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今日はアカデミー賞の日でしたが、今回は映画 【 7つの贈り物 】 に関した記事を書きます。
最初に厳重にお断りしておきますが、凄く「ネタばれ注意」ですので、近く鑑賞予定の方は観てから読んでください。お金を払って観る予定の無い方は読んでから観るかどうか考えてください。
まず、なかなか難しい作りの映画でした。何故に SEVEN POUNDS という原題が「7つの贈り物」になるか今も判りませんが、最後の20分くらいまでは眠たい映画で、周囲ではイビキすら聞こえていました。でも、最後はちょっとビックリしながら多分泣きます。隣の美しい女性(妻)が泣いていました。その横の子供達は「ぜんぜんよく判らなかった・・・」と言いながら出てきました。
この先は本当にネタばれですので、先を読むかどうか・・・考えてから読むか立ち去るか決断してください。
要するに、「7つの贈り物」のうち6つは自分の臓器(肺・肝臓・腎臓・心臓・角膜・骨髄)でした。もう一つは素敵な家・・・
少々現実離れした信じ難いストーリーでしたが、愛のファンタジーですから まあいいでしょう。いろんな考えの人が世界中にはいるでしょうから。そして「臓器移植医療」は大きな問題ですから・・・
僕は全然予備知識無く映画を見たんですが、その直前に「腎臓移植」の勉強会に出席していたので、何か運命的なものを感じました・・・(ちょっと、大袈裟?)
僕は透析医療にたずさわり、心臓移植の現場もアメリカ留学中に垣間見てきましたが、日本では、臓器不足だけでなく移植医も不足しているようです。
勉強会の講師は年間40数例の腎臓移植チームのチーフでしたが、献身的な努力の積み重ねで本当に頭の下がる思いです。
腎臓移植の場合には国内で年間1000例ほどらしいですが、脳死等から提供される「献腎」が希望者に対して非常に少なく、申請・登録しても10年以上待たないと臓器提供の機会が巡ってこないようです。つまり透析を10数年続けた後にようやく移植を受けることになります。
これに対して、親族などからの生体移植の場合には、最近では不適合移植が20%を占めても5年生着率が90%を超えるとか・・・随分進歩したものです。(細かい数字の間違いがあるかもしれません)
現在の腎臓移植のほとんどは健康な人の身体を傷つける後者の「生体移植」らしく、「本来の移植医療とは違う・・が、現状ではしかたない・・」と講師の先生が悩んでありましたが、それでも年間40例こなしながらも「一年待ち」とのことでした。
映画とも共通することですが、自分の臓器を愛する人に提供することは素晴らしい行為だと思いますが、映画のように自殺して心臓を提供するか?となると「あらら・・」という感じです。
先日はアメリカで、臓器提供した妻が浮気して離婚に至り、「俺の腎臓を返せ~」と訴えた医師が話題になりました。
映画を観終わって帰り際に、妻に「僕や子供が心臓移植を必要としたら自殺してでも心臓をくれるか?」と聞いてみました。
答えは予想通りで・・・「貴方にはあげないけど、子供ならあげるかも・・」とのことでした。
それを聞いた子供は・・・「ママが死ぬんだったら要らない・・ ママの心臓貰ってまで生きていこうとは思わない・・」という至極当たり前の答えでした。
ちなみに僕は、妻と子供に・・・「パパならお前たちには何でもアゲルゾ・・・」と、心にもないウソ?をついたかもしれません。いや、その一瞬だけは真実を口にした・・・ということにしておこう。
PS: 全く関係のない話で恐縮ですが、アメリカ映画の心臓移植待機患者って何故か非常に元気そうですね。この映画でも、大型犬を散歩させたり、手術前夜に自宅でセックスまで楽しんじゃってて・・・ びっくりです。
読んでくれてどうもありがとう
コメント
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面白いです・・・。私の読書タイムは入浴時と病院での待合室での待ち時間。今はバスタイム時に読んでいますが、本が面白くてなかなかお風呂から出られません。やっと半分過ぎた辺りまできましたが、的場医師が亡くなってしまったのは悲しかったです。残りを読むのが毎日楽しみです。
先生お勧めの本も購入予定です♪
@@便乗コメント失礼します by murajun@@
長湯してると本も身体もフヤケテしまいますよ。臓器農場の舞台は北九州市のケーブルカーを連想させますが、帚木先生の本はローカルなので身近な感じで好きなんです。
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