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僕の神様、【帚木蓬生】先生にお願いしていた「先生の作品へのサイン」が本日思いがけない早さで送られてきました。
先生のサインは素晴らしいです。
僕は以前、一冊だけ先生の【アフリカの蹄】という作品にサインを頂いた事があります。正確に言いますと、サインされた本を先生から直接受け取ったことがあります。そこにはフランス語での【日付】と英語の【短い言葉】が書かれていました。その本には【Never never never give up ! 】というものでした。恐らく僕らに宛てた言葉ではなく、この作品に流れる【作家の想い】なのでしょう。
他の作家と異なり、帚木先生は「作品ごとに異なる言葉を必ず記すハズだ」と僕は直感で思いました。それで今回は「僕が特に大好きな作品」を4冊も送ってサインを頂きたいとお願いしました。梱包したスタッフが 『どうして同じ人のサインを何冊も貰うんですか?』と怪訝な顔で聞いたのですが、『多分、作品ごとに【違った言葉】が必ず書かれてくるはず。本当は全作品にサインをお願いしたいけど・・そうも行くまい』と僕の想像でした。
そして僕の予想は見事的中しました。ただ、返送が早かったのは予想外でしたが・・
要介護老人と医療者を扱った【安楽病棟】には・・・【楽が薬】
奈良の大仏建立の労働者を扱った【国銅】には・・・【我が心 石にあらず】
終戦後の戦犯憲兵の苦悩を扱った【逃亡】には・・・【手考足思】
の各言葉がフランス語の【日付】と【先生と僕の名前】と一緒に美しい筆の文字で書かれています。
しかし、【最後の一冊】が問題でした。
今回の「カタリ派」の悲劇を扱った感動作 【聖灰の暗号】の本には、何やらフランス語らしき文章が達筆で書かれていまして、残念な事に僕には良く読めません。『先生、暗号でサインを書かんで下さい』とでもいいたい所ですが、「読めないサイン」もまたファンには嬉しいものです。13語程度の短い文章ですが・・・この本を何度も読み返せば「自然に想像できる言葉」だろうと僕は思います。あるいは本を埋めてきた場所かもしれません。でも当分は僕だけの【秘密】にしておきましょう・・・
読んでくれてどうもありがとう。
今日の午後、ある「若い女性」が診療所を訪ねてこられました。ある大学名を名乗ってこられましたが僕には妙齢の女性との間に取り立てて接点がなく、最初は怪しげな勧誘か何かかと勝手に想像してしまいました。せめてスタッフに見苦しい姿は見せまいと・・少々緊張してしまいましたが、心配しすぎでした。
非常に丁寧な物腰で、名刺を拝見しますと【@@看護大学大学院 **】という立派な東京の大学院の学生さんのようです。どうやら大学院の研究論文の協力依頼のようですが、「東京の人」とお話しすると何故か緊張してしまうM院長でした。
かつて当県で透析看護業務を経験された看護師さんが東京の看護大学大学院に現在在学中で、看護研究の研究論文のテーマに【透析患者さんの死に向かい合う看護師の心理変化】の研究を選ばれたようです。
僕は非常に驚き、かつ感心しました。実はここ一月に三人の透析患者さんが相次いでお亡くなりになりましたから、僕らは僕らなりに心中考えるものがあったからです。今朝方も基幹病院に紹介入院されていた79歳の透析患者さんが亡くなった報せを聞き、今宵はスタッフが数名通夜に行ってまいりました。僕は夜間透析業務で失礼しています。
三人の平均年齢は75歳ほどでしょうか。悪性疾患や全身の動脈硬化性多臓器不全での死亡で手術も叶わず、ご家族も納得の最後だったようです。この方々の平均透析期間は6年程で、その間僕らは週に三回5時間ずつ透析管理をさせていただきました。ご家族とも親しく、自分の親や親戚以上に長い時間を一緒に過ごしたことになります。正月もお盆もGWも台風の日も雪の日も・・・・
