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2007.11.30 19:14 |  開業 / 病院経営  |  murajun  | 推薦数 : 5

俺だって払ってるゾ~

やんごとなき 3系新聞社や巨珍新聞社のお偉いさん、これからも凡人には思いつかない良い記事をお願いしますね~。若い記者さんたちも先輩がたをきっと見てますよ~。せいぜい病気しないように頑張って下さいね~、私たち納税者のためにね~。

 

さてさて、心がチヂに乱れた11月も今日までですね。最後にちょっとだけ書きたいことが残っていました。たわいない事です、全く毒気はありません。12月は気分転換したいですね~

 

ず~っと気になっていたことですが、医師を(特に医療費が高い)と批判している人たちの多くが「忘れてる事があるんじゃないか?」と感じています。な~に、ただの小さな心配というか不安なんですが、時々マスコミが知ったかぶりして医師批判を繰り出してきますから、何となくm3参加の医療関係者には聞いておいてもらいたかっただけです。

 

忘れてるんじゃないか?と感じるのは・・・

【 医師も看護師も 医療関係者はみ~んな納税者で 健康保険料も納めている 】という事です。当たり前の話ですけどね・・・

 

そりゃ、論説副委員長も財政諮問委員さんも皆さん高額納税者で47等級の高額な健康保険料を納めてますよね。まさか、医師が健康保険料を納めてないとか思っていませんよね。いまだに医師優遇税制なんて信じてませんよね。当たり前ですが、ちゃ~んと健康保険料を納めているんです。

病気になって受診したら、医師も看護師も検査技師も製薬会社社員も検査会社社員も(ホトンドの場合)きちんと3割負担してるんです。医師の場合、お役人さんから「自分で簡単に安く治せるとしても 他院で診てもらわないと許さん」とか言われてますし、「自分とこの職員からも自己負担費用の全額を徴収せよ」とキツイお達しがきています。

 

新聞社のお偉いさん、自分とこの新聞読むのに「割引価格」とかないですか? まさかタダで読んでませんか? 観音お手洗いさんは、自社製品を社員価格で安く購入したりタダでデジカメやプリンターインクを使ったりしてませんか? 自動車屋会長さんは、自分とこの自動車に安く乗ってませんか? もしかしたらタダで乗ってますか?

 

僕も「健康保険料」をちゃんと払ってますよ~ 家内も、両親も高齢ですが、健康に働きながら扶養家族じゃなくて自分で沢山払ってますよ。税金も沢山払ってるようですよ。

開業してこの10年間に 家族全員で1000万円以上は健康保険料を払ってるでしょうが、「医療費」の方はそれほど使っていませんね。僕がこの10年間に保険証を使用して受診したのは多分2~3回(日)だけでしょう。5万円くらい使ったでしょうか? ちなみに僕の健康管理が良いためか、家内も子供たちもほとんど病気しません。でも沢山、多分お偉いさんと同じ以上に僕も健康保険料を払ってますし、納税額も論説副委員長より少々多いかもしれません。

 

でもですね・・・・「医療費が高すぎる」と医師に「文句」を言うつもりは全然無いんです。『自動車代が高すぎるから赤字で良いから価格をドンドン下げろ~』なんていう社長さんがいたら診てみたいですね。『安くするのは国民の声だ』とかいって破産しちゃいけません。でも、『地球温暖化を避けるために新聞紙を全廃しろ』というマスコミのお偉いさんが居ないのは不可思議ですね。どうなんでしょう?主筆さんや副委員長さんは、紙新聞をどう考えてますか?今度「論説」に【地球温暖化と新聞紙】というタイトルで名文をお願いしますね・・・

 

そりゃ、税金は高いですよ。健康保険料も高いですよ。多くの医師は健康には相当気を配って滅多に病気もしないし、タバコなんて吸おうとも思いませんし。医者ほど医療費を使わない職業グループは無いんじゃないですか? そりゃ、忙しいから受診できないだけかもしれませんが、そんだけ「病気にならないように気を使って」るんです。

 

でも国民全体の健康を守るにはお金がかかるんでしょ? 

そりゃ診療していて痛切に感じますよ。「もっと皆さん健康に気をつけて生活してください。タバコを吸わんで下さい。愚~たらな気持で生活習慣病にならんでください」って。でも誰だってパーフェクトじゃなくって病気にはなるんで、俺の納めた高い税金や健康保険料がこんな人たちに使われていくんだな~って知って、心の中じゃ「もう少しナントカならんか?」って凄く感じてるんです。そりゃ、医療費が上がって納める健康保険料や税金が上がるのはつらいですよ、イヤですよ、上がらん方が良いですよ。医師だって健康保険料払って病気にもなりますから、患者と同じ感覚です。

 

診療報酬が上がるということは自分達の納める健康保険料が上がるって判ってて、でも挙げなきゃ日本の医療崩壊は避けられないということも判ってるから医師は診療報酬を上げてほしいと主張してるんですよね。

 

でもですね、一般の人たちの声を聞いていて時々驚きます。

『先生達は全然病気しないね。でも良いですね、病気しても医療費かかんないんでしょ? こっちは健康保険料が高くなって大変ですよ・・・』 ?????

どうやら多くの人に【医師は健康保険料も払っておらず、病気になっても医療費がかからない】って勘違いしてる人が結構いるようですね・・・

医療機関も「社員価格」のお店や会社とでも同じと見えるんでしょうか?

