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厚労省による医療破壊が日本人の未来を壊してしまう悪夢が、この4月以降には現実のものとなろうとしているが、少しでも現場の人間として「どげんかせんといかん」という熱い気持も、まるでインポ親爺の息子の様に途中で悲しく萎えて行く・・・
そんな父親の辛い心中を察してか、娘と妻が「パパ、映画に行くよ」と言い出した。実は先週も僕らは映画に行ったのであるが、大変つまらなかったので記事にしなかった。
黙ってた先週の映画は【アース】という殺虫剤・・じゃなくて、渡辺謙ナレーションのBBC製作「地球環境を守ろう・・」という映画だった。何がつまらないかというと、何度か見たことあるBBCの映像を繰り返し見せられたことだ。恐らく、TV報道用に以前切り取って報道されたようだ。NHKのスペシャル番組でも「BBCの映像」を多用した番組作りをしているので、デジャヴ映像ばかりで、子供たちも呆れていた。
で、『暗いときは明るく行こう・・・』と言うことで、今回は【Mr Bean's Holiday】という映画に行くことになった。子供たちは「ビーン」については噂話しか知らないが、僕は昔から随分TVでは見ていたので「映画じゃなくてTVで良いんじゃない?」と一瞬思ったが、カンヌへTGVなどで旅行するらしいのでOKした。
先にも書いたが、【世界の車窓から DVD 第2巻】はフランス特集、マルセイユ~カンヌ~ニースは素敵な鉄道の旅が味わえる素晴らしいコースである。実際に今回の映画も、パリ北駅、リヨン駅、駅構内の有名レストラン「コルドンブルー」など色々出てくるし、TGVの停車駅に関連したドジ場面が色々趣向を凝らして楽しく見られる。鉄道ファンに奨めたい映画だ。今回はこの区間は自動車で旅しているが、世界一高い橋を通る様はフランスっぽくて感じ良い。
フランス語を全く解さない・・という設定がまた絶妙で、レストランの場面では、「生牡蠣」や「手長海老」のシーンで吐き出しそうになるほど腹を抱えて笑ってしまった。こんなに気持ちよく笑ったのは久しぶりだったが、子供も妻も同様に笑っていたので不思議と嬉しかった。
なぜか、頑なに「メルシー」とはいわず、「サンキュー」でもなく、「グラシアス」というビーン。そんな我が家も昨夜はスペイン料理店にて楽しく映画のことを家族で談笑・・ささやかな幸福。海老をくわえて親爺がビーンのマネをしたことは言うまでも無い。ただ、『やめてよ、パパ。恥ずかしい・・』と言われてしまったが・・
そこにいた日本語完璧、スペイン語ダメの ロシア人のウエイターが何ともカッコよくて娘と妻には大人気、パパの立場は・・・当然お財布係り。
ビーンの映画化は10年ぶりで、しかも最後らしいが、やはり「ビーン」氏も年取った感じがした。ビーンはどうしても英国の庶民派のイメージが強く、イギリス国内でしか似合わないという先入観を持っていた僕であるが、ロンドンからカンヌまでのドタバタ旅行に観客として付き合った感想は、・・・こんな風に何も心配せずに自由な時間を満喫できたらなあ・・という毎度の暗い感想だった。
日本の将来を考えると暗い話ばかりで、言いたいことが山の様にあっても自分で何にも行動しないのが辛いのであるが、いずれ借金を返し終わったら・・・是非とも再び人生を楽しんでやろう!!と思わせてくれた楽しい映画で、誘ってくれた子供と妻には秘かに感謝している今日この頃である・・・
読んでくれてどうもありがとう
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