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テレビを観てますと、新型インフルエンザ改め【Aメキシコ型インフルエンザ】の扱いが急速にしぼんでいます。アメリカやメキシコでは感染者が増えないのに「死亡者数」はコッソリ増えてますが、日本では「全く感染者は増えません」・・・なんて素敵でしょう。
そんな素敵な日本では既に【Aメキシコ型インフル】は終わった話みたいです・・・まるで。
実は毎日2-3人ずつ今週もインフルエンザ様症状の患者さんが当院にも受診されますが、既に多くの患者さんがたの頭からは【発熱したら保健所や発熱相談センターに電話して、すぐに医療機関には行かないでください】という標語が消え去ってしまっています。これが現場の僕の実感です、完全に風が変わりました。
テレビで「もう終わった話、地域経済が崩壊しますから静かにしましょう」とのイメージが出来上がってしまったので、もう各地でコッソリ再燃しても絶対に緊張感は出てこないでしょう。ほとんどの人は『もう終わったみたいですね・・』と診察室の内外で僕にそう教えてくれるくらいですから。
38度以上で悪寒がしてる患者さんも 『えっ、まだ保健所に相談するんですか? もうテレビでも収まったって言ってますよ・・』とか言いながら平気で直接受診されます。
いつもの慢性疾患の患者さんに診察が済んで『インフルエンザには注意してね・・』と送り出そうとすると、『もう、患者は出てないらしいじゃないですか・・。安心宣言が出てましたよ・・』と逆にご指導いただく始末だ。
でも、世間の【終わった話】という安心感がこうも早々と当地で流行る前から出てきてしまうと、感染や重症化リスクの大きい透析患者を診療してる医師としては、『もう少し、透析患者の様に自宅安静も出来ず薬も飲みにくい弱い立場の人々がインフルエンザを恐れて今も凄く緊張していることを、せめてマスコミと行政は繰り返しアナウンスして欲しい』と思う。
こんな非科学的、経済優先、事なかれ隠蔽体質が優先した社会だと、次の新型には悲劇が起こるんじゃないですか?
まだ終わってないし、全国30万人の透析患者とその家族100万人、そして透析患者の命を守るべく闘う医療関係者15万人にも想いを馳せて欲しいけど・・・無理だろうな。
読んでくれてどうもありがとう
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