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Doctors Blog

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2008.07.08 18:14 |  映画 / 音楽 / 読書  |  murajun  | 推薦数 : 3

厚労省も財務省も・・反省しろ

暑いですね~ こんなに早く梅雨明けしちゃって大丈夫なんでしょうか?

東京タワーや都庁舎など全国のいたるところで昨夜は電気を消した様ですが、そんなに省エネが大切ならサミット期間中だけのパフォーマンスでなく、いつも消しとけば良いかと思います。

ついでに下らないTV放送も消して欲しいですし、下らないマイ@@新聞なども廃止で結構ですが・・・ なんていう冗談みたいな本音はおいといて、TVも新聞も減れば読書時間が増えてよいことです。

 

そんな暑い夏を益々ヒートアップさせる本としては、「官僚本」が最適でしょう。中には日本の行く末が恐ろしすぎて寒さを運んでくれる本もありそうです。そんな本をここ数日、厚労省を恨みながら読んできました。

 

その中ではこれが、一番よい感じです。よい感じ・・と言うのは悪いことです。酷いですね、財務省。我らがご本尊の厚労省も真っ青です。

 

 

これも良いですね。与謝野を総理に・・が財務省の合言葉だとか・・・ ふむふむ、なるほど・・・ やはり酷いですね。

 

【さらば財務省】

http://blog.m3.com/BackToTheStreet/20080324/1 

これは以前紹介しましたが、なかなかの出来です。でも、財務省はますます酷いですね。

ノーパンしゃぶしゃぶ、居酒屋タクシー・・・ はて次は何が出るのでしょうか? まさかでしょうが、風俗店経営でもMOFはやってんでしょうか?

 

ついでに、中川義直自民党元幹事長の【官僚国家の崩壊】と言う本も読みましたよ、嫌いな政治家ですが・・・・。官房長官を女性問題で辞職した森総理の子分・・・・  キャッチフレーズの「官僚をやっつけろ」はよいが、「移民政策」をはじめ僕の意見とは全く異なり、内容は実にお粗末ですね。とても総理を狙える、総理を任せられる資質はなさそうだと改めて感じました。タイトルにつられて購読するとガックリする類の低級本でありました。これならゴーストライターはありえません、ご本人が書いたのでしょう。

 

他にも色々ありますが、そろそろ我らが厚労省の香しい曝露本も読みたいですね。材料はテンコ盛りなので逆に書きにくいのでしょうか?

 

読んでくれてどうもありがとう

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2008.07.08 12:14 |  生活 / くらし  |  murajun  | 推薦数 : 1

【痩せりゃいいってものじゃない】

今月から当地でも「特定検診」というのが始まっている。実に「せからしか」方法の割には内容が乏しい中途半端な検診だ。

せからしか・・・とはフランス語で、「Cecarasika」と書くそうだが、「誰が考えたか知らないが書類ばかりで実にメンドクサイ」という意味の言葉だそうだ。なるほど~

昨年までの「住民基本検診」より検査項目が少なく、心電図もレントゲンも貧血検査も省かれていて、ただ「デブ」を検出したいだけの検診のようだ。そもそも「デブ」なんて見れば医者じゃなくても一発でわかるので特定検診なんて不要だと思うが、そんな事を書くと「あんたホントに内科医?」って大阪大学方面から聞かれそうで恐い・・・ しかし、「特定検診」をしてる僕を見ながら看護師が、『これなら別に医者がしなくても私達看護師でも出来ますよね・・なんか変なの』と本質を突いた発言をしていてギョッとさせられた。厚労省の本当の狙いは「医師不足対策」だったのかもしれない。

 

 

さて、実は僕は他人に言わせるとデブなんだそうである。サングラスは必須ですが、上の右側が僕で、左側は僕の愛人である。どう、プヨプヨと実にフクヨカで何とも可愛いでしょ? 保険者から特定検診を受けるように指示が来たが、恥を晒すようなので絶対に受けるつもりは無い。僕の腹囲は究極の個人情報である。

 

