院かかりつけの父親が昨日から高熱状態で本日受診し、検査は陰性。診察では相当怪しい感じ。そして・・・時々発熱などを診療したことのある奥さんが今朝から高熱で・・「ダウンして病院まで来れない」という。
一家三人がそろってインフルエンザ様の高熱・・・奥さんは自宅で寝ていて、夫から・・・「妻の分も処方してもらえませんか?」と聞かれた。
電話再診ではないけど夫から直接話を聞いたし、夫と子供の検査は陰性だけど厚労省は検査結果を無視して臨床症状で判断して早期処方しろと勧めてるし、FAX処方ではないけど処方箋を手渡し出来るし・・・ 奥さんは家で寝込んでいて、往診にも行けないし、他の病院に行けともいえないし・・・
夫は「先生の立場上、やはり診察せずに処方は出来ませんよね・・」と言うものの、厚労省の通達から考えると・・・僕は「実は恐らく出来るんです」と答えました。そして、「こんなことは医者の良心に反しますが、厚労省の役人が良いというので出しましょう。でも、何かあって文句があったら厚労省に言ってください。くれぐれも僕を恨まないように・・」と言い渡して、夫に妻の分の処方箋も手渡しました。
でも電話再診料は取れないですよね・・・多分。初診料とか取れるんでしょうか? 検査もせず、診察もせず、タミフル処方して保険を削ってきませんか?
あ~、昨日「魂を売った」様だ・・と書きましたが、とうとう「無診察でFAX処方」までヤッチャイマシタよ・・・
これ、合法でしょうか、違法でしょうか? もし違法でも厚労省が推奨している方法と似てますから、僕を批判しないでください・・・
あ~、あと数日もすれば良心の呵責とか医者の誇りとか・・・もうどうでもよくなるんでしょうね、きっと。
読んでくれてどうもありがとう
近所の小学校も幼稚園も昨日の運動会を中止してしまい、驚いていると同時に呆れている。どちらも新型インフルエンザの影響とはいえ、児童に数名の患者しかいないとか・・・
何たることよ・・・ 日本の公衆衛生のレベルは全く馬鹿げている
子供へのタミフル、怪しければドンドン早期に使用せよ、検査はしなくても・・・ と厚労省が言えば、
予防投与はするな、安易に使うな、耐性獲得に配慮せよ・・・ とWHOは言うし、
感染しても外出を控えて家にいなさい、タミフルなんて元気な人間には不要だ・・・ とCDCは言うし、
いったいぜんたい、どうすりゃいいのさ 思案橋・・・??
で、僕は今日から 魂を売ったのだ・・・
検査が陰性でも、子供が元気でも、ハイリスク者が同居してなくても、新型インフルエンザを臨床的に疑ったら 色々悩まず、日本の厚生労働大臣の署名の入った医師免許証を授かっている以上、文句も言わずに、WHOもCDCも無視して厚労省の意向に従うことにした・・・
凄く恥ずかしい、実に情けない、心底歯がゆい、どう考えても心苦しい・・・・・
僕は 馬鹿野郎に魂を売った
僕は 医学の基本を無視した
僕は 理性で考えることを放棄した
僕は 安易な策に流された
僕は 新型インフルに負けた
こんなはずじゃなかった
つまんない医者にはなりたくなかった
こんなんじゃ医者の価値は無いだろう
誰にも尊敬はされないだろう
良き先達とは言われないだろう
子供らには知られたくない、僕の安易な服従を・・・
子供らには真似て欲しくない、僕の非科学的な態度を・・・
子供らには負けてほしくない、馬鹿な権力者たちに・・・
子供らには勝ちとってほしい、地域住民の尊敬を・・・
嫌だなあ
医者であることが辛いなあ
誰かの眼を気にせずに正しい医療をしたいなあ
科学的感性を失いたくないなあ
日本から逃げたいなあ
なぜかなあ
読んでくれてどうもありがとう
新型インフルエンザワクチン不足の陰に隠れて全く報道されていませんが、今冬用の季節性インフルエンザ通常ワクチンの予約状況がヤバいことになっています・・・
