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今はむかし、まだポッコリお腹が出てなかった頃、僕は一端の「サイクリスト」だった・・・と思う。
http://blog.m3.com/BackToTheStreet/20071011/1
だが今では盆も正月もない透析関係の開業医、風の吹くまま気の向くまま自由にサイクリングの旅に出ることはもう出来そうもない。せいぜい、一泊で学会旅行に行くことくらい・・・
明日は幸か不幸か横浜で透析学会があるので、患者さん達の体調が安定していれば夕方出かけて日曜の最終で帰ってこようかと思っている。当然ながら横浜の会場近くのホテルは取れなかった。専門医の点数取りの必要がなければ高い金払って学会に出掛けるより旅に出たいのだが・・・
さて、今日は写真が多い。美しき「サイクリスト」の写真が・・・ むこうに見えるは江ノ島か?
その横浜で想い出した。先日も書いたが、僕の女神≪原節子≫が横浜の隣の鎌倉から茅ヶ崎方面へのサイクリングをしている場面が非常に印象的だった小津安二郎の映画 【晩春】・・・記憶に残るサイクリング・シーンの中では最高のものだった。
原節子さんは15歳でデビューして42歳で引退され、88歳になられた今もひっそりと鎌倉にお住まいの様だが、お元気であろうか? 失礼を承知で正直に申し上げると、「永遠の処女」と伝説の女性になるより、美しき遺伝子をこの世に残して欲しかった・・・俗人の勝手な願いだが。
それにしても、これほど表情豊かにサイクリングを楽しめて羨ましいほどだ。僕も並んで走りたい・・・
彼女が29歳の時の小津作品登場第1作の【晩春】は【東京物語】と並んで素晴らしい作品だが、その中でもサイクリングシーンが最も僕の心に焼き付いている。もちろん、その他のシーンも素晴らしい。
でも、茅ヶ崎海岸・・・おしゃれですね、行ったことないですが。道路標識が英語です。北鎌倉なんかも行ったことないですが、今は紫陽花が綺麗なんでしょうね。
仕草も言葉も素晴らしい。こんな女性と暮らせたら・・・

こんな「妄想」を妻が知ったら・・・刺されるかも?

でも、当時の原節子さんと映画のシーンの様に楽しくサイクリングして親しくお話出来たら、妻に殺されて死んでもいいかもしれない・・・
読んでくれてどうもありがとう
株屋の総元締めの様な【金を操る者達】が医師や看護師など医療関係者の収入を勝手に下げ、なおかつ生活の自由を奪おうとしている。この不況における民間給与の低下に合わせよ、との理屈らしい。人事院も公務員のボーナスを下げ、国会議員もポーズで下げた。
振り返るとこの9年間、ずっと医療費は下げられてきた。どんなに需要が増えて書類も増えて忙しくなっても収入は強制的に下げられてきた。単価は30%ほど下がったようだし、あざ笑うかのように民間の給与は上がり続けた。医療費とGDPを関連付けてあげるのはふさわしくない、という民間企業の勝手な理屈だった。
この数年、企業は過去最高のボーナスを出し、給与は上がり続けたのに、医療は経済の枠外だから、という理屈でいままで下げつつ、今度は一転して民間が下がったから医療費も一緒に下げよ、とは屁理屈にしても臭すぎる。全く持って下品な理屈だ。
かつて竹中に「都市が発展すれば後から地方も潤う」といわれながら置き去りにされ続けた地方の様だ。その地方で医者をやるのは二重の屈辱に他ならない。地方から医者が逃げ出すはずだ・・・
不況の時は需要が減って収入が減り暇になって余剰人員を削って民間企業の幹部は経費でしのいでヌクヌクと乗り切るのに、不況でも需要が膨張する医療現場の収入を落とせば医師と看護師の過労死が増えるだけ。リストラどころか、職員募集しても有資格者が安月給なので「主婦の方がマシ」と、全然集まらないのが現場の真実。そして開業医は自分の収入秘かにを削って乗り切るのが常。
