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2009.03.25 00:14 |  開業 / 病院経営  |  murajun  | 推薦数 : 0

お産の話

「コンドームの話」の次が「お産の話」とは、ついにmurajunは壊れたか?と思われかねない暴挙かもしれない。

首都東京では3月25日から「スーパー周産期病院」なるものが稼働するらしい。多分、そんな北朝鮮の平壌中央産院みたいな事をしても国民の考え方自体を変えていかないと失敗すると僕は思うのだが、何事も失敗するまで気付かない霞が関官僚には反対してもどうせ聞く耳持たないだろうから勝手にしろ・・・と匙を投げてみておく。

 

さて、今日は「お産の話」・・・・・

 

尊敬する詩人、北原白秋の「帰去来」という詩の冒頭に【山門は我が産土】というフレーズがある。山門は地名の「ヤマト」、産土は生まれ育った地である「ウブスナ」と読むことくらい麻生総理でも知っているだろうから解説は不要であろうが、この「産土:ウブスナ」なる言葉の意味に関して、僕の長年の悩みであったその意味がようやく判明したのでご報告しておきたい。

 

これまた尊敬する民族学者、谷川健一氏の最新刊、【私の履歴書:ははの国への旅】の中で、谷川さんが発見したことを読んで感動したのである。

http://blog.m3.com/BackToTheStreet/20070115/3 

産土とは、出生地の神様「産土神」という概念が一般的のようだが、なぜ「ウブスナ」と発音するのか・・・ これが、今日の大発見である。

 

これは、「産む小屋の地面に敷くクッション代わりの砂」のことらしい。

 

例えば、京都府福知山の産小屋は昭和45年まで使用されていたらしい。

産小屋には床板を張らず、小屋の近くの海辺の砂を運んで一番底に敷き、その上にワラシべをのせ、ワラシベの上にはムシロを、ムシロの上には布団を敷いたという。産婦は垂れ下った力綱を握りしめてしゃがんで分娩した。

そして、衛生のためか、産小屋はお産の度に焼いてまた建て直した・・・

 

現代日本では産小屋や産婆など過去の遺物としてしか語られなくなって久しい。その代り「無過失補償制度」なる新制度や「期待権」なる怪しい司法用語などが定義されないまま玉金みたいにブラブラしているようだ。しかし、お産は大変な大事業なのであって、出産は死の危険を伴う厳粛な生命の神秘の最たるものである。そこを何でも医者のせいにしてるから医療は崩壊してしまったのであるが、聞く耳をもたない人もいるであろうから更に崩壊していくのであろう。

まあ、首都東京の恵まれた環境の中で「スーパー周産期」病院なるものが出来たようだが、その他の病院には逃げ場が提供されて・・・青森や鹿児島からもドクターヘリで東京のスーパー周産期病院に運び込む時代がそこまで来てしまったようです???

谷川先生の本、お薦めです・・・

 

読んでくれてどうもありがとう

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