今季の季節性インフルエンザワクチンの製造枠が前政権の時に誰かによって2割から3割程度下げられ、その分を新型インフルエンザワクチンの製造に充てられているわけです。もっと先進的な対応を前政権の厚労省が執っていればワクチン不足問題もそれほどではなかったでしょうが、今の医療現場では「通常の季節性インフルエンザのワクチン」も品切れがまじかです。
昨日入った情報では、当地区の場合には各医療機関の前年実績数の80%しか今回は納入確約はしないそうです。当院も本数を通知されました。大体の予測と大きくは違いませんでしたが、混乱が始まっています。
9月に入って院内に「ワクチン予約」の告知をして窓口で主に昨年接種された方を中心に予約を開始していました。自分たち医療関係者とその家族、そして透析患者や通所介護の利用者などの基礎数は当然確保したうえでの予約受付になりますが、新型インフルエンザのワクチンと勘違いした人々からの問い合わせが多く、例年に比べ予約が早く入れられました。そして、昨日はやくも予定数に達してしまい、本日以降の予約は「恐れ入りますが、予約は出来ません。他の医療機関でお願いします。」と断りだしました。
例年の80%とはいえ、基礎数を外した一般予約可能数は例年の50%程度になるはずです。僕らや透析患者に「他へ回せ」と言われても困ります。
9月に入っての予約開始でしたのでまだ一カ月経過しないままに予約終了となりました。月に一度しか来院されない患者さんの中には毎年当院で予防接種していて今年も当然当院で出来ると信じていた人々が少なからず含まれます。院内告知をまだ見てない人もいるはずです。例年であれば12月中旬まで予約なしでも可能でしたから、余裕で予約不要と考えた方も少なくなかった様です。また他の医療機関に全く行ったことも無い人もおられ、そんな人に、「もう予約出来ないの?」と悲しい顔されますと心から申し訳なく思います。
一応、そんなワクチン常連さんには「キャンセル待ちリスト」を裏で作成してキャンセルや追加入荷が出れば至急連絡する予定ですが、過剰な期待を抱かせてもいけませんので、「裏リスト」の存在は秘密にしています。
僕の感覚では新型より例年の通常型の方が明らかに症状が重く、絶対に休めない仕事をしている方とか基礎疾患のある方や受験生などには強く接種をお勧めしたいところです。しかしながら、当院では予約分が既に完了してしまいました。
毎日のように新型インフルエンザワクチンの不足が騒がれていますが、季節性インフルエンザワクチンに関しても、マスコミは正しい情報を届けるべきであろうと感じます。医師の中では当然不足するだろうと予測されていましたから・・・
長妻大臣さん、もっと医療分野をしっかり見てください・・・ 噂される「年金馬鹿」ではいけません。もっと現場医師のネットワークなどを利用して情報収集をしてください。霞が関の情報とか、御用委員会委員の情報だけでは自民党と同じく低レベルの医療介護行政になるでしょう・・・・
僕に連絡くれれば「メル友」になってあげますが・・・
読んでくれてどうもありがとう
こんな記事が24日に厚労省から出ていたそうですが、本当に都道府県に通達してしまったのでしょうか? 長妻大臣や医師の足立政務官も了承しての通達でしょうか? それとも医系?官僚様の独断専行なのでしょうか? 一体誰が決めたのか公表して欲しい・・・そんな愚策だと思います。それにしても、やっぱり当初の心配通り 民主党は医療を放棄(丸投げ)してるんでしょうか?
9月24日22時40分配信 時事通信
この先、一人でも患者が出れば休校にするなんてことしてたら教育現場も地域生活も大混乱ですよ。電話診療、FAX処方もそうですが、5月以降どんどん日替わりで出続ける支離滅裂な厚労省通達の数々、別の意味で素晴らしいと敬服します。担当者はお疲れのようですからしかるべき医療機関を受診されてはいかがでしょうか?