 

12月になったらマスコミのお偉方の事を忘れて、気分転換しつつ記事を書いていこう・・・ これでアホの相手は最後とする。

 

読んでくれてどうもありがとう。

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2007.11.30 00:14 |  開業 / 病院経営  |  murajun  | 推薦数 : 6

対立の構図を誤るな

「日本医師会」vs「小松先生」の話題に関連して若い先生方に誤解があってはいけないと思い、もう一つだけ書いておきたい。

多くの勤務医の皆さんのブログには、「開業医」vs「勤務医」という対立の構図が見え隠れする。その根底には、「開業医」=「日本医師会」という通念があるのだろう。一部の勤務医の方の人気ブログには、「開業医と勤務医とは全く別の人種なんですよね」とか、「資本家である開業医 vs 労働者である勤務医」という表現がなされ、両者の「利害の対立構造」も通念となりつつあるかに感じて悲しくなった。

だが、そうなのだろうか?

資本家と労働者、経営者と勤務医との間に利害関係の対立が生じるという考えは否定しない。しかしながら、「大罪を犯した日本医師会」の大部分を構成する「一人医師開業医」は、勤務医と対立する資本家や経営者であるわけではない。自院の職員にとっては経営者であるが、勤務医との間に「資本家 vs 労働者」なる対立構造は本来成り立たない。

 

僕自身、3年余りの留学期間を除いても10年以上の勤務医生活を経験している。政治的には無党派であり自民党とも共産党とも組しない。そこで学んだ事は、「勤務医にとっての資本家は、その病院の経営母体である」ということだった。

県立病院なら病院長の他に県知事や議会、民間病院なら理事長や病院長、国家公務員共済組合立なら官僚組織・・・などという感じだ。ただし、大学病院の場合には「篤き師弟関係が医局先輩がた」と形成されてしまうので、トップたる教授を飛び越えて病院長や理事長などへの意見や要望が向いにくいし、特有の複雑なシステムが障害となってしまう。

 

昨今では、官僚の「開業医vs勤務医」の診療報酬の分配合戦に適当に乗せられて泥仕合をさせられつつあるが、勤務医たちにとって本来向うべき相手は自分の勤務する病院の経営陣のはずなのである。勤務医の先生方は、自分の病院内の医局会などで不満や要望をドンドン挙げて経営陣に適切な方法で繰り返し繰り返し要望していくことが肝腎であり基本ではあるまいか? 

その場合、必要とあらば労働基準監督署や新聞社などのマスコミを活用すれば効果的でよろしい。順法闘争という共産党的単語を使用するのは胸糞悪いが、若者の特権たる「正論」を繰り返し繰り返し述べ続ければよろしい。そうやって「適正な待遇」を勝ち取って行くための作戦が勤務医には早急に必要となるのではなかろうか?

勤務医は団結して早急に勤務医団体を作ることが肝要・・という意見には賛成であるが、向うべきは開業医とか日本医師会ではなく皆さんの働く「病院経営者」であるべきだ。給与が何処から支給されているか給与支払い明細書を見てみてはどうか? 国立病院なら官僚たちを相手に行動を起すべきであり、民間病院勤務であれば経営者や理事長へ行動を起すべきである。そういう意味での勤務医団結であれば、僕は小松先生や本田先生の呼びかけには大いに賛同したい。

 

「日本医師会」の問題に話をもどそう。

勤務医の先生方の矛先が向ってしまっている日本医師会であるが、そのA会員の90%は僕の様な「零細開業医」のはずである。そんな日本医師会の中で幹部になっている人たちは、朝から晩まで医師をしなくても良い人たちである。つまり、病院経営者だったり 後継者が戻ってきた安定経営の開業医であるはずである。でないと会合や陳情などはできっこない。良く見ると、政策の多くは零細開業医ではなく病院側に有利になってきている。

かつては頑張れば診療所が病院に出世できたが、現在では零細はずっと零細であるし病院に出世できない。しかし一部の病院はというと、情報や権力と接近して資本投下を図りつつ大病院グループへと成長を図ることがむしろ容易になった。中小はより零細に、大はより巨大に・・という構造が医療でも介護福祉でも出来上がりつつある。

 

日本医師会の大部分を占める零細開業医は大資本の前に完全に大人しくなってしまっているだけであり、勤務医との利害の対立など念頭にも無いはずである。本来であれば、零細開業医も頑張れば病院へと発展が容易になるような政策を日本医師会を通じて求めていく事が肝要であるはずなのに、「大名家のような病院経営者」と「旗本のような零細開業医」との間に身分の隔絶が生じてしまっているのではないか? 誤解を恐れずに言えば、最近開業した零細開業医の多くは日本医師会の中での「ワーキングプア」なのである。

周りを見渡したら簡単にわかると思うが、「開業医」といっても子供や妻や兄弟などに「勤務医」が沢山いるのが普通である。僕も義兄弟や親戚には何人もの「勤務医」がいる。ドウ考えても「勤務医とは利害関係が対立する」などという考えは浮かんでこない。

 

長くなってもボロが出るのでこの辺にしておくが、若い勤務医の先生方には、「対立の構図を誤らないで欲しい」と重ねてお願いしたい。

 

「敵は開業医にあり・・ではなく、敵は病院経営者だったり官僚だったり政策担当者」なのである。この政策担当者に与党議員がいたり、日本医師会の幹部の一部が纏わりついていることを決して否定はしない。

そして間も無く・・・・・、

オリックスを始めとした「本当の資本家達」が「労働者である全ての医療関係者達」から上前を撥ねようと虎視眈々とねらって主戦場である「経済財政諮問会議」に力点を集中してきている事を 全ての医師集団は注意しておく必要がある。

