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ウイーンへは1990年8月27日にハンガリー国境を越えて国際列車で行くはずだった・・・ http://blog.m3.com/BackToTheStreet/20061221/4
ハンガリー、スイス、イタリア、ドイツと東西南北の国々は巡ったが、いまだかつて人気の高いオーストリアへは行ったことがない。貧相な開業医はパスポートも持ってないし当分はいけないだろうから、【Aメキシコ型インフル】騒動から逃れるように久しぶりに【世界の車窓から】のDVDで妄想の旅に出た。
どこもかしこも綺麗な風景ですね、汚れた中年男の心が洗われます。オーストリアは音楽もお城もいいですが、僕はやっぱり山岳風景ですね。ザルツブルグから西、チロル地方が特に好きです・・・想像では。
ザルツブルグの南には映画「サウンドオブミュージック」にも登場したシャーンベルグ山とそこへの登山鉄道があるようですね。

このマリア先生、僕が高校生の時に来日してくれて、一人で?コンサートに行ったのですが、ちょうど彼女(ジュリーさん)の誕生日の夜で、「ハッピーバースデイ」を全員で大合唱したのを覚えています。前から5列目くらいでした・・・
この登山鉄道、頂上近くまで行くようですが、頂上にはホテルがあって、この季節は特に気持ちいいでしょうね。官僚支配の規則規則で実に鬱陶しい日本、いつの日か逃げ出してやる・・・税金なんて払ってあげないぞ。
でも、何といっても反対側の断崖絶壁・・・絶景です。今すっごく行ってみたい場所です。でもですよ、映画の中でトラップファミリーをマリア先生が連れ出してたようですが、とても歩いていける場所じゃないですよね。そうとう遠いし・・・
もう一か所、とっても行ってみたい場所がDVDに出てきました。ハルシュタットという街です。この辺りはローマ以前から岩塩で栄えた地域だということで、ハル・シュタットとは「塩の場所」という意味だそうですね。ハルシュタット文化というのは中央ヨーロッパで紀元前15世紀ころから栄えた文化らしく・・・実に古い歴史ですね。高速交通手段のなかった古い時代にはやはり、内陸では「塩」こそが貴重だったんですね。
でも、僕にとっては「ハルシュタット」とは懐かしい馬の名前なんですね。大学の馬術部で同級生のM君が乗って大活躍した我らがエース馬・・・国体も出たんだったかな?
上の写真はハルシュタット自身ではないけど、サラブレッドやアラブやクオーターホースとかとは全然違って、上の写真のペルシュロン種(バドワァイザービールの馬)をコンパクトに鍛え上げたような雰囲気の馬でした。もしかしたら雑種だったのでしょうか? 馬顔が特徴的で、前脚が短く体高もさほどでないものの、160cm程度の障害は軽々とクリアして行った記憶があります。
僕も何度か乗せてもらいましたが、他と全く違ってました。雲に跨った感じでした。まるでフェラーリみたいでした・・・乗ったことないですが。僕らの馬術部に居た(借りていた)障害飛越馬の中では間違いなく史上最高の馬だったと思います。
あぁ・・・過ぎ去った日々は美しいなぁ
チロル地方でイタリア側へアルプス越えをしてみたいなぁ
いつになったら外国旅行出来るかなぁ
読んでくれてどうもありがとう
テレビを観てますと、新型インフルエンザ改め【Aメキシコ型インフルエンザ】の扱いが急速にしぼんでいます。アメリカやメキシコでは感染者が増えないのに「死亡者数」はコッソリ増えてますが、日本では「全く感染者は増えません」・・・なんて素敵でしょう。
そんな素敵な日本では既に【Aメキシコ型インフル】は終わった話みたいです・・・まるで。
実は毎日2-3人ずつ今週もインフルエンザ様症状の患者さんが当院にも受診されますが、既に多くの患者さんがたの頭からは【発熱したら保健所や発熱相談センターに電話して、すぐに医療機関には行かないでください】という標語が消え去ってしまっています。これが現場の僕の実感です、完全に風が変わりました。
テレビで「もう終わった話、地域経済が崩壊しますから静かにしましょう」とのイメージが出来上がってしまったので、もう各地でコッソリ再燃しても絶対に緊張感は出てこないでしょう。ほとんどの人は『もう終わったみたいですね・・』と診察室の内外で僕にそう教えてくれるくらいですから。
38度以上で悪寒がしてる患者さんも 『えっ、まだ保健所に相談するんですか? もうテレビでも収まったって言ってますよ・・』とか言いながら平気で直接受診されます。
いつもの慢性疾患の患者さんに診察が済んで『インフルエンザには注意してね・・』と送り出そうとすると、『もう、患者は出てないらしいじゃないですか・・。安心宣言が出てましたよ・・』と逆にご指導いただく始末だ。
でも、世間の【終わった話】という安心感がこうも早々と当地で流行る前から出てきてしまうと、感染や重症化リスクの大きい透析患者を診療してる医師としては、『もう少し、透析患者の様に自宅安静も出来ず薬も飲みにくい弱い立場の人々がインフルエンザを恐れて今も凄く緊張していることを、せめてマスコミと行政は繰り返しアナウンスして欲しい』と思う。
こんな非科学的、経済優先、事なかれ隠蔽体質が優先した社会だと、次の新型には悲劇が起こるんじゃないですか?
