murajun
More プロフィール

Search

Calendar

<< 2008/11 >>
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

トップページ

Doctors Blog

新着コメント

新着トラックバック

2008.11.27 20:08 |  開業 / 病院経営  |  murajun  | 推薦数 : 4

さよなら 「六一〇ハップ」

なんと「六一〇ハップ」が製造中止となった。硫化水素を用いた自殺急増のトバッチリを受けた悲劇だ。あれは30年前に僕が医学部で最初に出会った素晴らしい医薬品だったのに。困ったものだ、残念だ・・

 八十年の歴史を持つ武藤鉦製薬(名古屋市中区)の薬用入浴剤「六一〇(ムトウ)ハップ」が製造を停止したことが分かった。今年相次いだ硫化水素自殺の影響で売り上げが落ち込んだのが原因で、同社は「想定外のことで、昔からの商品を断念せざるを得ず、悔しい」としている。

 ムトウハップは硫黄などを含み、硫化水素を発生させる材料の一つとして使われた。日本チェーンドラッグストア協会が今年五月、自殺対策として硫黄成分の入った製品の販売自粛を加盟店へ要請する事態に。ムトウハップも出荷量が昨年の三分の一以下に減り、返品も相次いだ。

 自粛要請は七月に解除されたものの、「危険物」とのイメージが広がってしまい、同社は回復が見込めないと判断。十月末に愛知県清須市の同社工場での製造を停止した。 

 

「こんにゃくゼリー」と同じで、どうして? って感じ。消費者庁が登場して以来、日本には全くロクなことがない。

 

医学部合格発表の日に僕は馬術部の練習馬場に行った。そこで見たのは「六一〇ハップ」による馬の傷つき疲労した足を先輩やコーチや厩務員が温かく癒す治療だった。即、入部を決めた。これが最初に勉強した僕の医療経験・・・

 

    

毎日のように放課後の馬場に通い、たとえ乗馬しなくても馬の体調を観察し手当をした。「物言わぬ生き物」の眼を見て肌にふれ体温を感じ毛艶を評価する。目の輝きや鼻の分泌物、馬糞の硬さや香りと色調を観察し当日の餌を調合していく。小児科医療や寝たきり医療にも通じる医療であるが、非常に参考になり、僕の医師としての姿勢や基礎を形成していると思っている。あれなくしては、今の僕はないだろう・・・・(少々、大袈裟です)

 

 

でも、あのウットリする「匂い」は確かに癖になりました。硫黄の匂い・・・僕の脳が今イカレたのも「六一〇ハップ」を毎日のように嗅いでいたからかもしれない。

 

いい医薬品だったのに・・・・ さよなら

あのころ 70cmだった僕のウエスト・・・ さよなら

 

読んでくれてどうもありがとう

固定リンク | コメント (1)

2008.11.27 18:50 |  医療制度 / 行政  |  murajun  | 推薦数 : 3

悪党・小泉と裁判員制度

裁判員制度、僕は大反対だ・・・ずっとm3で言ってきた。

理由1:多忙な僕は出たくても出れそうもない。代りがいない。

理由2:お金がもったいない、壮大な税金の無駄遣い。

理由3:3日で正しく裁けるくらいなら素人裁判員なんて不要。どうせ裁判官が2審は決める。

理由4:守秘義務はいいが、先入観をどう防ぐ? 報道姿勢はどうなる? 

その他、理由5 以降は多すぎて書かない・・・

 

今回は「理由4」を取り上げる。

 

稀代の悪党とされる小泉、あの小泉ではない方の堂々とした小泉・・・ 彼もまた殺人犯なので、来年四月以降始まる裁判員制度のもとで素人裁判員6人と玄人裁判官3人で裁判が行われるのであろうか? (一応、話が成立しないのでYESとしておく)

そうなると、最近の検察・警察の取り調べ情報が続々と出てきているが、これと歩調を合わせるかのようなマスコミの報道は裁判員の心象形成に凄く大きな影響を与えないだろうか? 現在のところ、マスコミ論調は「小泉はとんでもない悪党、官僚はかわいそう」と決定的・・・ ただ、世間には「官僚が悪党で、官僚を殺した小泉は英雄」とする「変わった人」が少なからず居るのもまた否定できない。

 

裁判員制度・・・誰をどう裁判員に選ぶのか? もし、政治や官僚制度に大きな不満を持つ「小泉信者」が裁判員に紛れ込んだら? 

その裁判員は「英雄・小泉の無罪」を主張する可能性だってある。そして他の裁判員を扇動し判決自体に影響を与えたら?

