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2008.02.27 23:59 |  映画 / 音楽 / 読書  |  murajun  | 推薦数 : 1

小説と映像化

小説と映画、あるいはドラマ映像の両方を好む人は多かろう。しかしながら、気に入った小説の映画は絶対に観ない・・とか、感激した映画やドラマの原作は絶対に読まない・・という人も案外と多いものだ。

僕の場合には、気に入った小説の映画化はあまり観ない方だろう。特に長編小説の映画化には常に不安が付きまとう。逆に映画の原作は時間さえ許せば読んでみたいと思うほうだ。

そして映画化の場合には色々なパターンも存在する。最近ブログでご紹介した作品に関しても同じである。

 

1)原作より映像化が少し詳しい場合・・・【鹿男あをによし】

2)原作が詳しく、映画は極端に簡潔の場合・・・【チームバチスタの栄光】

3)原作より映画が少し短い場合・・・【象の背中】

4)原作と映画が解離しすぎの場合・・・色々あるでしょう

 

5)その他に、原作をベースにしているものの映像化が格段に想像を拡げている作品も少なくない。

6)ちなみに、映画の脚本が先で小説化が後だと「ノンブックス」という<形は本だが本ではない>ものに分類される。

 

先日、純真な僕が絶賛した映画【色 戒】の原作は、文庫本で僅かに43ページの分量にしか過ぎない短編小説だ。対する映画の方は長く、150分を超える。正直なところ映画を観るより小説を読了する方が早いくらいだ。まさに 5) のパターンの小説と映画だった。

僕の場合には、詳しい方を好む傾向が少しあるようだ。

 

今回の【ラストコーション】の映画化には正直なところ、僕は相当驚いている。僕が先入観で期待した性愛のシーンなんて・・・・・原作には皆無だ。原作だけ読んで映画出演を承諾したとしたら女優は後から相当に肝を潰したに違いない。

 

占領下の上海の状況や抗日作戦も少ない表現だった。それなのに、ここまでイメージを大きく拡げて素晴らしく完成した作品を見せてもらえるなんて・・・監督の力量は凄いと思う。3分の歌を聴いて2時間の映画を製作したような感じ・・・と言えるかもしれない。

 

原作も映像もどちらも素晴らしい・・と言える作品は羨ましい。作家にとっては一生の財産であろう。映像化に関わったスタッフも誇らしいに違いない。僕も生まれ変わったら、そんな仕事をしてみたい・・・かな?

 

色んな楽しみを享受できる現代・・・まだまだ、『お楽しみはこれからだ・・・』 と、人生を楽しむ準備を、これからも僕は続けたいと思う。

 

読んでくれてどうもありがとう

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コメント

コメント一覧

こんにちは。いつも楽しみに読ませていただいています。
映画と原作との関わりかたは、ほぼご一緒だと感じました。あと、本当はこれは邪道だと思うのですが、時にものすごく原作が難解であるとき、映画に教科書ガイド?的な役を期待してしまうことがあります。”薔薇の名前”という映画とその原作は手にされておいででしょうか…。以前、映画を見て、原作を手にし、でもあまりに原作は難解で、とりあえず最後までページはめくったものの、本棚のオブジェになってしまっていて、いつかはあれに再挑戦…と、登攀を途中で断念した山を見上げるような気分で眺めています。
”聖杯の暗号”を読んだときに、一番に思い浮かんだのがこの作品だったので、あれ以来、ずっと一番近い本棚…までには持ってきているのですが。…今日のお話を拝読し、花粉の季節が過ぎたらトライしてみたい…と思いました。
「色戒」は、インファナルアフェアで大好きだった俳優さんが出ているということでもあり、気になってしかたないのですが、それもあってまた一歩も二歩も…前にでる勇気がないままです。
でも感想を拝読して、ほっとしています。原作との差異もとても興味深かったです。貴重なお話を読ませていただいた気分です。ありがとうございました。

@@便乗コメント失礼します  by murajun@@
【薔薇の名前】は知りませんでしたが、面白そうだったので早速DVDを注文しました。原作は少々高かったし、先に原作を読むと簡略化に腹が立つ・・というバチスタ風コメントがありましたので後日再考します。
なお、トニーレオン様の股間の金@もアレも無修正版にはクッキリですが、日本ではぼかされてますのでガッカリかもしれません。でも、著明俳優が・・・勇気ありますね。
written by ぴょん / 2008.02.28 10:00

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