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2009.07.29 22:39 |  開業 / 病院経営  |  murajun  | 推薦数 : 2

ある晴れた日に・・・(4)

20:10 何とか無事?に 元春のコンサートが終わると 僕は一目散で羽田空港に向かった。以前なら楽屋から出てくる彼を裏口で待つほどだったのに・・・ 残念ながら気掛かりが多すぎた。

http://www.youtube.com/watch?v=jTXE36Lr-lc  

こっち(東京)は星空が見えるのに・・・あっちはホントに豪雨なのかしら? ホテルを出てくる直前のトラブルで気象情報も交通情報も得ないままに17:50 ZEPP TOKYO に来てしまった。やはり携帯電話はmova から インターネット携帯にそろそろ買い換えようか?

鳴らない携帯電話の電池は風前の灯火の様・・・何かがおかしい、充電用器具が機能していそうもない。いつ突然シャットダウンしても不思議ではなさそう。

 

そして・・・21:30 発の肝心の飛行機は飛んでいるだろうか? 飛ばなければ明日はなく、僕はしばらく批判を浴びるだろう。理事長を解任されるかもしれない。また飛べても、その先の高速道路は通行止めではないだろうか? (実は、その頃すでに高速道路では土砂崩れで死亡事故が生じていたそうだ)

 

そして終に、20:50 僕の携帯電話の電池が切れて自動でシャットダウンしてしまった。どうせ機内では電源を切るのだが・・・ローソンに駆け込み新しい電池を購入した。そして、機内でずっと充電し続けた・・・でも、効率が極めて悪い。やはり買い替え時かもしれない。

 

東京の「ある晴れた日に」は、彼の地では「ある豪雨の日に」だった・・・ 

その日、僕の家の付近は・・・・道路と川(クリーク)の境目が無くなっていた。上の写真で真ん中付近の草の列の右が道路で 左が川である・・・であった。これじゃ 知らない人は ドボン・・でしょうね。

 

そして、川か道路か(白いガードレールの右は川)分らない水の中をスタッフが裸足になって出勤してくる。この10年間(多分30年間)では初めての経験だ。頭が下がる・・・

 

http://www.youtube.com/watch?v=a_xWKWIf-VE  

僕はそんなスタッフたちに支えられて日々の仕事が出来ていることを感謝している。

 

でも、秘かに悪いことは出来ないな・・と深く反省し、しばらくは東京行きは控えようかと真面目に考えているところである・・・(一応、終りかな)

 

読んでくれてどうもありがとう 

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2009.07.29 20:33 |  開業 / 病院経営  |  murajun  | 推薦数 : 2

ある晴れた日に・・・(3)

ある晴れた日に、こうして僕は患者の体調・航空機の運航・地元の天候・携帯の電池切れ・・という一抹?の不安を抱きながら ZEPP TOKYO での MOTOHARU SANO のコンサートの観客となった・・・

 

なぜわざわざ東京に足を運んだか? もちろん、旅費・宿泊費などが招待で無料だったことが一番だが、少し前に僕の地元で行われた同じコンサートが夜の仕事(透析)で行けなかったこと、そしてなにより 彼の地元・東京でのコンサート風景に凄く興味があったから・・・

これまで28年間、28度以上は彼のコンサートを観てきた僕だが、東京では一度も観たことはない。しかし、恐らくミュージシャン・アーティスト達は自宅から行ける地元と ホテルからの旅先での演奏は少なからず心境が異なるハズで、それが雰囲気や態度や声の質感に微妙な影響を及ぼすはずだと僕は思っている。だから・・・一度 東京での彼を観て聴いてみたかった。

そして、案の定・・・非常にリラックスした 大人の佐野元春がステージ上に躍動していた。僕は嬉しかった・・・ 

http://www.youtube.com/watch?v=xZ5ZeqTLEWQ

ただ、僕は携帯電話のバイブレーションが鳴りはしないかとポケットの中の携帯に指を添え、かすかな振動を逃すまいとスイング出来ずに多くの観客の中で直立不動で不思議に見えたかもしれない。ステージ上のリラックスした元春と対照的な極度に緊張したフロアの僕・・・こんな気分のコンサートは初めてだった。そして、元春の気高さと我が身の不自由な愚かさとを比較して、少しばかり涙が込み上げてきた。

http://www.youtube.com/watch?v=-BkotLn-DBI 

だが、コンサートの最中にはドラムスやベースの重低音が響きだすと まるで携帯電話がバイブしているかのように指先を震わせる・・・空気の震えがポケットの中の携帯まで震わせる。実に落ち着かない・・・ 

 

佐野元春・・・あなたは僕の何なんだろうか? 

 

彼もステージで眩しいライトの具合では頭が真っ白になる。右端が佐野さん、フサフサとした白髪をそろそろ染めないと・・・でも、それじゃ佐野元春らしくなくなるかも?

来年はデビュー30周年、「何かドカンとやるよ・・」と笑顔で宣言した佐野元春・・・「君は大人になったねえ・・、僕も白髪が増えたけど・・」 声も出てるじゃないの・・ まだまだ行けるよ。TVに ラジオに ステージに・・・大人の君は益々元気になっている。

http://www.youtube.com/watch?v=h6SofZbxWQ8 

そしてとうとう「ある晴れた日の コンサート」が終了した。幸運にも僕の携帯電話も鳴らなかった。恐らく、飛行機も欠航にはならず、患者も安定し、僕を探す女性もいなかったのであろう・・・それとも、電池が完全に切れてしまったのか?

