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前回 「エリザベス テーラー」を取り上げましたが、彼女の12歳の時の出世作【緑園の天使】(1944)を是非とも書かねばならないだろうと感じました。
とにかく愛くるしい12歳の少女リズは、「乗馬の天才かも」と思わせる能力まで持っていたようです。レースの場面は当然でしょうが、調教の場面すら凄すぎるので 多分騎乗スタントガールがいるのでしょうが、アップの際に登場する騎手はどうみてもリズで、彼女の騎乗の様子は乗馬を相当経験してるようにしか思えないし、絶対に只者ではない。どこまでがスタントか?非常に興味がある。でも、何より自馬を手に入れる前の「部屋での紐練習」は実に雰囲気があって楽しい。見習いたいものだ・・・
僕は大学時代は馬術部だったので少々馬には詳しい。競馬場でアルバイトの経験もある。原題は【National Velvet】というが、12歳の頃の馬を眺めるエリザベステーラーの姿が悩ましいほどに愛くるしい。ポチャポチャしててホッペが赤くて快活で美しく大人びて・・・
これは、素晴らしい「馬の映画」である。更に母親の存在が素敵だ。夫婦の関係も興味深いし、親子の関係も理想的だ。夢を追い、熱心に努力し、その夢がその人の人生を支える柱となっていく。この映画には数多くの素晴らしい言葉が散りばめられているが、多くが母親の口から発せられるのがなんともいえない。是非、若い家族に観て欲しい映画の一本である。
1978年にはテータム オニールが【International Velvet】という「続編もどき映画」を出したが、こっちは障害競馬ではなくて障害競技の馬術だった。僕は当然競技馬術派なのだが、映画となるとまた別だ。内容から考えて、やはり【National Velvet】には全くかなわない。
しかし、「馬の映画」で僕がどうしても「最高」と推したいのは 【モンタナの風に吹かれて】(1998)である。原題は【馬と話す治療者】といった意味だし、原作の小説とは随分と顛末も異なるが、僕は映画の方を奨めたい。どうみても大人の映画だし、馬そのものを愛する人にもたまらない。モンタナの大自然、母と傷ついた娘との愛、不倫ではあるが真実の愛、傷ついた馬への愛・・・それにしても、ロバート レッドフォード様は美しい。
傷ついた馬を再度調教していく様は非常に勉強になった。ただ、僕が馬を下りた後の映画だったので、もっと早くにめぐり合いたかった名画である。モデルとなった天才調教師の本も読んだが、確かに馬の性質を知りぬいた人のようだった。
これは、やはり僕みたいな「夢を置いてきぼりにした仕事中毒の大人たち」にこそ観てもらいたい映画ですね。都会中毒の人もどうぞ・・・ 馬は乗れなくても恋愛上手ならOKでしょう。
自慢じゃないけど、僕はレッドフォードと50cmまで接近した事があるんです。映画 【クイズショウ】を彼がNYで監督してた時に、エンパイア ステートビルの前で偶然にも出くわしたのだ。僕らのそばに監督用車があって休憩の為に向ってきてくれたのだ。眼があった家内は失神しそうでしたが、そばの僕の顔をみると復活してしまいました。近くで見ると顔中皺だらけでしたが、なんとも渋かった・・・・羨ましいですね。
2003年の【シービスケット】も人気があるようですが、残念ながら見ていません。競馬映画は何となくパスだ。名子役の出た【ドリーマー】も同じく競馬映画なのでパスしちゃいました。
僕はウエスタンでもブリティッシュどちらのスタイルも好きですが・・・馬の眼を見ながら「散歩させる」のが一番大好きだったな~
読んでくれてどうもありがとう。
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