まだ終わってないし、全国30万人の透析患者とその家族100万人、そして透析患者の命を守るべく闘う医療関係者15万人にも想いを馳せて欲しいけど・・・無理だろうな。
読んでくれてどうもありがとう
昨日の党首討論、前の小沢代表のモグモグとは違って、両者ともギラギラ・テカテカしてた割には目立った討論にはなりませんでしたね。
「家伝・友愛押売」の鳩ポッポ・・・
「自称・喧嘩上手」のマンガ男・・・
無茶苦茶つまんなかったですね。あれが首相候補のお二人とは・・・ 鳩山一郎と 吉田茂が 泣いてますよ、多分。
しかし、最も驚いたのは現在のマンガ総理の現状認識でしょうかね。
思わず私の「聞き間違い」かと思いましたよ。そして、テレビに皿を投げつけ叫びましたよ・・・『 そんなわけ ないだろ? アホか、貴様は? 』
まじで ビックリですね。僕も国民の一人だと思いますが、「国民の今の最大の関心事が西松問題」なんですか? そう思ってるのは、麻生総理と細田幹事長くらいじゃないですか?
二階大臣とか 森元総理とか 尾身元財務相とか・・・他の自民党の皆さんや 漆間官房副長官なんかは、『早く静まれ・・・』って思ってますよ、きっと。
さてさて、今後もしつこく「小沢問題」を追及しそうな麻生総理ですね。ここだけは絶対ブレないですね。下品な自称・喧嘩上手がよく使う手です。使った後、正常な神経の持ち主なら恥ずかしくなる手でもあります。
とにかく「西松」、寝ても覚めても「西松」、国策で「西松」、総選挙の最大の争点も「西松」、百年に一度の大不況でも「西松」、核爆弾が飛んで来ても「西松」、失業者があふれても「西松」、医療崩壊しても「西松」、中国が日本占領試みても「西松」、Aメキシコ型インフル大流行しても「西松」、温暖化でも「西松」、官僚支配でも「西松」、年金崩壊でも「西松」、大地震でも「西松」、石油が消えても「西松」、世襲はいいから「西松」、自殺が増えても「西松」、誰がなんと言おうと「西松」・・・
なんだか、むかしイジメッ子がよく言った『おまえのカーチャン、出ベソ・・』という感じで、僕の様な品の良い家庭の坊ちゃんを、オッカナイ親をもったチンケな悪ガキが数人で虐めてるような党首討論でした。ま、「代表代行に怖い顔のカーチャンを残した」のが悪かったとも思いますがね・・・
『お前のカーチャン、で・べ・そ・・』っていう言葉も今は不適切な言葉かもしれませんね、失礼しました。
読んでくれてどうもありがとう
よく事実関係が判りませんし容疑者を庇う気も特には無いですが、福岡市で「不適切(ワイセツ)な医療行為」に関する2件の出来事(逮捕・判決)が今日ありましたね。いずれも逮捕段階から「実名」報道で、TVでは顔写真が流れました。地元では知らぬ人はいないかもしれません。
一方で、昨日は防衛省内で女子トイレに侵入した隊員が「建造物侵入の現行犯で逮捕されました。これは「起訴されるまで匿名」とかなんとかラジオで言ってましたが、この差は何でしょうか?
