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せっかく試験を受けて頂いた専門医資格、捨て去るのももったいないので、高い金をかけてまで点数稼ぎに学会に大阪まで赴いた。ただ、研究をしていた大学勤務医時代に比べて圧倒的に開業医は休める余裕がないので、行けるか行けないか・・・直前まで判らない。
まあ開業医と云っても色々で、勤務医より休み易い人も多かろうが、透析患者を診ていると365日24時間気楽には過ごせない。そこで、学会も 「予約無し」で出かける羽目になる。
今回も学会は金曜日から始まって日曜日までだったが、土曜日の17時過ぎまで働いて、外来65人と少々忙しくはあったものの何となく透析患者も安定し穏やかだったので、『さ~行くぞ~』と、いそいそ出かけて行きました。
南の島の新幹線の駅から一番安い切符を購入し、帰りは「予約無し」のフリーにて最終列車に飛び乗って旅立ちました。妻や子供らにも内緒の出発で、日曜日の日帰りと思っていたようですが、日曜日の学会は朝7時半にはスタートだったので、泊まりを選択した訳です。別に誰かと密会を企てたわけではありません。
さて、新大阪駅に23時過ぎについて今宵の宿探しです。最初から街中はあきらめていましたが、新大阪駅付近のビジネスホテルなら土曜でOKでしょう・・・と安易に考えていたのが大間違い。駅内の案内パネルに載ってるホテルリストに次々と電話をかけてもかけてもかけても「満室です」との返事・・・なんでやねん?
どうやら高校野球と相撲と春休みと循環器学会とが重なって、大阪中が満室のようでした。
『ええい、こうなりゃ駅構内のカプセルホテルだ・・ それとも一人でラブホか?』と思いつつ最後にかけたビジネスホテル・・・最後の一部屋をゲットしました。なぜ最後だとわかったかと云うと、チェックイン時にフロントで他の部屋探しの客が断られていたからです。喫煙ルームでしたが、まあ臭いも少なくてOKレベルでした。ネットも無料でつながりましたしね。
で・・・・誰も呼ばずに、悪いことも考えずに 大人しく静かに寝ました。
朝は7時に起きて(安いので朝食も付いてなくて)7時半に会場入り、総合受付して10点貰い、教育公演受付して5点貰い、医療安全セッションで2点貰い、目的の大半は終了しましたが、折角貰ったランチョンセミナーの弁当が前のセッションが遅くなったので貰えず、夕方4時まで朝から何にも口に入れず(リーガホテル内のレストラン、高すぎです)に脱水・低血糖状態で、薄暗い会場で居眠りしながら過ごしました。
「医療事故安全のセッション」では、厚労省の役人と 超過激な反対派の堤先生と 自民党・民主党参議院議員 など良く見る顔が揃っていて最後の討論時間を楽しみにしていましたが、プレゼンのみで軽く時間オーバーで「討論時間がゼロ」となり、完璧に消化不良・欲求不満・・・全くアホらしい「勝手に持論を言うだけ」の情けない時間となりました。まるで「中折れインポ」になった気分でした。
終了後に、なぜか大綱案の厚労省役人と、反対派民主党議員が仲良く話しながら一緒にどこかに歩いて行きましたが、まさか僕が後ろを歩いて行きながら秘かに聞き耳を立てていたなんて知らないでしょうが・・・壁に耳あり後ろにm3ブロガーありですよ。
で、なんとなく学会も終了時間が迫り、少しだけ早めに会場を出て帰ろうとしましたら、なんと「のぞみ指定席」は2時間ほど待たないと全くとれません。『え~ うっそ~』です。しょうがなく、新大阪始発の非のぞみ系に列を作って並んで自由席で帰ることにしましたが、なんと喫煙車両で、前も横も後もヘビースモーカーに囲まれて臭い空気を吸いながら数時間を耐え抜きました。やっぱり予約無しの旅行はいけません。
世間さまには優雅と誤解されている開業医、もう少し時間が自由になる暮らしをしたいものです。ただ、患者からの携帯電話が鳴らなかったのがせめてもの救いでした。
それにしても、昔の研究仲間が教授や准教授として活躍している姿・・・羨ましいですね。もう、別世界の先生方・・・のようでした。
読んでくれてどうもありがとう