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2008.02.29 22:14 |  開業 / 病院経営  |  新型インフルエンザ  |  murajun  | 推薦数 : 2

インフル三題

久々に新型インフルエンザの話題を・・・

全国的にインフルエンザはピークを過ぎて下火になったとか・・・ 確かに殆ど流行りませんですね、今年は。それはそれで平和な日々でヨロシイんですが、僕の子供がインフルになっちゃいました。

予防接種は毎年二回やってるんですが・・・かかるときはかかります。で、10代ですが・・・タミフルご処方頂きました。今年もまだタミフルは原則禁止の通達が残っているのでしょうが、現場はドンドン動きます。受験シーズンともあって、世間では子供たちへのタミフルを希望するご家族が多く、周囲の多くの医師がご希望に添うような処方をしているようです。厚労省は早く「解禁」を正式に発表してもらいたいですが・・・怖気づいてますからね、現場へ責任を押し付けてます。

 

ご高名な厚労省の原課長と同窓のWHOの尾身さんが、「発生国で封じ込めに失敗するとパンデミックは不可避である」とする講演を国会議員にしたようです。「鳥インフルエンザ直近情報」の小樽保健所長が記載提言した内容と同じで、致死率の低下が一つの目安・・・とされてます。五分が目安ではなくて・・・3%が目安とか・・・僕は10%くらいが目安かと思ってますが、ご高名な原課長はどのようにお考えでしょうか?

 

ちなみに、ご高名な原課長は豊富な臨床経験を元に「三時間待ちで三分診療が不評だから 五分だよ・・」と言う意見のようですが、最近の忙しい現場では、「三分しか診れないけど、待ち時間を20分以内に努力しますね・・」というスタイルでしたが・・・何を言っても現場知らずには聴こえないでしょうね。

 

最後に、今日も中国人が来院しました。インフルでした・・・。

言葉があまり通じませんが、「誰か中国に最近帰国してないか? 発熱した中国人と最近接触は無かったか? 家でニワトリを飼っていないか? 故郷から何か郵送されてこなかったか?」などなどを カルテに絵を描き、身振り手振りで問診しました。彼の地では鳥インフルで今年も解かってるだけで既に4人程死んでますからね・・・

これだけの問診をしますと、30分はかかりましたよ・・・ これで520円、安くありませんか? 最前線で食い止める開業医・・・怒らせちゃって良いんですか?

 

子供のインフルがもしも「新型」だったら・・・・・ クリニックを閉めて僕は子供の治療に専念し、家内や他の家族への感染阻止と治療に寝食を忘れて頑張るに違いない。医師も人間で、開業医にも家族はあって病気もするし、インフルにもかかる。「新型インフル」の際には、原課長の顔を思い浮かべながら・・・ ブルブルブル・・・

 

あんまり変なこと書くと、厚労省に「ブログ監視」されて三浦容疑者みたいに「逮捕」されかねないので、今後は少々自重しようかな?って考えている今日この頃・・・ みなさん、逮捕には気をつけましょうね~

 

読んでくれてどうもありがとう

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2008.02.29 16:14 |  開業 / 病院経営  |  murajun  | 推薦数 : 1

無診療処方の例外?

自宅から病院に来れなくなったヨボヨボの老人とかにとって、家族が薬を取りに来ても厳しくつき返して内服無しで「お大事に~」というのも心苦しい限りであるが、原課長の意向とあれば仕方ない。

『処方してくれなかったので死んだ・・』との文句は禁句と願おう。

 

さて、これは例外か・・・?

