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「父の日」の映画の一本目は、気になっていた【愛を読むひと】、原題は【The Reader】で、邦題は「朗読者」となっています。(注意:ネタばれが沢山あります)

 

主人公の女性(ケイト・ウインスレット)は今年のアカデミー賞(主演女優賞)を受賞しています。老いた手や足は別の人のものでしょうが、確かに素晴らしい演技でした。 

PG-12 になってましたが、PG-15 でも危ないくらいの迫真の体当たり演技で、若さだけではない熟れた、それでいて永遠に純真な女性の姿がなんとも心に沁み入りました。なんと、アンダーヘアは付け毛までしての熱演だそうです。

 

狂った猿の様に セックスしてから本を読む「坊や」に対し、まず私に色んな本を読んでから抱いて頂戴・・・とルール変更をするシーン、「愛を読むひと」というのは彼女のことを指しているともとれます。実際には、収監された彼女へのカセットテープへの朗読の意味なんでしょうが、主人公は彼女の方・・・少なくとも彼女の存在感が圧倒していました。

 

あんな形で出会い、あんな素敵な女性と初めての性の喜びを共有できたら男としてどんなに幸せなことでしょう。生涯、心を離れることはないでしょうね。もう帰らぬ思春期の妄想ですね。いわゆる「年上の女性症候群」ってやつですね。

 

キリリと筋が通った美しい女性ですね、独身の37歳との設定でしたが、ちょうど女盛り・・・15歳の主人公の男性が初めての女性として溺れていく理由がよく理解できます。映画を観ながら僕も溺れて狂って死んでもいいかな?って思ったくらいです。友人より大切な愛するひと・・・本を抱えてひた走る。

 

まあ、冗談はそのくらいにして、素晴らしい映画でしたが、このタイトル・・・「朗読者」というと主人公は男性の方でしょうか? 主演女優賞ですから、女性も主人公なのでしょうけど。

 

でも、文盲のこの女性もやはり「本を読む」ようになるんですね。ずっと聴く方の女性が最後には読むことを覚えて・・・でも、ナチの罪を一身に被って殺人罪に問われてまで「文盲」と云う事を恥じたんでしょうか? この男性が面会に向かう場面では予想されたとはいえ、Go Go Go と声をかけたくらいです。僕にはわかりませんね、量刑を軽くしてあげたくなります、僕としては。

それにしても彼女に問われた裁判官、答えられぬのに人を裁かないでほしいものだ。

 

でも、サイクリングのシーン、原節子の湘南海岸のサイクリングに劣らない素晴らしい場面でした。このシーンが最後のシーンに繋がっていて・・・感動しました。

 

可愛らしい女性、愛すべき女性、救いたい女性、純真な女性、マグダラのマリアの様な女性・・・

 

白状しますと、今日早速、ホメロスの「オデッセイア」と チェーホフの「犬を連れた奥さん」を注文しました。ちょっと、ミーハーな僕です。

 

読んでくれてどうもありがとう

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