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2007.12.14 18:14 |  診療  |  murajun  | 推薦数 : 2

銃を持つ患者

院内での患者やその家族や取り巻きによる医療関係者への威嚇や脅迫は間違いなく医療崩壊への引き金になる。武器を携行している場合はなおのことだが、昨今の日本人はナイフを隠し持っている若者が大手を振って学校や巷を闊歩しているのが野放し状態なので、今日のアカガマ先生の記事から飛ぶ記事のような院内恐喝事件が簡単に起こる。なんとも現代日本のモラル低下はおぞましい・・・

 

「引き金」でちょっと思い出したので「昔話」を書いておきたい・・・

その昔、僕が秘かに教授を目指して研究生活に重点をおいていた30代前半のある日、僕は研究用に必要な血液を採取するために、当時の教授を受診していた50代後半の患者さんに採血の協力を仰いだ。

 

400mlと少々多目の採血量で、平身低頭の若き前途有望なハンサムな心優しい医師(つまり僕ですが)、冷静に採血を終えました。患者さんも特段嫌な顔をせず、マッタリと世間話をしておりました。ところが・・・・

根っからの僕の親切な心が要らぬお節介をしてしまいました。採血は診察室で二人っきり(男性患者ですが)で行ったわけですが、診察ベッドに無造作に脱ぎ置かれていたジャケットを僕は綺麗に畳んで患者さんにお渡ししようと手に取りました。

そうしたら・・・やけに「重いもの」がジャケットのポケットに入っておりまして、とっさに支え持ったのですが、そこには黒光りする銃口が僕に向って飛び出していました・・・

 

当然ながら先程まで気軽な会話をしていた患者も僕も、急に気まずい雰囲気になりました。患者は僕にキツイ目を向けてきましたが、ユックリと手を伸ばして僕からジャケットと拳銃を受け取りました。僕の手は震えたりはしてませんでしたが、何を話していいか判らなくなって思わず危険な会話を口走ってしまいました・・・

『これが拳銃ですか? 僕は猟銃が家にあったので何度も持ったことがありますが、本物の拳銃を持ったのは初めてです。本物でしょ?コレ・・』

患者の鋭い目で見据えられ、どんな答えが帰ってきたかハッキリは聞き取れませんでしたが、直ぐに会話も途切れて患者はそそくさと診察室を出て帰っていきました。決して危害を加えそうな患者にも見えず、採血を協力してもらった直後でしたので僕の対応も曖昧でした。

 

採血道具などを片付けて診察室を出てこのことを同僚達に話すと、全員が血相を変えて僕を批判します。当然といえば当然です。

『お前は馬鹿か? 何てことしたり話したりしたんだ? 拳銃を隠して携行して院内に受診に来るなんて完璧に違法だ。どんな患者だった? さっさと警備員に通報しろ、ボケ・・』 といった強烈な批判でした。当然ですね、拳銃をポケットに入れて受診した患者をそのまま帰したのですから・・・

ま、僕自身が患者に拳銃を向けられたわけではないので恐怖感は全然無かったのですが、当時の僕は暢気なものでした。

昨今の医療現場の崩壊状況、モンスター患者や医療訴訟の嵐を見るにつけ、こんな事が将来の病院内で日常茶飯事に成るんでしょうか? 日本流のネチネチした影の脅迫も恐いですが、拳銃でズドン・・・というのも恐いですよね。

こんな美女なら殺されてもいいですが・・・

 

 

ただ、この話はアメリカ留学中の話ですので、実話ですがテキトーに聞き流してください。

 

読んでくれてどうもありがとう。

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2007.12.14 12:10 |  開業 / 病院経営  |  murajun  | 推薦数 : 5

楽になる開業医

海運会社の社長さんとか電気メーカーの会長さんとか、頭の構造がよっぽど凄そうで何考えてるか凡人の開業医にはわかりません。きっと「どげんかせんといかん」と苦心されたんでしょう・・・

朗報?が出てましたね。とっても僕なんか楽になりそうです。本当に楽になって 来年は千の風になってお空の上を飛んでるかもしれませんが、とにかくこの素敵な案が実行されればとっても楽になります。楽に死にたいとは希望してませんが・・・

 

政府の規制改革会議(議長・草刈隆郎日本郵船会長)がまとめた医療分野の規制緩和策の原案。最優先課題に医師不足対策を掲げ、医師の負担軽減のため看護師などが行える医療行為の範囲を広げる法改正を08年度中に実施することなどを盛り込んでいる。
答申は医師以外の医療従事者も医療行為ができるように医療関連法を改め、勤務医(だけ?)の負担を軽減するよう求めている。具体的には(1)看護師による感冒、便秘、不眠、高血圧、糖尿病などに対する検査、薬の処方(2)助産師による・・・(3)訪問看護における・・・などの解禁を挙げた。
「医療従事者の役割分担の見直し」については、政府の経済財政諮問会議も検討するよう求め、厚生労働省は年内に結論を出す。しかし、日本医師会が「責任の所在を明確にする必要がある」などと慎重姿勢を崩していないこともあり、具体案の検討はほとんど行われていない。その他の項目も同省などが強く抵抗している。2次答申は、こうした現状を踏まえ、規制緩和の流れを加速させる狙いがある。【大場伸也】
素敵です。ここでも日本医師会は抵抗勢力と言われてますが、一体開業医の未来はどうなるんでしょうか?と思わず想像を逞しくします。

感冒や高血圧、糖尿病などが看護師だけでOKだそうですから、メタボ全般もOKでしょうし、合併症の心臓病も当然OKでしょう。どこまでOKでしょうか? 感冒OKですから感冒関連、例えばウイルス性心筋炎や肺炎もOKでしょうね、多分。高血圧がOKなら高血圧性心臓病も腎機能障害もOK、糖尿病なら網膜症も腎障害もOKでしょう。

 

とっても薔薇色で素晴らしい、開業医の仕事は楽になります。任せて看護師さん達が責任持ってやってくれるなら、看護師さんだけで開業医の仕事がなくなっちゃいますね。ヒマで結構、不在じゃだめでしょうが、無診療投薬解禁・・・楽になります。

僕なんか何にもしなくても看護婦さんを沢山やっとって院内で遊んでおこうかな。だって、医師の仕事ないもん。全部看護師さんがやってくれるもん、開業医の仕事。全部監督責任があるんじゃ仕事は逆に増えるのでそんな馬鹿な委員たちじゃないでしょう・・・責任も看護師さん・・・素敵です。

 

そうか、レントゲンの照射ボタンを押すのも看護師さんじゃだめ? それくらいしか医師の僕の仕事が無いかもね。トイレ掃除やコピー係でもしとこうかな・・・

 

さすが、文系のお偉いさんの考える事は素敵です、素敵、愛してます・・・

 

でも、無能な委員会なんて無駄だと思うからトットと廃止してくれないかな? 自浄能力なんて無いんでしょうかね? 無駄ですね、無駄・・・

 

読んでくれてどうもありがとう。

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