最近は医師も簡単に逮捕されてしまうが・・・

 

定期受診中の患者さんが時おり逮捕拘留されてしまう。そんな時に、警察から制服も着ないで、ヤクザかと見まがう風体(失礼)の刑事さんが突然「受付」に現れて・・・「容疑者@@がオタクから貰ってた薬をスグに出して~」と言うことがある。

え~?っと、一応驚いたふりして当該患者の「カルテ」を見直すと、たった数日前に28日処方しているので充分に持っているはずだが、「本人の手持ちの薬は飲ませられないので、新しい薬を刑事が持っていく・・」という決まりらしい。

『本人が来ないと当院では無診療処方はダメです・・』と言っても恐らくキット無駄なので、恐そうな顔の警察官の眼の前で『ハイ、お薬です・・』と渡したら・・・

「お前を無診療処方違反で逮捕する・・」といわれてしまいました。

恐ろしい世の中になりました・・・

 

読んでくれてどうもありがとう

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あ~あ、残念・・・

フジTVは【鹿男・・・】で素晴らしいドラマ化の能力を発揮したかと思ったら、【一瞬の風になれ】で完全に失敗してしまった・・・ やめときゃよかったのに・・・

 

 

100mx4の男子リレー、しかもインターハイでの入賞を狙うチームの映像化に際し、軽~いミーハー役者でOKと本気でフジTVは考えたのか? 【一瞬の風・・】は、読んでいると本当にインターハイレベルの選手に成長していく様が活き活きと描かれていて、目の前に「風の様に走り抜ける高校生たち」が浮かんできて感動する・・・そういった原作だった。

前にも書いたが、紛れもない名作であり、僕は子供たちにも読むことを奨めた。しかし・・・情けない映像だった。

 

本当にスポーツドラマで感動を与えたければ、競技する姿が出来るだけ本物に近いほうが望ましい。不可能であれば、スタントを使っても本物の「強さや速さや美しさ」などを表現しないと論外だと思う。

特に短距離走は、誰が見ても誤魔化しようがないのである。速いか遅いか・・・、陸上経験者か否か・・、全力疾走しているか否か・・・などは簡単にわかってしまう。速い選手の短距離走は美しいが、このドラマの出演者の走りは・・・全然美しくないし、イライラするほど遅いのがすぐ判る。

 

やはり原作が素晴らしい場合には映像化は慎重にお願いしたいものだ。特に身体一つ、何も誤魔化しようが無い400mリレー競技の映像化には特別の配慮と工夫が必要だったと思うが・・・著者の佐藤さん、いかが感じました? 後悔してませんか、許可したことを・・・

 

読んでくれてどうもありがとう

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2008.02.28 20:14 |  開業 / 病院経営  |  世界の車窓から  |  murajun  | 推薦数 : 0

スウェーデンの車窓から

スウェーデンと聞くと、直ぐに「フリーセックス」しか思い浮かばない浮かれ中年医師にとって、冬のスカンジナビア半島の鉄道の旅は興味津々である・・・何の関係も無い?

今日の逃避行は、【世界の車窓から DVD スウェーデン・ノルウエー編】です。と言っても、何故か出発はデンマークのコペンハーゲン。2000年にスウェーデンとを繋ぐ長い鉄道橋が出来ていたことは全く知らなかった。

 

で、何の脈絡も無いが・・・お約束の「今日の写真」は、武田鉄矢主演の【ヨーロッパ特急】・・ 名作なのだが、不思議?とDVDが出ない。僕の「レーザーディスク」は再生機械が・・・ でも【ローマの休日】みたいでなかなか良い映画だった。

 

 

話を戻そう・・・

スウェーデンに渡って最初の街が「マルメ」・・・「マルメ」と聞くと、直ぐに「診療報酬削減政策」しか思い浮かばない悲しき中年医師にとって、マルメが昔デンマーク領だったことは興味津々という程ではないが、ストックホルムの「ホルム」が島を意味し、12の島々が巧みに繋がれて美しい首都を形作っていることは興味深い。

しかも、結構北にあって、むかし憧れの女医さんが留学していた「ヨーテボリ」から更に数時間も特急列車でかかってしまうなんて、冬の車窓を見ていると「もうこの先には人は住んでいないんじゃないの?」と錯覚を起しそうだった。朝の8時過ぎに夜が明け、午後の3時には日没となって長い夜を過ごすことになるならば、何となく「スローセックス」がお似合いな健康的な国なのかもしれない・・・やっぱり中年の妄想、お疲れです。

 