我々全ての医師たちは「対立の構図」を決して誤ってはいけないのであり、勤務医と開業医は連立していく事がこれから益々肝要だと言っておきたい。でないと、オリックスには簡単にひねられてしまうであろう・・・

 

読んでくれてどうもありがとう。

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あかがま先生とかDr Iのブログで先日より「日本医師会の大罪」なる記事が掲載されている。小松先生の意見表明を受けて賛同する医師達が先日より各所で記事を載せだしていたのは僕も気付いていたがジックリ読んだのは今日が初めてだ。

僕は大罪を犯している日本医師会の会員である。既に10年になるが、いまだに内部の事は何も知らないし興味もなかった。なにしろ自分のクリニックが非常に多忙であるために勤務医時代よりも自由な時間が無くて、いわゆる医師会活動なるものを行う暇も無い。医師会に行くのは殆どが講演会を聞きに行く時だけで、地域の健康診断や校医などをボランティア待遇で寸暇を惜しんでイヤイヤながらやるだけである。忘年会や新年会にも行かないし、重要な会議というのにも出くわした事はない。当然武見なんて落選しても驚かない。

 

しかしながら一応、「日本医師会の大罪」という記事に対しての会員開業医としての意見を述べておきたい。

 

僕には危険な印が見える。日本医師会は早晩急速に縮小していくだろう。医療崩壊や自民党崩壊がくる直前に日本医師会が最初に崩壊するだろうと肌で感じる。そのキッカケの一つとして、今回の小松先生が発した警告は充分な破壊力になるかと思う。日本医師会の勤務医が一斉に退会行動を起せば確実に医師会は変わる。変わることが日本の為になるか否かは判らないが、確実に変わると思う。

誤解して欲しくないが、僕は日本医師会が崩壊して欲しいとは全く思っていない。むしろ逆に勤務医も研究者も含めて大いに発展して欲しいのである。開業医の団体と勤務医の団体があることは反対はしないが、僕も勤務医時代が開業医期間より長かったし、子供たちが医師になれば一度は勤務医になるのは当然だ。勤務医を経験しない開業医は皆無である。勤務医の待遇が悪くなれば良いなどと考える開業医は多分いないと信じている。

 

僕は現在の日本医師会はひ弱すぎると思う。入ってみると良く判るが、小松先生や有力ネット医師の様な広範な知識を持ちつつ政策提言が出来る医師があまりにも少なすぎるのである。もしも数名の論客が地方医師会内部で発言すれば確実に老齢開業医連中は論破出来るのである。医師会幹部といえども、東大京大などを優秀な成績で卒業して開業している人は僅かしか居らず、多くは私大卒のボンボンである。医療政策をキチンと論争できるだけの知性と知識を持ち合わせている人がどれほどいるであろうか?

僕はいち早く小松先生の本を読んだ一人だ。新書の「医療の限界」の方を読めば小松先生が知性に溢れた医師であることが良く判る。文系の論客にも負けないし、総合科学である医療・医学を学んだ強みもある。他に何人もそんな医療の将来を憂う論客がいるに違いない。

そんな聡明な医師達が積極的に医師会内部で発言を始めたら現在の日本医師会なんて簡単に変わる。医師会に入っていない先生方にはわからないだろうが、医師会なんて本気で誰かが発言し出したら必ず一年で変わる。信じられませんか?

 

僕がこんな危険な事を発言しようと思ったのは、勤務医の先生方が日本医師会を誤解していると感じたからです。僕だって、今度の「第二次試案」には大いに反対です。

アカガマ先生の記事には「福岡県医師会が真っ先に反対した」という内容がありましたが、福岡県の横倉会長は日本医師会の竹嶋副会長(前福岡県会長)とは非常に深い関係にあるはずで僕には事情が全く理解できません。

 

医師会に入ってみると判りますが、生ぬるい温泉につかっているだけで誰もが非常に静かなんです。お公家さん体質なんでしょうね。元気な論客が現れたら絶対イチコロです。

開業医は雇ってる資本家だから、労働者である勤務医とは全く別の人種などとDr I 先生には言われてしまいましたが、それは恐らく誤解だと思います。確かに病院経営者はそうでしょうが、医師会員の90%を占めるであろう診療所の一人医師の場合には、社長ではあっても医師を雇うという意識は絶対に発生しません。資本家という考えも殆どの場合当てはまらず、収入の不安定な労働者の感覚ですよ。むしろ逃げ出せずに最後は私財で弁済すべき零細商店主の感覚ですよ。自分が診療しない限り収入を生まないという事は、どうみても労働者なんです、搾取できない。むしろスタッフ全員の生活を一人で背負うという意味では、特別過酷な労働者という感覚が近いと思います。

 

僕は日本医師会の崩壊は近い将来の「混合診療拡大」と共に訪れると思っています。今の医師会が平穏で波風が立たないのは多分「協定価格」だからでしょう。混合診療や自由診療が拡大して各医療機関の診療レベルの差が拡大していけば、仲良し倶楽部は成り立ちません。自動車や品物は別の商品を売るので業界団体が成り立ちますが、医療は同じものを売るのですから競争がもろに起こります。隣より診療レベルが上だとか下だとか・・・医師会の同業者団体は成り立たず存在価値は無くなります。

そこが日本医師会の崩壊のタイミングと見ていますが、それが自民党の崩壊と共に来そうだと現在の幹部が考えたのかもしれません。自民党を助けよう・・と。もっとも、医療崩壊と医師会崩壊のどちらが先にくるかも判りませんが、僕としては医師会崩壊は目前だとしても日本の医療崩壊は是非とも避けたいところです。でも医師会崩壊が来れば当分の間は医療界の大混乱の時期が続くでしょう。アメリカには日本の様な開業医は非常に少ないと思います。ですから、クリニックは将来的には凄く変容するはずです。僕は5年以内と見ています。

