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2008.03.25 23:59 |  開業 / 病院経営  |  murajun  | 推薦数 : 1

されど五分 ③

【たかが五分 されど五分】シリーズも本日の第三弾・・・いつまで続くやら我ながら心配です。

今回は【今日の診察室の風景】から・・・

 

例えばこんな患者さん・・・

ドキドキ動悸、心臓が煽る、息苦しい・・・<発作性心房細動>の発作での急患。すぐさま、心電図モニター付けて血管確保して色々バイタルとったりしつつ看護婦数名を周囲に除細動器スタンバイして、薬物的に治療・・・60分後に成功し、改善後の心電図チェックして30分間安静で観察して、ハイ帰宅。その間、バタバタ・ドキドキで120分かかりましたが、診察室でなく処置室で全部やりましたので「五分ルール」適応外で外来管理加算はゼロ?

例えばこんな患者さん・・・

出血性膀胱炎か腎盂腎炎かの境界の様な状態。看護師も問診で先に検尿し、混濁確認で尿沈査までして顕微鏡で菌の同定。白血球増多確認して点滴での抗生剤投与。全て処置室で行い診察室への入室無く、都合100分かかるも「五分ルール」適応外で外来管理加算はゼロ?

例えばこんな患者さん・・・

来院後に倒れこむように青ざめ、嘔吐と下痢を繰り返す。食事はいらず、脱水状態で軽度発熱。直ちに処置室でのベッド上安静と点滴及び投薬。処置室内での診察と経過観察で都合100分。患者の行動範囲を全て追跡消毒して回り、一度も診察室に入室無く「五分ルール」適応外で外来管理加算はゼロ?

例えばこんな患者さん・・・

胸が苦しいと手で胸を押さえながら来院。多くの待合室の患者さんの順番を跳び越して直ちに心電図室へ。虚血性変化が僅かに認められ、ミオコールスプレー使用し、酸素投与を併行し点滴ライン確保して心電図モニター開始し、胸痛の管理。症状は軽減し消失するも、処置室で観察しながら基幹病院へ電話し紹介先確保し紹介状記載。落ち着いたところで、患者と呼び出した家族への説明を行い、紹介状を渡して処置室へ招き入れることも無く院外へ。この間90分、全て処置室内での診療で「五分ルール」適応外で外来管理加算はゼロ?

例えばこんな患者さん・・・

腹が痛いと来院した老人。慢性便秘で浣腸マニアで時々やってくる。来院後にまずトイレ。出てきて浣腸を所望し、またトイレ。少し出てベッド安静し、再びトイレへ好みの看護師を同行依頼。一しきりトイレで気張り、スッキリして処置室へ戻りベッドにしばし安静し、気持ちよくなってご帰宅の途へ。この間80分、全て処置室とトイレで経過し、診察室へは足を踏み入れず「五分間ルール適応外で外来管理加算はゼロ?

例えばこんな患者さん・・・

大勢の患者で溢れる待合室に激しい咳の元結核患者さん。順番をすっ飛ばして胸部レントゲン撮影。なにやら少々怪しげな影。これはマズイと待合室ではなく、予備室での待機を願い、医師がそこへ出向き、採血や診察を施行。それも全て他の患者への感染防止目的だが、診察室への入室は無く「五分ルール」の適応外で外来管理加算はゼロ?

例えばこんな患者さん・・・

血圧が少し高いかなと心配の元気なオバサン。他に何も悩み無く少々肥満。診察室に入るなり隣の人の悪口を一しきり、す~っとして満足げに診察室をニコニコ出て行き、ちょうど五分。やっと「五分ルール」適応患者・・・しかし何か有意義な診療したのか?と訝る僕・・・

 

厚労省のカリスマ、医療の神様であらせられる原課長の考案された【天下の名案】に異議を唱える勇気など、平民の見習い医師の分際で出来るわけもござらぬが、何か腑に落ちぬ悶々とした悩みが毎日積みあがるこの苦悩を誰かわかってくれるかい?