【人の身体も精神も理解できぬ金の亡者ども】にグダグダと開業医の収入を減らせ・・・と言われる筋合いはない。勤務医の給与を上げろ・・というなら認めるが。そんな奴らが新型インフルエンザにかかっても助けてもらえるとは簡単に思うな、霞が関に巣食うゴロツキ守銭奴どもめ。
あいつらは日本郵政の社長の給与が3000万円で安過ぎて誰も西川に代わるなり手がいないとほざいているようだが、定年過ぎの人間に3000万円も出せば、特権ウハウハだからなりたい奴は沢山いる。なんなら俺が開業医を辞めて日本郵政の社長をしてあげよう。
散々言われた【嫌なら辞めろ 代わりはいくらでもいる】という言葉を守銭奴どもにお返ししてやろう・・・
さて、似合わない過激な発言はこのくらいにして、僕の「医療再生」への提言を少々。
まず、僕は【医者の数は少なくない】と思ってます。優秀な医学研究者は非常に少ないですが、一般臨床医は多すぎるくらいだと思ってます。
こういうと医師からは「過激な発言」と言われそうですが、僕の過去の1200記事を全部読んでもらうと何度も同じことを言ってることがわかるでしょう。
医者は決して少なくないんです。医師数と患者数のバランスがおかしいだけなんです。
つまり日本社会は、【病気や患者が多すぎる】んです。
受診しなくても良い程度の軽症患者が多すぎる。
メタボ検診など検査正常値の基準を異様に下げ過ぎてる。
患者が支払の割に多くを求めすぎる。
患者の体調不良への忍耐力がなさ過ぎる。
人間が動物であって、同じように死ぬ事を忘れている。
若い人が核家族化で高齢者や親などから学ばなさ過ぎる。
学校や社会で正しい健康問題と衛生向上を教えなさ過ぎる。
マスコミの健康問題の取り扱い方が低レベル過ぎる。
自然治癒力を信じず簡単に薬を飲みすぎる。
支払った(支払える)額より多くを求めすぎる。
過剰な医療安全を安価で求めすぎる。
病院のアメニティーを期待し過ぎる。
などなど、【支払いの割には国民の期待が高すぎる】んです・・・
こんなこと言うと相当批判を受けるでしょうが、日本社会は医者が少ないんじゃなくて患者が多いんです。こんなに患者・病人を増やしてどうして社会の活力が生まれますか?
今度の新型インフルでも、諸外国は「軽症なら出来るだけ病院に行くな、家でじっとしてろ」と国民に啓蒙しています。
もっと子供のころから現在よりハイレベルな健康教育を充実させて、徹底した禁煙社会、低炭素ならぬ低体重社会、エコ資源ならぬエコ栄養社会、皮膚機能保持のための減化粧社会、高倫理と低性病社会、高暴露を容認した低アトピー社会、減競争で低ウツ社会、手洗い・うがい・歯磨き社会、減自動車で歩行能力向上社会などを初等教育をとおして作っていくことが大切です。
教育学部の学生が強姦をしても学長が庇うような教育内容ではいけません。これなら教育勅語の方が100倍まともです。
努力不在の他力依存社会の現在の日本の【真の構造改革】をすべきなのです。小泉・竹中の経済優先構造改革は社会を崩壊させただけ・・・狂った社会への構造改悪でした。
これからは、【高品質の教育】を通して、成熟した個人の集合体を作り、負担と供給のバランスのとれた高品質社会を作り上げること・・・これこそが医療再生への近道であって、そうなれば医者は更に減らせ医療費もドンドン削減できると思います。
ご承知の様に医療関係者が一番医療費を使っていませんから、その医療費削減効果は証明されています。
ちょっと貧乏医者が「医療再生」への妄想を発展させてみました・・・・ ご批判は甘んじて拝受いたします。
1200記事目です 読んでくれてどうもありがとう