その大混乱の時期に恐らく「新型インフルエンザ N5H1」がやってくるだろうと思います。そのときに日本の医療環境はお粗末極まりなく変容していて、命を賭して国民を守るという気概の医師は相当減少していると思います。すると日本社会は政治も経済も医療も衰退し、その衰退に乗じて中国が侵攻してくると推測します。

 

じゃあ お前は何故内部から医師会を変えようとしないのだ?と疑問をもたれるかと思います。発言して変えるのが簡単ならサッサと変えろと言われるでしょう。それには理由があります。

 

理由はなんと「借金」なんですね。

開業医は非常に儲けていると責められますが、代々無借金で続けている開業医は別にして多くの若い開業医は多額の借金に苦しんでいます。既に10年、馬車馬の様に勤務医時代以上に働いていますが、まだまだ膨大な借金を抱えています。死ねば生命保険で返済可能ですが、生きている限りなかなか完済が厳しいのが最近の実情です。

僕も借金さえなければガンガン発言して地元医師会を変えてみせますが、下手に動いて悪評でも流されて借金を抱えて倒産したら、自殺以外に返済がまず不可能です。ですから「協定価格」である間は発言してる暇も意義も無いのです。

 

どうか借金を抱えていない勤務医の論客の皆さん方が各地方医師会の中でガンガン発言を始めてください。競争相手ではないので風評被害も気にしなくて良いでしょう。将来的にそこで開業しないなら医師会なんて全く恐くはありませんよ。60歳以下の開業医ならきっと理解して賛同してくれるはずです。勤務医の皆さん、内部から積極的に発言を開始してください。

 

読んでくれてどうもありがとう。

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2007.11.28 16:14 |  開業 / 病院経営  |  murajun  | 推薦数 : 6

俺が論説福委員長だ

久々に驚きました。東京日和さんの28日の記事に載ってましたが、これは極度にヒドイ低レベルの記事ですね・・・呆れてモノも言えないですが、某新聞社の論説福委員長さんは「治療が必要なレベルの重病」にかかってるようですから、少しばかり良き納税者と情報を共有し、一部の新聞社に巣食う一部の勉強不足の副論説委員とやらに一言だけでも「納税者」として言っておきたいと思います。

まず、「治療後の記事」を読んでみてください。どこぞのバカタレ浣腸(官僚?)の意見を水様便の様に垂れ流しするオリジナル記事は多分そのへんに転がってます・・・

 

診療報酬をめぐり日本医師会と財務省(を裏で操る経団連とマスコミ連合)がバトルを展開している。倫理無き引き下げを目指す財務省に対し、医師会の主張は大幅な引き上げだ。
理屈は「地域医療を支える」「国民の安心を守る」「医療の質を確保する」の3つ。まあ、政治家に求めても無理な立派な理屈ではある。これを金額換算すると、税、保険料などでたった約2兆円の国民負担増で済むから、道路や特殊法人を作るより安上がりだ。むしろ財務官僚の天下りこそ放ってはおけない。

確かに医師会が言うように、一部地方や産婦人科などで深刻な医師不足が存在する。医師会の主張はその原因を先進国に比べて医療費が少ないとか、近年の2回の診療報酬引き下げに求めている。だが本当は3回、既に8年近く下がり続けているのだが国民には隠しておこう。

保険料や税で負担している公的医療費は、
GDP国内総生産)比で経済協力開発機構(OECD)の平均を上回っているように資料をこねくり回して誤魔化したが、あっさりと医師にばれてしまった。医師数も毎年、3500~4000人も増えていると言われるが、その実数なんて厚労省も知らないらしい。確かに、眼科や美容整形などは大幅に増えていることだろう。マスコミ関係者も美容整形には大変世話になってるが、整形がバレルと顰蹙を買うので黙っておきたい。
 

診療報酬は(政府とその擁護者のマスコミが行った悪政の結果生み出してしまった)ワーキングプアには確かに安くない。公務員に適用される人事院勧告や物価と比較して、まだ下げ幅に大きな乖離(かいり)がある・・と言いたかったが最近上がりつつあるので早くしないと誤魔化しが利かない。つまり、ドウ考えても正論では下げ過ぎなのだ。医師会は公務員との比較を筋違いとするが、経団連の意向なのでバレバレでも詭弁を駆使するしかない。

医師はバカだと言い続ければかつては国民への洗脳方法として通用したが、ネットの普及で新聞記者のバカさ加減ばかりが目立つようになった。官僚や国会議員の化けの皮も理系エリート達に剥がれつつあるのが焦りの原因だ。文系が理系を支配する構造が危機に瀕している。

「税金が投入されているという事実認識が医師には希薄なのではないか・・・」と言ってはみたが、医師達のほうが税金を沢山納めている事を多くの新聞記者も認識していないようだ。看護師もその他の医療関係者も立派な納税者なのだが、この事実を私の新聞社の記者は私が知らないくらいだから多分知らないだろう。情けない新聞社があることはそっとしていて欲しい。

医療費の財源は保険料が半分だが、国、地方を合わせた税負担が諸外国に恥ずかしくていえないほど低いたったの36%、残りが患者の自己負担である。この自己負担分が諸外国と比較して突出して大きいので国民が苦しめられていると感じるわけだ。

