murajun
More プロフィール

Search

Calendar

<< 2009/05 >>
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

トップページ

Doctors Blog

新着コメント

新着トラックバック

先程、京都から新幹線で帰ってきました。医者をやってます息子から、「明日から数日間は行動自粛と体温測定、更には息子の病院には用がない限り近づくな」と指導されました。まあ、息子にも迷惑がかかるといけませんので素直に従っておこうと思います。

どうやら、息子は先程こっそり「タミフル」を飲んだみたいです。どうも私たちが出掛けた後に受診された若いインフルエンザの患者を診察して以降、倦怠感と微熱、咽頭痛などがあるようです。時期が時期だけに、親として少し心配しています。

 

今朝、娘夫婦がいる名古屋を出る頃は誰もマスクをかけておらず、テレビ画面で観る大阪・神戸がまるで外国の様な印象がありました。

京都で利用したタクシーの運転手さん、マスクをされてましたが、別のお客さんに何度か「運転手さん、インフルエンザですか?」と言われて外してしまったことがあったそうです。私達がマスク姿だったので、外さずつけておくとのことでした。

 

昨年の暮れにNHKで何度か特集番組があったのに影響されて、息子夫婦が2月に申し込んでおいてくれた桂離宮に行くことになりましたが、出発の朝に神戸で最初の感染者が出てしまい、キャンセルしようかな?とも思いましたが、なかなか抽選で当たらないそうで、思い切ってマスクとタミフルを準備して出かけた次第です。

そのタミフルの世話になることはどうやら無かったようですが、滞在中にドンドン神戸から大阪方面に感染が拡がり、いつ京都でも感染者が出るのか、ひやひやしての道中でした。

 

それにしましても、桂離宮は素晴らしいですね。天気にも凄く恵まれましたが、小高い茶屋に爽やかに吹いてくる風に、しばし巷のインフルエンザの事などは忘れることができました。品の良い係りの方の説明に、また紅葉の時期(12月初旬)に再訪したく感じました。その頃にはインフルエンザ対策が進んでいるとよろしいですが。

 

さて、名残惜しく京都から新幹線に乗りまして帰ってきたわけですけど、京都駅ではまだ少なかったマスク姿も新大阪から神戸、岡山にかけては凄く多かったようでした。幸いにも近くの席に咳込む乗客が大阪や神戸からは乗車されてこられませんでしたが、車両内の乗客の半数近くはマスク姿でしたね。息子がくれたサージカルマスクを二枚重ねにしていたものの、新神戸を過ぎたあたりでは少しばかり緊張しましたが、到着する頃にはすっかり忘れてしまいました。

 

帰宅しまして、息子と話をする前に手洗いとうがいとを念入りにしましたが、「鼻の穴を綺麗に洗え」と息子が言いますので、人差し指を突っ込んで綺麗にほじくり廻しました。テレビでどうして「鼻の穴を洗え」と指導しないのか、息子はいつもテレビに向って文句を言っているようです。

 

京都では感染者が未だの様ですが、きっと少しは居たと思います。帰るまで出ないでほしいという願いを神様がお聞き入れくださったのでしょうね。

あんなに素晴らしい桂離宮・・・、本当は息子自身が凄く行きたがっていたようです。しかし土曜日曜が観覧出来ないそうで、忙しく地域のために働いている息子がいつの日か平日に休みが取れる日が来ればいいが・・と、老婆心ながら願わずにいられません。

 

息子が読んでくれているでしょうか?

固定リンク | コメント (1)

関西圏では実質上の蔓延期でありながら、いまもって「感染者ゼロ」を首都圏で更新している日本の科学技術は世界一であるし、枡添大臣も麻生総理も「我こそは亜細亜ナンバーワンだ、水際作戦は大成功、後は簡単だから地方の皆さんでどうぞ自主的に頭を使って頑張ってください・・・」と丸投げ出来るほど政府に信頼されている日本国民が科学的領域においてアジア最高であるし、実に誇りに思える。

嬉しいな、奇跡の様な首都東京の感染者ゼロ行進・・・ ブーブー  東京都の医師は凄いぞ・・・凄い、凄い

 

アジアの中で断トツの科学先進国ニッポン・・・しかしながら、冷静に周囲を眺めてみると、その誇りとする「国民の常識」が音を立てていま崩壊の危機を迎えているのかもしれない。

 

①韓国がアメリカより先に、世界初となる現在流行中のワクチン製造に目処をつけたらしい。

②中国は今度のインフルエンザ・ウイルスの遺伝子配列の解析を世界で最初に完了したらしい。

③インドネシアやタイ、そしてベトナムなどは、強毒性の「H5N1」鳥インフルを今もなんとか抑え込んでいるらしい。

④北朝鮮は感染者ゼロらしい・・・我らが東京と同じ科学レベルかも?