残念ながら、僕はスカンジナビア半島には行ったことがない。これからも行けるかどうかも判らない。寒いところは少々苦手・・・しかし、雪を蹴散らし半日をかけて北極圏の街、ノルウエー側のナルビクへと向う列車が逞しく感じる。すれ違うとしばしのホワイトアウト。トナカイが線路に立っていれば、恐らく トナカイアウト・・・

幾ら車内が暖かでも、昼間乗っても夜行列車みたいで、なかなか一人旅にはきつそうだし、僕の流暢な英語がバイキングの子孫?に上手に伝わるかも判らないし、恐らく東洋のメタボ中年が「フリーセックス」などは期待する方がバカだろうし・・・ 

その昔、クロマニョン人が暮していたころは、フランス全土がツンドラみたいな気候だったと思うが、ラップ人たちはその頃も北極圏に住んでいたのだろうか? まさか・・であろう。

 

そんな移動生活を人間がしていた頃には高~い「税金」なんて無かったに違いない。昨日、法人の予定納税を半期分払ったが・・・来期は納税額を減らそうと思う。ギリギリ赤字でも僕は構わないが、市長さんには叱られそうだ。

ただ、ユックリ暮らし、ノンビリ仕事をすれば当然ながら納税額も減ってくるであろう。アクセク働いて沢山納税しても世間の「儲け過ぎ」の批判を浴びるだけ・・・ じゃあ、儲けないようにして納税しないようにすれば解決・・という算段である。でも、ちょっと逃げてるみたいで悲しい。

 

話が、「フリーセックス」・・いや、「スカンジナビア」から相当飛んでしまったが、ノンビリした生活を心掛けるために、患者数を減らしていこうとチョット決意して、処方日数を軒並み延長している。職員は僕の異変に気付いたと思うが、皆さんの給与が減らないように工夫しますのでご心配なく・・・

でも、調剤薬局の職員さんには少々悪影響が出るかもしれません。お互いノンビリ・・・命を大切に暮していきましょう。

 

読んでくれてどうもありがとう 

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2008.02.27 23:59 |  映画 / 音楽 / 読書  |  murajun  | 推薦数 : 1

小説と映像化

小説と映画、あるいはドラマ映像の両方を好む人は多かろう。しかしながら、気に入った小説の映画は絶対に観ない・・とか、感激した映画やドラマの原作は絶対に読まない・・という人も案外と多いものだ。

僕の場合には、気に入った小説の映画化はあまり観ない方だろう。特に長編小説の映画化には常に不安が付きまとう。逆に映画の原作は時間さえ許せば読んでみたいと思うほうだ。

そして映画化の場合には色々なパターンも存在する。最近ブログでご紹介した作品に関しても同じである。

 

1)原作より映像化が少し詳しい場合・・・【鹿男あをによし】

2)原作が詳しく、映画は極端に簡潔の場合・・・【チームバチスタの栄光】

3)原作より映画が少し短い場合・・・【象の背中】

4)原作と映画が解離しすぎの場合・・・色々あるでしょう

 

5)その他に、原作をベースにしているものの映像化が格段に想像を拡げている作品も少なくない。

6)ちなみに、映画の脚本が先で小説化が後だと「ノンブックス」という<形は本だが本ではない>ものに分類される。

 

先日、純真な僕が絶賛した映画【色 戒】の原作は、文庫本で僅かに43ページの分量にしか過ぎない短編小説だ。対する映画の方は長く、150分を超える。正直なところ映画を観るより小説を読了する方が早いくらいだ。まさに 5) のパターンの小説と映画だった。

僕の場合には、詳しい方を好む傾向が少しあるようだ。

 

今回の【ラストコーション】の映画化には正直なところ、僕は相当驚いている。僕が先入観で期待した性愛のシーンなんて・・・・・原作には皆無だ。原作だけ読んで映画出演を承諾したとしたら女優は後から相当に肝を潰したに違いない。

 

占領下の上海の状況や抗日作戦も少ない表現だった。それなのに、ここまでイメージを大きく拡げて素晴らしく完成した作品を見せてもらえるなんて・・・監督の力量は凄いと思う。3分の歌を聴いて2時間の映画を製作したような感じ・・・と言えるかもしれない。

 

原作も映像もどちらも素晴らしい・・と言える作品は羨ましい。作家にとっては一生の財産であろう。映像化に関わったスタッフも誇らしいに違いない。僕も生まれ変わったら、そんな仕事をしてみたい・・・かな?

