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2009.06.12 23:59 |  開業 / 病院経営  |  新型インフルエンザ  |  murajun  | 推薦数 : 1

遠隔診断、遠隔治療

とうとう【Aメキシコ型インフルエンザ】の警戒度「フェーズ6」が宣言された。ちょっとWHOの権威失墜というか、フェーズ分類の時代おくれを感じ、悲しい気持ちになった。時代は変わっているのに、遥か遠い41年前と同様の感覚で「フェーズ6」宣言がなされるなんて・・・

 

ちょうど「フェーズ6宣言」がなされた同じ日、僕の家族が海外旅行に出発した・・・・まだ、患者が数名しか出てない国で、蔓延国指定の日本人が入国することをあるいは恐れているかもしれない。今頃はまだ飛行機の中で眠っていることだろう。

 

さて、この時期の海外旅行、いくつかの点で注意して送り出した。

 ① サージカル・マスクは一日2枚見当で持たせた。特に日本国内の空港施設内は要警戒、暑くても恥ずかしくても装着を指示した。

 ② 飛行機は直行便を指定、蔓延国経由便は回避した。

 ③ 交通機関内での感染回避のため、単一国内のみの旅行とした。

 ④ 種々の医薬品を携行させた。タミフル・リレンザも一応持たせた。

 ⑤ インフルエンザ簡易キット と 体温計を持たせた。

 ⑥ 携帯電話を持たせた。

 ⑦ 肺炎球菌ワクチンを接種した。

 

ま、旅行にはタイミングがある。感染蔓延期間は恐らく今後数年間は継続するであろう。高齢者には残された人生の元気な期間は少なく、楽しめる間が華である。また、一部では60歳以上の感染者が少ないとの情報もある。

http://blog.m3.com/BackToTheStreet/20090514/3 

 

以上のことで想像は容易であろうが、「フェーズ6」に当たって、インフルエンザには充分に警戒しつつ、おおいに「人生を楽しめ」である・・・

 

それにしても、今や非常に便利な時代になった。

もしも海外旅行中に体調不良があれば携帯電話で24時間の電話相談が可能である。いわゆる「プライベート発熱相談」と云う奴。必要があれば、体温測定を指示し、また携帯電話で咽喉の所見や喀痰の性状を写真にとり「写メ」で送ってもらう。全身症状がインフルエンザを疑わせるものであれば、「簡易キット」で検査をさせ、結果を「写メ」で送らせ、遠隔判断・遠隔診断をする。

もし、A型が陽性となれば、タミフルや リレンザの使用を指示し、状況に応じて現地の日本大使館に添乗員を通じて連絡する。もし、陰性であっても全身症状がインフルエンザを強く疑わせるものであれば、タミフルの使用を指示する。同行者に感染者が出れば予防投与を行う。いわば遠隔治療である。

 

蔓延国でなければ、以上の手順で旅行中の「Aメキシコ型インフルエンザ」対策は可能かと思われる。それでも感染して重篤化してしまえば、それは運命と諦める・・・

 

あっコレ、厳密には医師法違反になるのであろうか? もちろん、全部(保険診療ではなく)自費診療で、全部を自費で準備した備蓄物品・薬剤でまかない使用予定なのだが・・・・

 

『命短し 旅せよ 高齢者』 である。

 

読んでくれてどうもありがとう

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