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Doctors Blog

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2009.04.29 17:05 |  開業 / 病院経営  |  murajun  | 推薦数 : 2

逮捕されました

いや~ 新型騒動の最中、GWの最中、仕事の最中・・驚きました。そしてニコニコ嬉しくなりました。

 

前に書きましたが、

http://blog.m3.com/BackToTheStreet/20090316/1 

こいつが逮捕されました。小さくですが、新聞に載ってました・・・

【病院の業務妨害をした男性を逮捕】

どうやら、しばらく当院に来ずにどこで生きてるのか心配してあげてたら、元気に他で暴れまわっていたらしい。逮捕容疑は「威力業務妨害」と云うらしいが、こいつは容疑を否認しているそうな。大勢の患者が目撃してるはずなので否認しても無駄だろう・・・

 

しかしながら、逮捕されても重病人には違いないので、どこかの病院からか薬をもらわなければならないだろう。薬は麻薬ではなく、本当の薬・・・マジな病人だったと記憶する。どこから貰うのか? まさか以前に診療歴のある当院の名前を出して警察官が薬を取りに来はしまいか? 後で腐れ縁になるのは御免こうむる、どうせ金も踏み倒されかねないし・・

 

いや~、そこの先生、勇気あります。背中の極彩色をご存じなかったのでしょうが、今後は「威力業務妨害」という罪状でどんどんクレーマー患者を逮捕してもらうのも考慮すべき時代になったのでしょうか・・・

少し、ホッとしましたが、釈放されても当院に舞い戻ってこないでくださいませ。

 

読んでくれてどうもありがとう

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空港でのメキシコ・アメリカ・カナダ直行便の機内立ち入り検疫が始まってますが、早速WHOから無駄ですと断言されました。僕も便乗して、日本のやり方では無駄だと断言しておきます。

http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2597565/4087769 

まあ、無駄だといっても、入国ゲート(パスポートチェック)前でのサーモグラフィーと自己申告問診票のみの検疫よりベターでしょうが、手間暇の割には無駄と言えそうです。あ~、そう云えば僕はパスポートを持ってなかった、くしゅん。

 

公務員なのにGW返上で、注文しても手に入らないM3の排気弁付き超高級マスクとゴーグルに身を包んだ検疫官の皆様、どんな気持ちでお仕事をされているんでしょう? さぞや、「こんなこと無駄なのに~」と真実の吐露を 「ホルモー」と叫びたいのでございましょう。GW連休など医者になって一度も体験したことのない中年爺医にとっては、「いまから海外に遊びにいくとは、ゆるせ~ん~」と本音?を腹の奥にしまっておきたいと思いつつ院内幽閉中に下らぬブログ記事を書いている。 

≪28日以降に海外、特に北米・中米に行って感染してきたら入れてあげないからね≫と厚労省から局長通達がもうじき出ると妄想しているぞ。

 

で、無駄な機内検疫の模様は・・・

WHOが警戒レベルを「フェーズ4」へ引き上げて以降、初めてのメキシコからの直行便が29日朝、成田空港に到着した。メキシコ市発ティフアナ経由のアエロメヒコ58便(乗客185人、乗員13人)で、成田空港検疫所は検疫官を機内に乗り込ませて乗客の健康状態をチェック。40代の日本人男性1人が発熱を訴えたため、機内でインフルエンザの簡易検査を実施したが、陰性だった。
同便は駐機場に停止した午前7時ごろ、防護服やマスク、ゴーグル、手袋を身につけた検疫官7人が機内に入った。携帯用のサーモグラフィーで高熱の乗客がいないかを確認し、症状の有無などを記入する質問票を回収した。
発熱のあった男性は他の乗客が降りた後、機内後方に移され医師の診察を受けた。男性の周囲の乗客20~30人も、検査結果が出るまで機内にとどまるよう要請された。簡易キットによるインフルエンザ検査では陰性と判明。午前8時過ぎ、検疫作業は終了した。
 

・・・であるらしい。

 

機内で出来ることは恐らくこの程度であるだろう。そしてほとんど意味はないだろう。要するに無駄だろう。

狂牛病の全頭検査並にやるか、数日間全員を指定施設内に留め置くか、船も飛行機も全便やらないと効果は限定的だろう。

アホウ総理も お台場に補正予算で「マンガの殿堂」をつくる117億円あれば、検疫強化は簡単なのにね。

 

もし一人でも排菌(ウイルス)をしている感染者が機内に居て、あるいは高熱がなかったら・・・メキシコからなら座席周囲の30人どころか、乗客の半数は感染しかねない。ましてや、簡易キットで陰性だから感染者ではない・・なんて医療現場では到底信じられない所作。まるで、「我々は感染者を発見したくない」ような検疫方針に見えてしまう。

 

まだ、積んでる状態の【厚生労働省崩壊:日本が天然痘テロにおそわれる日】という筑波大医学部を出た現役の厚労省検疫官:木村盛世氏の本があるが、今回の水際作戦をどうお考えか? 