では、その使い道はどうかというと、半分は看護師や検査技師、事務員、薬剤師、清掃作業員、警備員、運転手、医師、給食担当者などの人件費、つまり診療報酬なのだ・・・と言いつつ私は自分で理解不能に陥っている。公務員ほどではないが、世の中のほとんどの人に税金が投入されている。その中で医師は貰う税金より払う税金が多い数少ない職業かもしれない。「医師を公費で養っている」と言いたかったが、納税額の比較では医師の方が多そうだ。でもバブリーなテレビ局社員なら勝つかもしれないが、これは国民には秘密である。

不思議なのは、「医師数、診療報酬とも十分なのに、なぜ地方や産婦人科、小児科の医師不足、そして勤務医の激務が問題になるのか」を全く理解していないマスコミ関係者の存在だ。もっとも自分が一番理解していないので、お上から拝受した有難い御用記事を今日は手抜きして下痢の様に垂れ流すことにした。

「財政制度等審議会の建議が、これにひとつの解を示している。医局制度の問題や開業医を厚遇する診療報酬体系である。」とは言っては見たが、知れば知るほど恥ずかしい誤用をしているかもしれないとの自責の念が湧き始めた。

有難き「建議」とやらは言う。
診療報酬が引き下げられても開業医の利益は増えており、年収は勤務医の1.8倍だ。どうして彼奴らは(国立病院でも無理なのに民間のクセして)これで黒字に出来るのか? 

なのに従業時間は労働基準法を守らず多すぎて、休日・時間外診療をしてないと不当な批判まで浴びせられ、週休1日なのに 何故か2.5日制だと嘘まで言われるしまつである。一体どこに週休3日のクリニックが沢山あるんだろう?・・・全く恥ずかしい程の事実認識の欠如だが、故意なのかバカだからかは一応建前上は不詳である。多分、故意だと思うが大きな声では言えない。

かつては深夜まで往診したし、尊敬の念を感じればこそ必死に治療をしてきたが、いまや患者からの尊敬はないに等しい。それでいて、深夜も診ろとか土下座しろとか安い再診料などこの程度
診療報酬点数では医師の意欲もなくなろう。こうした忍耐を悲劇と言わずして何と言おう。

これでは都市部の開業医になる医師が増えるはずだ。若い女性が選ぶ結婚相手の人気職業で、IT(情報技術)成り金と肩を並べるまでに激しく落ちてきたのもうなずける。だが、納税者はこんないびつな状態を放置して、さらに2兆円も負担するほどお人よしではあるまい。しかし、医師も多くの納税をしていることは黙っておきたい。

大企業の役員報酬や官僚天下りを大幅に減らし、不足する分野に重点配分すれば、指摘されている問題の多くは解決に向かうのではないか。それは税や保険料の負担軽減にもつながる。なのに、その配分を決める国会議員は何をしているのか。今回の改定の議論でも医師の代表を議論にも参加させずに産業界主導で医療問題を決めるつもりだという。日本の未来像の議論もさっぱりだ。

つまり、議論は金儲け産業村の中だけで進み、肝心の医師などの納税者が蚊帳の外に置かれている。ここは医師や看護師や事務や検査技師や厨房職員などの納税者が声をあげるときだ。でないと、増税は際限がなくなる。(論説福委員長)
 

なかなか名文じゃないか? 良く言った・・・福委員長!!

 

読んでくれてどうもありがとう。

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2007.11.28 01:00 |  恋愛 / 結婚  |  murajun  | 推薦数 : 2

助手席のイヤリング

先日の事、僕の車の助手席に「イアリング」が落ちているのに気付いた。高級そうには見えないし、片方だけ・・・ もちろん僕には女装の趣味は無い。

僕の車は若い女性が恐らく助手席に乗りたがるであろう二人乗り高級外車、誘った事は無いが誘えば簡単にOKが出るかもしれない。ただし、運転手の顔と体型から考えると、あえて誘わない方が賢明かもしれない。

 

このスポーツカーで時折看護師を乗せて往診にも出向くし、家族も当然乗せる。その日の数日前にも実際に往診をしていた。夢の中では若くて美しい女性を何度も乗せてドライブしたことがあるのだが、実際には家族とスタッフ以外にはここ数ヶ月乗せたことは・・・絶対に無い。だが、スタッフが勤務中にイヤリングをしてるのをみた事はない。だから、キット家族のものに違いない・・・ハズだ。

 

しかし、僕の胸は異様に高鳴るではないか・・・

この安っぽいイヤリング・・・妻がしているのを見た事は無い。買ってやったことも無い。他に男が出来てプレゼントに貰ったのか? 娘がイアリングをしてるのもいまだかつて見た事は無い。しかし、中学生なのでお洒落に興味が出てきている年頃だ。多分、たぶん妻か娘のイヤリングだろうが、全然探していた様子も無い。

どうしたものか? 

キリストにもブッダにもマホメットにもアマテラスにもショウコウにも誓って言うが、僕は浮気とは縁が無い男である。しかし、もしももしも誰かがイタズラで助手席にイヤリングを置いていたとしたら・・・ しかし、もし妻や娘が探しているとしたら・・・ どうしたものか?

 

先に妻に聞こうか? それとも娘に聞こうか? あるいは最近乗せたスタッフにまずは電話できいてみようか? どんどん僕の胸が高鳴る・・・

もしも妻や娘のイヤリングでなければ、妻からは永く解除されそうもない「浮気の嫌疑」をかけられ、思春期の娘からは「穢れたエロオヤジ」のレッテルが貼られることを覚悟しなければならない。でも僕は絶対に不倫などやってはいないのだ。

どっちに聞こう? 妻はリアクションが恐い、娘にそれとなく聞いてみよう・・・ 安そうなので娘の可能性が高い。でも娘がイヤリングを使用し始めているのを知るのも父親としては辛い。どっちも恐い、どうして助手席に落としてくれたのか?