そんな事で日々深く悩んでると、名古屋大学方面から文春新書が送られてきた。タイトルが実に素晴らしい・・【痩せりゃいいってもんじゃない ~脂肪の科学】

 

僕が仲間と慕う森永卓郎さんと名古屋大学で活躍中の柴田 玲先生の共著で対談形式の「肥満と戦うための本」である。一般人向けであるので一日で読み終わったが、森永氏は実に愛くるしいキャラを全開にしている。何となく「肥満の達人」の風格すらあるが、「肥満を解消するとオタク人生も終わる」という持論も素晴らしい。

僕は日頃から、看護師やスタッフ、妻や娘達に「デブ」とか「メタボ」とか「痩せないと患者が来なくなるぞ」とか勝手に好き放題言われて最近では「うつ病」に陥っているが、この本を誰彼と無く見せながら・・・『痩せりゃいいってもんじゃない』というのが最近のマイブームである。もっとも、家族からは・・・『太ってりゃいいってもんでもない』と鋭く反撃をくらってしまってますが・・・

 

先日の日曜日、家族で「電気屋さん」に出かけました。クーラーが効いてて暑い夏には絶好のアミューズメントプレイスです。タダで相当長い時間楽しめます。

 

そこで家族からもう直ぐ誕生日を迎える一家の大黒柱に暖かいプレゼントを買って頂きました。と言っても僕がお金を払いましたが・・・ それは、写真のより更に素晴らしい最新式のヘルスメーターでした。何でも測定できます。毎週測定することを妻子に誓わされました。

データが悪化すれば、妻は里へ帰ります・・・というし、娘からは、3m以内に近づくな・・・と言い渡されるそうなんです。いやな時代に生まれてしまいました。「痩せりゃいいってもんじゃない」と世界の中心で叫びたい心境でしたが、電気屋さんの中では恥ずかしくて声が出ませんでした。

 

でも、僕は家族の好意を素直に受け入れることにして財布からお金を出しました。それには秘かな企みがあったからです・・・

 

そうなんです。痩せてカッコよくなって若くてピチピチした女性を海に誘うんです。一緒にヨットで楽しむ予定です。そして疲れたあとはホテルで・・・(自主規制)。でも今年の夏にはとてもじゃないですが間に合いそうも無いので、愛くるしい愛人ゲットは来年以降の楽しみです。それまでお疲れ気味の愚息が元気でいてくれるかどうか?が目下の最大の心配事です。

 

読んでくれてどうもありがとう

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2008.07.08 10:14 |  開業 / 病院経営  |  採血器具「通達ミス」  |  murajun  | 推薦数 : 3

皮肉な「安心設計」

今日は真面目に書きます。(いつも好い加減ですが・・・) 7月10日に厚労省から発表されるであろう【微量採血器具:ランセット不適切使用調査】に関しての愚考です。

 

まず最初に、今回の「採血器具使い回し報道」で不安を与えている多くの皆様に医療関係者の一人としてお詫び申し上げます。

マスコミの皆様もより良き医療を追求する目的があっての事ですし、「適切な報道」は必要です。厚労省の皆様も、過去の昭和33年までの「注射針共用によるB型肝炎訴訟」の件などがありますので、「不適切使用」に対しては早めの注意喚起をすべき難しい立場を理解しています。今回の全国調査もその意味では適切なものかもしれません。

 

しかしながら、一般国民だけでなく、ほとんどのマスコミ関係者も多くの医療関係者も、もしかすると厚労省関係者でさえも、「微量採血器具 ランセット」に関して不充分な理解のまま【医療機関に対するバッシング報道】だけが先行していないかが危惧されます。

さらに、今回の事を将来の「医療器具」認可の方法や、メーカーからの「添付文書記載」方法や「注意説明通知」方法や、厚労省~自治体~医療現場への「通達」の効果的な方法などについて、医療関係者だけでなく全ての関係者が夫々の立場で再検討すべきと思います。今のところ、どこからも何も建設的な意見が出てきていないと感じます。これでは良き医療を・・という全ての人の望みとはかけ離れた方向です。

