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僕はいま診療を休んで夏休みにスイスのグリンデルワルドに来ています。どうです、羨ましいでしょう? 手には新田次郎氏の昭和39年の紀行文「アルプスの谷 アルプスの村」という本があります。僕がまだ幼稚園だった頃の本です。当時気象庁職員だった新田次郎氏の最初のアルプス旅行でしたが、僕が最初に行った昭和60年当時とあまり変わっていないような気もします。
それにしてもアルプスの谷や村や山を旅した新田氏の紀行文は凄く面白いです。流石に新田氏のアルプス紀行だと感心しています。
その中で、「プロフェッサー・ワキザカ」という名前を発見しました。新田氏がグリンデルワルドの老ガイド・シュトイリ氏の宿に到着した晩、日本のあるプロフェッサーが宿泊していたそうです。
新田氏が名前を聞きますが、主人は「名前なんてどうでもいい。日本から来たプロフェッサーだ」と言ったとか。
また、ピッケルの名工ベント氏の工房で見せてもらった日本のプロフェッサーが注文したピッケルには「ワキザカ」の名前が刻まれていたようです。他に本には何も記されていないことから、当時の新田氏は「ワキザカ教授」が誰なのかご存じなかったような感じです。

恐らく、「脇坂順一 久留米大学医学部外科教授」のことではないか?と推測しますが、後に登山家としても有名になられたので新田氏も後には「あ~あの時のプロフェッサー」と思い返されたのではないでしょうか?
山をこよなく愛した医師 脇坂 順一 氏久留米大学医学部名誉教授の脇坂順一さんが平成15年3月5日、肺炎のため亡くなりました。89歳でした。 |
ところで、このワキザカ仕様のピッケル・・・当時の価格で5000円だったとか、今なら10倍ほどの値段なのでしょうか?
それにしてもスイスアルプス・・・気持ちいいですよ。週末は僕はアイガー北壁に挑戦してきます。
読んでくれてどうもありがとう
ニッポンの暑い夏・・・僕も子供を預けて逃避行をしています。山と云っても身延山ではなく、僕の場合はヨーロッパアルプスです。ただし、覚醒剤はやってません、精力剤もやってません、ED改善剤は・・・ノーコメントです。
最近は簡単です、逃避行も・・・
朝日に頂上を輝かせる名峰マッターホルン・・・ その山頂に今は来ています。そして、その山頂からの眺めが下の写真です。少々ボケてますが、お許しください、グーグルマップですから。でも天気いいですよ、涼しいですよ。
山頂からは360度の眺望ですが、今回は赤い印の山頂の足もとから、オレンジの印のツェルマット方面を見下ろしてみました。僕の身体は既にこのリアル山頂を極める能力を失っていますが、覚せい剤使用?による妄想の逃避行なら簡単です。1967年夏に今井さんが登ったのは夜だったようですが、素晴らしい気分でしょうね。これぞ、クライマーズハイでしょうか?
1968年に出版された遠征記録「私の北壁」の中で彼女を隊長とする遠征隊は、マッターホルン北壁登攀成功後にシャモニーに移動して、モンブランや グランドジョラス、エギュディミディ南壁、などを登攀していますが、難関グランドジョラス北壁にも簡単に行けます。近づいても遠くからでも、見上げても見下ろしても、正面からも斜めからも・・・これが美しいグランドジョラス北壁です。

多分、オレンジラインのルートを登ったのでしょうね、僕と同じ様に・・・
そんななか、今井通子さんと加藤滝男氏のペアは観光客がロープウエイで容易に到達できる赤〇印の エギュデイミディ山頂駅からわざわざ降りてオレンジで示した南壁を登攀しようと試みたようですが、ここで遭難しかけています。夏の嵐・・・危機一髪だったようです。ちなみに僕も(ロープウエイで)登ったことがありますが、美しい場所です。
ここも逆方向から眺めると上の写真の様になります。ここでも赤い三角の「グランド・カプサン」という岩壁で彼女らは雪で困り果てたようです。でも僕は自由自在です。5分もあれば登って降りてこれますよ。ちなみにモンブランは赤い棒印の左端で、反対側だと右端ですね。
僕もこうして診療の合間に夏休みを頂いて、今日はヨーロッパアルプスを贅沢旅行しています。どうです? 羨ましいでしょ? 何といっても、新聞によると開業医は暇で金持ちらしいですから・・・ これくらいの豪華な夏休みは簡単です。毎日だって出来ますし、明日はアメリカ、明後日はアフリカ、その後は六本木ヒルズの大人の隠し部屋、次には身延山・・・どこだって自由自在に行けますよ。
あ~あ、そろそろ覚せい剤?が切れてきましたから、僕も午後の診療の準備をいたしましょう。待合室に患者さんの声が聞こえてきました・・・これは幻聴でしょうか?
読んでくれてどうもありがとう