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台風が近いせいかどうか、はたまた参議院選挙が近いせいかどうか・・・当院の庭に【かささぎ】が舞い降りた。以前はよく観たものだが、最近では実に久しぶりで驚いたほどだ。相手も驚く僕に驚いた様子で、直ぐに飛び去ってしまった。
この「カササギ」は【Pica Pica】という何とも有り難い学名を持つが、カラスが「スズメ目」だとは面白い。
さらに中国語では「喜鵲」と表記され益々有り難い。1932年には天然記念物にも指定され、佐賀では「カチガラス:勝ちカラス」とか呼ばれて県鳥にもされている。
もとは中国か?朝鮮半島か? 秀吉の朝鮮出兵の際に佐賀の鍋島藩主が持ち帰った外来種のようだが、奈良時代の大伴家持が 【かささぎの渡せる橋に置く霜の白きを見れば夜ぞ更けにける】 と新古今和歌集で歌っているように、中国の「七夕伝説」としても知られるお目出度い鳥だ。更に韓国の国鳥、ソウルの市鳥にも指定されており、もしかしたら世界で一番お目出度い鳥かもしれない・・・
その【中国の七夕伝説】というのは・・・
織女と牽牛のあつあつぶりに困り果てた天帝は、『お前達が今まで通り真面目に暮らしていくのなら、年に一度 7月7日だけは会う事を許してあげよう・・』と約束したのです。
ところが ある年の7月7日、大雨が降って川の水かさが増してしまい川を渡る事が出来なくなっていました。川下には船が繋いでありますが、船頭はそれを出してくれません。
楽しみにしていた年に一度の逢瀬の日、それなのに 『愛する牽牛さまに会うことが出来ない・・』と 銀の川のほとりで織女が泣いていると、どこからか鵲(かささぎ)の群がやってきて、その翼で川に橋を架け、織女を牽牛の元へ渡してあげました・・・・とさぁ
このカササギを見ると『縁起のいい事』が起こる・・・と昔から言われてるそうです・・・
【Pica Pica】って言う位なので【金】色を想像してしまいます。でも我が家には臨時収入の予定は一切ありません、残念ながら・・・ じゃ、何でしょうか?
金色・・きんいろ・・金・・キム・・・・もしや【キム・ジョンイル】ですか?
そう言えば、6月から半島の噂話が聞こえてきます。昼さんがジェットで飛んでったあと色々急展開。18日には首席級会談再開と重油到着予定・・・ 20日には例の【噂】が燻る。
22日から29日に急遽「先延ばし」された参議院選挙投票日。やはり【20日には朝鮮半島から何かが帰ってくる】のか?何かとはナニか?誰かが何かを計画したのか?
今日久々に庭に舞い降りた【かささぎ】は、やはり良い知らせをもたらす縁起の良い鳥なのか? 出来れば僕にもPicaPicaな幸運をもたらして欲しいと期待したい・・・
読んでくれてどうもありがとう。
現在、沖縄本島と奄美大島地方を超大型で強い台風4号が襲っている。各地で停電だろうし、恐らく外も歩けない状況だと察する。こんな日に通常の外来患者さんは押しかけたりはしないだろうし、予約診療も手術もキャンセルされる事も多いだろう。もちろん救急車は何とかして駆けつけるだろうと思うが、各病院でどう対処されているか心配である。
台風のシーズンには、僕らの様な透析施設は非常にナーバスになる。ここ数日、僕は気象予報士並みに台風4号の進路を見守っている。「ヨット遊び」の方は諦めれば済むし、外来患者の心配は正直あまりしていない。風速50mの中を診療所にやってくる人はまずいないが、透析患者をどうするか? これが毎回頭痛の種である。
例えば、今回の台風4号。非常に強く超大型で、速度も遅く通過時刻もハズレ易いだろう。今のところ、当院に最接近しそうなのは明日の午後から夜にかけてだと予測されている。
ここで僕が考えることは・・・ ①直撃しそうか? ②何曜日なのか? ③最接近時刻は? ④停電や断水はありそうか? ⑤スタッフの都合は? などである。
まず、直撃か?そうでないか?は非常に問題だ。直撃すれば患者もスタッフも通院できずに「予定時刻の透析」は絶対に無理である。また、超大型台風直撃なら停電と断水は覚悟すべきだ。復旧に数日かかることもある。透析施設の自家発電は基本的には台風の停電には全く役に立たない。もし本気で充分な能力の自家発電装置を備えるなら、数千万円以上の設備投資が必要となる。これは現在の診療報酬では難しい。