防衛省と言えば、防衛医大の教授が「痴漢の冤罪」で永く苦難の時を過ごして先日無罪が確定したようですが、教授の失われた名誉や誇りは二度と戻ることはないでしょう、誠に残念ですが・・・
なかなか難しい内容を含んでいます。先日は下部消化管内視鏡(大腸カメラ)を若い女性の膣内に故意に挿入したとして関東の医師が(5年後に?)逮捕され、容疑段階での実名報道で(恐らく)医師生命が絶たれています。
訴えた女性患者から疑われるような出来事(医療行為?)が多分あったのでしょうし、別に実名報道された医師を事実関係も知らずに庇うわけではありませんが、こと「ワイセツ」に関しては、痴漢事件と同じで・・・・医師にとっては「死刑」と同じ重たい罰と感じることでしょう。後に無罪が確定しても、テレビ報道されただけで「医師としての生命」は絶たれるでしょう、怖いですね。
5月28日15時43分配信 読売新聞
5月28日15時43分配信 読売新聞
この「露出した陰部を数回押し付けた」というのが事実なら、あるいは押し付けなくても陰部を露出したのが事実なら確かに犯罪でしょう。誰も居ない診察室、言わば密室での事件ですから、「複数の被害届」の信ぴょう性がどうかなんでしょうが、耳鼻科の本当に忙しい午前中の診察室で医師が陰部を露出するんでしょうか?
事実か勘違いか・・・これから永い裁判が行われることでしょうが、このお二人・・・九州最難関の医学部を出て、若くして大きな借金をして開業し、(特に2例目の医師なんか)開業早々の逮捕劇・・・たとえ無罪になっても係争中に無収入で膨れ上がる「借金苦」で・・・・ガクガクガク・ぶるぶるぶる、考えただけでも実に恐ろしいことです。誰かスグに買い取ってあげた方がいいかも・・・
僕はチンケな「匿名」ブログでコッソリと妄想しながら溜まるストレスを発散していますが、まだまだ巨額の借金を抱えながら日々地域医療に邁進しております。
もし僕が明日、【 妄想ワイセツでM医師逮捕 】とテレビ報道されたら・・・死ぬまで無罪を訴え続けるか、すぐに楽になるか・・・悩むところですが、どっちも死刑には違いないですね。
容疑者段階での実名報道は本当に怖いです・・・・
僕も改心して、今夜から行動に気をつけますので・・・・ どうか読者のみなさん、今後ともよろしくご愛読下さいね。
読んでくれてどうもありがとう
品切れてたはずのマスクが急に市場にダブつき始めたようで、政策的に行われた「マスク不要論」がこうも早く効果が出るとは、日本人の国民性が出てて興味深い。
このマスク、暑い季節に耐えられるかどうか・・・今日も僕の顔が浮腫んでしまい、綺麗なお顔を患者さんに見せてあげられなかったのが残念だ。地元では「癒しの笑顔」と呼ばれているのに・・・
実は120以上も新型インフルエンザ関連の記事を書きながら、僕はマスクの効用などに関した記事を一度も書いたことがない。鼻毛の効用は書いたが・・・
しかし、僕の尊敬する【内科開業医のお勉強日記】ブログの先生と、元小樽保健所長の外岡先生がマスクに関して対立してるかのごとき雰囲気を見ると少々悲しくなりますので、そろそろ政策的な煽りで有能なお2人が意見を戦わせるのは中止してほしいと感じます。よろしくお願いします・・・
さて、もうすぐ6月・・・新型改め【Aメキシコ型インフルエンザ】も勢いをなくしながら地道に津々浦々に拡がりを見せてきています。だいぶ暑くなって来て、今日も室内では27度あり、なかなかマスクは長くは出来ないですね。N95マスクやゴーグルなんて、想像したくもありません。
いま、診療所の外は爽やかな季節で、色とりどりのツツジや僕の大好きな下野(しもつけ)の花がとてもきれいです。まだ裏庭のバラも何とか咲いています。
庭は一面に苔が美しく輝いていまして、大きく育ったケヤキも隅々まで葉を茂らし気持ち良い木陰を通院の患者やスタッフに提供してくれています。診療に疲れると僕はそんな庭を眺めるのですが、今日お昼休みに窓の外の庭に「スズメの死体」を発見してしまいました・・・
