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親しかった医師が某公立病院勤務の際に贈収賄事件を起してしまい、近ごろ有罪判決が下された。特定の業者の扱う医療機器を優先して採用・使用した見返りを個人的に業者から少しばかり得たという。僕の月給より相当少ない額だったようだが、僕は事件発覚当初から院長や自治体幹部に不快感を抱いている・・・
私立大学病院の講師から地方都市の某赤字公立病院部長に派遣された彼は極めて優秀な臨床医で、赴任直後から難しい手術の件数が飛躍的に伸び、低迷していた病院の赤字を黒字化させる大きな原動力になった。
彼の赴任前の病院は建物だけは新しく豪華だったが、累積赤字は悲惨で、医師の給与は毎年の様に引き下げられ、民間への譲渡も検討されていたほど。院長はじめ幹部が周辺への患者紹介依頼に奔走し、『収益を伸ばし黒字化せよ』と繰り返すが、マンネリ化した診療内容が変わらず経営は低迷していた。
『とにかく患者単価をドンドン増やせ』を合言葉に、収入増の目的で無駄な検査や入院加療を推奨した。しかし逆に自治体の国保負担をドンドン増やしてしまい、「収入増で病院が潤っても その分 自治体が支出増で干上がる」という変てこな状態が生じてしまった。しかしながら、それでも 『収益を伸ばせ』を繰り返す某公立病院の管理者達(院長や議会関係者)。
そこへ優秀な彼が教授の指示で赴任して、遠方からの患者を惹きつけ急激に経営状況が上向いた。黒字化への流れを作り、自治体は潤い、病院の評価も上がって、他にも優秀な医師が集まりだした。彼は安い給料の数十倍の貢献を自治体にもたらしたが・・・・公務員になる前から親しかった業者からの僅かな賄賂?で簡単に逮捕され、手術で助けられた患者達に惜しまれつつ俯いて病院を去った。
逮捕後、少なくとも彼の診療科のレベルは急激に落ち込んで今も回復の兆しは無い。事件発覚後に彼を徹底的に叩いた院長や自治体幹部、誰も彼を守ろうとはしなかった。彼が得たかもしれない賄賂の数十倍の収益を彼の頑張りで得たであろう公立病院は、当然ながら事件後もその利益を返そうとはしない。彼を叩くなら、「不正をして得た利益」という意味で患者に金を返したらいかがであろうか?
派遣していた医局も優秀な臨床医を「俄か公務員」として後任に送り出す気力は失せたと思う。たった数年の一時的公務員になって得るものはないし、私立病院で贈収賄のリスクを避ける方が得策だと考えるのは自然だ。再び赤字化が予想できるが、僕はそんな保身に走る院長のいる病院に患者紹介をしようとは思わない。
どうして公立病院は『患者単価を上げて収益を増やせ』と繰り返すのか?
医療費が増えれば、国保の負担が増えて自治体は負担増に苦しむだろう。なぜ、『病院に行かぬように』とか『病気を予防しよう』とか・・・自治体病院は「患者が病院にかからずに医療費が少ない方がよい」と言えないのだろうか?
理想を言えば、「患者が減って、患者単価も減って、入院も減って、薬も減らして、・・・・その分、無駄な職員を減らして」、医療費のダウンサイジングを計ろうとしないのか?
『収益は減らし、コストも減らせ』が公立病院の基本姿勢のはず。ここを見誤るから公立病院が次々に経営破綻していくのだ。「収入減の収益増」を目指すのが王道であるはずだ。
贈収賄は確かに悪かろうが、優秀で頑張って病院に多大な貢献をしている医師には報酬をもっと弾むべき。掃除のおばさんや看護師さんより少ない給与で・・・よく働かせる気がおこりますね?? 短期公務員だから舐めてかかってるのでしょうか?
読んでくれてどうもありがとう