 

結局、イヤリングは最初に訊いた娘のものだった。見れば見るほど安っぽくて、100円ショップで買えそうなものだったので、本人も失くしたことを気にしていなかったらしい。しかし、もし妻に先に訊いていたら「チョッとした修羅場」だったかもしれない。浮気調査員に備考される羽目になったかもしれない。

ホッとはしたものの、だんだん成長していく娘にドギマギしてしまっている気の弱い父親の姿がそこにあった・・・

 

読んでくれてどうもありがとう。

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2007.11.28 00:14 |  開業 / 病院経営  |  murajun  | 推薦数 : 1

涙の再会

今夜勉強会から帰宅したら、母がしんみりと「今日は涙の再会だった・・・」と言う。母がみている「デイサービス」での出来事とは判ったが一体誰のことなのか?

実は要支援1の軽度の人(Kさん)が包括センターの紹介で今日施設体験見学に来ていたようだ。パーキンソン病はあるが認知症は軽度で、施設に来てから「どこに来たのか」に気付いたらしい。

 

彼女(Kさん)は僕が生まれる少し前、すなはち50年も前に僕の家で働いていた人だった。父も母もKさんも、そんなことはツユしらずに体験見学に来た場面で突然思い出したらしい。父の母はその頃脳卒中後遺症で車椅子生活をしていて、そのKさんが祖母の「お気に入り」で下の世話をお願いしていたらしい。嫁に来たばかりの母より、馴染んだKさんの世話を好んでいたという。きっと良い人だったのであろう。

そのKさんが紹介されてデイサービスにやって来たところが、50年前の思い出の家だった訳である。再会現場を見なかったが、複雑な想いだったかもしれない。20代だったあの頃とは違って身体も不自由となり、50年の月日の重さを隠すべくもない。永い時を越え、年老いた3人が馴染みの建物を改装した「デイサービス」で合い間見える。両親は管理者、Kさんは利用者・・・

お互い懐かしい話に辺りを憚ることなく泣き通してしまったそうだ。「大陸引揚者の再会の様だった」と母が恥ずかしそうに僕に語って聴かせるが、何となく想像できる。

Kさんは隣接する僕の実家の仏壇に手を合わせて帰ったらしいが、「また来ますよ・・」と最後は笑顔だったそうだ。今では70代のKさんの中に、20代のKさんの面影があったのであろう・・・

 

読んでくれてどうもありがとう。

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2007.11.27 00:41 |  開業 / 病院経営  |  murajun  | 推薦数 : 2

ミシュラン介護版

先日、僕のやってるデイサービス施設に「調査員」が二名現れた・・・

といっても金髪のフランス美人ではないし、覆面でもない。調査日を事前に報せてくるし、玄関から堂々とやってくる。前もって6万円なりの調査費を支払った。大金を支払ったのは、調査される側・・・というところがミシュランとは異なる。ミシュランだと調査員が大金を落としてくれて、勝手に宣伝までしてくれて、レストラン側は星の数だけ気にしておけばマイナスなんてほとんど無いが、「介護調査」の場合には雰囲気が異なる。

施設が調査費用を負担し、資料一式を取り揃え、多忙な中をスタッフが数時間も対応し、調査機関のHPに後日公表される・・・そうだ。今年で二回目なのだが、昨年の調査報告がHPを探せば載っているらしいが、いつ公表されるかも知らされないし、調査項目が利用者向けではないために「誰も利用者は見もしない」状況である。精々、他の施設がどんな風に調査項目に答えているかを別の施設が覗く程度の利用しかされてないし、僕を含めて介護関係者にも利用者にも全く価値の無いものになっている。

実際上は県庁の介護保険課のやるべき調査を、外注しているだけだし、費用は施設に肩代わりしている馬鹿げた天下り制度なのである。誰も見ないHPにのせても老人はアクセスもしないため、「ブックレットにして配れ」とか「分かりやすく利用しやすく変更しろ」とか「調査費が高すぎる」とか各方面から批判の嵐なのであるが、馬耳東風・暖簾に腕押し・かえるの面に小便・・なのである。官僚や役人が批判に強い不感症なのは実に感心するが、利用者のことを考えると「ミシュラン方式」が良いのではないか?

 

爺さん婆さんの覆面調査員がある日デイサービスに体験利用にやってきて、そこの送迎体制・スタッフ・食事内容・医療体制・施設ハード面・介護ソフト面・入浴設備・トイレ設備などを調査し公表する・・・・

あとでミシュラン介護版に星の数でランキングが乗って、施設を利用したい人が本を購入する。施設は頑張り、費用は受益者負担となり、利用者本位のランキング本となるであろう。

現在の様に、「会議はやってるか? マニュアルあるか? 研修会はしたか? 書類は存在するか?」など実際の介護とは無関係な項目を並べても評価しようが無かろうと思うし、そのクダラナサは昨年も書いた。

うちは利用者も多くないが、「ここは家庭的で素敵ですね。実に良く考えてありますね。素晴らしいですね」と有難いコメントを下さって帰られましたが、そんな感想や講評ののるスペースは無い。ほとんど書類・会議・マニュアル第一なのである。

介護の公表制度はもっとナントカならんのか?と呆れ果てている今日この頃である。

 

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2007.11.26 22:14 |  開業 / 病院経営  |  murajun  | 推薦数 : 5

無理な計算だね

夜の6時から8時まで診療所をオープンして(病院へ押しかける軽症患者を診て)くれれば、少し診療報酬を上乗せしますよ・・・ と厚労省が全国の診療所に御用マスコミ様を通じて押し付け工作をしています。