うちのロビーは全面ガラスなので恐らく飛来して激突したのでしょう。気絶して死亡した感じです。とても気の毒な気持ちになりました。開業して11年、四季折々色んな鳥が遊びに来てくれる庭で「鳥の死体」を見たのは初めてでした。
いまエジプトでは鳥インフルエンザ(強毒性 H5N1型)の感染者が急増しています。今度の【Aメキシコ型】への対応で苦労してる厚労省も勿論エジプトの動向にも注意を払っているとは思いますが、急激に「甘く考える癖」のついた日本人がホントに怖い新型に急襲され医療現場が未曽有(久し振りですね)の大混乱に陥ることがやはり心配ですね。
強毒性でも弱毒性でも「どこにも逃げ場のない透析医療現場」の実情を思いながら「死んだスズメ」を静かに眺めていました・・・将来の「H5N1型にたおされた僕の姿」を暗示していたのでしょうか?
もしかすると、ある日ある時、こんな風景が日本中の巷に溢れ、「H5N1型インフルエンザ急襲」の幕が上がるのかもしれません。用心のため、完全防護服に身を包んだ職員が可哀想なスズメを手厚く葬りました・・・
もうすぐ小池風見鶏が提唱した「クールビズ偽エコ」国民運動が始まりますが、梅雨に入りジメジメと猛烈に暑くなってきますと、「マスク不要論」に拍車がかかりそうです。その時は、外のテントの完全武装した発熱外来スタッフは、新たに「熱中症との闘い」を開始するのでしょうね・・・
読んでくれてどうもありがとう
僕は妻へのプレゼントを買いに出ていて観逃したのだが、ちょうど「母の日」に渡辺淳一氏が朝の番組に出ていたらしく、妻から 『ねえ、あなたも若い女性にホントにモテタイなら少しは「作法」を勉強しなきゃね・・』とイジワルソウに言われていたことを今夜、介護保険の認定審査会出席の帰りに本屋に立ち寄って不思議と想い出した。
科学無視、政治経済主導の「Aメキシコ型インフルエンザ」騒動からの逃避行にはピッタリ・・と、他の5冊ほどと一緒に買ってきて、一時間もかからず読み終えてしまった。
【 欲情の作法 】という本は、どうやら若い人々を対象に書かれたものらしく、50歳をまじかにした中年男が若い女性を目当てに読む本ではなかったようだ。別に僕は若い女性なんてどうでもよいのだが・・・
書かれてるのは実に正しいし、僕がよく知ってることばかりで恋愛の秘儀など皆無。その意味で、僕も渡辺氏とほぼ同じ境地に到達したという満足感がある一方、悲しいことに「実践が全然伴わず、今後も期待できそうもない・・」と気付くと悲しさ・淋しさがより一層際立ってくるから読まない方が良かったかもしれない。
25歳を過ぎて仕事を始めた頃・・・そう、あの頃に読んでいたら随分と僕の人生も彩り鮮やかだったに違いない。そして、35歳に近づく頃には是非身につけていなければならない「作法」だとも思う。しかし、不幸にして多くの男性はなかなか悶々とした人生を送ってしまうようだ。さらに「男女の性のベスト・マッチング」となると、渡辺氏のようにはなかなか行かないようだ。
さて、「恋愛の作法」というと、かつての名著【HOW TO SEX】を挙げ無くばなるまい。1971年以来の超ベストセラー、いがぐり頭の中学生の時に本屋の隅で隠れて立ち読みした頃が懐かしい。今の様に簡単にネットや雑誌などで「隠してないの」を手に入れられなかったから。でも、あの頃が「思春期の醍醐味」という感じでよっぽど楽しかったなあ・・・
あの神様・奈良林先生も2002年に他界されたらしい。本当にお世話になりました。
【 欲情の作法 】にはこうも書かれる。
男が萎える派手派手下着
厚化粧は苦手
派手すぎるファッションは苦手
派手派手ネールは苦手
へそ飾り・鼻飾り・唇飾りは苦手
大きく膨らましたヘアーは苦手
ただ、世の中にはこんな渡辺氏や僕が苦手なものを好む男がいるのも確か・・・ だから男と女は難しい
読んでくれてどうもありがとう