 

どうでもいいけど、俺もGW休暇が欲しいよ~

 

読んでくれてどうもありがとう

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今日の日本のTVはすっかり報道自主規制がされてしまったようで【豚さん】の話は静かなようだ。やはり、GWが始まって、それに水を差す報道は「無用な社会的不安と混乱を煽るだけ」という経済界への高尚なる配慮がなされているのであろう。

しかしながら、GW中が終わった頃には国内でも事態は動きそうだ。

まず、CDCがこう発表した。

米国内でニュヨークの高校で二次感染が起き、数百人の生徒が発病した可能性と、米国内で死者が出ていると予想されるとCDCが発表。 

メキシコ以外、それもアメリカ合衆国内での二次感染と死亡例の報告・・・これがGW前に日本で報道されて、凄い数のアメリカ旅行者にキャンセルが相次いだら皆が困るのであろう。多分、流通や経済などの面で僕自身も困るだろう。といっても、例年通り僕にはGW連休など全く無くて今日も仕事であるが・・・

毒性自体は、現在当地で流行中のB型インフルエンザとそう大きな違いはなさそうで、その点では僕も良かったと感じている。自分や家族の命は守れそうな気が今はしていて少々「楽観的」な気分だ。ただ、感染力はそれなりにあるようだ・・・そこが怖い。

今回すでに「新型インフルエンザ発生」として豚さんの冠を取り払ったがために、鳥さんで策定した行動計画(当院にもあるが)が適当ではない可能性が出てきてしまっており、早急に政府なり医師会なりネット医師団なりが「豚さん用」でバージョン変更をしないといけないと感じる。そんな話し合いの要請が保健所からも医師会からも僕に届かないのは・・・当たり前か? 昨日はこっちから保健所に情報提供をしたくらいで、保健所もGWをつぶされて豚さん以上の災難に見舞われてご愁傷様である。

 

さて、世間は既に楽観的過ぎ・・・TVを僕より観ている高齢の両親も「拡がってないね・・ もう収まるかもね・・ メキシコ以外で死なないね・・ 厚労省もやるね・・ 年寄りは死なないらしい・・ 」などなど、随分と大衆向けマスコミ報道に慣れきってしまっている。出勤途中の景色も極めて長閑で、魚釣りや行楽客でまさにGW真っ盛り・・ 「ヤルヤル枡添大臣のおかげで日本は安泰じゃ・・」という感じの様だ・・・・ あ~おそろしや

 

64万人死亡、などという【鳥さん】推計は全く今回の豚さんでは当てはまらいだろう。多分、国内で3-5万人以内というレベルではないか、交通事故死と自殺者数の合計程度・・ これが僕の今の豚さん推計・・・ 多分外れるので信じないでほしいけどね。

ただ、やはり個人的に心配なのは、

 1)医療関係者に死者が偏りそうなこと

 2)情報貧困者による社会的・医療的パニック

 3)学校閉鎖が行われる場合の医療現場の人手不足

 4)医療関係者のバーンアウト

 5)経済不況の増悪と遷延化と自院の経済的倒産可能性

 6)職員とその家族、雇用確保と生活保障への自院の体力

 7)行政から医療機関への過剰要求と、それへの不満醸成

 8)マスコミの不勉強由来の社会的混乱がもたらす医療崩壊

などなど、自院の関連だけでも少なからずある。

 

昨夜の豚さん対策会議でまず職員に僕が最初に表明したのは、「皆さんの雇用は出来るだけ守ります。皆さんとご家族の命は僕が守ります。鳥さんほどではなさそうなので安心して働いてほしいと思います・・」と云う事でした。

住民の生命を守る医者であると同時に、50人近い職員の生活を守る経営者であり、また一人の人間として自分の家族を守る必要もある。

そのためには自分自身が豚さんに負けるわけにはいかないのであるが、なんとなく弱毒性らしいので生命的には楽観的な現在の心境である・・・また、明日は気分も変わろうけど。一応、今朝起きての感想・・・

 

読んでくれてどうもありがとう

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