これが決まれば開業医の生活はどうなるんでしょうか?

murajunは思索します・・・

今の僕は「どんだけ~?」働いているでしょう? とりあえず「外来オープン時間」を計算してみました。週52時間が今の正式な外来オープン時間です。勿論、「院内滞在時間」はもっと遥かに多いです。夜間透析もしてますから、週に3度は11時近くになりますし、祝日や盆正月・GWなどもありません。時間外連絡も多いほうかと思います。

仮に夕方の「6時~8時」を正式オープンしますと、土曜日曜日を除外しても、週に10時間増えますので「週62時間が最低限の診療時間」となります。

お店や会社などと違うのは、「休診」がしにくいことですね。また、開業医には「代役」がいませんから「他の人に任せて休養をとったり用事を済ますことは出来ません。

『開けてると思って来てやったのに閉めてたら薬が切れて具合が悪くなったぞ 貴様どうしてくれるんじゃい?』という人が必ず数人出るんですね。正式に届出をすれば、医療機関の場合、健康問題を人質に必ずオープンが求められますね。閉めてて開けるのは感謝されても、開いてるはずが閉まるのは批判されます。

僕は実際この10年、ほとんど休んだ事はありません。3年に一日位「代診」を頼んだかもしれません。幸い病気もせず、家族の不幸もありませんでした。祖母の死亡時は通常通りオープンで乗り切りました。でもいつまで幸運は続くんでしょう?

ま、僕のことは良いでしょう・・・ 問題はスタッフです。

 

開業医が「普通のレベル」の診療を安全に行うためには、たとえ6時から8時でもスタッフの勤務を必要とします。たとえ「軽症」と患者が思っても「重症」も時に紛れ込んでますので、看護師2名と事務1名は昼同様に必要でしょう。逆に言えば、スタッフも居なくて良いほど軽症なら診なくても良いくらいでしょう。でも開業医としては、実はこの人たちの「労務管理」が大変です。

 

「厚生省様」はドンドン働けといいますが、一方の「労働省様」は週40時間で超勤は割り増しをといいます。「有給休暇」もあげてくださいね。「介護休暇」も「生理休暇」も必要ですよ。予定ドウリ延長しますと、週に10時間を3人分、計30時間の労働時間が増加します。「超勤」扱いでは1.25倍の割り増し・・看護師の時給割りで1400円位としますと、週に52,500円、月に220,500円位の給与増加になります。保険料なども相対的にアップしますので、月に25万円以上の給与額アップとなります。当然、開業医の収入は無しでの話しです。

この「給与支払いアップ」を(医師などの給与であるらしい)診療報酬で得るためには、患者単価が仮に3,000円としても一日3.5人の患者数の「純増加」が必要になりますが、ほとんどは昼来るはずが夜来たという具合でしょうから患者増で賄えるはずはありません。また、これまでは「時間外扱い」だったのが「時間内診療」になりますので加算も付かず、アップどころかマイナスもありえます。つまり、8時までオープンしても職員の人件費さえ出ません・・・ 

「調剤薬局」なんて完璧にその時間は赤字でしょう・・・閉められたら診療は無理です。

また、開業医の無床クリニックに勤務する看護師は「主婦層」が多く、夫々が家庭を持ってますので病院での夜勤や当直を嫌って開業医の安い給料に甘んじているわけですね。当然子供や旦那が居れば夕食の世話もありますから、8時までの診療所は敬遠され退職者が相次ぐでしょう。この看護師不足のおり補充する苦労は大変です。8時までの診療所より5時や6時までの診療所のほうが看護師には人気が出るのは当然です。つまり、8時までオープンしますと、患者は来ても肝心の看護師が来ないことになります・・・

診療報酬を少し上乗せしますよ・・と言われてもどうせ2年で撤回ですし、一度延ばした診療時間はとっても縮めにくいものです。短縮したら馴れた患者は他へ移るでしょう。

しかも「8時までやってます」と公言すると、8時直前に患者が来て点滴を要求されれば9時です。今までは6時までが7時に延びても平気でしたが、8時が9時になったら(看護師さんは)平気じゃありません。時間外加算が2時間分減るわけですね。上乗せどころか、大きく減らして少し上乗せする・・・結果はマイナスですね。

6時までの病院のバックアップ体制と8時までの体制は大きく違います。当然診療のリスクは倍増します。院内での事件も生じやすくなりますが、警備員は夢のまた夢です。

 

個人的な悩みとしては、夕食時間が遅くなれば「デブな医師は更にデブになり、メタボ指導など恥ずかしくて出来なくなり」患者が笑いながら離れます。

また、あまりコメントされませんが切実な悩みとして、開業医は7時~9時の講演会や研究会出席でかろうじて最新の知識を吸収しようと努力しています。しかし、講演会に出席が不可能になるので8時まで診療すると確実にレベルが低下します。結果は患者離れや誤診で、収入も名誉も暇も減ります。

もし都市まで遠いと更に講演会に出れなくなりますので、知識を維持しようと田舎や過疎地の開業医も都会回帰を志向します。結果的に田舎と都会の格差拡大が進みます。

月に40時間以上も労働時間が増えて、夕食時間が8時以降になればメタボの観点からも精神衛生上からも医師の平均寿命は更に短くなります。

 

つまり・・・

もし6時から8時まで毎日診療をするようになると、

収入は増えずに減って、リスクの高いモラルの低い患者が増え、看護師には逃げられ、自分の余命を縮め、医学の進歩に遅れ、弱ったデブになり、患者よりも健康を害し、家族からは都会へ行こうとせがまれ、2年後に厚労省に騙されたと後悔し、早期に診療所を閉じる事になる・・・・