⑤イスラム諸国では感染者は凄く少ないらしい。

 

所変わって、ニッポンでは・・・

 

①自治体のPCR機材が不足し(各県に一台?)、テクニシャンが不足し、プライマー供給も追い付かず、そのためか・・・海外渡航者以外は調べる気も失せたらしい。

②PCR機材なんて、各地の大学研究室にウナルホドあって、大学を休学にしなくても分子生物学関連の学生や安月給のポスドクは腐りそうなくらい存在していて、新型インフルを絶好の研究テーマとして機会を虎視眈々と狙っているのに、せっかくの研究機会を封印してしまう・・・文科省?

③貧相な現場の医師だって、目星をつけた患者の検体をPCRへ廻そうと依頼をすると・・・・ビンゴだったら、貴様を隔離するぞ、と指導する・・・厚労省?

④個人防護服の供給も出来ないし、お金も出さないくせに経済への影響を減らすために、「全医療機関が診なさい」と突撃・特攻命令を出す・・・財務省?

⑤いまだに高校生にタミフルを使うか使わないか明言を避ける無責任な・・・厚労省? 司法?

⑥どうして東京に感染者がゼロなのか、真面目に論じようとしない・・・マスコミ様?

 

ちかじか全医療機関に突撃命令が下っても・・・うちなんか、透析患者に移されちゃたまんない。それで、僕には危機意識や反権力が芽生えるのだろうが、一番悔しいのは・・・・枡添が二日遅れで繰り出す対策が「科学的」視点ではなく、「経済的」視点で、全て文系が牛耳る政府に操られていること・・・

 

水際作戦のスタンダードマスクである排気弁付き「3M」N95マスク・・・憧れのマスク・・・突撃命令に備えて先日注文したら、『年内には何とか納入できるでしょう・・・』と云われてしまった。

「排気弁無しマスク」だと息苦しくて、原が決めた「5分診療」も持ちません・・・

 

読んでくれてどうもありがとう

固定リンク | コメント (1)

2009.05.19 00:39 |  開業 / 病院経営  |  新型インフルエンザ  |  murajun  | 推薦数 : 1

嵐の週明け、月曜の朝

土曜未明の神戸での国内二次感染第一号が出て、どこも土日の会議や週明け対策でてんてこ舞いだったとお見舞い申し上げたい。

いまだに色んな情報はインターネット・サイトやTV放送などからのマスコミ辞令ばかりで、現場医療機関軽視の厚労省の態度は早急に改めて欲しい。「2ちゃんねる情報」の方が医師会を通じた連絡や情報よりうんと早くて役に立つのがなんとも腹立たしい。

日曜日も県の対策会議の情報などをTV放送から知ったが、案の定、月曜の朝に何のFAXも貧相な開業医には届いていなかった。昼過ぎて届いた一枚のFAXには、「対象者を神戸滞在者を含む」という改定策が書かれていたが、その後の大阪の話はどうなっちゃったのだろう? それを書き込むかどうか会議は巡るのであろうが、次は奈良、次は岡山・・と、広がるごとに加えていくつもりなのであろう。韓国などは日本を蔓延国ととっくに認定して検疫を強化したというのに、日本自身はどうしてスットボケていれるのだろうか?と不思議でならない。

 

さてさて、嵐の週明けの月曜の朝はいつもより早く起き、ネット(2チャンネルを含む)で最新情報を収集し、院内対策のため少々早く出勤した。将来への「想い出」のために書いておこう・・・

 

まず、先週から受付に張り出していた「10日以内に外国へ行った人は・・・」という文言を掲示から消して、新たに発熱者に対しての掲示物を数種作成し玄関ドアに貼り出した。

曰く、【インフルエンザ様の発熱者は受付前に伝えて下さい。一時、自動車内に待機して頂くかもしれません】と云うもの。5月の爽やかな気候なのでOKだが、冬の寒空や雷雨や真夏なら外での待機やテント外来は問題も大きいだろう。

 

しかしながら、神戸の第一発見者の開業医が厚労省から「診療してはならぬ」とご指導頂いたとのことで、一気に全国の開業医に衝撃が走ったことだろう。厚労省には最初にこの「診察医を隔離せよ」方針の即時撤廃を要求したい。これさえなければ、開業医はどんなに気が楽になって地域医療に貢献できるか知れないのに・・・なぜ判らないのであろう?

