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九州地方知事会と主要経済団体でつくる「九州地域戦略会議」による道州制九州モデルの中間取りまとめ案が20日、明らかになった。同会議の第2次道州制検討委員会(委員長・矢田俊文北九州市立大学長)が作成し、暮らしに密着した医療や子育てなど12のテーマで、道州制が導入された場合の制度や利点を提示。道州制後の具体像を地域側から描くのは、九州が初めて。
案は、テーマごとに現状や道州制導入後の将来ビジョンと施策を列記する。
「医療制度」は、小児科などの医師不足が深刻化する中、道州に大学医学部の定数設定権限を移し、計画的に医師を養成。将来は道州立大学を新設し、卒業医師のへき地派遣など、充実した医療体制の整備を図る。
「学校教育」は、早い段階から第2外国語として中国語や韓国語を学び、アジアで活躍できる人材を育成。対東アジア外交の一部も道州政府が担い、アジア諸国とローカル版経済連携協定を結んで、通関・検疫手続きを迅速化、航路の充実、知的財産権のルールづくりも推進する。
「食」の分野は、・・・(略)。
「交通基盤整備」は、・・・(略)。
「行政組織」は、・・・(略)。
中間取りまとめ案は23日に鹿児島市である戦略会議に報告。検討委は、道州制実現のための税財政制度などの検討を加え、10月に最終報告書をまとめる予定。
=2008/05/21付 西日本新聞朝刊=
さてさて、沢山の「道州制のメリット」があげられ、医療の充実が最初にきています。
僕はかねてから「道州制」は反対でした。大地震や核爆弾で国家消滅してしまいかねない東京一極集中をそのままに、財政的にお荷物の地方を切り捨てた「後期高齢者姥捨て制度」と「道州制」は同一の矛盾をはらんでいるからです。弱いものだけでまとめたら益々弱くなるのは世の常です。
<九州島国人よ、早く日本人を辞めてアジア人になりなさい・・・>といった雰囲気ですね。
http://blog.m3.com/BackToTheStreet/20061214/5
http://blog.m3.com/BackToTheStreet/20070316/1
良かったら上の昔の記事を読んでみてください。
さて、時には医師であることを思い出して本題の「医療制度」です。どうやら、九州道長さんが、九州大学やら熊本大学やらの定員を自由に増やして、増えた人たちに小児科医や産科医や麻酔科医など絶滅危惧種の医師に成ってもらい、いやだと言っても強制的に僻地に行ってもらうという制度が思い浮かびます。出来れば、自治医大みたいなのを自前で開設して僻地専門医を養成したいようです。
ふむふむ~、確かに長期的展望に立っています。ちょっと長期的過ぎて間に合わない気がしますが、まあ良いでしょう。この会議・・・医師を何人委員として採用したんでしょうか?
まず、疑問としては・・・「医師免許は国家試験ですか? 同州試験ですか?」が最初に来ますね。なぜ、今の若い医師が地方に行かないか? それは鹿児島大学や宮崎大学、琉球大学医学部を出ても東京大学や虎ノ門病院で研修出来るからです。道州制になったら、九州内だけでしか研修できませんか? 実務も九州内だけですか? 卒業大学の存在する同州内限定免許が出来るんですか? 開業医も道州内の開業に限る・・・となりますか?
仮に道州内限定医師・看護師免許が出来れば、医学部入試地図は激変するでしょう。四国道や東北道の医学部入試・・どうなるんでしょう? 東京特別区内の私立大学の難易度は京都大学や大阪大学より難しくなりそうですね。
なに、自治医大の様に卒業後の僻地勤務義務を果せばOKだよ・・とでも思っているのでしょうか?
残念ですね。自治医大を出ても僻地勤務などはせずに、東京都霞ヶ関の官庁街で高給官僚として勤務可能であることを既に全国の医師は今年の春に知ってしまいました。多分、自治医大を出て僻地勤務しなくても「法的には問題ない」のでありましょう。
産科とか小児科医が道州制にすると増えるんですか? 道州制で地方が衰退すれば、小児科や産科なんて不要になるかもしれません。「産科医より助産師が望ましい」とする意見も一部であるそうですから、お金をかけずに助産師だけにしたらいかがでしょう?
前から言ってるように、産科や小児科医を減らさないためには訴訟禁止と労働基準法遵守しかないのに、全然わかっていない「道州制」推進連盟の人々・・・
医師を沢山、この手の委員会に入れたらいかがでしょうか? 結構、医師も色々考えていますよ・・・ 専門馬鹿と決め付けたら大間違いですよ・・・
読んでくれてどうもありがとう
今日は【Goethe との再会】は一休み、アメリカの話をします。まあ、ゲーテも生涯、本職はワイマール公国の「高級官僚」として働いていましたから、政治や行政の話もたまには良いでしょう。
僕の不吉な予測通りにアメリカ民主党予備選は進行している様子だ。ちょっとヒラリー候補応援団としてはシラケムードなのをお許し願いたい。
【予測】とは、最近負け続けているオバマが民主党候補となり、ヒラリー支持層が意欲を無くし反オバマ勢力となり、共和党マケインが僅差で勝つか、オバマへの選挙妨害や暗殺行為が出る・・というもの。
あるいは、オバマがそのまま勝って、中国やロシアやイスラムに適当にあしらわれ、超大国不在が世界の混沌を引き起こし、大戦が生じる・・というのもあり。
さて、ここに一枚の地図があります。塗り絵ではなく、今回の民主党予備選の勝敗マップです。
きれいに色分けされてきました。残るモンタナとサウスダコタは、オバマの雰囲気です。これを見ますと、メイン州やバーモント州、コネチカット州などでの初期の敗北がヒラリーの計算違いだったようですね。出身地イリノイでの大差も意外だったかもしれません・・・
それにしても、今日のケンタッキー、先週のウエストバージニア、先々週のインディアナ、その前週のペンシルベニア、その前のオハイオ・・・と最近はヒラリーが勝つケースが多いようです。ここまで来ても「ヒラリー圧勝」の週が続いています。特に、例の牧師さんの人種問題発言以降はヒラリー圧勝です。前半~中盤戦の選挙戦はなんだったんでしょうか? 政治的に有力な州は軒並みヒラリーですね。
これは良く言われる様に白人・黒人の人種問題だけでは言えない複雑な問題を含んでいるようです。それは「経済問題」でもあれば、地域格差の問題でもありましょう。
アメリカ「合衆国」には州政府があって、各地で消費税率が異なったり、死刑制度も異なったり、独自のカラーが存在しています。日本の勘違い識者が「道州制」なる無駄やウソを画策していることは悲しいことですが、道州制先進国アメリカの地図を見て何を感じますか?
僕には「格差に病んだアメリカ社会」が見えます。
騙されてはいけません。日本版「道州制」は地域格差を増強するだけです。日本地図も色分けが増すでしょう。そのときは勝者は「東京特別区」のみ、その他は全て敗者になるのは見えています。
「道州制」の話はまた書きますが、「後期高齢者医療制度」と同じです。東京(若者)が東京以外(老人・障害者)を切り捨てして、自分達で頑張りなさい・・・と言ってるだけです。これも経団連主導の政治改革です。日本の文化や歴史を文系の皆さんは考えないのでしょうか?
「江戸時代」への回帰、固定・・・これが「道州制」の行き着く姿でしょう。各地で一揆が起こりだします・・・
読んでくれてどうもありがとう