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2009.03.12 23:00 |  開業 / 病院経営  |  新型インフルエンザ  |  murajun  | 推薦数 : 3

新型崩壊の足音

驚くような新型インフルエンザ対策が行政主導で盛んに行われ、それをマスコミが煽っているが、不思議なことに医療現場の声が上に届かず、現場の声(悲鳴)は無視・・・という印象が否めない。

パンデミック期に最前線で戦うのは一体誰だと想定しているのか? もちろん、医師であり看護師などの医療スタッフであろう。ただ、管理職を除く若い現場スタッフの戦意を喪失させるような方針しか糞マスコミも糞役人も考えないから、いざ「その時」が近づくにつれて、生存本能に従った最前線での「新型崩壊」が予定通り始まったようだ。

こんなに医療現場、特に若い医師たちをマスコミと霞が関とで虐めてどうする気なのであろうか? もっと大事にしないと、モラルに頼った素晴らしい計画と立派な建物はあっても、肝心要の戦う医師達が不在・・・という悲惨な状況になりますよ。

わかってますか? 感じてますか? 現場の悲鳴を?

 

医師11人が一斉に退職へ  千葉・成田赤十字病院

成田空港に最も近い総合病院で、年間3万人超の救急患者を診療する成田赤十字病院の常勤内科医34人のうち11人が、3月末での退職を申し出ていることが12日、分かった。同日までに5人しか補充のめどがたっていない。同病院は「過酷な勤務状況が主な理由」としている。
救命救急センターがある同病院は遠方から多くの患者が訪れ、新型インフルエンザ発生時には感染が疑われる人を受け入れる「特定感染症指定医療機関」にも指定されている。脇田久副院長は「県内の他の医療機関の閉鎖や規模縮小の影響で、本来の想定以上に患者が増え、医師の負担が大きくなっている。この状況で新型インフルエンザが発生したら、対応は極めて難しい」と話している。

成田では先ごろ、麻薬密輸に失敗した患者が「新型インフルエンザ」に間違われて、空港も病院もパニックになったことが報道されたばかりです。きっと、あのパニックが若い医師たちを気付かせたのでしょう・・・ 死んではいかん、と。 

 

もう一つ、『病院全体で戦うぞ』・・と市役所が決めた福岡市民病院もどうなるか? 全部の医師は退職していなくなりはしないか? あるいは、残って最後まで戦うのか? また、新しく勤務を希望する医師が出てくるのであろうか? まさに命がけの就職戦線・・・【新型崩壊】の気配はないのか?

 

新型インフル福岡で発生時 市民病院を専門病棟に 感染防止、全医師で診断

福岡市は5日、新型インフルエンザが発生し、福岡県内で感染患者が確認された場合、患者の急増を想定し、総合病院である市立市民病院(200床)を新型インフル専門の病院に転用する方針を明らかにした。新型インフルの院内感染を防ぐため、国は病棟あるいは病棟内のフロアの単位で専門利用することを推奨しているが、同市のような「自治体病院を丸ごと充てる例は珍しい」(福岡市)という。

計画によると、市は同市内で感染患者が確認されたら、ウイルスを外部に漏らさない陰圧式の病床を備える市立こども病院・感染症センターと九州大病院で治療し、インフルエンザウイルスを封じ込める。

ただ、陰圧式の病床は両病院で計62床にとどまるため、新型インフルの感染力が強ければ、患者が短期間であふれると想定。市民病院の10診療科をすべて休診し、同院の医師全員で新型インフルの患者を診ることにした。県内で感染患者が確認された時点で専門病院にする準備を進め、それまでの入院患者は転院してもらう方針。

市は新型インフルにより最大約17万5000人が市内の病院で受診し、死者は最大約1600人に達すると推計している。

=2009/03/06付 西日本新聞朝刊= 

 

そう云えば一年前に麻酔科医が全員辞めちゃった関西空港近くの泉佐野病院も成田赤十字と同じ日本に3か所しかない「特殊感染症指定病院」だったと記憶しているが、漆間氏並みの記憶障害だったらごめんなさい。

 

でも、補償も援助も労働環境整備も何にもなくて「とにかく闘え・・・」では、パンデミック期には確実に【新型崩壊】が起こるであろうと前々から予測して警鐘を鳴らしているつもりだが、糞マスコミは一切取り上げようとしない・・・

 

読んでくれてどうもありがとう

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