 

読んでくれてどうもありがとう

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2008.03.25 21:14 |  開業 / 病院経営  |  murajun  | 推薦数 : 0

されど五分 ②

【たかが五分 されど五分】と書くのがスジだろうが、一応気弱な僕としては、厚労省の医療の神様「原課長」を崇拝しつつ、頭をかしげながらも「五分ルール」コンプライアンスを目指し不眠の日々を過ごしている。

ヤフートップや各新聞のキャンペーンが出ては世も末、これほど日本人が崩れていくのを傍観するのは悔しいが、世紀末の如き医療崩壊カウントダウンを開業後の10年を振り返りつつ涙を流しつつ楽しみたい・・・

 

今回は、【されど五分 ②】・・・

苦労して五分の帳尻を合わせるなんて情けない。もっと簡単な方法はなかろうか?と、ふと思いついて実践してみると・・・実に簡単に五分を超えてくる。その第二陣の方策は・・・

鉄則② 後期高齢者医療制度に関して真面目に説明責任を果す。

 

これは高齢者だけでなく、高齢者を家族に持つ殆どの人に有効な策なようだ。姥捨て制度、爺捨て制度・・という認識は国民にもジワジワと日増しに強まっている。この制度を好きな年寄り、年寄り予備軍、年寄りの子供はゼロである。家計の負担が確実に増え、年金天引き・・・包括化、アクセス制限。指導・公表する内容には限りが無い。しかも、延期延期で段階的に不満が積み重なる。

『小泉さんの時の自民党と公明党の強行採決ですよ』・・・と振ってみると、まず90%の年寄りが自民党はダメだ、と顔を真っ赤にして不満を口にする。『イヤイヤ、自民党ばかりを責めるのはかわいそうです。公明党がいなければ強行採決は無理でした』と説明すると、じゃあ公明党も次はダメじゃ・・・と老人達の怒りは福田首相も大田代表も真っ青になる状況だ。

 

ただし、何事にも問題点はあるものだ・・・

 

この話、熱が入りすぎて、五分では絶対に終わらないのでご注意を願いたい。

また、『イヤイヤ、別に自民党と公明党だけじゃなく、財務省と厚労省が更に年寄りイジメの張本人なんですよ』と付け加える配慮を忘れないで欲しい。

 

読んでくれてどうもありがとう

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2008.03.25 18:14 |  開業 / 病院経営  |  murajun  | 推薦数 : 0

されど五分 ①

【たかが五分 されど五分】と書くのがスジだろうが、一応気弱な僕としては、厚労省の医療の神様「原課長」を崇拝しつつ、頭をかしげながらも「五分ルール」コンプライアンスを目指し不眠の日々を過ごしている。

ヤフートップや各新聞のキャンペーンが出ては世も末、これほど日本人が崩れていくのを傍観するのは悔しいが、世紀末の如き医療崩壊カウントダウンを開業後の10年を振り返りつつ涙を流しつつ楽しみたい・・・

 

まずは、【されど五分 ①】・・・

一日中、ズ~ッと五分ペースで獅子奮迅の診療を行うと、ハッキリ云って物理的に無理であるからにして、時間を減らさない工夫をすることにした。第一陣の方策は・・・

鉄則① オジサンMRには今後一切会わないことにする。

 

MRさんとは、製薬会社の宣伝営業マンのこと。医療機器など他の営業マンも一応含む。そんな人達と話す時間が勿体ないと気がついた。

無駄話ではなく、薬の情報提供であろうが、ほとんど無駄話である。

ただし、何事にも例外はあるものだ・・・

 

若い美人の女性MRさんが営業にみえれば、五分といわず十分でも二十分でもお相手をする。たまには、リフレッシュも必要だ。ただし、院外デートのお誘いはリスク管理の観点から絶対に受けない・・・つもりだが、わからない。よって、当院で僕に薬の宣伝をしたい会社は配慮しないと絶対に会ってあげない。

以上・・・ 四月診療改定告示

 

読んでくれてどうもありがとう

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