 

色んな楽しみを享受できる現代・・・まだまだ、『お楽しみはこれからだ・・・』 と、人生を楽しむ準備を、これからも僕は続けたいと思う。

 

読んでくれてどうもありがとう

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国際ナントカ大学とやらで学者と勘違いしていそうな官僚上がりの八代某とかが勤務医と開業医の仲違い政策をヤクザみたいに推進する政府関連委員会の裏議事録が再び曝露されても一向に恥ずかしげも無く名ばかりの教授とか出鱈目委員とかを続けることが出来る神経の図太さというか鈍感さというか平和ボケの日本の世紀末的な愚策には一種驚きをもって接している今日この頃である、ふ~~句読点を入れて欲しい。

 

「労@ジャー*ル」という微妙に怪しげな雑誌が送られてきた。「労働」ではないが、労働政策関連の小冊子。一度目は開けてみたが、無視してゴミ箱へ・・二度目も勝手に送られてきたが、資料請求したり注文した覚えも全く無い。しかし、宛先の隅には「整理番号」という名の送付管理番号が書かれ、「送付中止ご希望の方は整理番号をメールか電話などで知らせてください。送付中止の手続きを取らさせて頂きます。」という何とも怪しげな連絡方法が記載されていた。

プンプン匂うのでネットで検索すると、「架空請求サイト」に名前があった。かつて被害にあった人が経験談を書いていた。勝手に数冊送ったあとで高額の請求書を送りつけ、無視すればいいのに勘違いして一度払い込むと申し込み完了となり、次年度も自動継続になるらしい仕組みの雑誌のようだ。

当然不快なので、封筒に「受け取り拒否」と朱書し、「差出人に返送」を郵便局に依頼した。二度と送ってこないで欲しい。

 

それはそれで一件落着だろうが、労務とか労政とか労働とかの厚労省関連の案件は非常に厄介である。これも厚労省だが、病院勤務医の労働問題も厚労省・・・ギャップが大きい。

開業医になる前は八代某に言われるまでも無く、医師全員が勤務医として苦労している。労働基準法など無関係、有給休暇とか退職金とかも無関係、時間外手当なども無関係・・・そうして永年苦労して苦労して・・・その後で皆開業医を始めている。

 

ところが開業医の立場になると、勤務する職員の労務問題は例外なく厳しく法令順守が求められる。

 

今日は当院の三六協定の年一回の更新日、労働者代表と書面にサインを交わして労基署への提出を行った。

就労規則も同様・・・職員代表のサインを貰い労基署へ提出した後は職員の求めに従って閲覧を許可すべきものとされる。他にも必要な書類は幾つか有るが、これらを勤務医時代には医師の皆さんは熟読したことがあるだろうか? 僕は一度も眼にした事も無かった。

開業医になると職員のために・・・と詳細な就労規則を決めるが、勤務医は自分らの就労に関する大事な規則の内容を全く知らずに、あまりにも相手の都合通りにボランティア労働をしすぎてはいないだろうか?

 

もっとも、最近の研修医は月額20~50万円程度を平気でもらえるようで、月額27500円で半住み込みの僕の時代とは大違いのようだが、それでも奴隷の様に働かされるばかりでは能がない。開業医となれば、労働者の権利を守ってあげる義務が色々と厳しく要求される立場になるのだから、せめて勤務医時代には当然の権利を要求して、医師の労働環境向上を求めるのが当然ではないかと感じる。

 

勤務医 vs 開業医という八代某のアンポンタン策に乗ってはいけない。判ってますよね・・・ もう騙されませんよね・・・

 

読んでくれてどうもありがとう

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2008.02.26 01:14 |  開業 / 病院経営  |  murajun  | 推薦数 : 2

完全制覇 達成?