九州福岡に【Aメキシコ型】が飛来しました。関西での経済打撃問題のせいか、報道はいたって静かで気合い抜けしそうです。
マスク不要論・一斉休校不要論・タミフル不要論・発熱外来不要論・個人防護服不要論・停留不要論・入院不要論などなど一気に「何でも不要論」の論調に政府もマスコミもなっています。そうでもしないとマスクも薬も不足して、地域経済は崩壊しそうになるのでしょう。そんなことは前から判ってたし、何度もブログで「こんな行動計画ではパニックを起こし、地域経済は崩壊しますよ」と警鐘を鳴らしてきたつもりなんですが・・・
そうそう、今後あえて僕は「新型インフル」とは呼ばないことにします。【Aメキシコ型インフルエンザ】と呼ぶことにします。なんだか、「新型」と呼ぶこと自体が今回は問題の様な気がして・・・
それにしても、あまりにも警戒が解かれてしまうと本当に免疫弱者が困るんです。今日も3名のインフルエンザ患者を診察しましたが、「透析患者」にとっては「蔓延期は脅威」なんですよ・・・・あまり報道は妊婦や糖尿病患者の影に隠れてなされませんけどね。
http://blog.m3.com/BackToTheStreet/20080307/2
http://blog.m3.com/BackToTheStreet/20080123/4
古い記事ばかり並べて申し訳ありません。その後の透析室での対策が進歩してないことを示したかったのです。
「透析室での新型インフル対策」は現状でも悲惨の一語です。基幹病院の一部からは「他からの感染した透析患者は受けない」とか、「数名で手一杯だから自前で診てね・・・」とか言われてしまってます。今回の弱毒性「Aメキシコ型インフル」だから診療所でも何とかなるだろう・・・ですが、あの予想された「強毒性」がもし流行したら・・ブルブルブル、です。
さて、先日ある方から「透析室で感染者が出たらどうします?」と聞かれました。他へお願いできない今回の「Aメキシコ型」に限って現在の当院の対策を書き残しておきます。貧相な無床施設ですから参考にはならないでしょうが、僕のとこの今の限界です。でも「強毒型」では命からがら逃げたくなりますね。
まず、うちの建物ですが、幸い入口は4ヶ所あります。①通常玄関、②透析およびスタッフ専用、③物品搬入用、④給食調理通用口、です。既に今も外来患者がいる①は透析患者が通らないよう指導しています。
もちろん、来院前に体温測定と異常報告を指導していますし、入室前には数か所にウェルパスなど配置しています。咳があればサージカルマスク必着です。また、透析患者には外国や関西方面への旅行などは控えるよう指導しました。GW中に渡航予定だった人にはキャンセルを指導したこともあります。
透析室は2階なんですが、入室は3ヶ所から出来ます。①いつもの通路、②診察室と事務室、処置室などに直通、③物品搬入口へ直通、です。どれも、外来患者との接点はありません。「Aメキシコ型の感染者」が出れば、③-③という通過方法で透析室内も狭い範囲しか他の患者とは動線が交差しません。また、来院・入室時間は事前に電話で指示し、他の患者と可能な限り移動時刻を離します。この辺りの「通常季節型」での予行練習はこの冬にやってみました。問題山積でしたけど・・・
http://blog.m3.com/BackToTheStreet/20090214/1
その時と違うのは、急遽「簡易隔離コーナー」を造ったことでしょうか。
上の写真の様な立派な隔離室・陰圧室が出来ればいいのですが、ちょっと貧相な開業医には経済的にも時間的にも無理でした。 また、一床では恐らく無理ですからね。

上の左はどこかの施設の隔離室らしいですが、当院は右の様な透明カーテンで壁際コーナーに囲い込み(独立2床)を設けることにしました。コンソールはカーテンの外に置け、スタッフは感染防御のため外から操作します。僅かに天井付近に隙間は出来ますが、ベッド脇に専用換気扇を新規に増設工事し、陰圧室とはいきませんが、隔離コーナーの空気は外へ送り出し予定です。試しに僕もカーテンを閉めて入ってみましたが、声が少し反響するものの圧迫感もなくて、患者さんには好評のようでした。