 

そして、直接来院した発熱者へのお知らせ文書を作成・・・発熱相談センターへの電話番号など基本事項を書いたものだ。日曜日のうちに発熱外来が保健所に設置されたことは大変良かったが、9時から17時までという中途半端な設置となり、17時以降の患者は指定医療機関が対応するとのことだが、それがどこの医療機関かは開業医にも絶対に知らせないそうだ。それじゃ困るのにね。どうせスグに知れるのに・・・もったいぶって。

 

次に出勤してきたスタッフにマスクやフェイスシールドなどの装着指示・・・今日から新しい夏用制服での出勤だったが、折角の可愛い衣装が台無しだった。やはり、全員がマスクすると異様である。

 

受付手順の確認も行った。全患者に本人および家族の「風邪症状の有無」を聞いて、異常者はカルテの表紙に一目でわかる印をつけた。これにより、院内に存在する「危険人物?」をスタッフ全員が瞬時に把握して最接近を回避できるようになった。診察室に到達した「安全患者?」は、マスク無しの「笑顔の対応」を継続できる利点もある・・・スマイルが医療には大切だ。

 

次に、透析患者と通常患者との診療所への入口を完全分離とした。通常待合室から透析室まで動線は分離され、途中3か所の扉で隔離されている・・・これは10年前に想定していた設計だったが、ようやく活きたようだ。嬉しいやら悲しいやら・・・

 

次に、近く生じるかもしれない学校閉鎖およびデイサービス閉鎖に対しての全職員への聞き取り調査を開始した。「もし、学校が閉鎖されたら、あなたはどれくらいなら働けますか? 早急に家族で相談してみてください」と云うもの。デイサービス閉鎖での経済的損失は莫大であるが、先日スタッフに「僕が君達の雇用を守る・・」と宣言しちゃったし、病院(特に透析室)とケアマネの援護作業への振り分けがどの程度可能かは火曜日までには把握しておきたい。場合によっては、閉鎖されたデイサービスを臨時の職員子供の預かり所とすることも想定している。

 

そんなこんなでドタバタ応急対策を練っていたころ、土曜日のインフルエンザ様患者がやってきた。早々に手順どうり、院内に入れず自動車内で待機させ、外で問診とインフルエンザ簡易キット判定を行った・・・これなら、A型陽性でも僕自身は接触せず病院閉鎖や診療停止、そして倒産は免れる。土曜日に休みだったスタッフには、『僕が新型をみたら倒産するので、僕に近づく前に幾重にも関門を設けよ。院長を守れ、さもなくば給料は払えぬと覚悟せよ』と、冗談とも本音ともつかぬ檄を飛ばしまくった。みんなの強い一体感が生まれた・・・

 

透析室の換気扇工事と簡易隔離空間工事の進行状況を確認した。約30万円なり・・・

 

院内の各所に都合6台のシャープ・プラズマクラスター空気洗浄機を気休めに設置した。これで顔を洗浄するのが今うちの院内では流行している。紙の毛や顔や口の中に吹き付けると何となく・・・・ただの気休めでしょうけど、約17万円なり・・・

 

最も危険度の高いグループである透析患者向けに独自の視点で「新型インフル最新情報」を流しているが、既に今日で5回目の発行となった。恐らく、他の県内の施設より情報開示がしっかりしていると思う。医療の内容は「並」かもしれないが・・・正しい情報を早期に伝えることが医療現場では大切。決して隠ぺいや情報操作は行ってはならない・・・隠すとかえって不安を煽るから。

 

そして・・・備蓄したタミフル飲んで、シャワーを浴びて、鼻の穴から尻の穴まで洗い清めて、しょうがなくTV観て、2ちゃん含むネット見て、しょうもないブログを発信して・・・ 今日一日がいつもの様に過ぎていく。

 

読んでくれてどうもありがとう

固定リンク | コメント (0)