という不幸な未来が貴方を待っているかもしれません。

やっぱり、8時まで診ない方が、自分のためでもあり、患者のためでもあり、スタッフのためにもなるようですね。

 

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2007.11.24 17:14 |  開業 / 病院経営  |  murajun  | 推薦数 : 3

谷間に興奮

美しい女性の美しくしっとりとした胸の谷間・・・僕だって少しは興奮しますが、一々そんなのに興奮していては循環器科医として聴診器はもてません。

 

今日は連休の谷間でした。世間の人たちは3連休で「谷間ではなくて真ん中」なんでしょうが、今日の僕はその谷間に相当興奮してしまいました。

昨日「13時間で13人ほどしか診てませ~ん、暇で~す」と言ったのが悪かったのか天に届いたのか、今日は一転して興奮するほどの大混雑でした。

土曜は四時までにしていますが、95人を診察しました。その他に、予防接種のみの来院が25人ほど・・・それと(いつもの)透析の回診が20人。140人の「診察」を6時間余りでやりましたので、「問診だけ」も含まれるとはいえ「一人3分」以内でしたね。循環器のマトモな新患には30分かけてますので、他の人の平均は2分ですね。

これじゃ「コンニチワ 寒くなりましたね」と挨拶して 「風邪引かないように オダイジニ」と挨拶する間は 喋りっぱなし書きっぱなしですね。

当然ながら椅子からは立てません。オシッコには行けません。オナラもバレマスので出来ません。観察してたわけじゃないですが、看護婦さんも事務もトイレには全然行ってないようですし、3時ごろ事務が消えましたので訊ねたら「お昼ご飯です」との返事でした。三時まで食べずに我慢してくれてアリガトね・・・ という一日でした。

 

僕は以前から言ってますように、連休は嫌いです。バレンタインデーは嫌いです。クリスマスも嫌いです・・・縁が無いし他人の喜びを見るとツライから。

 

読んでくれてどうもありがとう。

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2007.11.23 23:03 |  開業 / 病院経営  |  murajun  | 推薦数 : 4

勤務時間とは?

今日の当番医、ハッキリ言って暇でした。

朝8時半から夜9時半まで(職住分離なので)クリニックに詰めていましたが、全部で13人ほどしか診察しませんでした。他にインフルエンザ予防接種が7人ほどと生命保険審査が1名ありましたが、重症患者が皆無でしたので「当番医としては久々にチョー暇」でした。

多分風邪が流行って忙しいだろう・・・との推測のもと、事務員2名と看護師2名を出勤させ「何でもドンと来い」と準備万端でしたが、収入は全部職員達に消えて僕には一円も回ってこなかったようです。秋晴れの爽やかな休日、家族サービスも諦めてタダ働きをしましたが、暇をエンジョイしながら色々考えさせられました。

医師の勤務時間ってなんでしょうか? 

厚労省のバカタレの考えでは患者を診察してる時間だそうですね。待機時間は勤務時間にカウントしてないそうですが、ふ~んです。

今日の僕は「休日返上」で13時間クリニックに滞在しましたが、実際に患者さんを診察したのは合計しても2時間もないと思います。残りの11時間は(院長特権で)適当に過ごしていたわけですが、クリニックを離れる事だけは絶対不可能でした。何しろ代わりの医師が不在ですからね。そうしますと、僕の勤務時間は「2時間」ですか、「13時間」ですか?

職員達は交代勤務でしたが、休日割り増し付きで皆さん8時間の勤務時間で給与支払いをする「義務」が僕にはあります。医師が2時間だから職員も2時間に出来ればいいのですが、そうすると職員には逃げられますし、厚労省の労働省側から労働基準法を守れといわれそうですね。厚生省側は労働基準法なんて医療には「関係ない」と言ってるんですが、厚生省と労働省で良く話し合いをしてくれませんか?

僕は自分では今日は「13時間」勤務と考えてますよ。何しろ僕が不在では全く成り立たない仕事ですから、たとえ待機時間でも消防署や警察署と同じで当然「勤務時間」でしょう? もし勤務時間じゃないなら、出かけて女性を侍らして酒飲んで寝てていいんですか?

 

ま、どうせ『開業医は24時間死んでも働け・・イヤならヤメロ代わりは幾らでもいる』という例の声が幻聴の様に聞こえてきそうですが、開業医の平均寿命は短いそうですね。

 

そんな勤務時間外の「待機時間」に『24時間勤務とは何か?』を学ぶために「8時間のDVD研修」を行っていました。教材は【24 シーズン6】です。昨日発売になったばかりですのでm3参加者で観た人はまだ少ないでしょう。アイツらの24時間勤務は大変です。産婦人科医や小児科医の36時間勤務ほどじゃないですが・・・

 

今度の【24】は・・・まだ8時間分しか観てませんが、大統領と側近が随分と軽量化していました。これではいけません、一気に軽いドラマになってしまいそうです。ジャックの父と弟が出てきます。そんな家族が居るとは前シリーズまで知りませんでしたが、なんと弟は以前も出ていたのでした。まさかアイツが・・・ (ネタ晴らしはこのへんにしておきます)

 

いっそのこと、産婦人科や小児科の先生方、【36】という「CTU」じゃなかった「ICU」のドラマを作ったら面白いかも・・・ 【24】よりよっぽど流血の惨状が見られるかも・・・【ER】はやっぱり面白いですもんね。

 

読んでくれてどうもありがとう。

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