また、それぞれの隔離コーナーには気休めですが、「プラズマクラスター発生器」を設置してます。色々空気清浄機はありますが、個室のウイルス対策にはこれが一番良さそうでした。外来にも4台設置してますが、外来患者さんが「これ何?」ってよく聞かれます。 『これから吹き出す空気を顔や頭にかけると加齢臭や肌荒れが治ります・・』と答えますと、皆さん顔を差し出されます。嘘なんですけどね・・・
今のところ、感染患者が各クールに2名までであれば、上記の急ごしらえの簡易隔離コーナーで対応予定です。しかし、患者が更に増えれば、現在行っていない「火・木・土 クールの夕方」にでもしようかとスタッフと話をしています。
また透析患者全員対し、4月29日以降「インフルエンザ情報」を流して早期に「心構えをしなさい」と言っております。不都合なことは前もって教えるべき、との考えで、患者から「それは困る」との話が早く出れば更なる対策も立てやすくなると思います。
「心構え」として例えば・・・
①透析時間が短くなるかも・・ ②週2回になるかも・・ ③食事提供出来ないかも・・ ④マスクが配布出来なくなるかも・・ ⑤入院出来ないかも・・ ⑤窓を換気で開けるので暑いかも・・ ⑥通院手段に困るかも・・ ⑦入室時間を指定するかも・・ なども含まれます。要するに、体重・体調管理を今まで以上にしっかりしよう・・・と諭した内容で、既にいい加減だった患者の体重管理が上手く行くなど思わぬ効果が出てきています。
あとは、スタッフにも情報は隠さず共有していくこと。最前線に立つのは他の家庭のスタッフたち・・・みんな覚悟して頑張るつもりらしい。
世間では「終息宣言が近い」と官房長官が政治的に発言してますけど、逃げ場のない透析室は【今からがAメキシコ型の本番だ】 この辺りは案外 透析医以外には感心が及ばないようですね・・・
毎年の季節性インフルエンザは患者本人と家族全員に予防注射を接種してますが、いくらAメキシコ型が弱毒性でも全くそんな準備が出来ないですから脅威なんですね。一人でると大変なんです。妊婦さんは自宅待機出来ますけど・・・
なんだか予想通り、【透析は忘れられてる】気がします・・・
読んでくれてどうもありがとう
最近なんとなく「新型インフルエンザ」の専門ブログ化してしまった感のある僕のブログ・・・すっかり勘違いをしてる新しい読者もおられようが、本来は某中年医師の趣味のブログですので、テキトーに読み流してください。
そんな訳で、今回はちょっと話題をかえて・・・ 【 昨日と今日の「昔の話」 】
今朝、愛車の中でNHK-AM放送(朝8時過ぎ)を聴いてたら、20年前の天安門事件の話が出てました。1989年5月から6月にかけて北京で取材に当たっていたNHK記者の話でした。今のインフル騒動でもそうでしょうが、後になって色々出てくる話は貴重です。特に面白かったのは、「北京では衛星放送が禁止されてしまい、事件の模様を撮影したビデオテープをテープ部分だけ外して、薬の瓶の中に詰め込んで、日本に帰る人に託して運んでもらった。皆さんが記憶されている映像も多くはそうして運ばれたのです・・」というくだり・・・ そうですよね、大事件に遭遇するとはそういう感じですよね。
なぜ、天安門事件の話題に僕が今朝がた敏感に反応したかというと、昨日の日曜日の衛星放送(局は忘れた)で名曲【風に吹かれて・・】の誕生秘話が放映されていたから・・・ その中で、PPMが『1963年って何があったか知ってるかい?』って現代の観客に問いかけていた。

その答えは・・・『ワシントン大行進が行われた年だ。そして、PPMがそこで Browing in the Wind を歌ったんだ・・・』だった。もう45年も前の話だ・・・僕は記憶にない。
