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『Back to the street ふろむ診療所』murajun先生

Q.1ブログをはじめたきっかけは?
 知人であるm3公式ブロガーM教授のブログを拝見して、僕も何か書いてみたいと感じたので始めてみました。実際にやってみると、活字になって写真がついて綺麗な出来栄えに自己満足してしまい、はまり込んでしまいました。 

 診察室の中で空想・回想・夢想にふけり、オールドファッションな趣味の世界を再構築したいとの願望を持ち続けています。

Q.2ブログに費やす時間は1日当たり平均何分程度ですか?
 決してヒマじゃないんですが、時間を作って残したい想いを記しています。おおよそ60分(30分~90分)でしょうか。時には連続して2~3記事を書きますから夜の街になかなか遊びに行けません。m3では最も多作・駄作ブロガーの一人でしょう。夜間や休日透析の待機時間のよき「暇つぶし」になっています。単身赴任の「夜のお友達」でもあります。タダなので最も安上がりの趣味になりました。お陰様でストレス発散、呆け防止、自殺防止にも役立ってます。

Q.3最も頻繁に取り上げるテーマは?
 趣味の話でしょうか。読書、映画、スポーツ、旅行、恋愛などの話題が多いです。でも全部、古いノスタルジックな話ばかりですね。医療の話や家族の話もそれなりに書いています。出来るだけ他の人と話題がダブらないように気をつけています。匿名をいい事に、勝手に少々ウソや誇張が混ざっていますので、完全に信用しないで下さい。真面目に反論されても困る場合があります。下ネタやセクハラ発言もお許し下さい。



Q.4これまでに一番反響が高かった記事は?
 反響はほとんどないですね。推薦マークが多かったのは、子供がタクシー運転手に「@@@」と言った話「驚く運転手さん」で、m3歴代4位の推薦数でした。あと、湯布院旅行の話など「家族ネタ」で推薦が多かったです。医療ネタの多いm3ブログでは珍しい存在のようです。

 あと、BEAT CHILD の記事に「映像を欲しい」という希望が何通も寄せられました。青春を共有した人々と言葉を交わすのは嬉しいものです。


Q.5周囲のドクターに、ブログを書いていることを公表していますか?
 始めてすぐに迂闊にも年賀状にアドレスを載せましたが、幸いな事に皆に無視されたようで、誰からも連絡ありません。闇に忘れ去られたようです。(さきほど、「オレ様」Y教授から連絡貰いましたが、他の人にはバラシテ欲しくないです。特にN大のM教授には秘密にしてますからよろしく) 

 その後は完全に秘密です。ただ、数名の美しい女性には教えました。

 僕が佐野元春であることが世間にバレたら困ります。

Q.6ドクターズ・ブログ内の他のドクターのブログを読んでいますか?
 いくつかのブログを愛読しています。そしてアクセス数や推薦マークの多さに嫉妬しています。

Q.7ブログをはじめて、本業(医療)に何か影響がありましたか?
 本業の医療には特に影響は出ていないと思います。が、日記代わりに診療のことも書き残してます。どちらかと言うと、ネタ探し作業自体が診療の役に立っています。

Q.8ブログを通じて広がった交友関係がありますか?
 匿名をモットーにしてますので、リアルにお会いしたりするような交友関係は生まれていません。昔の懐かしい人にコメントもらった時は嬉しかったですね。あと、僕のパソコンには相手のアドレスが出ませんが、どうしてでしょうか?

 以前は男性読者しかコメントくれませんでしたが、最近は(多分美人の)女性が増えたので張り切ってます。

Q.9これからもブログを続けていきたいと思いますか?
 ハイ。ただ、職員達や関係者にバレたら別の場所へ引っ越してしまうでしょうが。基本的には、大きくなった時期の子供達や未亡人になった妻に読まれることを意識して書いています。いつ死んでも良いように、遺書代わりでもあります。突然やめることも想定して、カラープリントで紙に残しています。m3には「本に出来るサービス」を始めて欲しいですね。

Q.10今後ブログで取り上げてみたいことは?
 恐らく今までの路線をそのまま継続していくだけでしょうが、興味ある話題があれば何でも取上げます。今後、もしも素晴らしい愛人に恵まれたら、幸福な「愛人との生活」を書いていきたいと思います。それまで体力が持つかは心配ですが・・・