最近の僕はボヤキ専門で、政治や行政やマスコミなどへ文句ばっかり言っていますが、正直なところ無党派です。任せたくなる政治組織や党派が不在・・というのが正確な表現ですが、とにかく特定の政党や政治家と深い関係になる事が好きではありません。

それが良いのか悪いのか? チョッとした傾向が見られます。患者を肩書きや役職で差別しない・・のが当院のモットーですので、逆に肩書きのある人が気兼ねなく来院し易いようです。

 

開業して10年目、今は合併して郡町から市になりましたが、①開業時の町長さん・②次代町長さん・③前市長さん・④現市長さん・⑤次期市長有力候補さん・⑥開業時の市長さんが通院されています。いわば首長の完全制覇ですが、問題は呉越同舟です。

①は死去されてますが、②と④は今も対立関係で、③を④が破り、⑤が④に来年挑戦します(が、④は知りません)。③と⑥は一応引退されています。しかし、狭い待合ロビー・・・ニアミスが恐いです。僕は各自の健康面のアキレス腱を知り過ぎですが、あくまでも政治的には中立中立・・・

 

田舎の開業医としては、中立を保つのは結構難しいのですが、下手に選挙の応援を頼まれてもイヤなので、徹底して中立がベストと感じています。下手に対立候補の個人情報を教えろと頼まれても、僕が口を滑らせてもいけませんからね。

 

でも、職員も不思議がってますが、市内に30箇所くらいは内科診療所や病院がありますが、なぜ首長さんたちは市役所からは遠い当院にワザワザ来院されるんでしょう? 僕がヨッポド名医の誉れ高いのでしょうか? スタッフの僕を見る視線が変わります。 

僕は首長に対しても特段の配慮はしないのですが、さすがに職員達は緊張しながら対応しているようです・・・しかたないですね。

 

でも、忙しすぎて「時間が無いので今日は薬だけくれ~ 5分以内で~」という風には決して言わないでくださいね、歴代の首長さん。

 

読んでくれてどうもありがとう

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2008.02.25 22:14 |  恋愛 / 結婚  |  murajun  | 推薦数 : 1

色 (欺 恋 悔 犠) 戒

2007年のヴェネツィア国際映画祭グランプリ【金獅子賞】受賞作品である【色 戒】(LUST CAUTION)を観てきた・・・

ちょっと個人的な先入観が強すぎて、入る前からドキドキ・・・ 窓口の前に並ぶカップル達の卑猥な寄り添い方にドキドキ・・・ 女性だけの客や中年カップル・・・ そして白髪交じりの怪しい行動をする中年医師が一人・・・

 

診療所向けの院内感染対策研修会に出席後、市内でただ一箇所しか上映されていない【ラストコーション】を観るべく秘めやかに映画館に向った。家内には内緒・・・子供にも当然内緒・・・

 

始まった・・・ 1942年の上海 なんとも期待させる映像、そして時代背景。マージャン卓を囲む女性たちの中に若く美しい「アノ女性」が映し出されていた。

 

ご存知の方も多かろう。過激ともいえる性愛のシーンで有名な映画だ。しかし、それだけで金獅子賞受賞は無理なはず・・・ 僕はこの女優が今から繰り広げる状況を想像して過呼吸症候群になりかかっていた。生唾を飲み込む音を後ろの若いカップルに聴かれたら困る・・・ だが、なかなか始まらない。

 

そうこうしているうちに、この映画の持つ本来の魅力にグイグイ引き込まれていく自分に気付いた。なんか凄い映像・・・性愛のシーンへの期待などとうに失せて1939年の香港と1942年の上海へタイムスリップする。なんとも不思議・・・抗日運動の味方であるべきか? 敵は日本軍傀儡政権のスパイのボスの味方であるべきか? 美しき女性「王」と、彼女を穢し惹かれる冷徹な「易」・・・ 日本人の僕の心は定まらない・・・

 

そして始まった・・・ 愛と性と恋の「闘いのようなセックス」の日々。僕は易と同じく彼女の魅力に惹かれて行く・・・ 

期待した以上の迫真の性愛のシーン。大袈裟なボカシがなんともイヤらしい・・本物疑惑が起こるはずだが、真実は・・・無修正DVDの発売を待つことにしよう。あの腋毛・・・チャイナ服からのはみ出しはエロ過ぎる。

 

しかし、彼女の演技や監督の技量などは掛け値なしに素晴らしい。あの無修正の激しい性愛のシーンは最後の悲しい別れへの欠くべからざる過程であり、過度のボカシはR-18なのに残念だった。表情の一つ一つが1942年の上海の姿を上手く表現していたのではないか?