これはBOB DYLAN が世に出した歌だが、名曲中の名曲だと思う。ちなみに、上の写真・・・僕の憧れ、涙が出る。もう帰らぬ青春の造形美・・・若い男女の愛の始まり
この番組は番組名は知らないが、この前「Sound of Silece」の誕生秘話をやっていて、とっても良い番組だと思う。マイナーなBSではなく、若い人々に知ってもらえるように地上波メジャーでやって欲しいものだ。

【若い人に知ってもらいたいから・・・ぜひ「あの日の映像」が欲しい】というコメントを今日見知らぬ人から頂いた。 まだ、天安門事件が起こる前の伝説のコンサート・・・
http://blog.m3.com/BackToTheStreet/20070703/1
僕の古いブログ記事へのものだが、1188記事程の中で断トツに多いコメントをいただいている記事・・・いわば、僕のブログの宝物である。2年も前なのにいまだにコメントをいただけて、有り難い・・・古い時代にも素晴らしきものがあることを若い人々にも知ってほしい。でも、佐野さん・・・なんとかDVD化して発売してほしいよ。
新型インフル騒動から逃れるように、この土曜・日曜日は「少し心を静めて・・・」古い映画や音楽をゆっくり楽しんだ。1966年のヘップバーンの【おしゃれ泥棒】、【パリの恋人】・・・久し振りに観たけど、彼女はいいなあ。特にコミカルなのがいいなあ。久し振りに心が晴れた・・・

ロングドライブ・・というほどではないが、土・日・月と愛車で移動する時間が持てたので、最近買い求めた「アバ」と「カーペンターズ」のベスト集を聴きながら過ごした。疲れた心が晴れるし、手放しで明るくなる・・・近ごろ長く忘れていた「素敵な人生・明るい青春」を取り戻したような気分になれた。子供らが『iPODに曲をいれさせて・・・』と言ってくれたのも嬉しかった。
過ぎ去った日々はどうしてこんなに美しく疲れた心に蘇るのだろう?
読んでくれてどうもありがとう
まだブログを開始してから2年半ほどだが、【新型インフルエンザ】関連のカテゴリーを用意して、既に120を超える関連記事を田舎の開業医の視点から書いてきた。
その昔、ウイルスの遺伝子組み換えの研究を留学先でしていたとはいえ、ほとんどは冗談みたいな低レベルなブログ記事なのだが、どうしても忘れられない想い出話があって、新型流行後の新しい読者に、この際ぜひ紹介しておきたいと思う。
下の記事は、忘れもしない2002年11月23日の出来事である。もう8年以上が経過しているが、その日は全く無警戒だったので、僕にとっては今回の神戸の第一例目発見の衝撃以上の経験だった。
あの時も週末で、頼りの保健所は電話が通じなくて・・・
奇妙なインフルエンザの話(1) 2007年1月31日の記事
http://blog.m3.com/BackToTheStreet/20070131/3
奇妙なインフルエンザの話(2) 2007年2月1日の記事
http://blog.m3.com/BackToTheStreet/20070201/3
少々記事数が多くて全部で1200近くになった。自分にとっては全てが思い出深いけど、新しい(特に新型インフル流行後の)読者にとっては恐らくは読みづらいと思う。
左の【新型インフルエンザ】カテゴリーに「新型関連記事120ほど」はまとめているので、暇があれば良かったら読んで頂きたい・・・
がんばってますね、神戸・・・
金曜日の朝に厚労省が出してきた緩和策・・・ちょっと中途半端でした。ここ数日マスゾエ大臣が沢山の委員を招集して対策を練ったと思っていただけに少々残念。
僕は下の様な、毒性に応じた行動計画の抜本的作りなおしを提示してくるかと思っていたが、期待と全然違っていた・・・ (下は以前にも取り上げた外岡先生の案)
今回の【二段階方式】・・・どうなんでしょうか? 皆さんはどう思いますか?