もちろん、その可能性は非常に少ないが否定はできない。事前審査で「排除可能」との意見もあろうが、被告有利の意見を持つからと言って事前排除すれば判決を誘導することになる。だから静かなる「小泉信者」を裁判員から外すことはできないだろう。

 

むしろ、マスコミ・国民注視の中で、「次の小泉」を生み出したくない永田町も霞が関も無言の強大なる圧力を裁判員に与えてしまうと思われる。

取り調べ情報は検察の一方通行・・・これが電波に乗って国民世論を形成する。この世論に反する意見を述べるなど将来の身の上を案ずるならば誰が出来るであろう? まず余程の政治的信念がないと不可能だろう。捨て身の鉄砲玉なら可能かもしれないが・・・

 

裁判員制度が始まると、現在のようなアホなコメンテーター達の「TVワイドショー裁判」は有害となる。守秘義務の前に、判決誘導の報道姿勢は大きな問題である。ほとんどの裁判は3日で結審するとか・・・ とすれば、先入観が大きな意味を持つ。

 

医療裁判もワイドショーで「魔女狩り報道姿勢」が繰り返されてきた。マスコミは早急に正常化しないと「有害サイト」と同じである。むしろ「2ちゃんねる」での多人数参加型の本音の意見の方がマシなくらいである。

 

昨今の裁判員制度の報道、悪党・小泉の「ねほりはほり」報道・・・ これらを観ながら、今更ながら「裁判員制度」は税金の無駄遣いなので止めて欲しい・・・と願う今日この頃である。

 

読んでくれてどうもありがとう

固定リンク | コメント (0)

2008.11.27 01:08 |  開業 / 病院経営  |  murajun  | 推薦数 : 0

秋の京都に遊ぶ・・・

ちょうど今頃、妻の両親が京都の国立博物館に隣接する某ホテルの部屋で昨日一日を想い出しながら眠りについていると思う。明日のことか何か夢を見ているのだろうか?

昨年、一時入院を余儀なくされた産科医の義父と義母は開業医をしていた時に海外だけでなく国内旅行なども全くしたことがなかった。歳をとり数年前に息子に譲ってユックリしようとした矢先の入院だった。幸いリハビリの末に回復したが、少し不自由になった身体で今回復帰後初めての小旅行を楽しんでいる。楽しみにしていた大河内山荘の石段が登れず悔しかったようだが・・・

 

平日を選んでの秋の京都、ちょうど紅葉の見頃かと思う。ホテルの予約、観光タクシーの手配、トロッコ列車の手配、観光コースの設定、新幹線の手配・・・  旅行慣れしていない両親に代わって僕らが代わりに行った。京都好きの僕が妻のためを思って計画をしたが心から喜んでくれているようだ。そのホテルのコンシェルジュも非常に親切で感謝している。とっても素晴らしいホテルだと推薦したい。

僕は高齢の両親に「グリーン席」をプレゼントしたが、不自由な足に疲れが溜まらねば良いがと心配している。天候も心配だったが、妻がホテルの予約を機転を利かし一日前にずらした為に雨に悩まずになんとか済むようだ。次の雨で紅葉も散り始めるかもしれない・・・

 

そんな計画を立てながら、僕はむかしの京都旅行を懐かしく思い出していた。ちょうど今の季節、医学部1年生の頃だったと思う。もう30年近く前になる・・・

 

僕は夜汽車で早朝の京都駅に降り立った。予備校時代を過ごしたばかりの京都、進学後初めての京都の街だった。僕は輪行袋から自転車を取り出して組み立てて以前暮らした東山南寮の近くを通って鴨川を遡るように北へ向かった。

 

ゆっくりと登りながら鞍馬から北へ・・・北山杉を愛でながら険しい花背峠を越えて・・・豪快に下りを楽しみ 西へのんびりと周山を巡り・・・南へ再び登って笠峠を越え・・・紅葉鮮やかな高雄周辺へ戻ってくる

ただ捻くれ者の僕はそこから車道を離れて「東海自然歩道」へと自転車を進めた。といっても自然歩道、自転車には不向きな遊歩道だ。僕は自転車を担いで川のせせらぎと紅葉のトンネルを楽しんだ。肩に担いだ自転車は僕の相棒・・・どこまでも一緒。

 

たしか嵯峨野の念仏寺近くにに出てきただろうか・・・もう忘れてしまった。既に夕暮れ、僕は少々疲れた身体を委ね自転車を再び京都駅へ走らせた。

今だと到底考えられないが、結局そのまま京都駅から再び夜行列車に乗って大学街へ戻っていったのである。往復車中泊の弾丸京都旅行。きっと京都に住んでる人や詳しい人には上記のコースが少々大変なコースだということが理解していただけると思う。貧乏学生だったので宿泊費がなかったんだな~

 

明日は多分東山周辺の紅葉を楽しむであろう妻の両親。一番人気の東福寺の混雑が心配だが・・・ 

僕の好きな法然院にも時間があれば行くようだ。雨が夕方まで待ってくれると良いが・・・

 

読んでくれてどうもありがとう

固定リンク | コメント (3)