あまりに感情移入してしまうと患者さんとの別れの度にグッタリ落ち込んでしまいますので上手に自分の感情をコントロールしていく必要がありますが、数日前まで笑顔で通われ透析を受けられていたベッドが白いシーツを被ったまま静寂に包まれてしまっている光景は、スタッフにも同室の多くの患者さんたちにも寂しさをもたらします。同じ境遇にいる透析患者さん達は「明日は我が身」という感覚を抱かれるに違いありません。通夜の際には数名の患者さんも参列されお別れをされます。「クラスメート」だったり「戦友」だったり「義兄弟」だったり・・・その感情は様々でしょうが、家族同様の辛い別れです。
ちょうど僕らがそんな感情を強く抱いていた今日、その若い大学院の看護師さんが診療所に来られたわけです。僕は感心しました。いいポイントを突いているし、素晴らしい研究になるだろうと感じます。こんな人が将来の厚労省行政を担っていくんでしょうか? 出来れば当院の看護師だけのデータを僕は知りたかったのですが、完全に無記名で施設別解析も避けるとの事で少し残念ではあります。
僕は【看護師長】と【透析室長】を呼んで東京からの大学院生に紹介して研究に協力するよう促しました。皆も同じ考えのようで積極的に協力するようです。当院の看護師達は良い人ばかりで僕も嬉しいです。僕が透析患者になったら、ここの診療所でこのスタッフ達に囲まれて透析を受け、晩年を安らかに過ごしたいと感じます。
読んでくれてどうもありがとう。
新しい【インポテンツ】の治療薬がイーライ・リリー社から出るそうですね。海外では2003年に発売され、既に【バイアグラ】や【レビドラ】を抜いてトップシェアーらしいです。もう直ぐ発売開始らしく、今日薬屋さんがパンフレットを持って説明をして帰りました。
【シアリス】という名前のそのED治療薬は「シリアス」と関係があるネーミングでしょうか? 僕は今日の説明を聞いてないので知りませんが院内では既に話題です。何故か薬屋さんは・・・医師の僕じゃなくて、看護師達にジックリ説明して帰ったのです。看護婦も詳細に聞いて質問までしたそうです。で、僕の机にパンフだけが乗ってました・・・
今宵は「院内食事会」でした。看護師と受付を中心に薬局関係者も混ざって十二人ほどで和気藹々でしたが、何故か途中から【シリアス】の話題になってしまいました。独身者は三人、聴いてる僕が赤面するほど看護師達が盛り上がっていました。
なんと新薬は【36時間も効果が持続する】そうなんです。ご丁寧にタイムテーブルつきの「説明写真」がパンフに載ってました。「Day1 金曜22時 初回SEX」 「Day2土曜 いつでもOK」 「Day3日曜8時 締めのSEX」 ということで一錠飲めば週末何時でも3~4回はOKという広告です。写真は60~70歳くらいのお爺さんでしたが、本当にOKなんでしょうか? こんなに励んだら死んでしまいませんか? 「誇大広告」じゃないんですか?全く凄いですね。当院の美しき看護師達が興味津々です。ベテラン看護師の一人が、【レビトラは女性にも凄く効くわヨ・・】と言い出す始末・・・怖い。
当院では通常は院外処方ながら「ED治療薬」だけは【院長管理】の院内処方で、院長の鍵付きの引き出しに保管されています。毎年の「棚卸し」のカウントの際に職員が数えるのですが、【院長6個ほど足りませんがご存知ありませんか?】とニコニコしながら聞いてきます。僕も【さ~?全然ご存知無いようです】と下を向いて答えます。僕は【バイアグラ】は頭痛がするので使用しません。新しい【シアリス】は頭痛は如何でしょうか?
でも、問題は「相手」の方です。36時間もやりっ放しだと相手に嫌われてしまいそうです。妻なら呆れて逃げられそうです。これも女性にも効くのでしょうか? 二人で週末狂ってしまいそうですね・・・
でもED治療薬は「浮気増進剤」ですから、「良い子」は使用しないで下さい。
読んでくれてどうもありがとう。