しかし、これが日本の公衆衛生の考え方なのでしょうか? 大体、簡易キット不要とか、疑いでもタミフルとか言い出してますから、これは「タミフルを出すような疑い患者が一名でもいれば休校にしなさい」ということですね。ホントですか? 大丈夫ですか? いまからズッ~と患者が出続けてズッ~と休校が続きますよ。休校ですよ、学級閉鎖じゃないですよ。冬場に向かってホントに大丈夫ですか?
読んでくれてどうもありがとう
開業以来11年、僕が院内にいるときに受診依頼の電話を断ったことは余程の専門外でない限りあまり無かった。特に、過去に受診歴のある人は必ず診ていた・・・が、今日は朝からの影響で断ってしまった。
午後6時30分、透析室が回収とか給食とか色々と忙しい時間帯に電話はなった。昨年当院を受診したことがあるという。聞けば・・・どう考えても新型インフルエンザ。
当院は祝日を含め、月水金は夜10時過ぎまで医者も看護師も居て電気も明々と灯っているので地域の人々には便利な存在のようだ。確かにこれまでは断らなかった。しかし、今朝のインフルエンザ罹患の透析患者の女性の救急車に乗り込む姿を思い起こすと、「我々は絶対に透析室にインフルエンザを持ち込めない」と強く感じるのである。
昼間は外来看護師2名が外来だけをみて透析室とはインフルエンザ患者の診療後には接触が無いようにしている。いちいち、看護師がシャワーを浴びたり全身の防護服を使い捨てにするわけにもいかないのでスタッフの接点を無くしている。しかし、外来終了後の夜間は、全てのスタッフが透析業務をこなさないと回らないのである。従って、もし夜間の外来スタッフが居ない時間に新型インフルエンザを透析スタッフとともに診療してしまうと、忙しい夜間透析の管理が出来なくなるばかりか透析室にウイルスを持ち込むかになってしまう。これでは超ハイリスクの透析患者を危険にさらすことになる。
もちろん、いくら透析施設だからと言って、泌尿器科ではなく内科が基本の医療機関なので通常の診療時間帯には新型インフルエンザ患者も断らずきちんと診療しているが、時間外や夜間帯は今後「新型疑いの患者」は診れないなと感じた。
マスコミは言わないが、妊婦さん以上に透析患者は危険だと僕は思う。何となく今日は僕の新型インフルエンザに対する感覚を変える日になったようだ。
いくら僕ら透析施設が夜間もやってるからといって、そこに夜間に新型インフルエンザで受診しないでほしい・・・と言っても、普通はそこまで理解してくれる人は少なかろうが。心からのお願いだ・・・
でも、患者を断るのは良い気分ではないなあ・・・
読んでくれてどうもありがとう
朝の弱い僕に一本の電話・・・午前7時、ある透析患者さん(の夫)からだった。(ちなみに、僕は受診歴のある患者全員に携帯番号を教えている馬鹿医者です)
よく心不全や肺炎や不整脈発作などで入院を繰り返され、日曜日にも緊急電話が多くかかる患者さんで、14日前に退院したばかりだった。しかし、今朝の状態はこれまでと違う緊張感を僕にもたらし、一気に目が覚めた。
旦那さんが、『昨夜から妻が高熱で、どうしたらいいですか?』と恐縮しながら問われるが、どうこたえたものか? 寝起きの身体に緊張感が一瞬で走る・・・新型インフルエンザかも?