一応、携帯電話は虫の息だったようで着信表示は見当たらなかった。さあ、後は羽田でショックを受けるかどうか?だけだった。向うの天候はどうだろうか? 電池切れを心配して妻には聞けそうもない。

まだまだ先は長く、今日中に家に帰りつけるのは無理だろう・・・(続く、よろしければ)

 

読んでくれてどうもありがとう

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2009.07.29 19:14 |  開業 / 病院経営  |  murajun  | 推薦数 : 2

ある晴れた日に・・・(2)

夕方18時に お台場の ZEPP TOKYO に行く予定を立てていた僕は、21時過ぎに予約していた飛行機が集中豪雨で予定通り飛ぶのかどうか心配しつつ、「激しい夜」に備えて体力温存のために広すぎるベッドに一人淋しく寝ていた。

 

17時ちょうどにかけていた目覚まし時計が鳴った・・・ だが、ちょっと違う音だ。時間も少し前だ。実は携帯電話の呼び出し音だった。

出て見ると・・・患者の@@さんの奥さんだった。@@さんは複雑な病態でやっと安定が保てていて、休日当番医や救急病院の若い医師が紹介なしで突然診療するには色々と手ごわい患者だった。また、ここ数カ月の体調は変化していたので相当詳しい紹介状がないと相手が困りそうだ。

そして、奥さんの話では体調が昨日から悪化しており、入院が必要そうな印象であった。もちろん、東京のホテルで惰眠を貪って夏休みを満喫していた僕には診療は不可能だった。さて どうしたものか?

 

東京にいることは明かさなかったが、直接診てあげれないことを詫び、受診先の病院を決めて、そこの日曜日の当直の医師に電話をかけた。相手の当直医は偶然にも信頼する循環器科医・・・馴染みがあって、電話で詳しく事情と病状とを説明し、入院になる可能性も含めて診察をお願いした。もちろん、患者情報の全てを暗記して伝えられるはずもなく、電話を一旦切って、紹介状とか資料を準備することにした。

その場に居ない僕がカルテや検査データに当たれるわけもなく、また準備した資料や紹介状を患者に持たせることも出来ず、休日を家で過ごしていた看護師に電話連絡して事情を話し、診療所に出てきてもらい、僕が電話で指示しながら紹介状などを作成・準備した。看護師も僕が東京にいたことは今も知らない。

 

複雑な病態の重症患者だったので電話指示での紹介状作成は容易ではなかったが しょうがない。もし紹介状がなければ相手の病院の当直医は凄く困ったことだろう。一応、念のために先方の医師にも僕の携帯電話番号を渡し、疑問の点は遠慮なく電話して欲しいと伝えた。でも、タイミング的には遠方の病院なので大事な用事がある18時過ぎだと思う・・・気がかりだ。

 

だが、気がかりなことが また起きた。東京で秘かに悪だくみをした罰なのだろう・・・携帯電話の電池切れが間近だった。先程から長く話し過ぎたようだ。それで持っていた電池式の充電器具を利用したが・・・赤い充電ランプが点灯しないのだ。

もう ZEPP TOKYO に向かわないと間に合わない。本当はZEPP に行く前に飛行機やJRや高速などの状況、天気予報などをチェックして、もし危なそうなら飛行機の便と到着地の変更をするつもりだった。その場合、ZEPP を19時前に出ないと間に合わない・・・20時が終演予定時刻なのに。

 

充電してるのか してないのか不明のまま、充電装置をつないだまま チェックアウトをして、タクシーでお台場に向かった。タクシーの中でも診療所に着いた看護師に電話で色々指示を出すが、そのたびごとに電池の残量が減っていく。もしかして、持ってきた乾電池が空なのか? それとも携帯電話の充電機能が悪くなったのか? そろそろ買い換えようかと思ってはいたが、貧乏性なもので・・・

 

僕が使用している携帯はインターネット携帯どころか FOMA でもなく、今も廃止目前の mova である。カメラもなく、お財布機能もなく、音楽をためれず、ワンセグも何にも付いていない。その代り、TV・AM・FMが聴ける世界で最初で最後の携帯電話である。後継機種はとうとう出なかった。そのため大事に大事に もう4年も使っていて、docomo の若いスタッフは 存在すら知らない名器?である。だから、そろそろ電池がおかしくなっても不思議ではないのだ。

 

開演時間が近い・・・、乾電池は買えない・・・、携帯が電池切れになりそう・・・、飛行機や天気の情報がないまま・・・、患者の紹介状は出来たが、まだ@@さんに渡していない・・・、タクシーの運転手がZEPP の場所を間違えた・・・(謝りもしない)

http://www.youtube.com/watch?v=rbPEqWMYFsE 

そんなこんなで、暗い気持ちのまま ZEPP 到着は17:50 になった。18:00 開演予定・・・既に中は「あの雰囲気」が漂っていた。そして、マナーモードにしていた携帯がバイブレーションして、僕はホールを飛び出て携帯に出た・・・「紹介状を患者に渡して送り出した」という看護師からの連絡だった。

ギリギリ セーフ、少しだけ ホットした・・・17:57 だった。ホールに戻ると、間もなく 演奏が始まった・・・

http://www.youtube.com/watch?v=ZV5ZKfxLgOE

もし紹介先についた後で当直医が問い合わせ電話をかけてきたら・・・気づくか? そして会場を出ていけるか? そして電池がもつか? 

僕はポケットに入れた電池が切れそうな携帯電話を 指で触り続けながら いつもの音楽に身を委ねた・・・(続く、よろしければ)

 

読んでくれてどうもありがとう

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