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つい数日前にNASAの無人火星探査機「フェニックス」が火星に着陸し、火星表面の探査を開始したニュースが流れた。快挙には違いないが、僕の知らない凄い事実が1970年にあったようだ。
僕の好きな番組の一つにNHK教育の水曜19時から【地球ドラマチック】というのがある。NHKが番組を海外から高値で買い付けて放送しているだけだが、営利主義の民放各社には出来ぬ仕事ゆえ時間が許せば時々拝見している。まさか「フェニックス」火星到着に合わせたとは思えないが、昨夜の放送はフランス製作の「ソ連月面探査ロボット ルノホート計画」というものだった。
今では1969年のアポロ11号の月面着陸が捏造だ~と、アポロ計画自体をキューブリック監督のスタジオ製作映画と主張する若者が増えたらしいが、当時をリアルタイムで知る僕としては、以前【人類月に立つ】という記事で書いたようにアポロ計画は信用している。
もっとも、僕もピラミッドは先史時代の作品だと信じているが・・・
アポロ計画は信用しているが、ソ連の「ルノホート計画」のことは恥ずかしながら昨夜番組を観るまでは全く知らなかった。m3読者の多くも知らないのではなかろうか?
今、日本はロボット技術先進国とかなんとかいいながら、あいも変わらずホンダのアシモ君に頼っているが、1970年11月にソ連が「ルノホート1号」を月面に送り、遠隔操作で11ヶ月間に渡り11kmもの月面探査を行ったとは非常に凄いことだと思う。
確かに1969年のアポロ11号には一年の遅れをとったが、本来はアポロより半年前に到達予定だったようだ。しかし、月の石が話題になった日本の万博終了後でもあり、世界や日本で話題には全くならなかった。これはフルシチョフが隠したせいだというが、2年後には改良した「ルノホーク2号」を月面に送り込んでいる。こちらは4ヶ月で実に35kmもの月面探査を行い、凄い量の情報を地球に送ってきている。
地球からの遠隔操作といっても、手動の操縦桿を操作するのに30秒のタイムラグがあり、操縦者は静止画を元に先を予測して慎重に操作したようだ。
摂氏160度(昼)~マイナス130度(夜)の世界、内部の温度確保の目的で放射性物質が利用され、電力確保目的で太陽電池が搭載された。アシモ君も真っ青の数々の最先端技術がソ連の戦車開発者達によって極秘裏に注ぎ込まれアメリカとの宇宙開発競争が繰り広げられていたようだ。ソ連の技術者達はヘマをやらかして強制収用所送りになることを恐れていたというから必死さが伝わってくる。
ルノホート計画が世界に長い間隠されていた真の理由は分からないが、皮肉なことにソ連崩壊とともに、アレクサンダー・ケマルジャンらの科学的偉業が西側に伝わった。実際にはフランスが協力していたようで、今回の番組がフランス製作なのはそんな事情のようだ。
番組では冷戦終結後に、ケマルジャンがアメリカで火星探査機の試作品をアメリカ人技術者と共同研究してる姿も映されたが、今回のフェニックスとは違った雰囲気のようだった。
確かに1970年にあれほどの技術を注ぎ込んで月面探査を行えたというのは「捏造か?」などと疑いたくもなる凄い極秘事項だったと思うが、そう考えると人類は本当に進歩してるのか?疑いたくもなるもんだ。
日本をロボット技術先進国などと本当に呼んでもいいのだろうか?
読んでくれてどうもありがとう
コメント
コメント一覧
まさかルナホートのアンテナを手動で地球に向けていたとは思いもよらなかった。
>人類は本当に進歩してるのか?
きっと人類も中立進化なんでしょうね。
それはそうと、大病を患っておられたそうで復帰おめでとうございます。長寿と繁栄を!
@@便乗コメント失礼します by murajun@@
一日も休んでませんから大病じゃないですよ。
「ルノホート」知ってたなんて凄いですね。全然知りませんでした。ソ連は「生物兵器」の開発など何でもアリの凄い国でしたね。日本の技術なんて子供並ですね。
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