「お話からは新型インフルエンザも疑わしいですね。他の透析患者との接触を避けるために時間差での対応を考えますから、8時半過ぎにまた電話をかけます。それまで自宅で連絡を待ってください・・」と、一応答えたが、他の患者だけでなく、多忙なスタッフとの調整も必要だ。しかも、連休後で外来はいつも以上に殺到している。
すぐ携帯でスタッフに連絡し、マニュアルに沿って対応を開始した。
まずは、ベッド位置の調整。感染対策ベッドの横のベッドの患者を発熱で電話してきた患者の場所に移し、ダイアライザーのプライミングも患者向けに交換を指示した。
来院時間の指定と、来院方法・到着後のスタッフとのコンタクト方法の調整と連絡を行った。すなわち、9時の来院と駐車場で車内待機、そして例の第三入口から感染症用特性隠し部屋へ誘導。
しかし、想像以上に彼女は重症だった・・・車椅子での移動も辛そうだった。
彼女は立てない、動けない、39度、嘔吐を繰り返す・・・簡易キットがA型インフルエンザの感染を示し、新型インフルエンザがほぼ確定した。元々肺が悪いが、レントゲン写真を立位で撮れる状況ではないが、白血球数は16000を越えている。
透析患者であると同時に慢性の肺疾患と重症心不全、そして膠原病類縁疾患を持つ彼女は超のつくハイリスク患者である。今後、急速に全身状態が悪化する可能性があるため入院を依頼することになった。
まず、急いでタミフルを服用させた・・・しかし、20分後、彼女は嘔吐してしまった。タミフルは吸収されたであろうか? そして、僕は(通常の方法ではないが)リレンザも吸入させた。かつて、鳥インフルエンザが話題になった時に専門家の間でタミフルとリレンザの併用が有効であろうといわれていたし、こんな肺疾患を基礎に持つ超ハイリスクの患者をタミフル 1Capで救えるか心配でもあったから・・・ 報道ではどこも併用は試行していないが、肺の基礎疾患の存在と嘔吐とが僕の背中を押した。躊躇して後から後悔はしたくない・・・現場の緊急判断だった。
依頼先の病院の透析室にとっても新型インフルエンザは初めてのケースという。忙しいのによく引き受けてくださった、心より感謝申し上げたい。
これまで新型インフルエンザで死亡例は20例ほど、その中で2例を透析患者が占める。そのことは多くの透析患者が情報として共有している。きっと彼女と夫は恐いに違いない。
全身をきちんと防護服で覆った救急隊と タミフルを飲んだ当院の看護師長が救急車に乗り込んだが、この女性患者は当院を出るとき僕を見詰めたものの言葉にならなかった様だ。なんとなく、仕草と眼差しで、『先生、看護師さん、頑張って生きて帰ってくるから・・』と語ってるようだった。僕も多くは話さなかった。
他の透析患者だけでなく外来患者にも一切目に触れない朝の医療現場、来院前の電話連絡を彼女に感謝するとともに、絶対に病気に勝って帰ってきてほしい・・・と祈るような気持ちで僕らは救急車を見送った。
でも、おとといの透析以降、家族以外との接触が無いのに・・・どうして昨夜、発症したのだろう? 透析患者にとって、やはりワクチンのないインフルエンザは恐ろしい存在だ。
読んでくれてどうもありがとう (個人が特定出来ないように少々修飾しています)
今度の連休、この辺は天気が良くて皆さん良かったですね。僕も五連休とは行きませんでしたが、なんとか日曜日は遊べました。
でも、高速道路も行楽地もどうしてあんなに人が一杯いるんでしょう? 少子化かもしれませんが、人間が日本には多すぎです。税金ばら撒いて遊んでもらっても将来の日本は暗いでしょう。どんどん税金を(もらうより多く)納める人が増えていけば良くなるでしょうけど。
鳩山さんの提唱した「東アジア共同体」・・・中国は歓迎の意向のようですね。当然でしょう、「中国帝国のアジア完全制覇は元の時代以来の大目標ですからね。あくまでも中国が中心となった「東アジア共同体構想」ですし、倭国が金持って朝貢してくれれば、夢に見た中華帝国が完成します。そして世界の覇者に・・・