直撃でなくとも病院に来れない患者が出ると支障があり、全員をコンパクトに集めた透析時刻設定に合わせて来院をお願いする。通常の「食事や掃除」時間は端折って、とにかく全員に必要最小限の透析を実施することになる。安定してる患者は前後の日にずらしたり、時間を短縮する事もある。ただ、直撃の際には停電や断水により途中で中断したらマズイので全員を前後にずらす事もあるが、基本的に停電を考慮して前にずらす。しかし、ベッドの余裕は今どきあるはずが無い。通常より数時間早く朝の開始を早めたりするしかない。
直撃が、患者の多い「月水金」なのか?少ない「火木土」なのか?も影響は大きい。出来れば「火木土」に来て欲しい。最悪なのは、日曜日の午後から月曜日の午前にかけての直撃が予想される時である。大型でなく直撃でなければ問題は軽微だが、毎年一度くらいは対応に悩む台風に遭遇する。
ここ三年程の当院のケースを書き残しておく・・・
2003年までは幸いにも大型台風の直撃は免れ、業務に大きな支障が出た事はなかった。火曜日の襲来が多かったので透析日の移動が簡単だったこともある。
2004年8月30日(月)に大型台風の直撃を受けた。外来患者は台風の目の時間帯に4人来られたが、スタッフも医師も調剤薬局も一日中院内で患者さん待機でご苦労さん・・・。月曜日は薬を切らした患者が居るので暴風雨でも完全に閉めてしまうことは人道上しにくい。しかし、当然のごとく透析は出来るはずはない。停電は瞬断程度であったが、患者が来る事が不可能な状況だった。前もって予想していたので、前日の29日(日)に月曜日の透析患者を全員移動させて施行した。もちろん、スタッフも全員日曜日に臨時出勤となった。夏休み最後の日曜日、ほとんどが子供のいるスタッフなので可哀想だが、透析患者の為に出勤をお願いした。ちなみに、デイサービスは臨時休業し、売上消失・・・シュン。
その年の10月20日(水)にも23号が接近したが、なんとか時間をコンパクトにまとめて調整して透析施行可能だった。外来患者は当然パラパラ程度だが閉められない。
2005年9月6日(火)は14号の直撃を受けた。この日もデイサービスは臨時休業するしかなかった。外来は13人だけで厳しい条件だった。中2日になるので火曜日の透析を水曜日に振り分ける事は基本的に不可能だ。したがって前の月曜日に全員を組み込む事になる。そのためには月曜日の業務を早く開始し来院時刻を全員に細かく調整しないと不可能である。その指示は当然日曜日には出す必要があって、スタッフ全員で日曜日に患者全員に連絡をとる事になる。しかし、スタッフの危機感ほど患者は数日後の台風には危機感を感じない様で、なかなか連絡が取れなくて困ってしまう。
2006年8月18日(金)は小型台風だったので一部の患者さんに翌日に移動してもらって乗り切れた。
2006年9月17日(日)に直撃を受けた13号は少し厄介だった。昨年の事である。大型で強い台風だったが、夏から秋への変わり目で速度が最初遅く、直前に速まっていくタイプで、正確な直撃時刻を推測する事が難しかった。しかも、日曜夜~月曜早朝に直撃する最悪のパターンであった。
月曜日の透析患者は中2日で、基本的に火曜日に遅らすことは出来ない。大型直撃の場合には停電・断水もありうるので前日にずらすことが普通である。土曜日には全て決定して、スタッフの手配も患者の調整も済まさないと日曜日中に透析を完了することは出来ない。土曜の時点での直撃予想時刻は月曜日の午前中だった。土曜日の夕方にスタッフ会議をして日曜日の臨時透析を決定した。
しかし、少し速度を速めた大型台風は僕らの予測と違って日曜日の夕方に当院を直撃する事になる・・・
土曜の夜に変化に気付いて、スタッフ達と再度協議し、日曜日は朝6時から透析を開始する事にした。スタッフは全員5時過ぎに出勤してもらう。普通、朝8時半~夜10時半までかかって35人程度の透析を行っているが、日曜日の早朝には台風がまた速度を速めた。このままでは夜9時頃には直撃しそうだった・・・
日曜朝の透析をコンパクトに調整して、前に出来るだけ詰めるもベッドの制限もあり、中2日なので短時間透析にも限界があった。その後も台風は予想外に速度を速めて夜7時頃に直撃してしまった・・・
僕らが最後の患者と共に診療所を出たのが6時半頃。外は既に暴風雨で僕もスタッフも患者も家について1時間もしないうちに広域停電となってしまった。地域によって差があったが、当院周辺でも三時間、周囲には翌月曜日一杯停電が続いた地域もあった。当院の場合には月曜日は朝から停電も復旧し、台風一過で穏やかな気候であったので透析は可能であったが結果論に過ぎない。もし速度が予測どうりだったり停電が長引けば中3日以上となり数名の患者さんは危ない状況に陥るのである。
