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昨日の午後にフランス~北アフリカを巡る旅から帰国した足で、地元の医療関係者向け【新型インフル講習会?】へ出席しました。
地元保健所の担当者(医師)が講習会をしてくれるとの事で、県の対策進捗状況を知れるいい機会だと期待して成田より会場に直行したわけですけど、少々僕には不満が残った講習会?でした。先ごろ「微量採血器具」問題で保健所の不正確調査を安易に公表してマスコミで晒し者状態にされた深い恨みが心の底にメラメラと湧き上がりながら聞いたのが悪いんでしょうが、何を質問しても具体的に納得出来る回答を得られない講習会?なんて実に久しぶりでした。
一口に保健所といっても、尊敬する小樽保健所長さんや品川保健所さんなどもおられますし、最近日経に出て「僻地の産科医」さんが取上げておられた宮古島の訓練などを見聞きした上で当県・当地区の対策(案)を聞きますと、『ホントに今頃この程度で大丈夫なんですか? 他の自治体とエライ違いですね・・』という気になってしまいます。
新型インフルエンザ対応には医師会と都道府県や保健所が強力に協力して対策を立てていくのが本筋でしょうし、僕の知らない間に医師会内でも何度も会合が行われていた様子ですが、それでも今頃になって 『この程度しか保健所は考えていないんですか? 微量採血管ではあんなに厳格に沢山の医療機関を晒し者状態にしたのに、64万人も死ぬと厚労省が言っておきながら肝心要の発熱外来すらこの程度なんですか?』という感じがしてならなかった。
そもそも何故中央政府が中心になって集中的に対策を考えないのであろうか? 厚労省から丸投げされた都道府県ごとに別々の対策を限られたスタッフでやるから進まないのであろう。全国どこでも同じウイルスが襲ってくるのであって、基本的な対策・方針は各地から担当者を寄せ集めて同一のものを集約して国レベルで策定してしまった方が効率的であろう。
また、【パニックを起こしたくない】という行政としての気持ちがわからないでもないが、こんな甘い対策では逆に現場がたちどころにパニックになるのは、普通の人間の心理状態を考えたら直ぐに理解できるはずだ。【パニックを起こしたくない】という本心が実は別のところにあるのではないか?という気がしてならない。
本音では、【国民だけではなく、肝心の医療関係者がパニックにならず従順にパンデミック対応をしてくれること】を望んでのことだろうと感じる講演会?だった。先の調査では、看護師の多くがパンデミック時に職を捨てて感染危機から身を守るという結果が出ていた。医師だってそうだし、事務職なんて死ぬ危険があるのだから逃げて当然だろう。
僕は【相互信頼関係】こそが良き医療の全てだと考えている。行政~病院~診療所~住民~マスコミ~政府(厚労省)の間の信頼関係が全てだと思う。これさえあれば、医師も看護師も自らの感染危機など苦にせず働ける。
しかし、昨今の医師イジメ・・・今まで散々苛め抜いてきたくせに「新型インフルエンザ対応」の時には下手に出て『命を差し出せ・・』って言われて、『はい、判りました。看護師3人差し出します』なんて素直に言えますか? 少なくとも僕の場合には「微量採血器具」問題以降、行政・マスコミに対する信頼関係がかなり崩れてきている。
政府もマスコミも行政も法的な整備、すなはち対策に協力する医療関係者が犠牲になっても、残された家族が不幸にならないような対策をまず立てて、それから依頼をしに来なさい。生命保険会社が疫病では保険金を出さないといっているらしいのに、多額の借金を残してボランティア精神で死ねるはずないでしょ?
今日の講習会?のメインテーマだった【発熱外来】一つとっても、『なんだ?現実無視のこの甘さは・・?こんな発熱外来じゃ地域は守れそうも無いゾ~』という気がしてならなかった。
保健所の担当者さん、医師会の担当者さん、意見を出し合って一緒に頑張りましょうよ・・・僕も色々調べて情報を追ってますから。(でも匿名なのでピント来ないだろうな・・・)
読んでくれてどうもありがとう