こんな美しい女性があんな裸体と性愛の表現をスクリーンで見せるなんて・・・ 心乱される中年医師。

 

僕は色々映画を観てきた方だと思うが、この【色 戒】という映画は文句なしに素晴らしい。是非皆さんにもお奨めしたいのであるが、男性も女性も一人で行くより愛する人と行かれた方がより素晴らしく感じるのではなかろうか?

しかし、鑑賞後に何が起こっても僕は責任を取らないのでアシカラズ・・・

 

色・欺・恋・悔・犠・戒・・・・ 色んな感情が巡る素敵な傑作映画である。

 

読んでくれてどうもありがとう

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2008.02.22 22:27 |  診療  |  新型インフルエンザ  |  murajun  | 推薦数 : 4

3500万円は高いのか?

市立泉佐野病院の麻酔科医師の一斉退職に伴う新規採用者に、最高?年収3500万円が提示されたそうです。その後数日が経過し応募者が殺到したか否か知るよしもありませんが、この病院の名前を聞いてチョット思い出しました・・・

 

この病院は関空に近く、全国にたったの三箇所しかない感染症1類の初期対応病院のようですね。新型インフルエンザは今のところ1類指定では有りませんが、エボラなどの最強感染症を扱う病院でしょう。他には成田の病院と、首都東京の国際医療センターで、特殊な病床数は全部あわせても10床も無いそうです・・・驚きでしょう?

 

そんな凄い病院ですから、麻酔科も新型インフルエンザ上陸時には先頭に立って管理をしていくのでありましょう。いわば、最前線の中の最前線・・・先陣として命をかける職場です。3500万円でも安いかもしれません。5000万円でもどうでしょうか? でも、こんな風に給与を公表しちゃダメですね・・・

 

中国では今年二人目の犠牲者です。12月以来3人目で、これまで19人の死亡が中国政府から公表されてますが、広範な地域からの発症で、限定的な地域ではありませんね。ちょっと広すぎます、中国は・・・

 

今日、医学雑誌を読んでたら驚いたことがあります。日本はタミフルの使用量世界一・・と皆が馬鹿にするほど大量に使用してますから、備蓄量も間違いなく世界一だろうと勝手に想像していましたが、通常使用量に換算して、人口の20%分・・・なんと昨年四月現在では世界で第25位らしいです。フランス・オーストラリア・スイスなどでは40~55%の備蓄量らしく寂しい限りです・・・ 大丈夫なんでしょうか? お金は道路用に余ってるはずですが・・・

 

先日は県の担当者方から、「あんたの地区には呼吸器何台あるの?」なんていう暢気な問い合わせが医師会に来ていたようです。難題です・・何台も無いでしょう。精々5~6台・・でも怒田舎では新型には対応不可能ですから~~

 

ま、命を張って戦う戦士には・・3500万円は決して高くは無いと思いますが、成田と関空の他に、中部と福岡空港が限定されましたね・・・ 名古屋と福岡の病院は何処が最前線になるんでしょう?

 

でも、SARS時の【トロントの悲劇】は以下の様にして起こったようです・・・皆さんにも同様に危険はあるのでしょう。

【流行地からの帰国者で呼吸器症状のある患者は、サーベイランスシステムか自己申告で即座に探知されて病院に移送されて、即座に対応されるはずだった。しかし、実際には、カナダの第一号患者は医療機関にて診断されることなく自宅で死亡した。その患者に接触して感染した家族は、何の前触れも無く病院の救急外来へと受診した。渡航歴は当然なく、SARSを疑いようもなかったその患者には通常の取り扱いがなされ、医療従事者へとSARSは伝播し、救急室の隣に寝ていた患者にも感染し、かくして、トロントの悲劇は起こったのである】