色々と理由をつけて感染者数を正確に確認しようとしていない自治体が多い中、「地域的に既に蔓延期」の自治体と、「まだ少ないか未発生」の自治体とを分けたわけですが、「本当は蔓延地域なのに意図的に未確認なだけ」という自治体の扱いが今後の鍵を握りそうです。
抑え込み成功を自画自賛したい政府としても自治体としても、既に「ほとんどが軽症なので季節性として通してしまえ。例え肺炎などで死んでも・・・あくまで季節性だぞ、いいか?」ってな情勢になっていて、「A型患者が出ても、なかなか積極的な精査PCR依頼はし難い雰囲気だ・・」という関係者の声が聞こえてくる。科学的真理を重んじる医師として、政治主導の感染者確認作業に不本意ながら加担することはさぞ辛いことであろう。保健所勤務や国公立病院の勤務医の場合には公務員の立場や守秘義務という壁もあろうから口をつぐんでしまうのであろうが、ストレスで体調を壊さないようにしてほしい。
ちょうど、発端国メキシコが青色段階に警戒段階を落としたし、神戸大学の感染症専門科のやる発熱外来では個人防護服を通常診察並に軽装化したし、もともと仙台方式で全開業医が進めている地域もあったし、片やまだ全く準備段階に留まったままの自治体もあったので、【二段階方式】ではなく、一気に「全国的に警戒警報解除」の方針でやってほしかったと感じる。
これでは、神戸・大阪は野放し状態となって感染拡大を容認し、他の場所ではいづれ神戸・大阪同様のパニックを通過して野放し状態へと移行していくだろう。それが、波紋状に拡がるのか飛び地に拡大していくかは予測しがたいが、感染列島日本は当面の間モザイク状に染め上げられ、ズルズルと秋冬のシーズンに突入して混迷を深めるだろうと心配している。
TV報道などでは、≪開業医を含めて全部の医療機関で診察できるようになった・・・≫ と、いかにも開業医側が「俺にも早く診察させてくれ・・」とお上にせがんでる様だが、「二次感染を防ぐ体制をしっかり整えて・・」という文言がある故に現場にとっては非常に厳しい内容であるに違いない。多くの医療者に課せられた業務上の義務や雑用がそのままの状況での診療施設拡大方針は、害多くして益少なし・・・だと思う。
僕が期待していた緩和策とは、・・・・・
≪ 国民の皆様、そして医療関係者の皆様、今回のインフルエンザは幸い政府がかねて想定し行動計画を準備していた強毒性ではありませんでした。ですから、既にあった行動計画に沿った診療体制は今後求めませんし、不要だと思います。各自治体における施設や教育機関への自粛要請なども自治体ごとに判断されて構いません。通常の季節性インフルエンザの診療において地域医療を担当して下さる医療関係者の皆さんが毎年行っておられるような方法で全く構いませんので、各診療所で出来うる限りの二次感染防止策はとって頂きたいのですが、どうか開業医を含めた全部の医療機関の皆さん、是非よろしく発熱患者の診療にご協力願います。もちろん皆さんがストレス無く診療しやすいように、政府・厚労省としては最大限の経済的サポートと書類提出義務等の廃止や診療した際の休業指示などの廃止など、これまで診療を妨げていた厳しい条件の緩和を本日から全国一斉に行いますので、なにとぞ危険な業務で申し訳ないですが、国民のためによろしくお願いします・・・。もちろん、診療にさいして感染されたような場合には適切に国家補償を考えます。なお、以前に医師法違反などと不愉快な発言をしたことは深くお詫び申し上げます・・・。重ねて国民の皆様に申し上げます。日本の医療は世界最高水準にあり、必ずや今回のインフルエンザに打ち勝ちます。どうぞ、安心してこれまで通りの生活に戻られてください。なお、将来の強毒性インフルエンザに対抗するために今回の流行から多くを学びたいと思っています。その為の情報収集や研究にはどうかご協力をお願いいたします・・・≫とでも金曜日の朝に我らがマスゾエ大臣は言うべきだったと思う。
期待を裏切ってくれて? どうもありがとう