まあ、悪夢を語るのはこのくらいにして、土曜も月曜も火曜も水曜(今の時間)も院内で太陽の日差しを浴びることはできませんでしたが、数名の外来患者さんと定期的な透析患者さんと定期的な通所介護の利用者の皆さんのお役にはたてたようです。時折来院されたり電話された患者さんは「あれ?今もいるのかね?」と驚かれますが、驚くくらいなら電話しなきゃ良いのに・・とも感じます。
でも他の病院の先生も、全国の透析医の先生も同じなんですよね。今日もシャントトラブルの患者さんの緊急対応を某病院の先生にお願いしました。祝日でも素早い対応で感謝申し上げます。
さて、外来が来ないときは雑用です・・・
介護保険の意見書がたまってました。
生活保護患者関連の書類が色々とたまってました。
学生の心臓検診の書類がたまってました。
企業検診の精査報告がたまってました。
例の新規事業の申請書類作成が無茶苦茶たまってました。
介護職員待遇改善補助金申請書類がたまってました。
紹介状書きが何枚もたまってました。
その他、とにかく色々とたまってました。
そんな雑用で忙しいのにブログを書いて不謹慎ですが、ちょっとくらい憂さ晴らししても良いでしょう・・・
残念ながら書類の雑用は他の人には任せにくいんですよね。特に、職員の給与とか経営とか新規事業とかになると代表者が黙々とやるしかないんですよね。
それにしても、各種の行政への申請書類とか補助金関連の書類とかどうしてこうも複雑で難しい日本語なんでしょうか? 僕の日本語能力では理解不能で申請を断念したくなります。申請は患者さんとか職員のためと思ってますから止めても僕は困りませんが、なんかやりだすと止まらないんですよね。苦しいけど書類書きに「ハイな気分」になるんですね。
天気のいい秋の連休を書類書きの雑用で完全に潰されるなんて・・・
でも、新規開業をしてた12年前やデイサービスを開設していた6年前を思い出しますね。また、6年目の書類三昧・・・懐かしい苦しさですが、通らねばならない苦しさです。信頼出来る有能な事務長とか雇える金があれば楽なんでしょうが、うちは僕一人で何でもかんでもやりますから少々大変な状況です。
明日からの患者殺到・・・前夜ですが、早くも憂鬱な気分です。
読んでくれてどうもありがとう
自民党の今回の総裁選、なんだか哀れを感じますね。平家物語の冒頭の言葉のようです。この三人の誰がなっても自力の政権奪回は無理だと思います。まあ、いいか、そんなこと・・・
さて、先日、民主党は医療・介護を放置する気か?との記事を書きました。
http://blog.m3.com/admin/blogs/401/entries/edit/71830
長妻大臣が指名し鳩山総理が選んだのかどうか知りませんし、つい先ほど知りましたが、大臣・副大臣よりも二人の政務官の名前が僕を少々安心させてくれました。
@ 足立信也氏(52歳)大分県出身 参議院 筑波大外科助教授
@ 山井和則氏(47歳)大阪府出身 衆議院 京都大学工学部卒
足立氏は今年の学会で医療事故関連の講演も聴きましたが、HPを読んでもなかなか感じが良いですね。声も張りがあって医師の良い面が出てる感じです。将来、厚労省が医療分野を切り離したら医療大臣になってほしいかも、です。
山井氏は工業化学科なのに早くから高齢者福祉分野に活動してグループホームの著書までありますし、この人も人柄がよくて松下政経塾出身の政策通で安心感もあります。京大工学部が介護とは・・・意外とハマってるらしい、です。
お二人とも現時点で副大臣にしたいくらいの人物ですが、まずは政務官として動きやすい立場で良質の医療介護政策を進めてほしいですね。将来は大臣の器でしょう。民主党は大臣・副大臣・政務官の7人体制で厚労省の政策を考えて行くようですから、頑張ってください。
長妻大臣も医療介護分野にこの二人を持ってきて安心でしょう。自信を持って年金改革に取り組めそうですし、民主党に対する不安が期待感に変わるのを実感じています。
足立信也厚生労働政務官、山井和則厚生労働政務官、お二人の医療福祉介護分野でのご活躍を期待しています。
読んでくれてどうもありがとう