行政担当者は厚労省の「通達」発信者も含めて既に移動で別の仕事をされているでしょうが、改めて「なぜ全国のこれほどまで沢山の一万箇所を超える施設で不適切使用が続いてしまったのか?」という事を一緒に真剣に考えていかなければならないでしょう。そのために最近、記事を重ねてきました。今回も含め、決して言い訳ではなく前向きな反省を書いてきたつもりです。

 

さて、今日は真面目に「微量採血器具:ランセット」の話です。「不正使い回し」心配する患者さんから「注射器と勘違いされている実情」が判明しましたので、患者さんへ説明しようと思って調べていたら、僕自身が知らないことが色々とありました。マスコミの皆さんも詳しくは御存知ないでしょうから、愚考を書き残しておきたいと思います。

 

 

 

まず、今回の発端となりました島根の医療機関で使用された「微量採血器具」を示します。少し字がボケてて読みにくいでしょうが、最初の行と最後の文章が読めますでしょうか?

最初は、【世界初の穿刺針内蔵ランセットドラム】と書いてあります。僕は実物を見たことがありませんが、下に示す他のメーカー品に比べて実に「先進的」だという印象です。また、最後には、【感染のリスクを軽減します】と書いてあります。これも他の品に比べて特徴的な機能のようで、この製品が「針自体の使い回し事故」の発端になってしまったことは実に【皮肉な安心設計】になってしまったと感じます。この会社の開発者は実に色々と工夫をされていますし、本来の使用方法であれば「謳い文句」どおりだったのでしょう・・・

どうですか、お気付きになられたでしょうか? 

大きな特徴として、【針を見ることなく セットから廃棄が出来る 安心設計の ランセットドラム】と書かれています。これが実は今回の問題(同じ針を繰り返し使用した)を引き起こした理由だったのでしょう。

 

製品名は出しませんが、下は他の多くの大手メーカーの製品です。今回問題とされた平成9年発売以降の約30製品の多くは似たような感じではないでしょうか? でも、どれも僕は自分で使用したことはありませんし、当院にはありません。それぞれに、工夫が読み取れる構造のようです。

  

島根の器具との違い、どうでしょうか?

下の写真も含めて、どれも「針」がハッキリと見えています。一枚目は緑、二枚目は真ん中の白、三枚目は赤丸内の白が「穿刺針」です。そして「針」は使用者が使用時毎に必ず取り替え使用後に廃棄します。これが「針が見えず、6回まで取替え不要」がセールスポイントの島根の「ランセットドラム」と全然違うことです。針を取り替える際に「針刺し事故」が起こりやすいと不安視されていた時期があったのでしょうか? これらは「改良前の旧型モデル」といった感じでしょうか? 販売種類としては一番多いタイプかもしれませんね。

 

でも、これよりも更に「シンプル設計」のものが、「禁止・禁忌」の通知が出されるはるか以前から医療現場では広く使われていました。下の写真をご覧下さい。真ん中の白は針で、左の「キャップ」が患者さんの皮膚と接触する部分です。

上の写真の製品の「キャップ」は実にシンプルです。前に示した三枚の写真の「皮膚接触部分」との違いが判りますでしょうか?

 

そうですね。真ん中の三枚の「キャップ」には「目盛り」が付いています。針が刺さる深さを調節する目盛りなどでしょう。ですから、これは単に「カバー」する「キャップ」ではなく、器具の不可欠な一部なのです。そうなると、「単回使い捨て」にするより「洗って繰り返し使用」が当然という気がします。実際に使用したことはありませんが、今回の調査は、この「キャップ」部分を再使用したかどうか?が問題とされたわけです。

 

ちなみに「問題なし」として現在使用が認められている製品の一例を示します。上の写真のもので、当院で通達後に使用している「ジェントレット」です。見た目としては大きな違いが患者さんには判りにくいので、現在では誤解を避けるために残念ながら使用を控えている状況です。