なんだか、福岡の検疫所をすり抜けて市内の病院に突然運ばれた小説「H5N1」と同じシナリオですね・・・

 

読んでくれてどうもありがとう

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2008.02.22 21:45 |  開業 / 病院経営  |  murajun  | 推薦数 : 1

久々に潜ってきました

m3内で皆様から「過労自殺しないで・・」と気遣って頂いています僕ですが、忙しい合間に時々旅行にも行っています。大体、3am~7am の間に出かけていますが、リフレッシュには最適です。

 

昨日も医師会の先輩に刺激されて久々に潜りに行って来ました。楽しかったですよ・・・

僕が潜りを趣味にしていたのは前にも書きましたが、今から30年近く前、20~25歳の頃でした。年がバレバレですね・・・

 

医師会の先輩とは初めてダイビングの話をしました。その先輩にそんな趣味があるとは知りませんでしたが、世界中の海を近く制覇しそうな勢いです。

その話を聞いてちょっと我が身が悲しくなりましたが、昨夜鬱憤を晴らしに行きました。

 

場所は、何処だったでしょう? カリブ海に行ったと思ったら沖縄に居たり、気がついたら最後はモルディブにまどろんでいたようです。先輩とは『いつかは紅海に行かないと後悔しますよね・・』とか話したのを覚えています。

 

そのモルディブ・・・随分とモダンにリゾート化していました。先の大津波でやれれちゃった島もあり、今後の温暖化による水没の危険性も囁かれていますので、何となく永遠を感じにくい島になってしまいましたが、白い砂浜でトップレスの美女を横目に盗み見ていると身も心も若返り、ムラムラとする身体の火照りを海に入って冷ますのが恥ずかしい今日この頃です・・・

 

でもどうして西洋の美女はトップレスが平気なんでしょう? 眼のやり場に困りますが、この島は昔からドイツ系の旅行者が多いようですね。ドイツの女性たちはサウナでも男女が裸で平気で同席しますが、僕なんか俊敏に反応しますので恥ずかしいのです・・・まだ充分に若い証拠でしょうね。

 

僕は「カタマラン」を借りて、フランス人の女性を誘ってセーリングを楽しみました。「ジュテーム」しかフランス語を知らない僕が操るヨットは小さな島々を縫うように海の上を滑ります・・・ ジュテーム・・・ カタマランの良い所は、真ん中のシートがベッドみたいに平らでフワフワなところでしょうか・・・ ジュテーム

 

島に戻って、彼女とは翌日の約束をして、午後からはドイツ人の女性と潜りに行きました。「イッヒリーベデッヒ」しかドイツ語を知らない僕がバディに選んだ彼女はイルカの様にしなやかな肢体を妖しげに翻します・・・ イッヒリーベデッヒ・・・ 僕は彼女の優美な裸身に身体のアチコチが硬直して、呼吸をするのを忘れて溺れそうになりました。その時、彼女が唇で僕の口を塞いでいたことは後になって気がつきました・・・ イッヒリーベデッヒ

 

島に戻って、彼女とは今宵のデートを約束して僕は再び本を手に浜辺に出ました。そこには、ハンモックに揺られる美しい女性。どうやら中国系のセレブのようです。どこかで映画で観た顔に似ています。マギーQでしょうか? 触ると強烈な蹴りが返ってくるか、灼熱に燃えるかイズレカの女性です・・・  「ウオーアイニー」しか中国語を知らない僕が・・・

 

そこで無残にも夜明けがやってきました。そこは日本の南の島でした。結局、どの美女とも一緒に朝を迎えることは出来ませんでした。それが心残りといえば心残りです・・・

 

でも、あの頃のモルジブ・・・まだ人も少なくて静かな天国でした・・・ 後悔しないように紅海ダイビングにも生きているうちに行ってみたい。ちょっとで良いから休みが欲しい・・・そうボヤく僕に先輩は「休みは自分で作らないと・・・ でも透析は無理かもね・・」と励ましとも取れぬ言葉をかけてくれました。

 

読んでくれてどうもありがとう

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