 〔簡単プロフィール〕
  ・診療科:内科・循環器科・透析科
  ・開業医or勤務医?:40代後半 開業医
  ・ブログ歴:1年半
  ・趣味、好きなもの 等:読書・映画・女性・元春

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2008.05.31 00:14 |  開業 / 病院経営  |  murajun  | 推薦数 : 3

思い浮かぶ人々の「人生」

もう直ぐ開業後10年になります。

思い返すことも色々ありますが、我々医師の生活の特徴の一つに「お別れ」というのがあるでしょう。多くの人々の「在りし日の姿」が浮かんできます。

循環器内科医でしたから、勤務医時代にも沢山の患者の死に立ち会いました。ただ数年ごとに転勤をしましたから、今とは全く違った「お別れ」でした。開業してからは直接患者の死の瞬間に立ち会う機会は稀になりましたが、勤務医時代よりも「お別れ」を深く意識するようになりました。

 

開業しますと勤務医時代よりも深く長く患者さんと付き合います。専門外来でないので多面的な苦悩と向き合います。日常生活の悩みや喜びを打ち明けられることも多く、時には家族にも話さない秘密も共有します。

そして患者の死は田舎の医者には身近なものです。誰某の死の情報は比較的簡単に伝わってきます。遺された家族の受診や挨拶ごとも少なくありません。

数ヶ月ならイザ知らず、数年以上も診てきた患者が死を迎えると親戚が死んだ時の様な気持ちになりがちです。想像された死、予期せぬ死、突然死・・・色々な患者の死があり、その報せに接する度に反省もし、懐かしさも思い浮かんできます。どんなに悩まされた患者でも「いい人だったのにな~」と言う気持ちになるのが不思議です。

 

今日、開業後に死去された患者さんを数えてみました。確実に判明しているだけで200人ほど・・・ 恐らくは知らぬままに死去されて通院停止状態の方が同じくらいはおられるのではないでしょうか? 不思議なことに、ほとんど全ての方々の生前の声や表情をキチンと思い出せます。もちろん、死因や主病もほとんど記憶してます。

 

患者さんの生活と病と死とを連続してみてきますと、世の中の人々の様々な人生が身近なものとなります。裕福な人も貧困に喘ぐ人も、幸福な人も不幸な人も、男性も女性も、家族の多い人も孤独な人も、明るい人も暗い人も、古い考えの人も新しい考えの人も、忙しい人も暇な人も、理系の人も文型の人も、威張る人も控えめな人も、お金に執着する人も無頓着な人も、趣味に生きる人も仕事に専念する人も、自分のタメに生きる人も他人のために生きる人も・・・・実に様々な「人生」と出会いました。

生きている人々よりも、死を見とどけた人の方が記憶に残るのは当然のことでしょうが、同時に「人生」についての様々なことを教えられました。

 

「医師は社会常識に欠ける」と、まるで専門馬鹿のように批判をする人々が少なからずおられますが、それは必ずしも当ってないと思います。人々の生活と病と死とに深く関わっていくには色々な要素が必要なことを、医者を長くやればやるほど、死をたくさん見つめれば見つめるほど理解するようになりました。

僕はまだまだ医者になって25年ほどしかなりませんが、「人の死」から学ぶことの大切さは分かるようになりました。

「生活の全てを助ける」ことなど出来ませんが、死を前にした人々の不安や苦悩を少しでもやわらげられるように、そして生きる希望を少しでも忘れないでもらえるようにこれからも努力していきたいと思います。

 

僕のブログは最近古めかしい話、異国の夢のような話、ノスタルジックな話題が多く、若い医師の皆さんには関心がないかもしれませんが、悩める人々と過ごしていくには我々も多くの人生を「擬似体験」しておく必要があろうかと感じています。

そのために、暇な時間は小説を読んだり、映画を観たり、年寄りと雑談したり、異性とデートを重ねたり・・・ 出来るだけ時間を有効に過ごしていくことが大切だろうと感じています。若い医師や看護師の皆さん、日々の患者さんとの時間を大切にしていきましょう。

 

読んでくれてどうもありがとう

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