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東京で土曜日の夕刻に重要な「シンポジウム」があった。凄く行きたかったが、土曜日の夕方まで診療している地方の開業医には、東京でのシンポに参加する権利は無いようだ。せめて日曜日の昼にでもやってくれると、全国の悩める開業医も参加しやすいと思うが、いかかであろうか?
そんな気持ちを持って、昨日の日曜日に久しぶりに東京へ行った。内科学会・・・勿論、専門医資格維持のための点数取りが目的。 残念ながら、東京への「日帰り旅行」・・最も安い最終便で帰郷したので疲れている。でも、シンポには行きたかったな~
シンポジウムは例によって、禿添大臣は欠席・・・ コイツはオカシイと思う。患者・医師・議員が問題点を論議して、政府(この場合は厚労省官僚、その大臣)に悩みをぶつけるのが本当だろうと思うが、厚労省側がゼロ・・・いつもの大臣のドタキャン。これでは患者代表?らしき女性が指摘するように、現場の愚痴合戦になるだけだ。
ただ、その患者代表?の女性・・・ちょっと勘違いをしていると僕は思う。以下に、「ロハス」ブログからの引用をしておくが・・・
内田絵子・NPO法人がん患者団体支援機構副理事長・NPO法人ブーゲンビリア理事長
「会場の皆さん、この中で医療提供者は手を挙げてほしい」・・・ ザッと見回した限り6割くらい(Dr.Iの印象では8割)が手を上げただろうか。
「では患者さんは」・・・ 1割くらいだろうか。
「国を挙げての重要な会議というからには参加者は50対50が原則と思う。私も声をかけて集めたいけれど、今後はそういう視点で取り組んでいただきたい。陳述人にしても9人のうち2人しか患者側がいない。
さて、患者が望むもの。それは医療の安全であり、医療の質である。安心して受けたい、自分でよいと思うものを選択したい。それにはどうしたらよいのか。病院情報、医療情報を開示してほしい。中には不名誉なものも含まれるだろう。それを見たうえで患者が判断できるよう開示してほしい。それから事故を解決するための中立公正な受け皿をつくってほしい。医療者と患者、メディア、政治家とのコラボレーションが必要である。このような会合を継続的に開催していただき、医療者と患者の風通しをよくすることで、誤解も払拭されていくであろう。そのようなコラボレーションの成功例としては、がん対策基本法とがん対策推進基本計画の策定を見本にすればよかろう。受益者である患者が参画したことによって、あのようなものができた。グランドデザインを考える時にも一緒に考えていきたい。次回は登壇者が半々というのを望む。今回は医療提供者ばかりで患者不在を感じた・・・・
どう思われますか?
全体としては非常に好評のようでしたが、僕は彼女のスタンスが残念ながら非常に気になります。議員も党派を超えて参集し、医師も全国から解決を希望して真摯な気持ちで参加している。そこには「患者との対立」など脳裏にある医療者はゼロだったはず・・ だが、「患者側」という言葉がドウだろうか?と心配になる。
あの高久先生も、ある議員さんも「自分も家族も患者になった」という言葉を発してありますが、そこはもっと見つめてほしいポイントです。
【患者さん、手を挙げて・・】という言葉は、本来なら・・・【これまで病気になって受診した経験のある人はどれくらい居ますか? ご自身やご家族が入院したり手術を受けたことのある方はどれくらい居ますか? 奥さんや娘さんが出産をされたことがある方はどれくらい居ますか?】というような質問であるべきです。そうすれば、多分9割以上の方が手をあげられるでしょう・・・もしかすると、100%かもしれません。
そんな事いっても内田絵子さんは【医療側】の詭弁だと反論されるでしょうが、この点が医師と患者さんの大きな溝になっている気が僕にはします。
http://blog.m3.com/BackToTheStreet/20070726/The_Doctor
僕は以前、【ドクター】というエントリー記事を書きましたが、「医師は患者になる。患者の気持ちを理解できる。患者と共に病気と闘う・・・」という事を繰り返し言ってきました。だから、【患者側】という言葉が好きではありません。<医師側vs.患者側>という対立構造を何故彼女は持ち込もうとするのでしょうか?
日比谷公会堂に参集した1000人以上の人は、一人残らず患者であり患者の家族であり、全てが今の医療システムはダメだ、厚労省はなんとかしてくれ・・・という気持ちを抱いていたはずです。そこに居るべきなのに居なかったのは【患者側】ではなく、【厚労省側】だったのではないでしょうか?
昔の【Doctor】のエントリー記事を再掲はしませんが、引退すれば医師も全員が患者なんです。現役でも両親が患者なんです。僕の両親も妹も手術を受けたことがあります。何度も入院したこともあります。
僕自身は体調が悪く本来なら患者なんでしょうが、受診する暇が無くて「隠れ患者」なわけです。
ですから、対立を煽るような【患者側】という言葉をなくさないと、医療崩壊は絶対に止まらないと僕は思います。
【医療事故調査委員会】の件にしても、医師になる可能性の無い人には「出来るだけ厳しくしてほしい」という感情が起こるのでしょうが、患者でもある医師からすると「出来るだけ厳しくしないでほしい」と思われるのです。
医療の限界を知っていつつ患者として医療を受ける医師の場合には、【医療過誤】という言葉が「医師になることは当面無い患者」の場合とは違って響くと思うのです。
ほとんどの参加者が僕の気持ちをわかってくれると思いますが、現場に居なかった人間が発言すべきではないかもしれませんね・・・
読んでくれてどうもありがとう
コメント
コメント一覧
何人いてもよいのですが、「患者の代表」を出して貰いたいです。
あれは、「患者団体の代表」です。
@@便乗コメント失礼します by murajun@@
素性は知りませんが、コメントがプンプン匂いましたので察しはつきました。
TVタックル方式とは行きませんかね?
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