こんな感じで、透析施設の場合には台風情報には非常に気を使う。お店とか官庁と違って休めばいいわけでもないし、停電や断水なども考慮しなければならないし、患者の健康状態だけでなくスタッフの家族ぐるみの協力が不可欠である。僕の家族は何も言わないし全く苦労とも思わないが、相手が自然の台風なだけに【予測と決断】が容易ではないのである。
ここ数年、僕はパソコンの【台風情報レーダー】の見方が随分上手くなったようだ。その辺の気象予報士より良く当たる。なにしろ患者の命と診療所の経営に直結する判断である。大抵2日前までに【院長の決断】が必要とされる。
ちなみに、今回の台風4号は幸いにも当院に大きな影響はなさそうだ・・・と思う。でも、今年もキット自然に悩まされると思う。
読んでくれてどうもありがとう。
高齢者、しかも糖尿病から腎不全になった患者が増えている。当然、眼科受診をする患者も多い。また、白内障の手術を気軽に外来で透析患者も受けることが出来る良き時代である。
先日、透析患者を回診していた時のことだ・・・
僕、『Mさん、白内障の手術してドウね?見えるね?K眼科は患者さん多い?』
M、『見える、見えすぎで眩しい。患者さんが急に増えてるみたいね。最近はQ市からまで何故か来るみたい。腕がいいのかいな?』
僕、『Sさん、もうスグだよね、白内障?』
S、『それが、わたしQ市のH眼科からK眼科に代わったんですよ。看護婦さんから電話貰って、H先生が倒れて入院してて、たぶん眼科を続けられないとかで・・・』
僕、『あら?いつの話?知らなかったけどホント?H眼科は凄く流行ってて無茶苦茶患者さん多いんでしょ?腕も評判やったもんね』
S、『1週間くらい前、脳卒中みたいで病院は多分もうダメみたいな話でしたよ。評判だったんで、Q市にワザワザ行ってたけど』
【ガ~ン】である。Q市のH先生は地域では評判で、腕も良いが患者が多くて待ち時間も長い。母も数ヶ月前にH先生を数回受診していたが、午前中行っても夕方までかかるのが普通らしくて、そんなに待てないと近くの新しいK眼科に最近は代わったという。
昨夜、夕食時に母にその話をしたら・・・
母、『あらそうね?やっぱりね。あんなに忙しくちゃ身体持たないでしょ。まだ60歳くらいだったのに残念だろうね、家族や職員は・・・ それがね、私その前はZ眼科に行ってた訳、同じQ市の。そしたら、Z先生が突然コロッと死んじゃったのよ。あそこも凄く忙しかったのよ。怖いわね、あんたもゼッタイ死んだらダメよ。流行らなくてもいいから死んだらダメ・・・』
母に言われなくても僕は早死にはしたくない。評判悪くても死にたくない。でも、評判は良いにこしたことはない・・・
「勤務医の過労死自殺」を昨今よく見聞きする。楽を求める目的での開業医への逃散が相次ぐという話もまことしやかに語られる。『開業医は楽すぎる、診療費を抑制せよ・・・』
確かに暇な開業医、楽な開業医が少なくない事は否定はしない。しかし、勤務医以上に過酷な仕事をこなしている開業医は実は沢山いる。評判を勝ち得たマトモな開業医の所には患者がひっきりなしに集まってきて、誠実に「診療をこなす」だけでもイッパイイッパイな場合も少なくない。開業医には経営者・管理者・事業主としての仕事や医師会での地域保健活動なども加わる。流行れば流行るだけ身体を削るような過酷な事態が待っている。
無茶苦茶流行る開業医達は【本能】なのか、押し寄せる患者から決して逃げない。『ここには自分しかいない、休めば終わり・・』という感覚なのか? 殺人的に多忙であっても「看板を背負っている」という自覚が「逃げる事」を決して許さないのかもしれない。僕のところ程度だと全くわからない感覚かもしれない・・・
流行らない開業医の自殺は時折きくが、超多忙の開業医の自殺は僕は聞いたことは無い。しかしながら、超多忙の開業医が45~65歳くらいで急に倒れたり亡くなったりした話は何度も身近に聞いた。ほとんど報道される事は無いが、流行る開業医は短命なのではないか?
【流行る短命な開業医と流行らない健康な開業医・・・】 どっちが結局しあわせなのだろうか?
僕にはまだ良くわからない・・・ でも、忙しすぎて『もう勘弁してくれ・・』と感じる時がある。勤務医の時には何かと理由をつけて短時間の「雲隠れ」も可能だったが、【流行り過ぎた開業医】は雲隠れをする事が躊躇される・・・
読んでくれてどうもありがとう。