白い所までが本体で、左の青い部分が「針を内蔵したキャップ」です。使用後は青い部分を廃棄します。皮膚接触部分を捨て、針刺し事故も伏せぎ、廃棄物の容積も少なく、コスト面も含め確かに優れもので重宝しています。

 

見にくいですが、もう一度、最初の「島根のランセットドラム」をご覧下さい。

 

どうでしょうか? これも「穿刺針内蔵」で、しかも「6連発のリボルバー」です。現在まで当院で使用していた認定品の「ジェントレット」との違いは、ほとんどありませんし、むしろ「6連発」とは逆に先進的な印象さえします。

ただ、残念なことに医療関係者であっても使用方法が複雑で判りにくく、針が替わらない状況での「不適切な使用」が起こったわけです。

 

もう一つ見ていただきたい「製品」があります。

これも今回「不適切使用」として調査対象になったニプロ社の製品です。実名を挙げたのは、他の製品と違って実に良い点があるからです。それは何だと思われますか?

 

いかがでしょうか? どう感じますか?

説明のために先端部分のみを示していますが、ほぼ実物大です。上に挙げてきた他の製品との違いがあります。簡単なことですが、【キャップをしたまま中の青い針が見える】と云う事です。これは下の様に3つの部品で構成されていますが、「キャップ」部分は実にシンプルで更に「透明」です。

 

これは実は非常に大切なことだと思います。

今回の問題は【先に使用した人から出た血液がキャップに付着して、次の人が使用する際にその血液が傷などから侵入すると肝炎などの感染の危険性がゼロではない】と云う事でした。

「ゼロにしろ」というと内視鏡検査も出来ないことは以前のべましたし、そんな「医療行為の危険性をゼロにする」などと夢の様なことは残念ですが今はありえないでしょう。

 

しかしながら、このニプロ社の製品は他と違って「血液汚染の有無」がキャップの裏側まで良く判ります。勿論、消毒・洗浄も容易で、その効果も「透明でないキャップ」に比べると判り易いです。また、「針穴の径」が他よりも大きく、このような器具を使用した際の出血量程度では、血液が付着する可能性すら大きく減じています。

従って、このニプロ社の器具に関しては、他の製品と比べると厚労省が危惧する「血液を介した交差感染」の危険性が極めて少ないものと感じます。また、この「キャップ」であれば「単回使用」も無理なく出来そうでもあります。でも、キャップの交換部品は単独販売されていないようです。

 

いかがでしたでしょうか? 

このように、「世界初・感染に配慮」を謳った製品が便利なようで実は不便で危険だった・・・という印象を持ちました。

最後の製品は実にシンプル。「不適切使用」として届出対象にはなりましたが、【Simple is Best】という事を思い出させてくれました。

 

島根の特殊な製品「ランセットドラム」の不適切使用がきっかけで全ての「微量採血器具」が悪者にされ、全国の1万を超える医療機関や自治体が「不適切使用」をしたと報道されて苦悩しています。これは【ランセットドラムが特殊な構造だったために生じた事故で、他の製品(特にニプロ社製品)などの危険性は遥かに少ない】といえそうな気がしないではありません。同じ範疇に入る製品かどうかも疑問だと感じます。

 

喩えは変ですが、「6速マニュアルの難しいポルシェの運転に失敗した人がいたので、ポルシェのマニュアル車だけを調べるのかと思っていたら、車を運転する人の皆が調査され、ゴルフ場の電動カートを以前運転したことがある人まで検挙された。厚労省が推薦・認可していたのは、実はトヨタのオートマチック・ハイブリット車だけだった・・・・」という感じではないかと思います。

あと、「自分は車は今まで使用せず、ずっと自転車に乗っていた」と報告した人も残念ながら少なくなかったようですが・・・・

 

厚労省には「判りやすい通達方法を再検討」してほしいですが、医療機器の開発認可に当っては「シンプル」なものをメーカーにも指導して欲しいと思います。どうかよろしくお願いします。

 

読んでくれてどうもありがとう

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